事件が起きたと警察を呼び、目暮警部と高木刑事が部下を引き連れて屋敷に到着。
目暮警部はお父さんを「行く先々で不幸を巻き起こす疫病神」なんて言っていた。
今度、コナンも連れてお寺にお祓いでも行こうかな?いや、そのお寺で事件とか起こりそうだから行くのも躊躇われる。
そんなこんなで捜査開始となった。今回の事件は密室殺人で気になるポイントは4つ。
1.現場から犯人が持ち去った凶器
2. 引き摺られた様な血の跡
3.遺体のあった部屋だけ明かりがついていた事。
4.事件のあった部屋に居た猫
となる。
コナンと平次さんが頭を悩ませていると正義感の強い桜庭さんが高木刑事に手伝いを申し出ていたけど菊人さんに「貴様の勝手な行動に森園家の人間が迷惑している。自分の立場を弁えろ!」と地面に突き飛ばされていた。
さっき父親に叱られたばかりで、なんでこんな対応が出来るんだろうこの人。
その一悶着の最中、和葉さんが桜庭さんと楓さんが同じペンダントをしている事に気づく。
この事に平次さんは平次さんのお母さんから『四年前に亡くなった奥さんは本当は執事の重松さんが好きだった。しかし、重松さんに会う為に来ていた行為に幹雄さんは自分に会う為に来ていると勘違いしてプロポーズをした。あまりの熱意に両家の親同士が縁談を決めてしまい結婚に至った。その事を後悔している事を洩らしていた』と聞いていた。
うん、境遇が桜庭さんと楓さんの話と似ている。
違いがあるとすれば菊人さんが楓さんの親の会社に圧力をかけて無理矢理縁談を纏めていたという事だろうか。
もう、この時点で菊人さんが犯人なのは確実な気がする。まだ証拠は見つけてないけど。
現場検証も含めて平次さんが犯人が逃げたであろうベランダから下の階に降りれるかを検証する事に。コナンでは子供である事から検証には向かず、私はスカートである事からNG。そんな訳で命綱を付けた平次さんがベランダから下の階に降りれるかを検証したけど……アッサリと成功した。
少し運動神経が良ければ簡単に降りれる事が判明した。
「思ったよりも簡単に降りれんで」
「と、なると犯人はやっぱりベランダから下に降りたのか?」
「そんな簡単な話じゃなさそうですけど……ん?なんでしょうアレ」
ベランダの上下階で推理のすり合わせをする私達。そんな話をしていた私は視線の先に木に光る何かが引っ掛かっていた。角度を変えて見ると光が反射せずに見えないからさっきは気付かなかった。
「え、どれ?」
「ほら、あの正面の「おい!そこで何やってんだ!」きゃあ!?」
「おい、嬢ちゃん!待っとれ、すぐにそっちに行ったるからな!」
突如、後ろから怒鳴られ私はバランスを崩してベランダから落ちそうになってしまう。なんとかベランダの柵に掴まったけどヤバい!
「千紗!」
「そこのアンタ、何してんのや!早く助けたらんかい!」
「た、助けるったって……僕は……僕じゃ……」
「ぐ……くそ、今の俺の力じゃ……」
「く、うぅ……あ……」
下からお姉ちゃんや和葉さんの声が聞こえるけど自力で上がるのは無理っぽい。コナンが私の服を掴んで落ちない様にしてくれてるけど子供の力じゃ支えるのが精一杯……と言うか……もう力が……
私の手から力が抜けてベランダから落ち……
「危ない!」
「あ……桜庭さん」
「ふぅ……危なかった……」
駆け付けた桜庭さんが私を引き上げてくれた。コナンも必死に私を引き上げようと掴んでくれてたからギリギリセーフだった。
「何してんのや!なんで助けたらへんのや!目の前におって見殺しにしようとしたんか!」
「ひ……ぼ、僕は……」
「仕方ないわよ。菊人は子供の頃から極度の高所恐怖症なんだから」
そうか、さっき私とコナンを背後から怒鳴ったのは菊人さんだったんですね。平次さんが菊人さんに詰め寄っていたけどお姉さんの百合江さんが説明してくれていたけど……目の前で落ちそうな人を助けようとしないのもアレだとは思う。
この後だけど私はお父さんにめちゃくちゃ怒られた。捜査を手伝っていたのは兎も角、危ない真似をするなと。
この後、私はお父さんの目の届く範囲に居ろと言われてしまった為にコナンと平次さんの手伝いが出来なくなってしまった。
お父さんって放任主義に見えて過保護な所があるからなぁ……お母さんに対してもそれくらい出来れば良いのに。
それはそうと……気になったのは木に引っかかっていた光る何か。コナンと平次さんが調べてるから事件解決の鍵となる物だとは思うけど。
あれ?携帯にメールが来てる。差出人は……紅子さん?
『貴女が傷付けば白馬君が悲しむから気を付けなさい』って……なんか見透かした内容のメールだった。
まったくもう…‥お姉ちゃんも和葉さんもだけど皆、私と白馬さんの関係を疑ってるんだから……でも確かに今の事を白馬さんに話したら心配されそうですね。
あれ……私、紅子さんにアドレス教えたっけ?