愚問なり、無知蒙昧、知らぬならば答えよう   作:まいねーむいずあしたか

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今回はオリジナルな要素と厨二病がかなり多いので、苦手な方や古傷が疼きそうな方はご注意を。

だいぶ文章がとっちらかったので…気が向いたらちょっと書き直すかも。



003 『誘拐』

「それじゃ、港の方の確認も出来たし行こうかキャスター」

 

記憶通り、港の方で5騎のサーヴァント、アルトリア、ディルムッド、イスカンダル、ギルガメッシュ、ランスロットがわちゃわちゃとしてたのは使い魔越しに確認出来た。

 

現状、俺以外に余計なイレギュラーはなし。

 

まぁ……俺が引っ掻き回す側になるので、これからの展開に関しては記憶を頼ることは出来ない。

 

切嗣がホテルを爆破解体したり、ケイネスがアインツベルンの城を攻めるくらいはありそうかな?セイバーはランサーのゲイ・ボウの不意打ちを食らってたみたいだし。

 

しっかし、スカサハもそうだったけど、現実となった世界で見た英霊達はみんな美形過ぎませんかねぇ。

 

アルトリアに関しては確かに中性的な美少年と言われたら納得はしなくもないし、時代的に王が女性なのはあり得ないから先入観とか固定観念もあったんだろうけど……ちょっとは疑えよ円卓の騎士達よ。

 

「キャスター、ゾォルケンが屋敷内にいるのは間違いなさそう?」

 

俺とキャスターは間桐邸から少しだけ離れた民家の屋根で作戦前の最後の打ち合わせを始める。

 

分裂したアサシンのうちの1体が間桐邸の監視をしているとは思うけど、この時点での言峰は時臣を裏切ってないから、念の為に監視している間桐邸より港でアーチャーとバーサーカーが戦闘をしている状況をどうにかする方が優先度は高いでしょ。

 

「あぁ、ルーンで確認をした。あの屋敷にいま大人が1人、幼い子供が1人。そして、腐ったような蟲の塊が反応した」

 

ルーン万能か?反応した大人はワカメのパパで、子供が桜かな。

 

ゾォルケンが屋敷にいるならさっさとやろう。雁夜はバーサーカーの暴走で下水か路地裏でぶっ倒れてると思うけど、桜に何かあったと知られたら令呪使ってでも帰って来そうだからな。

 

「おっけ。なら、屋敷の周りにルーン刻むついでに()()の配置もよろしく」

 

「アサシンが近くにいるのだろう?そのローブの効果は知っているが、私が離れても大丈夫なのか?」

 

「このローブの効果はキャスターも確認したでしょ?じっとしてるだけなら大丈夫だよ」

 

キャスターに心配するなと手をヒラヒラさせながら6体の人形を手渡すと、キャスターは小さく頷き姿を消した。

 

キャスターが戻って来るまで片目だけもう一度使い魔と視界を繋ぐと、ちょうどアーチャーが時臣から令呪使われて帰る辺りだった。

 

あ、バーサーカーがセイバーに襲いかかった。

 

王に自分を裁いて欲しかったはずなのに、王に襲いかかっちゃうのは流石バーサーカー。

 

セイバーに戦いの中で斬られれば満足する感じだったのかな?バーサーカーからしたら王を裏切ったのは事実だけど、王妃好きになっちゃったからそれはそれで仕方のないことで。

 

でも、悪い事はしたからちゃんと王に裁かれたかったって事なのかな?

 

なお、裁く側の精神状態は考えないものとする。

 

「戻ったぞ」

 

キャスターが戻って来たので、礼を言って使い魔との接続を切り、屋根を渡り間桐邸へ向かいキャスターと庭に降りる。

 

「キャスター、結界よろしく」

 

「承知した。私に見せてくれ、マスターの魔術とやらを」

 

キャスターに結界が張ったのを確認して、軽く深呼吸。

 

うん、じゃあキャスターに見せよう。

 

いずれ、本当にいずれで現時点では仮定に仮定を重ねまくった信憑性は低い夢みたいな内容にはなるが……俺がキャスターを殺せるかも知れない可能性を見せなきゃならんからね。

