毛利家の次女   作:残月

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長くなったので今回はちょっと短め。

レッド・ラム様から素敵なイラストを頂きました。
いつも、ありがとうございます!

AI作成によるファンアートの様ですのでイメージが違う可能性がありますので閲覧の際にはご注意下さい


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世紀末の魔術師③ ◇

 

 

 

 

エッグは無事に回収出来たけど、怪盗キッドの姿は確認出来ず、彼のマントだけが残されていた。警察による懸命の捜索も虚しく生死不明。

エッグは傷が無いか確かめるために、急遽展示を取りやめ、鈴木財閥の船で東京へと持ち運ばれることとなった。

 

それが決定するまでの間、私は色々と大変だった。

足を捻って歩けない私を白馬さんはお姫様抱っこで運んで、更に服とかが汚れていて、靴とストッキングも脱いでいる。

 

お姫様抱っこ+靴とストッキングを脱いでいる+服が少し汚れてる=?

 

この方程式を見れば誤解するには十分過ぎる材料が揃っていた。

白馬さんはお父さんに凄い怒られてたし、私はお姉ちゃん、園子さん、和葉さんに質問攻めにされていた。いや、何があったか吐けと言われても「怪盗キッドを追い掛けてたらこうなりました」としか答えられないです。

警視総監と警視副総監との会食、警視副総監のお孫さんの秀樹君、キッドを追いかけて転んで足を捻った事、白馬さんに触診された事。何があったか事の顛末を話せばお父さん達は何とか納得してくれた。お姉ちゃん達はちょっと残念そうなリアクションしてたけど私よりも自分の事を優先して下さい。

園子さんから「大丈夫よ、生足はJCとJKの特権だから」とアドバイスを貰った。何が大丈夫なんですか?

 

東京へ帰るので平次さんと和葉さんとはここでお別れとなった。和葉さんからコソッと「大人の階段を焦って上がったらアカンよ」と言われた。上がる気は毛頭無いです。

 

 

そんなこんなで豪華客船で東京へ向かう道中、私はほとんど歩かず部屋に引きこもっていた。歩けない訳じゃないんだけど、足を捻ったばかりだし右足首は湿布を貼ってテーピングで固定してある。無茶をした事を咎められ、足が治るまでは大人しくしている様にと、お父さんに怒られたので私は客室の窓から外の景色を楽しみつつ、コナンが保護したキッドのハトの世話をしていた。

怪我して飛べない状態なのでハトを鳥籠から出して羽を伸ばさせたりしていると『くるっぽー』と可愛い鳴き声を発する姿に癒される。

白馬さんは『鳩も良いものですね。僕は鷹を飼っていますが』と見舞いに来た際に言っていた。そう言えばアナタ、鷹を飼ってましたね。ワトソンって名前の。

 

私が部屋でボンヤリとしている間にエッグが二つ存在するとか、図面が破られてたとか、エッグの底に魔鏡が仕込まれてるとか、魔鏡に映し出された古城に行くとか、色々と話が進んでたみたい。

 

ゾロゾロと私の部屋に来て皆が古城に行くと決まった事や私の見舞いに来てくれたんだけど……犯人そこに居るんだよね。美人が犯人パターンの奴ですね、はい。

他にも美術ブローカーとか、映像作家とか、ロシア大使館の人とか居たけど如何にも犯人っぽいけど犯人じゃない人達。いや、2/3は悪人なんだけどね。

 

出来ればこのまま何事もなく東京に帰りたいけどコナンの迂闊な誕生日発言による正体バレの序章。更に船内での殺人と頭痛くなる。

 

取り敢えず諸々のフォローに行きますか。

白馬さん?痛いけどなんとか歩けるから迷わず抱っこしようとするの止めません?なんか昨日から引っ付きすぎな気がするんですけど。

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