たぶん、ヴィランが親らしいが。それはそれとしてヒーローの子どもの方が気苦労が多い。   作:幽 

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感想、評価ありがとうございます。感想いただけましたら嬉しいです。

エンデヴァーの変化。書きたくなって。次は、夏君の話が書きたい。

ここのエンデヴァーはサー・ナイトアイと仲が良い。
後書きの異母兄設定は、なんか急に生まれたんですが、本編に出したら話の軸がぶれそうなので、出るとしても番外編ぐらいになるかなあ。


炎の変化

 

 

その日、当代のインゲニウムである飯田天晴は息を吐いていた。

 

時期は丁度、ヒーローのビルボードチャートの発表日であり、彼も又高ランクに入っている。

インゲニウムといえば、三代続くヒーロー一家として有名だ。

現在、父から少しずつ業務を引き継ぎ、今代のインゲニウムとして活躍している。

 

(・・・・支持率も、父や祖父からの人たちもある。期待を裏切らないようにしなければ!)

 

そう思いつつ、彼は周りを見回した。彼がいるのは、ビルボードチャートにて、高ランクに入ったヒーローたちの交流会だ。

その他にも、スポンサーになってくれるような地位の人間もいるのだ。ある意味で、ここはヒーローにとって色々とチャンスに恵まれている。

インゲニウムもまた、自分にとって縁が深い関係者に挨拶で回った後だった。そこで一息吐いた時だ、なんだか場がざわついているのがわかった。

 

(なんだ?)

 

そう思っていると、何やら遠くで声が聞こえてきた。

 

「・・・・だから、付いてくるなと言っているだろうが!」

「えー、でもさ、ちゃんと話せるの?」

「貴様は俺のことをなんだと思っている!?」

 

その声には聞き覚えが有り、インゲニウムは視線を向ける。そこには、エンデヴァーと、そうしてオールマイトがいた。

 

(オールマイトだ!)

(あいさつしてもいいかな?)

(おいおい、エンデヴァーだぞ!?)

(珍しい、こんな場に出てくるなんて今まであったか?)

(つーか、あの二人が一緒にいることなんてなんかあったのか?)

(誰か、挨拶しろよ。)

(いや、オールマイトはいいけど。エンデヴァーはなあ。)

(でも、この頃はエンデヴァーも当たりが柔らかいって・・・・・)

 

周りから、明らかにざわついている声が聞こえてくる。インゲニウムもまた、遠巻きにその二人が歩く光景を眺めていた。彼らはどうやら何か、目的があるようで忙しなく会場内を歩き回っている。

インゲニウムは何だろうなあと思っていると、ふと、オールマイトと目が合った。それに、インゲニウムはぺこりと会釈をした。が、オールマイトはあまりにも、予想外な反応をした。

 

「エンデヴァー君、いたよ!」

「は、どこだ?」

「あそこ!」

 

オールマイトはそう言って手を軽く上げて、一歩、足を踏み出した。そうして、インゲニウムは気づいた。

大男が二人、自分に近づいてきていることを。

 

 

 

「いやあ、すまないね!驚かせて!」

「貴様が大声を上げるからだろうが。」

「だから、ごめんねって!」

 

インゲニウムは己の顔が引きつるのを理解した。彼の目の前には、ビルボードチャートの、1位と2位が立っているのだ。

冷や汗が、だらだらと背中を滑り落ちていく感覚に襲われる。

そうして、周りも又、どこか冷や汗と哀れみと、そうして、好奇心をひそめて三人のことを伺っている。

 

(何かしたか、俺!?)

 

言っては何だが、インゲニウムが彼らと何かしら関係があったことはない。いや、父の代で、何かしらの事件で関わっていたかも知れないが、当代の彼にはまったくと言っていいほど覚えはなかった。

 

(いや、わざわざ、お二人が来られたと言うことは重要なことのはず!だが、例えばチームアップなんかだとしたら、書面で来るだろうし。なら、こんな大々的な場で関わってくるのは、何か、何か!!)

 

インゲニウムは焦る感情の中で、必死に笑みを浮かべてそんなことを考える。

 

「ほら、目的があったでしょ?」

「わかっとるわ!」

「というか、持ってきてるの?」

「人のことをなんだと思っている!?」

「あ、炎出さないで!?もう、すぐ怒るんだから。」

「誰のせいだ!?」

 

騒いでいる中、その場にいた人間達は生唾を飲み込んで、エンデヴァーが出す物に注目した。

 

「・・・・すまないが。」

 

そう言って、エンデヴァーが出してきた物に、インゲニウムは目を見開いた。

 

(お、俺が、この前出した・・・)

 

エンデヴァーの手に握られたのは、インゲニウムの写真集だった。

 

((((写真集だああああああ!!))))

