「荒廃した世界で孤独にやってるのにめちゃくちゃ明るいラジオ」
https://www.youtube.com/watch?v=PhZK5xEMpv4
の二次創作です。
先に本編を視聴してからお読みになる事をお勧めします。
(2024/11/06 追記)
本家シリーズ最終回の投稿に伴い追記します。
本作は初回放送で判明している情報のみに基づいて、一部独自解釈などを織り交ぜて執筆したため本家#2以降の設定と矛盾する描写などがございます。
それでも納得できる方のみご覧ください。
後悔はしていない。
戦闘に弓を使ってるのは完全にラストオブ…の影響です。
というか"被検体"の描写もそれに結構引っ張られてます。
「こんにちディストピア~!どうもロンサム・ハイダです。」
―――ラジオの電波が入った。
「えー本日もね、相変わらず瓦礫の山の中からお届けしておりますけれども…」
俺は慌ててアンテナを持ち上げ、少しでも電波の入りが良い位置を探した。
突然だが、だいたい3年ぐらい前に文明は崩壊した。
電波時計やインターネットがダウンして久しく、もはや正確な日付は分からんが。
ともかく、突如としてあふれ出した化け物…なんか
辛うじて今、分かっていることは4つだけ。
1.モノノケに襲われた奴はモノノケになる。
2.モノノケに物理攻撃は通るが、物音に敏感なので銃は御法度。*1
3.モノノケに襲われてから、実際に変化するまでちょっと潜伏期間がある。
4.モノノケは日光を嫌う、なので夜になると好き放題に活動しだす。
さて。そんな自由で、静かで、何のしがらみも無い、最高でクソッタレな世界において…生き延びている人間ってのは俺も見た事がない。
そんな中でも俺は一縷の望みを捨てきれず、足りねえ食糧とオンボロの服で日々を凌ぎながらラジオのチャンネルを回すのが日課だった。
今日も通りすがりのショッピングモールで使えそうな物資を漁り、屋上に立て籠もる準備を終え、周辺の
イヤホンを片耳に突っ込み、ゲルマニウムダイオードを繋ぐ。この世界にマトモな電源は残っちゃいないので、ラジオを聞くとしたら
コレが切れたら鉱石とか掘るしか無いかもな…などと考えながらダイヤルをネジネジして、ノイズをBGMに飯を作るのだ。
そうやって焚火で野生動物を焼きながらラジオのチャンネルをネジネジすること30分、冒頭の事態に至るわけだ。
マジで電波が入るとは思わなかったぞ!?
「今日…なんか鼻声なんですよ。」
だが受信できるという事は、今まさに送信されているという事。
「流行りのインフルとかだったら嫌だな~とか思いつつwww ―――って誰から貰うんだよw誰も居ないのにwww」
つまり、これを放送しているロンサム・ハイダとかいう男…コイツは人類の生き残りである可能性が高い。
「でもまぁスタッフに迷惑かけるわけにいかないんで、一応このあと検査を…」
発信源を特定できれば、そこにハイダが居るという事…!
「誰が検査してくれるんですかってねwwwそもそもスタッフ居ねえだろってねwww」
コイツ孤独ジョークやかましいな!?!?!?
黙って聞いてりゃテラス席で滅亡してないごっこだの、コンビニのホットスナックだの…ああクソ、ファ●チキ食いたくなってきた…か●あげクンでも良いけど。
でも図書館あると寄っちゃうのは分かる、普通に役立つのもあるからな。
…と思ったけど普通にいらねえ事ばっか調べてんなオイ!?
「『アレあん時の被検体かい!』みたいなねwこれ有りますよねwww」
ねーよ!なんだよ被検体って…
――――――被検体?いまモノノケのこと被検体っつった?
え、もしかしてアイツらの事何か知ってるクチかな?
「スキャン前日は徹夜しておく!これ有りますよねwww」
そうだ忘れるとこだった…明日はスキャンの日じゃねえか。
世界中の政府の残りカスを集めた『統合政府』とかいう連中の置き土産「
まぁモノノケともども焼かれる趣味は無いので俺も大人しく隠れるが。
ありがとうハイダ、もう君は命の恩人だ。
ギターによる手動ジングルすっごい下手だけど、今だけはちょっとカッコよく聞こえるぞ…ごめん嘘、やっぱ下手だわ。
「―――毎日正午ですね、東京港フェリーターミナルでゴルフの練習しております。」
まだ日は高い、東京方面なら国道沿いが良いかな。
「雨の日も風の日もやっておりますので、是非そちらの方にも遊びに来てください。」
"目的地"のある旅なんてのは、2年半ぶりだ。
「それでは、また次回の放送でお会いしましょう。」
さて、行くか。
「お相手は私、ロンサム・ハイダでした。」
この自虐が過ぎるラジオパーソナリティに、感想を届けに…
主はサバイバル用に持ち歩くならナイフよりナタ派です。
トマホークなら尚良し。
対人用にスティレットかフェアバーンサイクスも欲しいけど、それは欲張りすぎって奴ですね。