新たな伝説の始まり   作:なめらかプリン丸

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第19話

速水「くっ!簡単には突破出来ないと思ってはいたが、まさかここまで固いなんてな。」

 

岡田「県内トップレベルのストライカーのシュートも、所詮はこの程度なのか。よし、反撃だ!」

 

岡田からのパスを受けた大前田は周りを少し見渡し、右腕を空に伸ばして人差し指を指差した。

 

大前田「これよりフォーメーション3を開始する!行くぞお前達!」

 

大前田の掛け声と共に、守野浜中の選手が4-4に並んだ。

 

そして後ろの列の選手がボールを運び、陵星ゴールへと向かって来た。

 

陵星DFがボールを取ろうと近付くと、その2列で巧みにボールを回していき、DFを撹乱し始めた。

 

花美詩「これ以上ゴールに近付かせるな!」

 

大前田「かかったな!今だ!」

 

花美詩達が近付こうとした瞬間、前列の4人が一斉に散らばり花美詩達の前に立ち塞がり、これ以上進めない様にした。

 

岸田「しまった!これじゃあゴールが無防備だ。西山、頼む止めてくれ!」

 

西山「任せろ。俺が必ず止めてやる!」

 

大前田「なら、これを止めてみな!!」

 

大前田が右ギリギリに向かってシュートを撃ってきた。

そのシュートに西山は見事に反応して右に飛び込んだ。

 

だが、ゴールポストに当たったボールはまた大前田達の足元に戻ってしまった。

そしてすぐにゴール上にシュートした。

 

そのシュートにも西山が反応したが、そのシュートもポストに当たり大前田達に戻った。

 

二度にわたるゴールポストに当たるシュート。

あまりシュートが上手では無いと思うかもしれないが、その瞬間岸田がある事に気が付いた。

 

岸田「まさか!この攻撃の目的は!!」

 

大前田「やっぱり気が付いたか。だが、この攻撃は止められはしないさ。」

 

岸田が防ごうとするが、それすらも守野浜の選手に止められしまった。

 

その後も大前田達の攻撃が続き、西山は端から端まで動かされながらシュートを止めようとするが、それら全てがポストに当たるだけだった。

 

大前田(そろそろ限界だな。)

 

そして次のシュートに間に合わずそのシュートを止めることが出来なかった。

 

実況「ゴール!!激しい攻撃を耐えていた陵星中だが、ついに耐えきれずゴールを許してしまった!!」

 

西山「す、すまん皆・・・。」

 

岸田「いや、あいつらの攻撃タクティクスは凄いぞ。」

 

花美詩「あの俺達を防いだあのブロックか?」

 

岸田「違う。それもそうだが、あいつらはシュートをわざとポストに当てて、西山を疲労させ確実にシュートを決めに来たんだ。」

 

大前田「そこまでわかってたか。まぁ、これが俺達守野浜中の必勝コンボだ。味わってくれたかな?」

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