 

魔術回路を励起して、魔力を回す。

 

魔術刻印にも魔力を通して、自分の起源を強く……強く意識する。

 

キャスターに設置して貰った人形と魔力を繋ぎ擬似的な陣にして、さて準備は完了と。

 

息を大きく吸って、ゆっくり吐く。

 

もう一度大きく息を吸って、魔力を限界まで回して言葉を紡ぐ。

 

 

「 蘇る そう あなたはよみがえる

 

私の塵は短い安らぎの中を漂い

 

あなたの望みし永遠の命がやってくる

 

種蒔かれしあなたの命が 再びここに花を咲かせる

 

刈り入れる者が歩きまわり

 

我ら死者の 欠片たちを拾い集める

 

おお 信ぜよわが心

 

おお 信ぜよ 失うものは何もない

 

私のもの それは私が望んだもの

 

私のもの それは私が愛し戦って来たものなのだ

 

おお 信ぜよ

 

あなたは徒に生まれて来たのではないのだと

 

ただ徒に生を貪り 苦しんだのではないのだと

 

生まれて来たものは 滅びねばならない

 

滅び去ったものは よみがえらねばならない

 

震えおののくのをやめよ

 

生きるため 汝自身を用意せよ

 

おお 苦しみよ 汝は全てに滲み通る

 

おお 死よ 全ての征服者であった汝から

 

今こそ 私は逃れ出る

 

疑似創造術式起動(Briah)

 

新たな生を(Reincarnation)彷徨い廻れ(Stranger)】 」

 

 

唱え終わる、魔力をごっそり使ったので思わずふらついた所をキャスターに支えられる。

 

人形や陣もちゃんと作動してるし効果が出るのを待たなきゃならんけど、魔術は成功してる。

 

「終わったか?」

 

「うん。効果が出るまでは少しかかるけど、魔術の発動は成功してるから……じゃあ、行こうか」

 

キャスターに抱えられて間桐邸へと侵入。抱えられたことに対して無言で抗議を送るが、無視された。

 

まぁ、敵対する魔術師の工房に入るんだから抱えられた方が安全なのはわかるけどさぁ。

 

屋敷の中に人気はない、ワカメのパパは自分の部屋で酒でも飲んでるんかな?バーサーカーを怖がって部屋に引き篭もってたとかいう描写あったし。

 

ゾォルケンと桜は………これだと隠し部屋かな?どうせ雁夜の様子を眺めながら無様と嗤い桜を嬲って悦に浸ってるんやろ。

 

キャスターに隠し部屋に行く為の扉を探してもらい、隠し部屋へと進む。

 

予想していた以上に酷い臭いがするな此処。

 

薄暗く、濁ったような空気のする部屋の中心には背の低い腰の曲がった老人と何かに集られているように見える蟲の塊があった。

 

あの蟲の塊ってもしかしなくても桜か?気色悪い蟲の間からちょいちょい肌色っぽい物が見えるからそれっぽいな。

 

「こんばんわ、マキリのご当主殿。息子さんが頑張って戦っているのに幼女の陵辱に励むなんて、長く生き過ぎたせいで性癖を拗らせましたか?」

 

キャスターに下ろしてもらい、声をかける。ゾォルケンはこちらに視線を向けるとカカッと笑った。

 

「誰かと思えば、以前街で見かけた小童か。まさかマスターになって聖杯戦争に参加しとるなぞ考えもせんかったわ」

 

おや、これは予想外。俺のことを魔術師として認知していたらしい。

 

一体いつ俺の存在を知ったんだか、外にいるときは魔術を使わないようにしてたけど…… 雨生龍之介に襲われたときかな?

 

「それで、何をしに来た小童。此度の聖杯戦争には愚息の雁夜がマキリとして参加しとるし、ワシは隠居の身なのだがな」

 

隠居してるのに当主続けてるのはちょっと矛盾してませんかね?まぁ、マキリは魔術回路を持つ人間が生まれなくなってるから仕方ないのかも知れないけど。

 

「では簡潔に。そこで蟲に集られてる娘さん、遠坂家から養子として受け入れた間桐 桜の身柄をこちらに渡して貰えますかね?」

 

俺の要求にほぉと声を漏らす、桜の身柄を要求したことは予想外だったんかな?

