新たな伝説の始まり   作:なめらかプリン丸

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GK
西山光樹(にしやま こうき 153cm48kg 2年)

DF
牛宮健介(うしみや けんすけ 140cm62kg 1年)
花美詩工(はなびし たくみ 156cm59kg 2年)
佐々木幸太郎(ささき こうたろう 143m68kg 1年)       
岡和孝(おか かずちか 151cm44kg 1年)

MF
岸田天神(きしだ てんじん 149cm52kg 2年)
畑中刄太(はたなか じんた 143cm44kg 1年)
金元春樹(かねもと はるき 153cm51kg 1年)
杉成泰葉(すぎなり やすは 134cm41kg 1年)

FW
速水俊平(はやみ しゅんぺい 162cm68kg 2年)
登別竜二(のぼりべつ りゅうじ 174cm71kg 2年)

監督
奥野忠尚(おくの ただふさ)


第2話

元々陵星中には、サッカー部が無い。

無いと言うと、語弊があるがつい2年前まではサッカー部には部員はいなかった。

 

そんな陵星中に去年入ってきた登別は、その恵まれた体躯で小学生の中ではスターとも言える選手だった。

 

だが部活に入ったその時、自分以外部員がいない状況に絶望していた。

何とか周りに声をかけていたが、中々集まらず独りで練習をする日々を3ヶ月ほど続けていた。

 

そんな中、西山、花美詩、岸田と入部していき、少しずつではあるが部活として形を作っていく。

 

そして1年後、新入生が入ってきてようやくちゃんと試合が出来る様になったが、名前も知らぬ弱小校。

マトモに練習試合も組んでもらえず実戦経験を積む事が出来ていなかった。

 

そんな中、速水俊平が転校して部活に入ってから全てが変わった。

自分達が初めて挑んだFF県大会でまさかの準優勝。

 

周りの人間は速水を救世主の様に持ち上げ、期待していたのだった。

 

~~~~~~

 

若桜中との練習試合まで2週間に迫った陵星はいつもの様に練習に励んでいた。

 

西山「来い!速水!!」

 

速水「行くぞ西山!」

 

速水の放ったシュートを西山が止め、そして速水に投げ渡す。

そんな反復練習を繰り返していた。

 

速水「そう言えば、登別はどこなんだ?一緒に蹴りたいと思ってたんだが。」

 

牛宮「あんな人、ほっとけば良いんですよ速水先輩。それよりも、俺も一緒に練習しても良いですか?」

 

登別「すまねぇ!遅れちまった!!」

 

遅れてグラウンドに登別が走ってきた。

 

西山「遅いぞ登別。なにかあったのか?」

 

登別「ちょっとな。担任に止められちゃってよ。成績についてとやかく言われちまってよ。」

 

杉成「やっぱり。そんな事だろうと思いましたよ。部活も良いですが、勉強が学生の本分ですよ。」

 

皆が登別を笑っている所を見ていた速水は、少し考えこんでいた。

 

速水「登別、少し話があるんだが。」

 

登別「あ?わざわざ改まってなんだよ?皆の前じゃ言えない話か?」

 

速水「いや・・・。何でも無い。忘れてくれ。」

 

登別「なんだよ。まぁ、良いか。それよりも練習だ練習!」

 

~~~~~~

 

登別がドリブルで上がって行くと、DF陣が登別を囲んだ。

激しいDFだったが、僅かな隙間を見つけ、登別は速水にパスを出す。

様々な練習を行い、時間も過ぎていった。

 

そして部活終了の時間が迫っていた。

汗を拭く登別を見て、速水はやはり考え事をしていた。

 

西山「どうしたんだ速水?そんなに登別を見つめて。」

 

速水「いや、監督は確か今日も仕事だったよな。」

 

西山「そうだけどなにかあったのか?」

 

速水「何でも無い。」

 

そうしていよいよ2週間が経ち、若桜中との練習試合が幕をあけるのだった。

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