愚問なり、無知蒙昧、知らぬならば答えよう 作:まいねーむいずあしたか
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これも皆様のおかげです。本当にありがとうございます!!
記念IFストーリーとしまして↓
『もし六雛玲依がFGO時空に転生してクリプターになっていたら?』を書いてみました。
本編で納得いく師匠の戦闘シーンが書けなかったから息抜きで書いた、許して。
どちゃくそチートを垂れ流す玲依くん(FGOの姿)の異聞帯()の話になりますのが、お祭り設定として流して貰えたらと……以下CM風予告。
「覚えておけ、カルデアのマスター」
「世界を滅ぼすのは、化け物じゃない」
「世界を滅ぼすのは―――いつだって、人間だ」
「Fate/Grand Order Cosmos in the Lostbelt」
「
「此処が最後だ、滅ぼしてみせろ」
ex. 『神座六道浄土 ータカノアマハラー』
現在とは正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史
これを、汎人類史と呼び
過った選択、過った繁栄による敗者の歴史
不要なものとして中断され
並行世界論にすら切り捨てられた行き止まりの人類史
これを、
だが、此処に例外が存在した
ノウム・カルデアは想定すらしていなかった
その異聞帯は分岐基点が浅く
即座に脅威にはならないと判断された故に
シャーロック・ホームズ、レオナルド・ダ・ヴィンチ
シオン・エルトナム・ソカリスすら見落とした
8つの異聞帯攻略に優先順位を付け
脅威度に応じ剪定していくしかなかった故に
汎人類史などではなく、異聞帯にもならなかった
その危険性、異常性に気が付いたときには
既に―――手遅れだった
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―――何でこんな風になったのだろか?
型月世界の魔術師の家系に転生して早21年。
型月世界にしても何処の世界線なのかを調べてたら、マリスビリー・アニムスフィアに見つかり、何故か気に入られてカルデアに勧誘拉致され。
よりにもよってFGOの世界かよって絶望してたら、カルデアにはロマニ・アーキマンがいてくれたので一安心。
でも、マリスビリーに直接勧誘されたからか知らないが、やたらレフが俺を警戒してきたので最初の爆破テロを防ぐのは無理っぽい。
これはもうぐだに任せて俺は爆発から何とか生き延びて旅をサポートする方に回るしかないなって考えてたら、俺の役割はマスター候補としてAチームの補佐というか予備役。
「おま、このままだとレフウロスに爆殺されるやん!?」
真祖のぐっちゃんすら殺せる爆弾って何だよ本当に!?と内心で絶叫しながら生き残る為に他のAチームの面々と交流したり、ダヴィンチちゃんに媚び売ったりして準備を進めたが、結果は失敗。
死んだことにすら気付いていなかったけど、目が覚めたらクリプターとして
クリプターって7人じゃねーのかよ、8人目とかいらねぇだろうと叫んだ俺は悪くないと思う。
その後はクリプターとしての使命なぞどうでもよかったし、元FGOユーザーとしてカルデアの連中の助けになればと思い色々やってきた訳だが……。
「結局、カドックとオフェリアはカルデアにつき」
「ぺぺを止めることが出来ず、ベリルはどうでもよかったので見殺しにした」
「キリシュタリアは何とか生き残らせたが、カルデアに捕まり」
「デイビットは何処かに消えた」
「ヒナコは……あれはどう判断すりゃいいんだ?」
死んだと思ったらカルデアで召喚されて、旦那とイチャイチャ出来るから毎日を楽しく過ごしてますは流石に笑う。
原作知識から虞美人として召喚されるのは知っていたし、助けられることを断固として拒否したから放置するしかなかったんだけど、あの芥ヒナコがあそこまではっちゃけるようになるとは……カルデア恐るべし。
原作知識を用いて変えられそうな結末は積極的に介入していった結果、カドックだけでなくオフェリアとキリシュタリアも生存させることが出来た。
生存させられたんだが……………なんで、あいつら俺の所に来る前にデイビットの所に行っちゃったの?
