毛利家の次女   作:残月

7 / 117
救えた命の歌

 

 

先日のスーパーで起きた強盗騒動から数日後、夕飯時のテレビ番組に木村達也さんが出演していた。一時期は体調不良を原因に活動を休止していたのだが復帰して最初の歌番組でトークをしている。

上手くいかないことも多いけど助ける事が出来た命は尊いと思ってしまう。

 

 

『いやー、それにしても達也さん。以前よりも表情に余裕が出来ましたね?小泉裕美子さんとの熱愛報道はやはり本当なのですか?』

『その熱愛報道はデマですよ。俺には他に惚れている女が居ますから。ズッと俺の傍に居てくれる女性が』

 

 

司会者の質問に答えていく達也さん。スタジオからファンの悲鳴が上がったがマネージャーの寺原さんとの仲も良好なようで何より。

 

 

『それにもし俺の表情に余裕が生まれたとしたら良い事があったからだと思います。実は俺にも悩みがありましたが……それが解決したと言うか、解いてくれた子がいるんですよ。本当に感謝しています。少し活動を休止していましたが、お陰で曲のインスピレーションが湧いて新曲も何曲か作詞できました』

『それでは、その悩みを解決してくれた子は勝利の女神という事ですか?女神様からキスを頂けましたか?』

 

 

達也さんのコメントに司会者は悪ノリし始めたのか少々ゲスな顔で達也さんを煽ってる。すると達也さんはニカっと笑った。

 

 

『その子が勝利の女神だったとしても……あの子は俺にキスなんかしませんよ。どちらかと言えば俺の横っ面を引っ叩く子ですね』

『ワ、ワイルドな女神様なんですね……では新曲の『素顔の君に伝えたい』をお願いします』

 

 

なんか爆弾発言したけど大丈夫かな?と言うかさっきから何か達也さんの言動が妙な気がする。達也さんは新曲を見事に歌い上げ、スタジオは割れんばかりの拍手と歓声に包まれる。すると達也さんは再びニカっと笑ってカメラ目線になる。

 

 

『今夜はもう一曲歌います。聞いてください『紅葉をくれた天使へ』』

 

 

お腹に手を添えてイタズラが成功した様な子供の笑みを浮かべた達也さん。その手の位置は私が平手をして紅葉を作った所ですよね?全国放送で何してくれてますか、あの人!?

お姉ちゃんとコナンは苦笑い。お父さんは事情を知らないので不思議そうな顔してる。だけど内容的に、あの日の関係者なら100%気づく内容だ。

 

案の定、番組が終わる頃に園子さんから電話来たし。「教えときなさいよ!」とか言われたけど私としても寝耳に水だったので。と言うか私が教えて欲しかったくらいだよ。

 

 

 

と、まあ……平和的な話が続けば良かったのだが、浮気調査に赴いて殺人事件発生。少年探偵団結成その日に殺人事件発生。祭りに出掛けたら殺人事件発生。

コナンには専属の死神が憑いているんじゃなかろうか?デ◯ノート的な奴が。

 

そんな事を思っていたある日、お父さんが依頼を受けて一家総出で月影島へ行く事に。聞いた覚えがある島だけどなんだったっけ?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。