-- 四葉紘宅 --
玄関を開けるとメイド服を着た水波が出迎えてくれる
水波「おかえりなさいませご主人様。」
まだまだ硬さが取れない水波に苦笑いしつつ
(家で堅苦しいとなんか疲れちゃうよなー)
紘「水波、呼び方紘でいいよ」
水波「……紘様でもよろしいでしょうか。私は四葉家の使用人ですので砕けた呼び方はハードルが高いです」
少し思考してから折衷案を出してくる
紘「じゃあ今のところはそれで」
水波「ありがとうございます。高校初日はいかがでしたか?」
紘「そうだなちょっとしたトラブルもあったけどこれから楽しいことが多そうだよ」
水波「そうですか。トラブルというのはどのようなのかお聞きしてもよろしいですか?」
ガーディアンとしての側面もある水波にとってトラブルというのは見過ごせないらしく詳細を尋ねられる
事態をかいつまんで森崎達一科生と達也達二科生のトラブルを説明し
ついでに明日会長に生徒会加入に関してお昼に呼び出されていること、話が上手くまとまらなかった場合帰りが遅くなる可能性がある事を説明した
水波「紘様は生徒会に加入されないおつもりなのですか?」
紘「さすがに入る事になるだろうけどさっき話した一科と二科の溝を助長するような人が居なければ問題無く入れるなぁって感じで考えているかな、溝を助長するような人がいた場合その人次第になる」
水波「なるほど。紘さんはお優しいですね」
紘「優しいというより事実として戦場に出れば結果として生きているかどうか作戦が成功したかどうかがその魔法師の価値になっていく。魔法師としての才だけあってもねと思うから」
水波「それが優しいのですよ。紘様少ししたらご飯に致しますか?」
紘「ああ、たのむ!」
予想外に大量に体力を消費したようですごくお腹がすいていたため少し前のめりになってしまい水波に微笑ましいような目で見られてしまう
水波「もうお料理は出来ていますので持ってきます、着替えてお待ちください」
紘「ありがとう」
その後水波が持ってきてくれた手料理を食べて疲れを取るために早めに就寝した
次の日の朝また水波に起こされて朝の準備を行う
実家では日課になっていた魔法のトレーニングも再開し水波も一緒にやるというので2人でトレーニングを終えシャワーを浴びて水波がシャワーを浴びている間に学校の支度を済ませる
シャワーからあがった水波が朝ごはんを用意してくれるのでお礼を伝えつつ配膳等の手伝いをして水波と一緒に朝ごはんを食べる
紘「何から何までありがとう水波、朝起きるのくらいはできるようにするよ…」
水波「いえいえ、仕事ですし紘様の寝顔を拝見できるのは役得ですから問題ないですよ」
屈託のない笑顔で伝えてくるので少し顔が熱くなる感覚があった
紘「いいってば男の寝顔見て何がいいんだか。あ、昨日も伝えたけど少し遅くなる可能性あるから少々遅くても心配しないでね」
水波「承知しました。」
昨日も伝えたが一応遅くなる可能性がある事を念押しして食べ終えた食器を片付ける
片付け終えキッチンを出ると水波が荷物を持ってきてくれる
水波「紘様そろそろお時間です」
紘「うん、ありがとう。行ってきます」
水波「行ってらっしゃいませ」
(朝自分で起きれるようにしないと水波に負担かけちゃうし自分で起きられるようにしよう)
そう決めながら玄関を出て駅へ向かう
コミューターに乗り込みネットに出ている魔法に関しての記事を読みながら学校の最寄り駅まで時間を過ごす
駅に着きコミューターを降りて同じ制服の人たちと同じように人の流れに沿って学校へ歩いていくと途中で後ろから声をかけられる
雫「紘さん、おはよう」
ほのか「おはようございます紘さん」
紘「おはよう2人とも」
雫「教室まで一緒に行こう?」
(同年代の女の子と登校なんて緊張するしな、自然に断ろうか)と思ったのだが雫から上目遣いでお願いのように言われるとなんとも断りずらく
紘「…分かったいいよ」
肯定の返事をしてしまう
ほのかも混じえて話しながら学校を目指す
雫「そういえば紘さんは生徒会入るの?」
ほのか「今日のお昼休み呼び出されてましたよね?」
紘「そうだね〜、色々聞いてみてから決めようと思っているけど入るのが既定路線ではあるかな?」
雫「それじゃあ部活とかは考えてないんだ」
紘「今の所考えてないかな、どんな部活があるか分からないってのもあるけどね。雫とほのかは入りたい部活とか決まってるの?」