 

「こちらにはキャスターのサーヴァントもいますし、大人しく要求を飲んでくれると手荒な真似をしなくて済みますが……如何ですご当主?」

 

「なぜ、桜の身を求める?歳も近いようじゃし、嫁にでもする気か?」

 

「理由をわざわざ言う必要あります?」

 

胎盤にする為に引き取ったお前と一緒にすんな。

 

俺が言うのはアレだけど、架空元素持ちって本来はマジで希少なんだぞ?欲しがって何が悪い。

 

「答えは否じゃ。サーヴァントを連れておればワシに勝てると思うたか小童。思い上がるなよ」

 

ゾォルケンが杖の先を地面に叩きつける。カツンという音とともにキャスターに魔力で出来た赤い鎖のような物が巻き付く。

 

「カカッ、やはり小童は小童か。敵を前に長々と話しをするなど未熟も未熟よのぉ」

 

「ワシが、マキリが聖杯戦争に何を提供しとるのか知らんのか小童?」

 

「令呪ほどではないが、ワシの工房である此処ならサーヴァントをひととき縛ることも造作ないわ」

 

「さて、キャスターよ。マスターを死なせたくないならワシに仕えよ」

 

「そうすれば、貴様のマスターの命だけは助けてやらんこともないのぉ」

 

カカカッと自分の優位を確信し笑い声をあげるゾォルケン。

 

いやはや、お前が素直に俺の命を助けるとか信用出来る要素ないだろ。

 

どうせ蟲か何か使って死にたくなるくらい嬲るでしょ?人を嬲ることが大好き過ぎな爺なんだし。

 

「といってるけど、キャスターはどうするん?」

 

「愚か過ぎて答える気にもならんな」

 

ぶつりと、当然のように鎖を破壊するキャスター。

 

「バカな!?何故ワシの魔術が効いてないっ!?」

 

俺からしたら驚く事でもないんだよなぁ。

 

近代の英霊をサーヴァントとして召喚したならともかく、うちのキャスターはスカサハだぞ?

 

影の国の女王にして門番。

 

槍術とルーン魔術の天才にして数々の英雄を教え導いた半神霊みたいな英雄だぞ。

 

本当に、なんで召喚されてんのか俺にもわからんチートみたいな存在に、たかたが500年程度生きただけの魔術師の(わざ)が通用する訳ないだろ。

 

「そういえば、面白いことを言っていたな」

 

まぁ、形勢逆転ですな。

 

「妨害される可能性を考えず、長々と話をすると本当に思ってたの?」

 

うん、それに……そろそろ時間かな。

 

「この館に入る前に魔術は発動済みだ」

 

ゾォルケンの顔色が変わる、何やら違和感を覚えたらしい。

 

「こ、小童!!貴様ぁ!ワシに何をしたっ!!??」

 

ぼろぼろと、身体の末端から崩れていくゾォルケン。

 

キャスターに張って貰った結界は、ゾォルケンを逃したり間桐邸に俺達以外が入るのを防ぐ為だけではなく……この魔術の発動を察知されない為でもある。

 

間桐邸の庭で発動したのにゾォルケンに気付かれてなかったとか、キャスターの魔術本当にすごいわ。

 

ゾォルケンの身体が崩れてる原因は、六雛家の魔術を俺なりにアレンジした人を辞めた奴を昇天させる強制転生魔術。

 

うちの母方の実家であり、俺が継ぐ予定の六雛家は仏教的な思想から根源を目指す魔術師の家である。

 

六雛の姓は、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の『六道』から六を。

 

災難や厄を人の代わりに受ける人形を川へ流す『流し雛』から雛の名を取り、『六雛』という姓になったらしい。

 

どうすりゃ『六道』と『流し雛』で根源を目指そうという気になったのか……母さんから色々と聞いたが、正直よくはわからなかった。

 