前世での俺は『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』までしかプレイ出来ておらず、その先のストーリーは知らなかった。
考察やらなんやらで、デイビットの異聞帯は南米だしORTが出てくるんじゃね?というのは何度も見たし、前世で型月の設定資料を読んだこともあったのでORTのヤバさは知っていた。
ORTが出てくるなら第2部のラスボスであろう異星の神になったオルガマリーはどんだけやべぇんだよってことで、異星の神との契約なんぞさっさと破棄して、ぐだがこれ以上ブラックバレルなんて使わなくてもいいように、対ORT・対異星の神用の礼装を造る為に担当になった日本異聞帯を弄り回してたんだがなぁ。
「あんだけ煽ったのに、本当に何で俺の所を最後にしちゃったのさ」
ORTや異星の神にも効果がある礼装を作るから、デイビットの所に行く前に来てね(意訳)って、オフェリア助けた時も、ぺぺの所で遭遇した時も、キリシュタリアが死にかけた時にだって散々、本当に散々言ってきたのに。
「なのに、デイビットの所に先に行って……ORTもオルガマリーも何とかしちゃうって本当になんなのあいつら」
デイビットの所の異聞帯攻略はあんまり覗いたり出来なかったし、カルデアがデイビットの所に行ったせいで計画が狂いまくって、それの軌道修正をしてたからほとんど情報がないんだよな。
オルガマリーの強さは知らんけど、ORTは本当にどうやったんだよ。
それに、うちの異聞帯モドキを最後にするとか、正気かカルデアの連中は。
ちょっと待って、本当に気付いてないとかそんなことあるの!?
でも、もうそれぐらいしかうちの異聞帯モドキを最後にする理由が思いつかんのだけど……マジかよ。
「俺もギリギリまでは抑えるつもりだけど……間に合うかなぁ」
他の異聞帯が残っていたなら何とでもなったんだけどなぁ。
あんまり猶予はないから、手遅れになる前に俺を殺して欲しいな。
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その異聞帯は、カルデアからすれば他の7つの異聞帯を攻略し、最後に回しても問題はないはずだった。
本来であれば嘉永6年、黒船来航により開国されるはずの当時の幕府が逆に黒船を襲撃、船員より知識を、蒸気船から技術を奪いつくし、鎖国を続けたまま技術を磨き世界に牙を剥く……というIF。
分岐基点となる時代が浅く、神秘の要素もほとんどない異聞帯どころか特異点になれるかどうかすら微妙な分岐基点に、何故か空想樹は根を張った。
そして、空想樹どころか異聞帯の全てがクリプター・六雛玲依に奪い尽くされた。
玲依は異聞帯の王が誰だったのか、空想樹の名前が何だったのかすら知らない。知る前に全て使ったから。
空想樹が異聞帯の楔となるなら、前世で知ったとある物語に登場する『座』と呼ばれる機構に出来るはずと空想樹を改変、改変や今後に必要なエネルギーとして異聞帯の住人と異聞帯にいたサーヴァントを全て使い潰した。
この時点で異聞帯は異聞帯としての正しいカタチを失った。
その後、異星の神の呪縛を解く為に転生の魔術を使用し異聞帯内で再誕する―――異星の神から解放され、同時に異聞帯に唯一残った人間として王となる。
王となってからはORTや異星の神に対抗する礼装造りのために、前世知識をフルに使って『座』にした空想樹を使い、
これにより異聞帯は、玲依が定めた理に塗り替えられた。
異聞帯だった世界の新たな名は『タカノアマハラ』。
玲依の目的であるORTや異星の神を破ることが出来る礼装の為だけに創られた世界であり、その目的の為にタカノアマハラに招かれた数多のサーヴァント達は常に殺し合いをしている。
殺されたサーヴァントの魂はタカノアマハラから抜け出すことは出来ず、再度タカノアマハラ内で召喚され殺し合いを始める。
いつの日か、自滅因子が宿るサーヴァントが出現するまで、サーヴァント達は修羅道に堕ち続ける。
最早、その必要がなくなったとしても修羅達の日常は変わらない。
否、変えることがもう出来なくなったのだから。
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「すまないみんな、緊急事態だ」
ストームボーダーに響き渡ったアラートと放送でブリッジに集まった私達が聞いたのは、深刻な顔をしたダヴィンチちゃんのそんな言葉だった。
「一体どうしたというのかね技術顧問。南米の異聞帯を無事に切除し、残るは既に空想樹もなく、放っておけば消える日本異聞帯のみという話ではなかったのかね?」
私達の疑問をゴッフ新所長が代表して聞いてくれた。
日本異聞帯、元Aチーム補佐であり異聞帯を切除する旅の中でカルデアの敵であるクリプターでありながら何度も助けてくれた六雛玲依さんが担当した異聞帯。
私の故郷でもある日本にある異聞帯だけど、北欧にあった異聞帯を攻略してオフェリアさんがクリプターを辞めてカルデアに来てくれた時には空想樹が枯れていて、ホームズやダヴィンチちゃん、シオンさんからも「あそこは放っておいても大丈夫」と言われた場所だ。
だからこそ、カルデアは日本以外の異聞帯を攻略して行く方針にしていたし。
後々、仲間になってくれたカドックやキリシュタリアからも「余りにも近代に近過ぎて空想樹が根付かず枯れたんだが?何で俺こんなハズレ異聞帯を担当させられたのさ」という発言がクリプターの会合で玲依さんから出ていたということもあり、ブリテンの後は南米に行くことを決めたのだった。
玲依さん本人は「デイビッドの所に行く前に俺の所に来いよー」とは言っていたけど、トラオムの特異点を攻略した際に若いモリアーティからもたらされた「異星の神がORTと同化しようしている」という情報もあり、私達は日本異聞帯に行くヒマがなくなっていたというのもあるが。
本当に一体何があったというのか、そんな私達にシオンさんが一歩前に出て説明を始める。
「端的に言いますと、日本異聞帯で異常が検知されました。このままですと………あと10日前後で世界が
世界が、塗り替えられる?