ほのか「決まってるわけでは無いんですけど色々見て回りたいなとは思ってます!」
雫「ほのかと同じで色々見たいけどどうせなら自分の魔法技術にプラスになる所に入りたいな位に考えてる」
紘「たしかに同じ時間を過ごすなら自分にプラスになるようにってのはいいかも、となると2人とも部活勧誘週間は歩き回りだな」
雫「そうだね生徒会に入らないってなったら一緒に回ろう?」
紘「(うっっでたなその上目遣い抵抗するすべを探さないとな、とりあえず今は)まぁその時次第だな」
ほのか「凄い間…ボソ」
ほのかの独り言のようなツッコミも聞こえてはいたが掘り起こすとちょっと都合が悪そうなので放置する
そんなこんなであっという間に駅から教室に着きほのかは少し離れた席に荷物を置いて雫の席に来る
俺はそのまま自分の席に座り今日のカリキュラムを確認していく
教室の入口に注目が集まると深雪が登校してくる
深雪はそのまま席に向かうのかと思いきや俺の所へ向かってくる
深雪「紘さん、おはようございます」
紘「おはよう深雪、朝からどうした?」
深雪「登校時に七草先輩から生徒会に勧誘を頂きまして、同じく勧誘をしている紘さんとお昼休みに生徒会室へ来るようにと言われたのでお伝えしておこうと思いまして」
紘「ちゃんと覚えてるよ、深雪も誘われたのかだったら昼休みになったら一緒に行こう」
深雪「はい!生徒会室に行く時先にお兄様をお迎えに行ってもよろしいですか?」
紘「ああ、いいよ達也も呼ばれてるの?」
深雪「はい。会長に2人で誘われています」
紘「了解した」
深雪「では、後ほど」
深雪は要件を伝え終わると自分の席へ帰っていく
(深雪はともかく達也まで呼び出されてるならなんとか達也を引っ張って代わりに生徒会してくれないかなぁ)
そんな事を思いながら授業に入っていく
午前の授業を終えて昼休みになる
席を立ち深雪と出るため席へ声をかけに行く
紘「深雪、行こうか」
深雪「はい、行きましょう」
教室を出て1-Eの教室へ向かう
紘「なんか今日騒がしくないか?」
深雪「明日からクラブ活動の新人勧誘週間だと聞いてますからその影響では?」
紘「あ、そういばそうだったね忘れてたや…」
深雪「まさかHRの話を聞いておられなかったのですか?」
紘「……勧誘週間があるってことは覚えてたんだけどいつからって所を忘れてました。目が怖いです深雪さん。」
深雪「紘お兄様が悪いんですよっ」
痛い所をつかれたのでスピードをあげて歩くと深雪も着いてくる
1-Eの前に着くとちょうど達也が教室から出てくる
深雪「お兄様!」
紘「達也、ちょうど良かった生徒会室へ行こう」
達也「深雪に紘、迎えに来てくれたのかこちらから行こうと思っていたのに」
紘「こっちの方が終わるのが早かったってだけでしょ、それより早く行こう」
深雪「そうですね、先輩方を待たせるのも申し訳無いですし」
達也を加えて生徒会室へ足を向ける
道中、達也のクラスの様子や友達ができた出来ないの話をする
達也「友達?ああ、数名出来たよ皆良くしてくれている機会があれば紘にも紹介するよ」
紘「ほんとか、ありがとう」
(聞いてる感じ達也に友達3~4人出来てるし深雪も紹介されてるっぽいのに俺は雫とほのかの2人だししかも女の子だけ…俺も同性の友達作らないとな頑張ろう)
変なところで変な決意をしていると生徒会室の前に到着する
3人で目を合わせ合図をして扉をノックする
真由美「どうぞっ」
会長から入室の許可が出て扉を開けて入る
軽く頭を下げながら
紘「失礼します、1年A組四葉 紘です」
深雪「失礼します、1年A組司波 深雪です」
達也「失礼します、1年E組司波 達也です」
それぞれ自己紹介をすると会長が着席を促してくる
真由美「どーぞどーぞ入って入ってみんな何にする?」
生徒会室の中には中心に大きなテーブルがあり入口から見て正面奥の席に生徒会長の七草真由美、向かって右側に3人の先輩と思われる女子生徒がすわっていた
会長の案内で食配機でお昼を選び
入口から見てテーブルの左奥から順番に俺、達也、深雪の順番で座る