自分なりに解釈はしてみたが、これが合っているかはわからん。

 

六道、六道輪廻とも呼ばれる思想は、人が死ぬと生きてる間に溜めた業によって次に生まれ変わる世界が決められるという考えである。

 

その生まれ変わる先が天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道であり、罪を一切重ねず、尚且つ煩悩を持たずにいられたら『浄土』に生まれ変わることが出来るらしい。無理ゲー過ぎる。

 

六雛家はこの『浄土』に至る術こそが根源に繋がっていると定め、『浄土』に到達する為に罪や煩悩を持たずにいるにはどうすればいいのか?というのを考えた。

 

罪を一切犯さず。根源を目指しているという煩悩を自己中心的な生き物である魔術師がどうやって持たずにいられるんだ?と先祖が考えに考えた結果、先祖が活路を見出したのが『流し雛』であった。

 

渡し雛が人の災難や厄を代わりに受けて川に流される身代わり人形であるなら、罪や煩悩を人形に肩代わりさせればいい。

 

自身の持つ罪や煩悩を肩代わりさせる人形を作り、その人形を川に流すことで自身の罪や煩悩を祓い『浄土』に到達する事が出来れば、根源にも辿り着けると先祖は結論を出し、研鑽を始めたらしい。

 

完全なる人間の雛型を作成することで根源に至ろうとした封印指定の人形師がいたが、六雛が目指す罪や煩悩を祓い浄土にいけるような人間なら根源にも至れるという考えは、それとちょっと似てるかな?似てないかも。

 

他にも川というのは彼岸と此岸の境界、三途の川であるとか色々とあったり、途中から浄土と根源が混ざってないか?とか思ったが、俺の理解を超えたので割愛。

 

母さんは六雛の魔術の中から罪や煩悩を託す人形作りの部分に注目し、人形を含めた様々な魔術礼装を作ることが根源を目指すより楽しかったらしく、魔術師というより礼装作りの魔術使いになった。

 

俺も母さんから人形などの魔術礼装の作り方を学んでいるが、俺が注目したのは別の場所であった。

 

それは、六道における生まれ変わりの部分であり……人形に託す罪や煩悩を調整すれば生まれ変わる世界を調整出来るのでは?ということ。

 

そもそも、俺は観測次元のような世界からこの型月世界に転生してる訳で。第二魔法のおかげで並行世界もあるし、転生無限者っていう転生先の条件を決めて転生し続けた奴もいるんだから、条件をきちんと揃えれば世界を超えての転生も出来るんじゃね?と考えた訳だ。

 

はっきり言えば、この研究はまだ始めたばかりであるから大した成果は出ていない。

 

というか、研究する為の仏教の知識も魔術の知識もその他の知識も足らな過ぎて研究に入れない。

 

せめてもう少し母さんから刻印が継承されればなぁと考えていたある日、唐突に思いついた。

 

「あれ?六道と流し雛を俺の起源で流用すれば……強制的に転生させる昇天の魔術になるんじゃね??」

 

俺の起源は『流転』、常に形を変え移り変わり続けることを意味し、仏教的には生まれ変わり、死に変わりを続け世界を迷い続けることを意味するのだから……ちょっとやってみよって、やったら出来ちゃった。

 

いや、自分でも本当に何で出来たのかわからんけど出来ちゃったのよね。

 

ちなみに、実験相手は吸血鬼の屍鬼。うちの管理地に紛れ込んでたらしいのを父さんがとっ捕まえたので、処分するなら使わせてって頼んで実験台にした。

 

実験に立ち会ってくれた面々は、俺の魔術にドン引きしてたなぁ。

 

まず普通に殺した方がよっぽど早いし、消費魔力が多過ぎだし詠唱が長過ぎる。

 

さらに効果が出るまで時間かかるし、対象となる相手が限定されてて実用性は全くと言い切れるほどに皆無。

 

それでも吸血鬼なら夜族以上はともかく、死者程度ならこんなん防げないだろって実験に立ち会った面々は太鼓判を押してくれた。

 

そして、この普通ならくそ使い難い魔術は……ゾォルケンのような相手に対しては大変に有効である。

 