 

その場にいた人間達は、あまりにも予想外のそれに脳内でそう叫んだ。そうして、エンデヴァーが口を開く。

 

「すまないが、これにサインをいただけないだろうか?」

「え、あ、サインですか!?」

 

思わず、写真集を受け取った。

インゲニウムは予想外のそれに、写真集と、そうしてエンデヴァーの顔を交互に見る。それに、オールマイトが補足するように話し始めた。

 

「ごめんね、急に。実は、エンデヴァー君の家の子が、インゲニウム君のファンみたいでね。サインを貰ってくるように頼まれちゃったらしいんだ。」

「おい、お前が話すな!」

 

エンデヴァーはそれこそ、雷親父の一言に尽きるような怒鳴り声をオールマイトに返すが、慣れた様子で、彼ははっはっはと、いつも通りの爽やかな笑い声を上げた。

 

「でもさ、君のことだから、威圧的になって怖がらせるかもって。」

「なにを・・・・・!」

「転夜君が。」

 

最後の言葉に、エンデヴァーは苦虫を噛みつぶしたかのような顔をした後、ひどく不本意そうな顔をして、はあとため息を吐いた。

 

「・・・・それで、インゲニウム。すまないが、サインを貰えるか?」

「え、ええ!それは、大丈夫です!」

 

インゲニウムは渡されたそれに、同じように渡されたサインペンでサインを書いていく。

 

(家の子?そう言えば、確か、ご結婚されていたんだっけか?にしても、家の子が俺のファン・・・・)

 

インゲニウムは、ちらりとエンデヴァーを見た。

確かに、威圧的な部分はあるが、それはそれとしてチャート二位のヒーローの父親を差し引いて、自分のファンといわれると落ち着かないというか、妙な気分になる。

 

「それよりも、お前、あいつと連絡取ってるのか?」

「定期的にしてるのは知ってるでしょ?この頃、学校楽しいらしくてね。まあ、勉強面で苦労してるみたいだけど。君も、見てあげてるんだよね?」

「・・・・おかげでな。」

「にしても、あの子、モテてるねえ。ヴァレンタインのチョコ、すごいらしいね!」

「あの時期は、子どもたちの貰ってくるチョコのせいで、家中が甘い匂いでかなわん・・・・」

「私も、チョコ、貰ったんだ!エンデヴァー君も、チョコ貰ったの?」

「手作りのケーキだろ?」

「え、私、クッキーだったんだけど?」

「お前、なかなか会えないのに、生ものなんて渡せないだろ?」

「そっかあ、でも、ケーキ、いいな・・・・」

 

しょもしょもしているオールマイトを見つつ、インゲニウムは悩む。

 

(これって、俺が聞いててもいいことなのか!?)

 

非常に、なんというか、個人的というか、プライベートの話を聞いている気がするが大丈夫なのだろうか?

 

「あ、あの。」

 

インゲニウムはサインを書き終わった写真集をエンデヴァーに差し出した。それに、エンデヴァーはああとうなずき、受け取った。

 

「礼を言う。手間を取らせてしまったな。」

「い、いいえ!にしても、お子さんが、俺のファンと言ってくださって、ありがたいというか。」

 

インゲニウムは少しだけ照れたような顔をして、そう言った。それに、エンデヴァーは少しだけ申し訳なさそうな顔をした。

 

「・・・いや、すまないがファンと言ってもあいつはエンデヴァーが一番好きなんだが?」

 

うん?とインゲニウムが思った瞬間、オールマイトが待ったをかける。

 

「うん、気にしないで!」

「なんだ、急に。」

「急にじゃないよ。なんでそんなこというのさ。」

「いや、ファンと言った手前、あいつが一番好きなのはエンデヴァーだからな。がっかりさせるのも悪いだろう?」

「うーん、君の背後で、この自己肯定感は私が育てましたって転夜君の顔が見えるよ・・・・・」

「意味のわからないことを言うな!」

 

ぴしゃりと言い返しながら、エンデヴァーは目を白黒させているインゲニウムに視線を向けた。

 

「いや、確かに不躾だったな。なんというか、うちのが、その、不愉快だったらすまないが。インゲニウムのヒーロースーツが、一番かっこいいと気に入っているんだ。」

 

エンデヴァーは見た目だけを好んでいることについて思うことがあるのか、ひどく申し訳なさそうな顔をしていた。

それに、インゲニウムは少しの間、茫然としていたが、慌てて首を振った。

 

「い、いいえ!そんなことはありません!ヒーロー自体、目立つ必要があることもありますし!それに、このヒーロースーツのデザインは、細部は違えど、代々受け継いでるものです!好ましく思ってくれて、嬉しいです!」

「・・・そうか、そう言ってくれると嬉しい。」

 

そう言うと、エンデヴァーは淡く微笑んだ。いかめしい顔に浮んだ、柔らかな微笑みに、インゲニウムを目を見開いた。

 