真由美「では改めて皆紹介するわね、1番近くに座っているのが生徒会会計の市原鈴音通称りんちゃん「りんちゃんと呼ぶのは会長だけです」その隣は知ってるわね、風紀委員長の渡辺摩利その隣が生徒会書記の中条 あずさ通称あーちゃん「会長!お願いですから下級生の前であーちゃんはやめてください!私にも立場いうものがあるんです!」とここに生徒会副会長のはんぞーくんを加えたのが今季の生徒会のメンバーです。」
渡辺「私は違うがな」
深雪「渡辺先輩そのお弁当は手作りなされたのですか?」
渡辺「そうだが、意外か?」
達也「いえ、少しもその手を見れば普段から料理をされているのは分かります」
紘「頑張ってらっしゃるんですね」
渡辺先輩は少し恥ずかしそうに手を隠す
深雪「!お兄様私達も明日からお弁当にしましょうか」
達也「魅力的な提案だが2人になれる場所がね」
市原「兄妹と言うより、恋人の会話ですね」
達也「そうですか?まぁ確かに考えた事はあります、血の繋がりが無ければ恋人にしたいと。」
深雪「!!!///」
市原 渡辺 中条 「!!///」
紘(空気がおかしい)
達也「もちろん冗談ですよ?」
深雪「え、」
紘「はぁ、、程々にしておけよ達也」
深雪は少しガッカリした様子を見せているが達也は分からない顔をしている
紘「(こりゃダメだな)会長そろそろ本題に入りませんか?わざわざ紹介のための呼び出しということでは無いでしょうし」
真由美「ええ、そうね。本校の生徒会長は選挙で選ばれますがその他の役員は生徒会長に選任、解任が委ねられています。その他1部以外の各委員長の任命権もあります」
渡辺「その1部例外が風紀委員長だ。風紀委員長は風紀委員の内部選挙で委員長が決定する。そして風紀委員は教職、部活連、生徒会それぞれが選任枠3つを有している」
真由美「さて、毎年の恒例なのですが新入生総代には生徒会に入ってもらっています。四葉 紘くん私は貴方の生徒会入りを希望します。そしてこれは恒例では無いのだけど次席の司波深雪さん貴方の生徒会入りも希望します」
紘「会長、1つ質問なのですがよろしいでしょうか」
真由美「ええ。」
紘「ご存知かと思いますがこの学校は一科生と二科生の間に精神的溝が存在します。これはこの学校のシステム上仕方ない事出てしまう問題である
と考えますが、自分が所属しようとしている組織内にその差別意識がある人が1人でも居るなら自分は所属したくありません。その点はいかがでしょうか。」
真由美「…まず素晴らしい思考だと思うわ私もこの差別意識は無くしたいと考えていますから。そして質問の回答だけれども副会長のはんぞーくんはあるかもしれないわね、といっても明確な差別意識では無く諦めのようなあるんだから仕方ないじゃないというような感じだと思うわまぁ本人に聞かないと正確なところは分からない。少なくともここにいるメンバーにそういう思考は無いことは確かよ」
紘「なるほど。ではここに副会長は居られないので現時点での回答は保留ということにさせてください」
真由美「ええ、わかったわ。深雪さんはどうかしら」
深雪「会長は兄の入試成績をご存知ですか!?優秀な人材を生徒会にというなら兄こそ相応しいと考えます評価方法にそぐわないだけで実戦ならば兄は…!私も喜んでお受け致しますですが兄もという訳にはいきませんか?!」
市原「無理です。生徒会役員は一科生の中から選任すると規則で定められています。これは生徒総会の時のみ改定が可能です」
紘「(離れたくないというのと二科な事を引きずってるんだな、当然か実力を知っていて正当な評価をされていない事が明白だからなまぁ評価基準的に仕方ないんだよな)」
深雪「申し訳ありません。部を弁えぬ発言失礼しました。精一杯頑張らさせて頂きますのでよろしくお願い致します」
真由美「では、深雪さんには生徒会書記として加わって頂きます。仕事に関してはあーちゃんから詳しく聞いてね」
渡辺「なぁ真由美、風紀委員の生徒会選任枠は2つ余っていたよな?」
真由美「ええ、それに関しては今候補を選んでいるから待ってって…」
渡辺「達也くんと四葉くん2人を風紀委員はどうかな?」
真由美「摩利!!ナイスよ!それだわ!私は達也くんと四葉くんの2人を風紀委員へ推薦します!」
達也「ちょっと待ってください!紘はともかく自分もですか!?自分は二科生ですし、第1風紀委員がどんな仕事をするのかも聞かされていません!」
市原「四葉くんと深雪さんにも業務の説明はしていませんが」
紘「(達也と2人ならいいかもな楽しそう)」
