毛利家の次女   作:残月

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大阪観光から事件へ

 

 

 

愉快な罰ゲームを考えながらも平次さんと和葉さんの案内で食べ歩きツアーを堪能していた。

うどん、たこ焼き、お好み焼きと大阪名物を食べて行った。お好み焼きをオカズにご飯とか初体験でした。

 

とまあ、ここまでは楽しい旅行だったけど事件が発生。乗っていた警察の事故処理車の上に人が落ちて来たのだ。

その後、この落ちて来た人を含めて大阪で発生している連続殺人事件の繋がりだと判明。こうなると黙っていないのが名探偵共である。

 

平次さんとコナンは坂田さんと別行動を取り始めて事件の捜査に行ってしまった。尤もコナンが勝手に平次さんに同行してしまったのだが。

私も行こうかと思ったけど流石に私まで一緒に行くと収拾が付かなくなるのとお姉ちゃんズが離してくれなかったのだ。

 

 

「ほんで、白馬君とはどうなったん?」

「マメに連絡はしてるみたいなのよー」

 

 

和葉さんとお姉ちゃんは本来ならもう少し後のエピソードで仲良くなるのだが現状で既に親友レベルで仲が良い。

今現在も私と白馬さんの事で盛り上がってる。いや、どうなったかと問われても良い友人関係ですよ、としか返せない。

 

それに私としては気掛かりな事も多々ある。まず私が所謂、原作知識が中途半端である事。そして怪盗キッドがいる以上はそっち方面の組織もあると言う事。更に白馬さんとの絡みが増える事で海外の事件にも首を突っ込む事になりかねない事。現状でも一杯一杯なのに更に事件がカサ増しとか勘弁して欲しい。

 

名探偵ある所、事件ありと言ってしまえばそこまでだけど……今回の連続事件の様に既に事が済んで対処のしようがないパターンは防ぎようがない。

 

 

そんな事を思っていたら平次さんについて行ってしまったコナンの引き取りに平次さんと合流する事に。

コナンは事件の事も気になるからか、駄々っ子の様に平次さんに付いて行こうとするが当然、お父さんやお姉ちゃんに引き止められ平次さんと坂田さんは別行動をする事に。別れ際に平次さんはコナンに例のお守りを渡していた。

平次さんと和葉さんの腐れ縁の象徴である手錠の欠片が入ったお守り。まあ、この場合は運命の赤い糸と言うよりも運命の赤い鎖と言うのが正しいのかも知れないけど。

 

この後、私達の観光と案内を引き継いだ大阪府警の大滝さんに平次さんの家に送って貰う予定だったけど連続殺人犯で逃亡中の沼斑と言う容疑者の車が見つかった事で現場へ行く事に。

現場へ到着すると大滝さんや他の警察官の方々がバタバタと捜査へと行く中、私達は大滝さんが呼んだ部下が到着するまで車で待っていて欲しいとの事で待機……する訳ないよね。コナンは大滝さんが現場へと走って行くのをコッソリと付いて行ってる。仕方ない、私も行きますか。

うわ、雨降ってるし道は泥だらけだ。

 

 

「まったくすぐに首突っ込むんだから」

「千紗も来てるから人の事は言えねーだろ……ん、コレは?」

 

 

大滝さん達が乗り捨てられた車を調べていたから私とコナンは周囲に何か無いかを探す。するとコナンは草むらに隠す様に置かれていた一斗缶の中に燃え残ったコンビニのレシートの燃カスを見つけた。

コレ等を大滝警部に話して逃亡中の沼斑が小屋の中に潜伏、または誰かに匿われている推理をした私達は警戒しながら小屋へと向かった。しかし他の警察官が既に調べた様に沼淵の姿は無かった。

 

 

「ん?」

「窓の縁に土が付いてて、そっちの柱とかに汚れが無い……大滝警部」

「なんや?」

 

 

コナンや私も捜査に勝手に協力していた中でコナンが部屋の違和感に気付いたので私はすぐに大滝警部を呼んだ。

 

 

「あれれー?ここから屋根裏に行けるみたいだよ?」

「デカした!でも後はワシらに任せて降りいやボウズ」

「気を付けてください大滝警部」

 

 

コナンが屋根裏への道を発見し見事な演技力(笑)で周囲に知らせる。

流石にそれ以上は危ないからとコナンを降ろした大滝警部が警戒しながら屋根裏部屋へ。

其処には案の定、逃亡中の沼斑が手錠で繋がれていた。

 

 

やれやれ、後はコナンが刺されない様に気を付けないと。

大滝さんにもちゃんと捕まえておく様に言っておけば大丈夫だろうけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆side遠山和葉◇◆

 

 

 

せっかく蘭ちゃんや千紗ちゃんを呼んでの大阪案内も散々なもんになってもうたけど事件が解決すれば平次も帰ってくるやろうし、その後で蘭ちゃんや千紗ちゃんと話せるやろ。

特に千紗ちゃんからは白馬君との話をよぉ聞きたいしなぁ。

 

そんな風に思っとったら大滝はんの携帯に連絡があって逃亡中の連続殺人犯の沼斑の車が見つかったって言うとった。仕方なしに現場に向かう事になりアタシ達は車で待つ事になったんやけど……

 

 

「殺人犯なんて怖いわぁ……」

「うん、物騒だね……ってあれ!?千紗もコナン君も居ない!?」

 

 

車で待つ様に言われてたんやけど千紗ちゃんとコナン君は現場に行ってしまったらしい。蘭ちゃんのおとんも「あのガキ共!」と怒っとる。

仕方ないしアタシ等も千紗ちゃん達を迎えに小屋の方へ行くと大滝はん達が沼斑を捕まえたと騒いでた。

蘭ちゃんが千紗ちゃんやコナン君を叱っていると大滝はんが犯人らしき男を連れて来た。コイツが沼淵なんやな。

 

 

「しっかり歩け……ん?ワシや……何、平ちゃんが!?」

 

 

フラフラと歩く沼斑に注意した大滝はんの携帯に電話が鳴った。それに出ると大滝はんは大声を上げて驚いとる。

それと同時に大滝はんに支えられてた沼斑が倒れ込む。でもアタシ達はそれよりも大滝はんの電話の方が気になる。平次に何があったんや!?

 

 

「どけやぁ!へぐっ!?」

「え?」

「蘭!」

 

 

沼斑が小屋に落ちていた包丁を持って襲って来た。咄嗟の事で反応が出来なかった蘭ちゃんをコナン君が庇って刺された。

 

でも、それ以上に驚いたのは千紗ちゃんやった。

千紗ちゃんは沼斑が襲って来てコナン君が刺される前に既に片足が浮いていて沼斑が突っ込んで来たと同時に鋭いハイキックで沼斑の顎を蹴り上げていた。完全なカウンターハイキックになった形になっており、沼斑は完全に崩れ落ちた。

 

お腹を刺されたコナン君やったけど平次からアタシ達のお守りを借りてたお陰か中に入ってた手錠の鎖が包丁を防ぐ役割になっとってチクっとした程度やったみたいや。

その事に蘭ちゃんも千紗ちゃんも安堵の顔をしとる。

 

アタシ、千紗ちゃんの事は文学少女って印象で見てたけど本当は蘭ちゃんみたいに空手でもやってたんやろか?

 

それよか平次や!大滝はんも慌ててたし、何があったんや!

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