速水「登別!やっと帰って来たのか。にしても、身体が一回りも二回りも大きくなってないか?」
登別「あぁ。監督直々の猛特訓のお陰で、文字通り生まれ変わったわけだ。」
早坂「登別先輩!!凄く会いたかったです!!」
そう言って早坂は登別に抱きついた。
それに驚いた登別だったが、直ぐに頭を撫でた。
登別「監督から聞いてはいたが、まさか本当にお前がいるなんてな。」
和気あいあいとしている陵星中ベンチを大前田はじっと見ていた。
~~~守野浜中ベンチ~~~
島「あいつは確か、登別だったか?全然見てないと思ったが、まさか今頃登場だなんてな。」
岡田「それにあいつ程度のプレイなら、怖くないけどな。」
岡田がそう言って笑っていたが、それを大前田が止めた。
大前田「絶望的な状況だが、奴が来ただけであの雰囲気。恐らくは、何かしらの勝算か秘策でもあるんだろう。お前ら、後半は今まで以上に守りに集中してくれ。」
~~~陵星中ベンチ~~~
奥野「後半は登別に出てもらう。そして早坂、お前はベンチに下がって休憩だ。」
早坂「休憩って、僕なら大丈夫です。けど、登別先輩の活躍が見たいから、今回は大人しく下がります。」
登別「さてと・・・。やることだけやっとくか。」
そう言うと登別は、守野浜中のベンチの方へと歩いていった。
そして大前田の前に立つと、右手を差し出した。
登別「まだ挨拶して無かったからな。よろしくな。」
大前田「あ、あぁ。こちらこそよろしくだ。」
そうして二人は握手を交わした。
登別「来て直ぐ言うのはどうかと思うが、俺が来たからには、お前らの鉄壁とやら、粉砕してやるから楽しみにしておけよ。」
大前田「ふっ、それは素敵な宣戦布告だな。だが、俺達の無敵の守備はお前程度では突破出来ない。精々、足掻くんだな。」
そして登別はベンチに帰って行った。
登別「さて、そろそろ後半だな。おいDF陣、お前らに伝えたい事がある。」
登別は花美詩達を集めて何かを伝えた。
花美詩「それは本気で言ってるのか!?そんな事したら!」
登別「今言った事は取っ掛かりだ。そこからどう動くのかは、自分達で考えろ。」
実況「さぁ、注目の後半戦が開始します。陵星中、登別が帰って来た事でどう状況を打破出来るのか楽しみであります。」
こうして後半戦が始まった。
登別「速水、取り敢えずは普通に攻めてくぞ。」
速水「あぁ。今はそれしか選択肢が無いからな。」
こうして二人はゴールへと向かって行った。
相変わらず守野浜中の守備はDFだけに任せるのか、あっさりと上がる事が出来た。
そして二人は、DFの近くまでやって来た。
速水「さてここからどう攻める?」
登別「俺にボールを渡してくれ。」
そう言われ速水は登別にボールをパスした。
登別「復活してからの初シュート。生まれ変わった俺を見せつけてやるぜ!」
地面からドラゴンが出てきて、登別の身体に巻き付いた。
そして右足に噛みついた。
登別「喰らえ!俺の必殺シュート!」
『ドラゴニック・バイト』
力強いシュートと共に、噛みついていたドラゴンがゴールめがけて飛んでいった。
岡田「その程度のシュート無駄だ!」
『怪力ギガトン』
岡田「ふん!俺達は無敵だ・・・な、何!」
登別のシュートは、そのまま岡田を吹き飛ばす程の勢いでオーラの壁を粉砕した。
島「だが、このシュート!俺が止める!」
『エンド・オブ・ザ・シャッター』
巨大なシャッターが登別のシュートに立ち塞がった。
島「な、なんだこのシュートの威力!そんな、そんなバカな!!」
登別「言っただろ?俺がお前らの鉄壁を粉砕してやるってな。」
島「くっ、くそ!!」
登別のシュートが島の必殺技を粉砕してゴールへと突き刺さった。
実況「ゴ、ゴール!!陵星中、あの無敵とも言われた守野浜中から執念のゴールをもぎ取った!!」