ベアトリーチェ爆散RTA【愉快犯爆弾魔チャート】 作:連載増えすぎちゃった人
前回、廊下を爆走してミカと会話したところからの続きです。
では、さっそくですがナギサ様の元へと向かいましょう。オッスオッス、お願いしまーす!
「ようやくお越しになられましたか、爆木さん。立ち話もなんですから、おかけください」
『断る』◁
「……長くなりますから、ぜひお茶でもいかがですか?うら若き乙女が二人集って顰めっ面で会話するのも味気ないでしょう?」
『断る』◁
ちょ、待てよ(kmtk)
ハナコよろしく補習授業部にぶち込まれたとかであれば嫌う理由も分かるんですがこの時期に派手に嫌ってるのはもはや過去から因縁があるとかじゃないと納得できないレベルです。
ちなみに会話の選択肢が一個しか出てない時点で仲の修正は不可です。諦めてトリニティから追放されるのを待ちましょう。なんならその方が自由に使える時間も増えますし、かなりのうまあじになります。適度に煽っていきましょう。
「……つれない方ですね。では、端的に要件をお伝えさせていただきましょうか」
おっそうだな(適当)
前座長いとタイム君がしぬぅ!からお早めに……ね?
「度重なるテストの無断欠席、三年に上がってからの成績不振、今までに数回注意は行ってまいりましたが、流石に看過できないラインまできていることはご存知ですね?」
『肯定する』◁
「その上素行不良でかなり煮湯を飲まされましたので、
おいちょっとまてぃ(江戸っ子)
なんか雲行き怪しい……怪しくない?追放されて伸び伸び爆殺の準備する予定だったんですけど、ここで補習授業部にぶち込まれたりしようものなら目も当てられませんよ?(無敗)
「あなたのように成績の振るわない生徒四人を集めた部活、『補習授業部』を編成し、彼女たちには成績を取り返していただく予定だったのですが……あなたにはそこで、足を引っ張っていただこうかと」
お前は何を言っているんだ(困惑)。
このままじゃチャート壊れちゃ^〜う!オリチャー発動しまくりで再構成するのはもはやRTAの風上にも置けないのでは?(ボブは訝しんだ)しかし近年RTAと書いて駆け足プレイと読むようなルビすら生まれつつあるから大丈夫だよヘーキヘーキ。なんならそんなチャートでも最初に走り切れば最速ですからね(暴論)。気楽に行きましょうや。
『断る』◁
「申し訳ありませんが、既に部活動の籍は移してあります。あなた個人の権限ではどうしようもないことです」
『仕方ない。大人しく足を引っ張ろう』
『エデン条約を控えたティーパーティーは随分と暇なんだね』◁
「なっ……この期に及んであなたという人は……まあいいです。もう二度と顔を合わせることもないでしょうから」
その場を立ち去る◁
えらいことになった……戦争じゃ……なんでこんなことになったんですかね?まま、ええわ。現状に対応する事を考えましょうか。補習授業部に入った場合、所定の動作をすれば九割方アズサからゲリラ戦用トラップなどの手ほどきを受けることができます。ここで扱える爆発物のバリエーションを増やし、ストーリーイベントをで経験値を回収しつつスキルツリーを伸ばせばプレイヤーの操作込みでアリウス一小隊とギリギリやりあえないこともないぐらいまで成長するかしないかですね。成長しなかったら大人しくリセです(5敗)。
固定ダメージや建物を倒壊させるなどして戦う都合上、ベアトリーチェ爆散のための火力は特に心配いりません。どうせ狙うのは漁夫の利ですし。ですがしかし、そこに向かうまでの道中がまずいです。今回採用している潜入チャートはズバリ『全員倒せばフルステルス作戦』です。聞けば分かるでしょう、全員倒します。ええまぁ、はい。やれるだけやってみましょうか(投げやり)。
では、退出しましょう。モエカちゃんはタイムを人質に取られているのでとても忙しいんです。
「あ!モエカちゃん!すごいギスギスしてたけど……大丈夫?」
『大丈夫』◁
「ナギちゃんとモエカちゃんすごい仲悪くなっちゃったよね……みんな仲良くできたらいいのになぁ……」
『どうしても合わない人はいる』◁
『あれは仕方のない事だった』
「うーん……仲直りしようと思ったら言ってね?私は協力するよ!」
『ありがとう』◁
ミ゛カ゛ち゛ゃ゛ん゛い゛い゛子゛だ゛な゛ぁ゛!゛!゛!゛こんないい子が二つの学校の橋渡しをしようとした結果魔女と呼ばれて虐められる素敵なゲーム(歪曲)、ブルーアーカイブはアップルストアやGoogleストアで無料です。みんなもブルアカ、やろう!(宣伝)
はい(閑話休題)。現在はいい子のミカちゃんと別れてスポーツ武器ショップへと移動中です。なんで武器ショップかって?模擬グレネードを買いに行くんですよ。なんで模擬グレネードかって?投擲スキルを伸ばすんですよ。ここはキヴォトスなので初心者向けの練習用武具も多く売っています。補習授業部に拘束されることが決まった以上、ぶっつけ本番投げまくりでの精度向上は見込めません。な、の、で!普段から偽物とは言えグレネードと触れ合うことによって愛着を深める必要があったんですね(mgtn構文)。
冗談です、と言いたいところではありますがあながちそうとも言い切れません。物量で押し切る火力が見込めない可能性が上がってきた以上、やはり求められるのは一撃必殺。敵はしめやかに爆発四散させねばなりません。
スモークはともかく、スタングレネードやグレネードに関しては精度が大変重要になってきます。特に前者、然るべきタイミングでスタンできないと低レベル攻略を敢行する都合上死に直結します。避けきれない攻撃はさせないようにしましょう(n敗)。
っと、着きましたね。今回は資金に余裕もあるので各種偽グレネードに加えて本物もいくつか調達しておきましょうか。これでいつ誰とエンカウントしても応戦の選択肢ができました。ちょうどいいので適当なところで経験値稼ぎと洒落込みたいところではございますが、ここはグッと我慢して帰路につきましょう。疲労を溜めすぎると病気や怪我の確率が上がるからね。仕方ないね。
それでは家に着くまで早送り、イクゾー!デッデッデデデデ カーン!