渡辺「風紀委員は魔法や校則に関した違反行為を取り締まる委員だ」
達也「それだと実力行使の委員ですよね、自分は実技が不得手なので二科なのですが」
紘「ほーんじゃあ達也、深雪が言ってた兄は実戦ならって言葉は嘘だと?」ニヤニヤ
達也「紘…(こいつ自分が生徒会か風紀委員が確定しているから俺も巻き込もうとしているな)」
達也が俺の問いに詰まっているところで予鈴が鳴る
真由美「時間が来てしまったようね。続きは放課後にしましょうか」
渡辺「ああ、そうだな」
紘「わかりました」
達也以外のこの場の全員が納得し放課後に持ち越しとなり解散しそれぞれ教室へ戻る
達也「紘…巻き込もうとしているな」
紘「なんの事だかさっぱりだな、深雪達也が言っている意味わかるか?」
深雪「いいえ、さっぱりです」
深雪に援護射撃を要請するととびきりの笑顔でうってくる
これには達也も呆れたようで
達也「お前たち…どうなっても俺は知らないぞ…」
と漏らしていた
達也と別れ教室に帰り午後の授業を受け放課後になる
雫「紘さん、一緒に帰らない?魔法の事聞きたい」
紘「お誘いは凄く嬉しいんだけど生徒会の事がまだ片付いていなくてね行かなきゃならないんだ」
雫「残念…頑張ってね」
紘「あ、ありがとう(なんかくすぐったい)」
雫「じゃ、また明日」
紘「ああ、また明日」
雫を教室から見送って深雪と合流し生徒会室へ向かう達也とは生徒会室で合流となっている
生徒会室前に着くとすでに達也が着いていた
紘「待たせたか?」
達也「いや、今来た所だ入ろうか」
紘「ああ。失礼します」
ノックして入室し軽くお辞儀をしながら名乗る
達也「司波達也です」
紘「四葉紘です」
深雪「司波深雪です」
真由美「どうぞ〜3人ともありがとう。」
顔を上げると奥に男子生徒が立っていてその男子生徒が近づいてくる
達也を通り過ぎ深雪と俺の前に立つ
服部「生徒会副会長の服部刑部です。司波深雪さん生徒会へようこそ。
まだ決めかねていると聞いています話をしよう四葉紘さん」
深雪は明らかに表情を曇らせている
紘「(なるほど、俺が提示した条件は聞いていないのかそれとも聞いた上なのか)会長お聞きしたいのですが自分が提示した条件は服部先輩には伝えて頂きましたか?」
真由美は答えづらそうな表情になりながら答える
真由美「ええ、3人が来る前に大方伝えているわ」
紘「なるほど。ありがとうございます。その上で今の行動ですか?服部先輩」
服部「その通りだ。2人が二科生を風紀委員に推していることも知っているだが力で劣るウィードに風紀委員は務まらない。俺は認めていない」
深雪「それは試験の方法が兄にあっていないだけで実践ならば…兄は負けません!」
紘(おお、言ったな深雪)
服部「司波さん魔法師は事象を冷静に観測、判断しなければならない身びいきななどで目を曇らせてはいけない」
紘「(達也と戦ってもらっても良いけどどうせなら俺も戦いたいなちょっとでしゃばろ)服部先輩、自分と模擬戦をしましょう。自分は達也を風紀委員に推薦している身です達也の実力も保証します。自分が勝てば自分の主張を、信じるという事でどうでしょう」
服部「司波達也本人の方が良いのではないか?」
紘「まぁそれが1番良いのですが友人の目が曇っていると言われ友人を無視されているんです少し戦いたくなりまして。それに無名の二科生に負けるより新入生総代の「四葉」に負ける方が服部先輩のダメージが少なくて済みます」
服部「貴様…十師族それも四葉と言えど1年年下だあまり先輩を舐めるなよ」
渡辺「服部!その辺にしておけ。四葉も必要以上に煽るのはよせ」
紘「すみません。友人が差別を受けているのでつい。」
渡辺「真由美、両者の同意の元模擬戦をやろう」
真由美「それしかなさそうね。いいわ。生徒会長の権限において2人の正式な試合を認めます」
渡辺「試合は30分後第2実習室で行う!」
こうして代理戦争のような形になってしまったが試合をする事に出来た
友人というより身内の差別は許せないものがあり効率的に思えば達也と試合をしてもらうのが1番と分かっていながら自分が戦うことを選んだ
高校のレベルを知れるいい機会であり、なにより楽しみにしている
30分後軽くウォームアップを済ませCADを持ち第2実習室に入る
入ったところで近くにいた達也に声をかけられる
達也「紘…」
