九十九と仲違いした人   作:覚め

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「うおおおお!この呪具みてーなの呪力変換して取り込んだら変な魂入ってきた!!」
宿儺「え、何それ知らん…こわ…」
ちなみに。乙骨が来たのは呪霊全部払い終えてからなので少しは時間経ってると思ってます


第10話

万が受肉するというイレギュラー。宿儺との戦いにより疲弊していく身体と精神。それに比例してテンションを上げていく万の魂。間違いない、俺は今、戦いを続行すると…魂を万に喰われる。『酷い言い草』頭の中でうるさいだけの住人が…

 

「…解」キンッ

 

「あぶっね…」

 

術式を十割に設定『本を開き続けるのは握手』だからうるせーっての。栞を御厨子に。『使えるの?あなた如きが?』黙れ。これにより、7:3に切れば大体切れる斬撃の完成。『それで切れても致命打にはならないわ』消えろ、マジで。全力で叩く。強い相手にはこれに限る。

 

「龍鱗 反発 番いの流星」

 

「ほう」

 

「解」キンッ

 

「そろそろ」ダッ

 

「っ!?」

 

『ほら、治さずにきた』

 

「猿真似は飽きたな」バギィッ

 

「ごぶっ」

 

「解」ズバッ

 

「ごっ…」

 

『あーあ、つまんないわね』

 

「…っ…」ドロォッ

 

「またか」

 

分身を使って逃げる。更にそこから、分身の片方に万の呪力を集めさせる。というよりもそっちに行かせた。あっちは傀儡、そこに万の魂。あの分身は…死んでも甦れる万になった。というよりも、こうしないとうるさくて何も出来ないし、俺自身限界も近いしで。逃げ回るよりもある程度の強者を出しておくのが一番良い。姿形は恐らく元の万とやらになったんだろうな、といった感じだった。

 

「まだ乙骨は帰って来ねえのか…?」

 

頭の中に浮かぶ選択肢。俺が今まで模倣してきた術式を、構築術式や十割呪法、分身…あとは投射呪法か?を除いた全ての模倣済みの術式を除外して呪力効率を良くする…そうすれば多分六眼ほどではないがマシにはなるはず。というよりもマジで乙骨はまだなのか?

 

「やってやるかぁ!」

 

縛りの詳細決定!本はそのまま、それ以上コピーできない代わりに全てに栞を挟み込める!無下限は重要な術式だし、それを除外することを考えればまだマイナス!そんで挟める栞の数は2枚!他は全部呪力効率に回す!

 

「構築が楽で助かる」パキパキッ

 

「さあ!宿儺!私をもう一度切って!!」

 

「ケヒッ」

 

十割を開き、分身と構築に栞を挟む。ダメージを抑えつつ、更に7:3でダメージを与える!

 

「っ!」ズバッ

 

「邪魔だ」キンッ

 

「私だけ見てなさいよ!!」ドゴォッ

 

「やはり、この程度か」

 

構築したものをさらに解体、呪力に返し、更にもう一度別の呪具を作る。以前は刀、今は薙刀。なんとかなるだろうし、ならんかったら乙骨が来るまで耐えるだけだけどな。かなり死が近くなるのは目に見えてるし、なんとか逃げてぇけど、俺の身体から出た万も放っておけんし。まあこっちは多分分身解いたら戻るだろうけどさ。

 

「万!」ブンッ

 

「はいっ!」ザンッ

 

「っ…」

 

あ、連携する気あるんだ、あいつ。振った薙刀を返されて、また呪力に変換して、また作る。今度は斧。術式は投射呪法を開いて、栞は分身と十割に。構築はその都度開くことにはなるが、速さが今は欲しいな。

 

「ぬぅっ!」スパッ

 

「ふんっ」ズブッ

 

「っ!?」

 

万が貫かれてしまった!なんてこったもう助からないな。捌じゃないのが救いかね?まあそんなことは良くて。分身の栞を構築に移す。武器で7:3を狙いつつ、速さで圧倒する!

 

「龍鱗 反発 番いの流星」

 

「うるせー!」ドスッ

 

「解」キンッ

 

拝啓、乙骨君へ。やっぱり、無理だったよ…。日車と虎杖悠仁はほぼ間違いなく真っ先に出てくるだろう。頼むぜ乙骨君。二人が生き残れるかどうかはお前にかかってんだからな。と、目を閉じてる間に見知らぬ天井。そういえば万の声が聞こえないな?『一人の独白を邪魔しないわよ』失せろよお前もう。

 

「憂憂か」

 

「助けさせてもらいました」

 

「…すまん、時間稼ぎが足りなかったな」

 

「いいや、十分だ。作戦通り日車の術式で宿儺の術式な奪えた。そこに乙骨君まで来ているから、勝ちは決まったようなものさ」

 

「ダメだ。途中、分身とはいえ受肉させたのにロクなダメージを与えれてない」

 

「そうかな?私たちの目からすれば、すくなくとも3回は宿儺に反転術式を使わせている。効率は知らないけど、呪力は減っているはずだよ」

 

なんか冥冥に褒められると怖いな…なんだ?何の裏がある?憂憂も金になるかどうかで判断してるって噂だし、まじで何?怖いんだけど?『そんなことより宿儺に会いにいくわよ!分身作って!!』呪力切れ近いから無理。切れたら多分お前に魂食われるから嫌だ。

 

『ざっけんじゃないわよ!!』

 

「…なんだい、それ」

 

よくよく考えれば。宿儺も口だけ出して意思疎通が出来るらしいから、檻ですらない俺だったらこうなるか。いや、あっちは宿儺の力が強すぎただけか?なら今回は別か?んー…わからん。さっぱりわからん。

 

『あれ!?喋れてる!?』

 

「受肉か…どういう理屈かな。私にはわからないけど」

 

「呪物を構築の術式反転で呪力に変えたらこいつが…多分、絶命の代わりに作ったんでしょう」

 

『宿儺に向けて作ったのに、なんでそれを貴方が』ブツブツ

 

「うるせーなこの女…」

 

「面白い体じゃないか。術師を辞めたら、君で儲けようかな」

 

「…宿儺は?」

 

「日車の術式が発動して宿儺の術式を剥奪したようだ。後は、宿儺を必殺の剣で刺して終わりだろうね。九十九術師、乙骨術師と連携してよくやっているよ」

 

『何それ、つまんないわね』

 

「魂単位で殺して、伏黒を…」

 

いや待て。伏黒の精神状態は無事なのか?出てきても廃人であれば意味がない…その上、虎杖が殴る度に宿儺の呪力に違和感を覚える…『出力が低くなってる』そうか。なら伏黒の魂が呼び出されているわけだな。虎杖は魂を近くしているらしいし。

 

「まだ一つやり残していたことがあった」

 

「やめるべきだ。もう君は足手纏いだよ」

 

『しかも呪力切れ目前…裏梅と言えど、油断はできないわよ』

 

「…そーだった」




万が連携した理由 なんとなく
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