九十九と仲違いした人   作:覚め

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第7話

「状態はどうだ、天使」

 

『問題ない』

 

「そうか。戦闘に参加出来ずとも術式が使えれば良い。それと…来栖、だったか?期待すんなよ。五条悟に。」

 

「え?」

 

あいつゼッテー途中で戦うのが楽しくて伏黒忘れるからな。逆に言えば戦いが楽しくなければ伏黒の救出をメインにして戦ってくれることでもあるが。なんだかよくわからん過去の術師自体あんま俺は信頼出来ないけど、五条悟か過去の術師なら過去の術師一択だ。

 

「…悪いが、俺は宿儺とやるなら一人でやりたい」

 

「は?」

 

「五条悟、鹿紫雲が負けた時の次点で良い。乙骨で羂索を殺すならその後宿儺との戦いに余裕を持って参加するなら俺が適任なはずだ」

 

「驚きだね。君はそういうことはしないと思ってたけど」

 

「正直に言って勝つ気はない。乙骨が来たら全員総出で来て欲しい。これで日車とかいう奴の術式効果の発動を確実にする」

 

「待った。俺たちからすればお前は突然現れた謎の術師だ。実力面で言えば劣らないだろうが、それを保証するものがない」

 

「そうだな。じゃあ…」グッ

 

家入には嫌なことをさせるが。九十九の術式で虎杖の足をデコピンで折る。わ、痛そう。だがこれで少しは力を見せれただろう。なんかトラックに轢かれても無事そうな虎杖の骨をデコピンで折ったんだ、虎杖の硬さを知るやつなら多分信用できるものさしにはなるだろ。

 

「…なるほど、信用出来る。」

 

「?」

 

「さて、次だ。宿儺の術式について知ってる奴」

 

「あ、はい」

 

「…術式の名前は?」

 

「多分、御廚子って名前。五条先生が言ってた」

 

「なるほど…助かる。全部保険にはなるけど、やれる範囲で時間を稼ぐのは約束してやる」

 

「なんか上から目線…ていうかなんか変わった?」

 

「日下部、それで良いか?」

 

「…良いんじゃねえの?」

 

「よっしゃじゃあ寝てくる」

 

「…九十九さん、あの人大丈夫?」

 

「ん?ああ、彼、羂索との戦いでずっと戦ってたから。信頼できるよ」

 

「あいつにか…」

 

さて。獄門疆裏の解放をするためにさっさと行ってこい、天使。あと来栖。五条悟の復活で全部収まってしまった!完。それが一番良い話の終わり方だ。だから俺は知らない、存じない。その際に生じる責任とかの一切合切は九十九由基が取ります。俺は知りません。

 

「え、何この地震」グラグラ

 

「さあ?」

 

「うわっ、九十九」

 

「私たちは基礎能力の向上を目指して動くことになった。君はどうする?」

 

「やらん。やり方次第で宿儺に重い一撃入れられるかもしれんからそっちに力入れる」

 

「へぇ。ちなみにどんな方法?」

 

「星の怒りを宿儺の術式に載せる。鈍刀でぶん殴られたような感覚をお見舞いすることができるかもしれん」

 

「確かにそれなら出力関係なく出来るだろうね。でも相手は呪いの王だ。初見時以外で引っかかるわけがない」

 

「そのための他の術式だ。分身で安全に逃げつつ、星の怒りで殴れるし、不義遊戯で隙もつける」

 

「葵の術式だね?」

 

まあ、それもあまり使う気がない。宿儺が入れ替え前提の攻撃をし始めたらそれこそ意味がない。分身も潰されるからな。タイマン張るのは生存を優先しつつ頑張ることだ。あ、あと五条の術式もらいてえな。そろそろ五条は復活したのだろうか。

 

「…どうした?」

 

「よう。五条のボンボン」

 

「だから何だって聞いてんの。手合わせならやらないよ?」

 

「術式くれ」

 

「は?」

 

「お前が死んだ後も無下限を語り継ぎたいのさ」

 

「負けると思ってんの?」

 

「万が一にもないね。ただ持ってて楽しい術式だから欲しいだけだ。だからくれ!」

 

「良いけど…何が条件なの?」

 

説明。私の嫌いな行動のうちのいくつかである。無下限バリアで術式は喰らったと把握、術式について聞いて、無下限バリア解かせて本で殴る。これで条件はクリア。栞も挟める。実際に使う気はないが、あまりに危機的な状況であれば躊躇うことなく虚式を無茶苦茶な縛りで放つ。

 

「九十九。これよろしく」

 

「私を事務代わりに使うな」

 

「そればっかりはお前に任せる。俺なりの終活だ」

 

「まだ老いてないでしょ」

 

「宿儺と戦うならアリだ。ま、生きて帰ったら返してくれ。」

 

「そうだろうけどね。この場にいる者の術式はほぼほぼ模倣し終えているんだろう?それで負けたら、私たちが絶望するだけだと思うけど」

 

「知らねーよ、それは」

 

だって、練度で言えばお前らの方が上じゃん。そんな時に同じ術式だから負けた、なんて言われて絶望できるのかね。まあ俺が退いても大人数で戦うのだから、隙も作れるし、大人数だからできる戦い方もある。そこを九十九も理解はしているだろうけども…

 

「ん、何これ」

 

「七海さんの呪具です。これには七海さんの術式、十割呪法が刻まれてます」

 

「七海の術式か…そういえば模倣出来てなかったな」

 

「今から総士さんに十割呪法を模倣してもらいます」

 

「え、嘘」

 

猪野に無茶苦茶叩かれた。足を。十割呪法とは、相手の体の一部を10等分して、7:3の部分に弱点をつくる術式。かなり便利で、いつもならダメージすら入らない敵にも効く打撃を作れる。本当に良い術式だけど、正確に7:3を狙うのはかなり難しい。

 

「あ〜、キツ」

 

「お疲れ様です」

 

「でもまあありがと」

 

「?」

 

「九十九の術式はあんまり使いたくなかったんだ。意外とめんどいから。」

 

「へぇ…そういえば、あの人って何者なんですか?」

 

「さぁ…詳しいことは知らん。難しいこと全部九十九に投げてきたから…」




五条とカッシーの戦闘は全カット!!というよりも裏話的なのやって流す予定です
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