「塗り替えられる、とは一体どういう意味なの?」
私が抱いた疑問は、私がシオンさんに聞く前にオフェリアさんが聞いてくれた。
「そのままの意味です。異聞帯の空想樹によるテクスチャの張り替えではなく、世界の法則とでも呼ぶべきものが塗り替えられるのです」
「そして、そもそもがおかしかったのですよ。ブリテンとは違い近代に近い日本異聞帯にはロンゴミニアドのような空想樹の代わりに異聞帯を繋ぎ止める楔はなかったはず。なのに、何故か日本異聞帯は消えずに残っている」
確かに、そういえば何でまだ消えてないんだろう?
「そして、2日前。私達が南米異聞帯の切除に成功してから、日本異聞帯が少しずつおかしくなっていき……つい先程、異常の原因がわかりました」
「日本異聞帯は空想樹を改造。改造された空想樹を基点とし、この世界とは違う法則で異聞帯を塗り替えました。そして、その法則が異聞帯の外に漏れ、侵食するかのようにこの世界の法則を塗り替えようとしているのです」
シオンさんの説明だと、例えばこの世界は基本的に善性が尊ばれる世界であるが、塗り替えられた世界では、殺したり盗んだりなど悪性こそが正しいとされる世界になってしまうかも知れないとのことだった。
「そそそんなの、ままままるで魔法じゃないか」
ゴッフ新所長の顔が真っ青だ。
というか、周りを見たら魔術師組はみんな顔色が悪い。
魔法か、私にはイマイチよくわからないけど魔術師の悲願なんだっけ?
「いえ、魔法ではありません。むしろ、魔法よりタチが悪いんですよコレ」
その後のシオンさんの説明は正直私では全くわからなかったけど、このままだと世界が大変な事になるのは理解出来た。
だったら、行くしかない。
決意を固めてマシュを見ると、マシュも私を見て頷いてくれた。
「行こう!日本異聞帯に!!」
この事態は、きっと何度も私達を助けてくれた玲依さんに何かあったからなのだろう。
だから、今度こそ私達は彼に会いに行こう。
今までの異聞帯とは違うのが少し不安だけど。
大丈夫。私にはマシュや皆が一緒に居てくれるから。
今度も、きっと大丈夫。
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「あら、また来たのおじさま。私に拷問されるのが余程気持ち良かったのかしら?」
「余の隙を偶然突けた事が、それ程までに嬉しかったのか小娘。余に幾度も吸い尽くされ屍を晒したのかを忘れたのか」
「ふふん。それでも前回おじさまに勝ったのはこの私だもの。これからは私の時代なのよ!」
「ほぉ。では試してみるか?」
「もちろん!今回もブラッドバスに沈めてあげるわ!!」
「ものみな眠る小夜中に 水底を離るることぞ嬉しけれ」
「幼い私は まだあなたを知らなかった」
「水のおもてを頭もて」
「いったい私は誰なのだろう」
「波立て遊ぶぞ楽しけれ」
「いったいどうして」
「澄める大気をふるわせて」
「私はあなたの許に来たのだろう」
「互いに高く呼びかわし」
「ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ」
「緑なす濡れ髪うちふるい」
「死骸を晒せ」
「乾かし遊ぶぞ楽しけれ」
「「—— Briah!!」」
『神座六道浄土 ―タカノアマハラ―』
副題は『理を統べるもの』
Lostbelt No.8
分岐基点時代 A.D.1853 ⬛︎D.⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
異聞深度 E- EX
副題がLostbelt No.7の『黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン』の副題である『惑星を統べるもの』と似ているのはわざと。
「星を滅ぼすものを倒したの?なら次は理を滅ぼすものが相手だねっ!」という感じ。
まほよコラボやりながら本編もがんばる
青子?致命傷にならず重症ですんだから有珠にも残弾は残ったよ…しばらくは節制生活やなぁ