九十九と仲違いした人   作:覚め

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九十九のボンバイエと分身をコピーしたらナルトで言う穢土転生五乗起爆札が出来るという風潮、よくないと思います


第4話

「さ、行こうか」

 

「久々にタッグだ」

 

「君たち二人だと対応が揃えられて助かるよ」ズォッ

 

呪霊が出たわ。しかもデカいの。ゾウで腕たくさんあって…多分、ガネーシャみてーな呪霊だな。信仰されてる範囲が国単位だし人数も多いからこその恐らく特級。この勢いじゃ、多分イエスキリストも出てくるんじゃねーの?

 

「術式対象に概念がある呪霊だ」

 

「九十九、お前に合わせる」グッ

 

「良いね」

 

「(丸まった?一体何を…)」

 

「オラァ!」ゲシィッ

 

「!?」

 

「っ!」ズォンッ

 

「私の術式がわからなくて怖いか?」

 

「いった」

 

「質量だ」バゴォッ

 

「っぶね!」

 

さて、どうなるか。互いに術式が煙たいだろう。領域勝負に行くのが鉄則、しかし俺たちの作戦だと俺たちは領域を展開しない。しかしそれは悪手だ。この空性結界を壁と設定して俺が領域を展開する。羂索が簡易領域やイヤコウンタラを使っても問題はない。

 

「いやいや、互いの術式が煙たいのに領域を展開しないのは、『領域の押し合いに自身がありませんありません』って言ってるようなものでしょ」

 

「「領域展開」」

 

「しない予定だろ!?」

 

予想外。羂索の領域が閉じていない。俺の結界を崩せば羂索の結界も崩れるだろうか?必中効果は打ち消しあっているから影響はない。俺の領域は押し合いに特化しているが閉じていなければそれも無意味だ。あまり良い感じじゃないぞこれは…

 

「天元!」

 

「あんなもんには頼らん」パリンッ

 

「(彼の領域の方が展開が速かったか)自分から術式を捨ててくれて助かるよ」

 

「オマエだろ」バギィッ

 

「凰輪借りるぜ九十九!」ブンッ

 

「チッ!」

 

凰輪を羂索に巻きつけて、空中から落とす。どうにかしてあいつの隙を作りたいが…なんとも。凰輪の質量で動けなくしてそこを突く。術式の焼き切れた今では何も出来まい。俺もだけど。でも、俺と九十九だけじゃない。脹相は演技派だ。倒れるように消えてくれて助かる。

 

「脹相!!」

 

「っ!」パンッ

 

「と見せかけて踵落とし!」ゴンッ

 

「ぶっ!?」

 

「穿血」ブォッ

 

「っと危ない」グルンッ

 

穿血の威力をほとんど頭蓋の回転力に変えやがったか。やべえ変換効率だよ、本当に。でも今は凰輪のおかげで羂索の動きは止められてる。

 

「フンッ!」スカッ

 

「九十九」

 

「おう!」

 

「ド根性バットぉ!」バゴォンッ

 

「っ〜!」

 

蹴りを外した足を掴んで九十九バットで羂索をぶっ叩いたのに凰輪が邪魔になったか、耐えられた。力に自信はないけど、九十九自身の質量があんだろ?泣くぞ?

 

「っらぁ!」ドゴッ

 

「俺は男に抱きつきたくはないけどさ」ダキッ

 

「!?」

 

「生きるためならやっちゃうよね」ズンッ

 

「(さらに重く!彼の方が術式の回復が早かったか!?)」

 

「祈れ」パラパラ

 

「!(更に術式を!?)」

 

「4人分の俺の質量に耐えられる様に」ズンッ

 

「ぁ!?」

 

「総士!」

 

このまま拡張術式であるブラックホールまで行っても良いが、脹相と九十九が邪魔だ。分身を一体残しているから生き残ることは出来るが、ここでやったとしても天元に影響が出ては失敗に近い。九十九と脹相に分身の術式を教えていないのもダメだったな

 

「君が邪魔してくれたおかげで回復したよ」ズンッ

 

「っ!」ドロォッ

 

「クソ!」

 

「しまった!」

 

「すまん、俺のミスだ」

 

「良い。私たちも躊躇った」

 

術式が回復したか。さらにそのせいで凰輪も外された。しかも重力の術式で出来たインターバルを呪霊操術で潰しているな。だが無意味に等しい、俺や脹相ならともかくほとんどの呪霊をスナック感覚で潰せる九十九には意味がない。

 

「ははっ」ズズッ

 

「!!」ドォッ

 

極小のうずまき!?まずい、今の体勢だと九十九が死ぬな。だったら分身で走り出すのが一番。五条悟ほ封印を解けないことも考えれば、九十九という戦力は欲しい。ならここは無理をするしかないな。次に使う術式に全てを使う。その代わり一度切り、使った後一定時間は栞を挟んだ術式以外は使えないとする。

 

「位相 黄昏 智慧の瞳」

 

「!!」

 

「術式順転 蒼」ズォッ

 

「っ!?」

 

「っぁ…!」

 

「総士、無理をしたな」

 

「天元」

 

天元に頼んで二人を逃す。分身の術式に栞を挟んで九十九の術式が載っているページを開いておく。擬似的な術式の焼き切れ、無下限はこれだから嫌いだ。

 

「まさか、無下限も模倣済みとはね。威力はお粗末だったけど。」

 

「今から俺は死ぬ」

 

「二人を逃してまで?君はそんな人じゃなかったと思うけど?」

 

「惚れた女には見せれないところがあるんだよ」

 

「惚気かい?」

 

「実際、そうだろうな」ググッ

 

九十九の術式が使えるようになった。分身には投射呪法を使わせて逃げさせる。羂索はこれを奇襲目的と見るだろうか。いや、どうせなら見てほしいな。

 

「万有引力。密度が高ければ高いほど引力は大きくなり、それは重力とも呼ばれた」

 

「何?」

 

「お前の術式は重力、もしくはその類だ。違うか?」

 

「違わないが…それが?」

 

「重力なんぞ、質量の飼い犬に過ぎん、ということだ」ズォッ

 

「っ!?まさか!!」

 

「ブラックホールだよ」

 

というわけで俺は死ぬ。まあ分身体がいるから死なないけど。縛りを結んで確実に殺すようにした。九十九の術式を消す代わりに威力を上げた。分身の投射呪法とブラックホールで呪力が無くなった。これで死ななかったらお手上げだ。




脹相「…クソ」
九十九「恐らく、総士は自爆するつもりなんだろう。私の術式で」
脹相「総士の言う通りだった…俺は弟を預けて安心しきっていた…!」
九十九「気に病まない方が良い。私の術式なら確実に殺せる」
総士「あー、いたいた」
九十九「!?」
脹相「!?」
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