~~~ハーフタイム~~~
西山「やっぱり、尾山中は強敵だな。練習をしっかりやって来なければ、すぐ負けてたかも知れないな。」
牛宮「そうですね!でも、俺達もだいぶ力がついたって事じゃ無いですか。」
各々が後半に向けて準備をしている中、速水は尾山中ベンチを見つめていた。
早坂「どうしたんですか先輩?なにか気になる事でもあるんですか?」
速水「いや・・・、大した事でも無いんだが、何か大きな違和感があるんだ。」
早坂「違和感ですか?」
岸田「お前も感じていたのか。」
二人の会話に岸田も入って来た。
岸田「恐らくは後半戦で、火森は何かを仕掛けてくるかも知れない。二人とも、気を付けてくれよ。」
~~~尾山中ベンチ~~~
その頃、尾山中のベンチでは火森が選手全員に何かを見せていた。
道端「まさか、こんなにだったとは。火森、お前の言った事は間違い無さそうだな。」
火森「あぁ。これで後半の戦術は決まったな。」
~~~後半戦~~~
実況「さぁ、前半は互いに拮抗した試合展開をしていた両者。はてして、最初にこの流れを変えるのはどちらの学校なのか!」
こうして後半戦が始まった。
速水が早坂にパスを出すと、そのままドリブルで上がっていった。
火森「そんな簡単には行かせねぇぞ。」
火森のブロックをなんとか避けた早坂は、速水に向かってパスを出した。
だが、そのパスは残念ながらカットされてしまった。
早坂「くっ、上手く行かなかったか。」
その後、なんとかボールを奪い返しまた早坂はドリブルで攻め上がっていった。
そしてブロックに来た選手をかわし、そのまま進みパスを出したが、そのパスはとられてしまった。
たかが普通のパスカットだったが、速水はとても違和感を感じていた。
速水(普通、あの位置でカットは、咄嗟には難しい・・・。なんだ。なんなんだこの感覚は!)
そして攻撃に移った尾山中は、どんどんとゴールへと迫っていった。
何とか激しいブロックを潜り抜け、絶好のシュートチャンスとなっていた。
火森「このシュート、止められる物なら、止めてみろ!」
『ジェット・ザ・クラッシュ』
力いっぱいにボールを蹴りつけると、勢い良くボールはゴールへと飛んでいった。
そしていきなり空中で急停止した。
その次の瞬間、蓄積された力が爆発し、より凄まじい勢いでボールはまた進みだした。
西山「くっ、止めて見せる!」
『グリスリークロー』
何とな止めようとするが、ボールの勢いは全く止まらず、西山は頑張って踏ん張り続けたが、火森のシュートに弾かれてしまった。
実況「ゴール!!先制点は、尾山中が取りました!」
尾山中1ー陵星中0