毛利家の次女   作:残月

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初デートの後に

 

 

 

「はじめてのおつかい」みたいな監視された「はじめてのでーと」から一週間程が過ぎた。

お父さんは考えた末に一週間の禁酒と禁煙の刑に処した。因みに行きつけの飲み屋やバーには電話して、お父さんにお酒を出さない様に言っておいた。吸っていれば臭いですぐにわかるので吸っていた場合は刑期を伸ばすつもりである。

お姉ちゃんは一週間程、私がやる予定だった家事を全部肩代わりしてもらった。原作なら当たり前の事だっただろうけど、この世界では私がやってたから大変だろう。

コナンは読みかけだったミステリー小説の犯人を教えてやった。人のデートの跡をつけていた罰である。コナンには最大級のダメージだろう。

 

お母さんに告げ口する事も考えたけど、今回の事を話した場合本気で怒ったお母さんが離婚を口にしかねないので、ほとぼりが冷めた頃に話すとしよう。

 

因みに園子さんと和葉さん、平次さんは個別に罰ゲームは考えておく事にして保留する事にした。実行まで怯えるが良い……

 

 

「ごめんってば千紗〜。不安だったんだもん」

「そうやって胸を押し当てながら私の胸を揉むのは喧嘩を売ってるんですか?」

「でも、本当にごめんなさい毛利さん」

 

 

学校では柴田さんと早川さんに謝られ……いや、柴田さんは本当に謝るつもりがあるんだろうか?

私に乳を押し当てるのは喧嘩を売るのと同義ですよ?

 

 

「まあ……二人には服装の事とかでお世話になりましたし……ひゃん!?」

「ありがとうね〜、って痛っ!?」

「柴田さん!せっかく毛利さんが許してくれてるのに!」

 

 

柴田さんは私の胸から脚に手が移る。セクハラ許すまじ。思いっきり手をつねってやった。マトモなのは早川さんだけか!

 

 

「もうちょっとサービスしただけじゃん。男子に」

「私の凹凸に乏しい体でサービスにはならないでしょう」

 

 

懲りてない柴田さんの鼻を摘みながら不満を溢す。私の体に劣情を催す男の子はいないでしょうに。

そこで思い出したのはクラスの男子達の一部が呆けていた事である。魂が抜けた様に絶望した顔と共に涙を流していた。何があったんだろう?

 

 

そんな事もあって初デートは散々なものだった……でもないか。緊張こそしてたけど楽しかったのは事実だし。

白馬さんもキャパオーバーした私を気遣ってか、いつものメールをするだけで初デートの事に深く触れない様にしてくれてるし。

 

そんな事を思いながら帰ればお父さんは貧乏揺すりをしながら新聞を読んでいた。そろそろ我慢の限界かな。お姉ちゃんも部活休んで家事して一週間だし二人ともそろそろ許してあげても良いかな。コナンにはまだ読んでないミステリー漫画でも読ませてあげようかな。

 

なんて思っていたら事務所の電話が鳴ったので私が出る事に。

 

 

「はい、毛利探偵事務所……高木刑事?どうされ……え、コナンが事件を解決した?偽札作りの犯人グループの一斉検挙?はい、はい……わかりました迎えに行きますから」

 

 

これって哀ちゃんの話だぁ……取り敢えずコナンの迎えに行かなきゃ。

 

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