蟲の集合体のようなゾォルケンを殺すには、蟲を全て探し出して潰すか、核となっている蟲を探し出して潰すしかない。

 

が、こいつ多分核となってる蟲すら変えれるはず。HFで言峰の洗礼詠唱に耐えてたし。

 

ならどうするかって?キャスターに助けて貰えばいい。

 

キャスターの結界を張ってもらい核となる蟲が逃げられないようにして、そこに魔術を叩き込めば解決ですわ。

 

今回はキャスターにかなり補助をしてもらったけど、発動した魔術はその効果を存分に発揮してくれた。

 

「きききえる、ワシが、消えていく」

 

身体の崩壊は止まらず、ゾォルケンはもはや原型を留めていない。

 

「うううつつれね。かからだだだだををむしししにうつつれぬねぬ」

 

なんか、言葉がバグって来てんなぁ……蟲だけに。

 

言葉すら出せなくなりキィキィと鳴きながらも崩れていく蟲の塊に、最期の言葉を送る。

 

「じゃあね、ゾォルケン。先祖からの使命も、永遠を求めた理由すら忘れ、永遠を求めるだけの妄執に堕ちた人外のまま消えるといいよ」

 

そして、マキリ・ゾォルケンだった残骸は動かなくなった。

 

なんというか、キャスターに散々手伝ってもらったけど……呆気ないものだな。

 

「キャスター、念の為にこの子や屋敷にゾォルケンの蟲が残ってるか調べて欲しい。ゾォルケンを消したのは蟲が繋がってた雁夜にも知られたはずだから、令呪でバーサーカーだけが戻ってくる可能性もある。確認出来たらさっさとその子を連れて帰ろう」

 

さて、目的は達成出来たんだ。

 

こんな辛気臭い場所にいたくないし、帰りましょう。

 

あぁ、そういえば……。

 

「キャスター、俺の魔術はどうだった?」

 

これを聞いておかなきゃ。

 

「ふむ、まだまだ未熟ではあるが……可能性は見せて貰ったぞ、玲依」

 

俺が渡したローブで蟲の粘液で穢されていた桜を包んでから抱き上げ、見逃してしまいそうなくらい、ほんの僅かではあったが笑顔を浮かべ、そう答えてくれた。

 

 

 

 

 





新たな生を(Reincarnation)彷徨い廻れ(Stranger)

六雛家の魔術をアレンジ魔改造して創り上げた儀式みたいな形をした魔術。
詠唱は「愛する者を新生させたい」という渇望を持ったあの方から。
魔術に使用する6体の人形はそれぞれ六道輪廻の世界の住人を示しており、人形は六道輪廻図の形に配置される。
対象となる者の煩悩や罪の種類や量によって転生する世界を選定され、対象を強制的に転生をさせる。

身も蓋もない説明をすると、某ホグワーツの組分け帽子+寮へ強制移動させる魔術。

「キミは○○の罪があるから、××が相応しいので送ってあげよう」

ただし、組分けされるのは転生先の世界で、移動方法は強制転生である。

玲依くんは昇天させてるだけで次の転生先は選んでいない……誰が、何が転生先を選んでるのかを玲依くんは知らない。

効果とても限定的で、普通に生きている者には全く効果はない。
対象となるのは死を否定して生にしがみついている者達、型月世界でいうと死徒や不死者や霊体など。
ただし、現状では玲依くんの実力が低いので効果が出るまで時間がかかるし、効果が出る相手は少ない。

今回は気合い出して作った特別性の人形を使い、スカサハにかなり補助して貰ったのでゾォルケンにも効果があった。

ちなみに、玲依くんがこんなとんでも魔術を使える原因は3歳の事故の時に使われたモノが主な原因だったりする。

聖堂教会は教義として転生を認めていないので、教会からしたら玲依くんの魔術は異端中の異端となり、知られたら教会の抹殺リストに載る可能性があったりする。

協会と教会に狙われる未来が来るかも知れない玲依くんの明日はどっちだ。

なお、本人は全く気付いていないもよう。



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