ヌッ!(到着)
ここが
うっわ♡すっごいワンルーム♡ベッドしかない♡生活感皆無♡
いや、これは走者的に見ればかなりありがたいことなのでは?(野獣の眼光)
今まで普通に生きてた女の子から突然趣味を奪うのはゲームの中とは言え少し心が痛みますからね。ロールプレイにも必要なものが少ないというのはいいことです。うん。
背景ではさっさと寝る支度を整えてうつらうつらしていますね。では、今回は区切りがいいのでここら辺で。ご視聴ありがとうございました。
◆
まだ日も高く、朗らかな雰囲気の漂うバルコニー。品のある紅茶の匂いが漂い、ぽかぽかとした中でも、緊張した空気が張り詰めていました。
元はハナコさんに次いで数えられた『天才』と呼んでも差し支えない人物。今となっては、その面影もありませんが。
「ようやくお越しになられましたか、爆木さん。立ち話もなんですから、どうぞおかけください」
「うーん、ごめんね?ちょっとこの後用事があってさ。手短にお願いできるとうれしいかな」
お茶を濁すように目を細め、申し訳なさそうに頬を掻く。一見気の弱そうな彼女が見せる、『明確な拒絶』の癖。完全に閉じ切ることのない、他者を嫌悪する視線が私は大嫌いだ。
「……長くなりますから、ぜひお茶でもいかがですか?うら若き乙女が二人集って顰めっ面で会話するのも味気ないでしょう?」
「いや〜……ごめんね?時間が許せば
美しかったブロンドのロングヘアが乱雑に切り落とされ、数日姿を消した後ボブヘアにまとめて学園に再び現れたのが一年とちょっと前でしょうか。その時からするようになったその少し抜けた態度、一切の関わりを持とうとしない姿勢。それを私に当てつけるのは、傷を抉られることだけが罪を償う唯一の方法だからなのでしょうか。
「……つれない方ですね。では、端的に要件をお伝えさせていただきましょうか」
私がこれから行おうとしている行為は誰がなんと言おうと最低なこと、全てが終わった時、私はきっと彼女に刺されても何も言い返せはしないでしょう。
「度重なるテストの無断欠席、三年に上がってからの成績不振、今までに数回注意は行ってまいりましたが、流石に看過できないラインまできていることはご存知ですね?」
「あっはは……はずかしいなぁ」
「その上素行不良でかなり煮湯を飲まされましたので、
これも、『裏切り者』を確実に追放するためなんです。だからどうか、お許しください。なんて神に祈っても救いはないでしょう。
私は知っています。あなたが無断欠席の時間を使ってブラックマーケットに向かい、生活のために危ないお金を稼いでいること。そのきっかけは、
「あなたのように成績の振るわない生徒四人を集めた部活、『補習授業部』を編成し、彼女たちには成績を取り返していただく予定だったのですが……あなたにはそこで、足を引っ張っていただこうかと」
「はぁ……ふざけてるの?」
「申し訳ありませんが、既に部活動の籍は移してあります。あなた個人の権限ではどうしようもないことです」
「ふぅん……別にいいけど。そんなものを作るなんてエデン条約直前のワンマン生徒会は
まるで、胸がズキリと痛むような音がしたようでした。いつのまにかきちんと目を開いてこちらをみてこそいるものの、その瞳はまるで私を通して私の背後を見つめているようでさえありました。
「……この期に及んであなたという人は……まあいいです。もう二度と顔を合わせることもないでしょうから」
「そっか。じゃ、
来た時よりも大きな歩幅で去っていく背中を見送ると、詰まっていた息が抜けていくようでもありました。ぼんやりとしているうちに外で少しだけ話し声がして、再び扉が開きました。
「えっと……ナギちゃん大丈夫?」
「大丈夫……ではありませんね」
「ほんと、どうしてこうなっちゃったんだろ」
「原因については、以前お話しした通り、私が犯した間違いです」
「……でも、モエカちゃんもナギちゃんも被害者じゃん」
「『知っていて何もしないのは加害者と同じ』、ですよ」
この言葉はきっと誰よりも強く、聡くありたいと願った
「お茶菓子がのこっていますから、いただきましょうか。ミカさん」
「でもこれって———」
「もう、いいんです」
そう、もういいんです。心の傷も、歪んだ関係も、これで終わり。せめてもの土産に最後に恨まれることができたのであれば少し報われるような気がします。
「でも!ナギちゃんだってモエカちゃんと———むぐっ?!」
ミカさんの口にロールケーキをねじ込んで黙らせ、また視線をぼんやりと泳がせると、先ほどの『さようなら』がいやに耳にへばりついているような気がしました。
すれ違い曇りっていいですよね