~~~陵星中部室~~~
西山「1回戦突破口だ!!」
勝利した翌日、部室ではおお盛り上がりをしていた。
岸田「全く、1度勝っただけでこの盛り上がり様。これじゃあ、身が持たんぞ。」
花美詩「そう言うおまえも、何時もより嬉しそうじゃないか。」
花美詩にそう言われ、岸田は少し照れ臭そうにしていた。
だがそんな中、速水だけは静かにトーナメント表を見ていた。
花美詩「どうしたんだ速水?そんなぶっきらぼうな顔して。」
速水「あぁ、すまん。次の対戦相手の事を考えていてな。」
西山「次の相手か・・・。次は守野浜中か。」
その言葉に、部員達にどよめきが走った。
早坂「守野浜ってどんなチームなんですか?」
花美詩「そうだな。一言で言えば鉄壁。今のキーパーが入部してからこれまで、失点そのものはたったの1点のみ。負けた試合も、PK戦で負けただけだからな。」
早坂「へぇ、そんな凄いチームがあるんですね。でも、1点だけ取られたって、どこに取られたんですか?」
花美詩「それは去年の覇者、秀栄中だ。まだ俺達は守野浜とは1度も戦った事が無いから、何処まで通用するかはわかんない所だな。」
西山「そう!俺達の力であの鉄壁の守りを崩せるかはわからない。だが、速水と早坂のシュートなら必ず突破してくれると信じてる。」
岸田「西山の言う通りだ。それに、1度シュートを止められても、俺達が必ず守りきって、何度もシュートのチャンスを作ってやるさ。」
速水「ふっ、そこまで言われるとプレッシャーになるな。でも任せろ。俺達が必ず守野浜のゴールをぶち抜いてやるさ!」
西山「そう来なくっちゃな!良し、これから練習だ!」
こうして部員達は、グラウンドへと向かっていった。
~~~グラウンド~~~
早坂「生きますよキャプテン!」
『ライトニングショット』
西山「良し、来い!」
『グリスリーキャッチ』
早坂の必殺シュートを、西山は見事に止めた。
西山「凄い威力のシュートだな!この調子なら、行けるぞ!」
早坂「ありがとうございますキャプテン。じゃあ僕は。」
そう言って早坂はグラウンドから離れようとしていた。
西山「ん?何処に行くんだ?」
早坂「ええ。シュートの威力を上げる為に、走り込みです。それに、守りが厳しいなら、少しでもスタミナをつけて置いた方が、攻撃するのに有利かなと思いまして。」
そう言って早坂は走っていってしまった。
岸田「前の試合でお前が言った言葉が、ちゃんと効いてるみたいだな。」
速水「そうだな。あいつらしいプレイ、それはまだ俺達が理解するには時間が足りなさすぎる。だから練習を重ねて、あいつを知って行かなければな。」
西山「おーい速水。次はお前がシュートうってくれ!」
速水「あぁ!今行く!」
こうして守野浜中との試合に向けて、練習をするのであった。