紘「すまないとか言うなよ、これは俺が戦いたいからやってる事だからな」
達也「わかった。だがありがとう」
紘「任せておけ」
持ってきたアタッシュケースを開けて"3つ"あるCADのうち1つモバイル型取り出し軽く動作確認をして人が揃うのを待つ
少しすると部屋には先程生徒会副会長に居たメンバーの他に十文字先輩も来ていた
紘「十文字先輩までいらっしゃったんですか」
十文字「ああ、成り行きを聞いた上でな居た方がいいと判断した」
紘「そうですか、お時間は取らせませんので。服部先輩がこられたようですので失礼します」
十文字「ああ頑張れ(仮に十師族だとしても1学年上の実技成績トップが相手だのにもかかわらず圧倒的な自信、負けるなんて1ミリも考えていやしないそこまでなのか四葉の規格外は)」
軽く挨拶を済ませスタート位置に戻る
服部先輩も実習室内に入ってきて軽く十文字先輩に挨拶をしてCADの動作確認をしている
渡辺先輩が俺と服部先輩のちょうど真ん中の壁際に立ちルール説明を行う
渡辺「両者相手を死に至らしめるような術式の使用は禁止。近接戦闘も良いが相手に捻挫以上の怪我を負わせないよう注意すること。違反行為が発見された場合私が力づくで止めるのでそのつもりで。」
渡辺先輩の言葉に頷いて試合開始の合図を待つ
使用する魔法は決まっているので後はどれだけ早く発動するか。
服部「(魔法師同士の戦いはどちらが先に魔法を発動するかどうかの勝負使う魔法は簡単な起動式の移動魔法相手を10m吹き飛ばして壁に叩きつけて終わりだ)」
渡辺「はじめ!!」
渡辺先輩の合図でお互い魔法を発動しようとするが結果的に発動したのは一方だけ服部先輩は教室の地に這うように押し付けられていた
紘「渡辺先輩勝者の宣言もしてもらっても?それかもう少しやりますか?」
渡辺先輩に確認を取りながら"圧"を強くする
服部「ぐっ…」
渡辺「必要無い。勝者四葉紘」
先輩方は驚きで静まり返っているが達也と深雪は拍手を送ってくれた
魔法を解除すると深雪が駆け寄ってきて
深雪「お疲れ様でした紘お兄様ありがとうございます」
周りには聞こえないようにお礼を言ってきた
達也の不遇に1番腹を立てていたのは深雪なのだろう少しはスッキリしたようで安心した
紘「ありがとう、だけど俺がやりたかっただけだ礼は要らないよ」
使用していたCADをアタッシュケースに戻し先輩方の元へ戻る
真由美「りんちゃんさっきの魔法って…」
市原「加重系の魔法でしょう、しかし大まかに副会長が居たエリアにかけていたのでは無く身体だけにかけていましたあの細さの魔法で副会長の発動速度を上回るのは流石ですね」
紘「市原先輩こそ流石です。」
渡辺「じゃあ服部の魔法が発動しなかったのは…?」
紘「主な要因は単純にCADを離してしまったからですね。急な姿勢変化に対応できずにというのもあるかもしれませんが」
十文字「それにしても見事な魔法だった。ファランクスでもあれを止めるのは難しいだろう」
紘「そこまでの高評価を頂けるようなものじゃありませんよ」
先輩方に賞賛を頂いたところで起きた服部先輩に声をかける
紘「服部先輩、約束通り達也の風紀委員入り認めて頂けますね」
服部「…分かった。あくまで司波の実力を見た訳では無い、君を信用しての事だ業務の中で彼がやはり実力的に劣ると思えばその時は」
紘「ええ、分かっています。その時は達也と戦ってください」
服部「皆さん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
服部先輩は全員に頭を下げる
真由美「では1度生徒会室へ戻りましょうか!」
これで高校初の模擬戦を圧倒的勝利で終えた四葉の力を学校の中心人物に示し達也が一科の先輩に勝ったと悪目立ちする事も避けれた
一石二鳥とまではいかないが楽しかったので良かった!!
少し中途半端な所で終わりましたが文字数見たらすごく多かったので切りました。
魔法等に関しては付け焼き刃の知識で書いているのでそういう世界線なんだなぁ位で読んでいただけると助かります。
はんぞーくんにはちょっと悪役みたいなことさせちゃったけど必要悪ということで許してください。
次回からもご都合主義のそれありかよがあると思いますがそういう世界線なんだぁ位で読んでください。
僕は早くヒロインとの恋愛模様を書きたいです