内容を考えるのに時間がかかったのと、仕事が忙しかったので、時間かかりました。
サブタイトルって、必要なんですかね?宜しければ、ご意見お願いします。
登別「イップスですか・・・。それって確か。」
奥野「そう。スポーツ選手がなりやすい症状だ。特定の瞬間になると、身体が思う様に動かなくなる症状だ。」
思うの言葉に、三人は言葉を飲んだ。
普段、聞き馴染みの無い“イップス”と言う言葉。
それは即ち、自分達では解決方法がわからない事も意味していたからだ。
速水「奥野監督、登別のイップスってやつは直ぐに治せるんですか?」
奥野「どうだろうな。俺は医者じゃないから正確な事は言えない。だが、それでも過去に同じ様な状態になった選手を一応は完治に近い状態には出来た。」
花美詩「そんな事があったなんて。でも、それなら登別も同じ様に改善してくれますよね。」
花美詩が期待を持ってそう聞くが、奥野の表情は険しい表情をしていた。
速水「どうしたんですか監督。まさか、登別のイップスは治らない程深刻なんですか!?」
奥野「いや、練習の時にはシュートを撃てるなら、そこまで深刻じゃ無いはずだ。だが・・・。」
その先を言いづらそうにしているのを察したのか、登別は奥野を見た。
登別「例え、どんな事になろうとも覚悟は出来てます。はっきりと言って下さい。」
奥野「わかった。確かに昔治療したと言ったが、つきっきりでの治療になった。だが、今お前にそれをしてしまうと、只でさえチーム内であまり良い立場だと言えないお前が、さらに居場所が無くなってしまう事にもなりかねん。」
奥野の考えに、速水と花美詩は唇を噛み締めた。
確かに登別の治療は今すぐにでもおこなって欲しい。
だが、只でさえ良いとも言えないチームでの登別の立ち位置。
そして二人は、互いに登別の事を守りたいとも思っている。
そんな感情の板挟みになっていたが、登別が大きく手を叩き場の雰囲気を変えた。
登別「さっきも言っただろ!どんな事になろうも、覚悟は出来てるって!」
登別「もし、俺の居場所とやらが無くなるのなら、治療が終わった俺の実力で、全て取り戻す・・・。いや違う、新しく俺が速水、お前を越える陵星中のストライカーになって戻って来てやるよ!」
登別の覚悟に、二人は何も言えなくなった。
そして登別らしい発言に、二人は顔を見合わせて笑った。
花美詩「そうだよな。あの頃のお前が帰って来たなら、俺達は最強になれるもんな。」
速水「あぁ、だけどその間に俺もレベルアップしてやるさ。簡単にはエースストライカーの称号は渡さないからな。」
こうして3人は手を取り合った。
奥野「校長には、俺から事情を説明しておく。なんとかFFが始まるまでには戻って来るさ。」
こうして登別は、イップス治療の為に奥野とマンツーマンでの治療がはじまった。
そして月日は流れ、4月を迎え新たな始まりが幕を開けたのだった