(この人、こんな顔もするのか。)

 

インゲニウムが知っているのなんて、テレビ越しに見る焔の仮面を被った、まさしく烈火という言葉の似合う苛烈な男の顔だ。

けれど、今、思った以上に柔らかな微笑みを浮かべる男の笑みは、何か、むき出しの感情を見せられるようで落ち着かない。

周りも、何か、落ち着かないというようにそわそわしている。

 

「後、君は走り方の講習みたいなものもしているだろう?」

「あ、はい。動画サイトで、試しになんですが。」

「その件の奴は、なんというか、走るのが好きでな。一日に、数キロは走らんと落ち着かないんだ。」

「あーこの前も、半日、公園走り回ってたんだっけ?」

「ああ、休日で訓練付けてやろうとしたら、その前に走らせろと言ってきたから公園に連れて行ったんだが、ドッグランに解き放った犬並に走り回ってな。止められんかった。」

「一緒に走ったの?」

「いいや、娘が一緒だったからな。せがまれて花冠を作らされた。」

「エンデヴァー君、花冠作ったの!?」

「なんだ、その反応は!悪いか!?」

 

ぼおおおと顔だけ、一瞬、炎を纏った。そうして、はっとした様子で、インゲニウムを見た。

 

「・・・・すまない、こいつがいらんことばかり言ったばかりに。」

「え、私のせい!?」

「そうじゃなければ、何だと言うんだ?はあ、まったく、まあ、そんなわけではな。君の走り方は気持ちよく走れると気に入っているんだ。」

「あ、え、はい!それは、嬉しいです!!」

 

インゲニウムは何か、目が回るような気がした。

あの、エンデヴァーが?

娘と花冠!?

 

もう、頭の上には、はてなとびっくりマークが乱舞していた。

何か、高濃度のものを見せられて、脳の処理が追いついていない。インゲニウムはそれに、慌てて取り繕うようなことを言った。

 

「その、色々と光栄で。お恥ずかしい話、若輩者の身で、未熟な部分が多く、お恥ずかしい話です。」

 

インゲニウムはそう言って、目を伏せた。

そこで、オールマイトの明るい声が聞こえた。

 

「そんなことないよ!韋駄天、なんて名前にふさわしく、君の走りは素晴らしい。私だって参考にしてるんだから!」

「え!?」

 

インゲニウムは顔を上げて、オールマイトを見た。

 

「そうなのか?」

「私は、基本的に肉弾戦だからね。それでも、体の動かし方に関しては、色々と他を参考にしてるんだよ。」

 

インゲニウムは、あのトップヒーローが自分の走り方を参考にしているという事実に打ち震えた。

移動系の個性は、なかなか使い方が難しいところがある。それでも、認めて貰えることが嬉しいと感じた。

 

「エンデヴァー君も、参考にしたって言ってなかった?」

「そうなんですか!?」

「・・・俺は、走り方を参考にした覚えはない。」

「あれ、私の聞き間違い?」

「俺が参考にしたのは、初代、そして二代目インゲニウムの事務所のシステムについてだ。」

 

インゲニウムは、あまりにも予想外のそれに目を見開いた。

 

「事務所、ですか?」

「ああ、事務所を開設する上で、SKを雇うとき、インゲニウムの考えは非常に参考になった。」

 

エンデヴァーはふむと頷いた。

 

「・・・・俺の個性は、確かに強力だが、欠点はもちろん存在する。その上で、欠点を一つずつ潰すという前提は必要だが、それを補うSKの配置、そして、そのためのシステム作り。あの時代において、あそこまでの基礎を築いているのは見事と言っていい。」

 

インゲニウムは目を見開いた。

そんなことを言われたのは、初めてだった。

 

移動系の個性は、通信手段や、移動技術が優れている現代では、使い勝手はよくない。自分たちは、移動系といっても、火力が高かったのが幸いだ。

 

誰かを助けることに、貴賤があることは可笑しいはずだ。

だからこそ、代々、インゲニウムは移動系のSKたちを集めて活動している。

それでも、自分たちに出来ることがあるのだと証明するために。

 

故に、だ。

 

火の個性、という強力な個性を持ってなお、自分たちの築いたシステムを肯定してくれることが、認められたことが嬉しいと思った。

 

「・・・・ありがたい言葉です。」

「それに、だ。君自身も、優秀だと思っている。」

「え?」

「事前に構築されたシステムや人員がいたとして、長としての立ち回りをそこまでこなせるのは見事だ。」

 

インゲニウムは、潤みそうな瞳を隠すように頭を下げた。

 

「・・・・エンデヴァー君てさ。」

「なんだ?」

「そんなこと、言えたんだね?」

「どういう意味だ!?」

「え、いや、他意は無くてね!?なんか、自分だけで頑張ろうって思ってる感じかなって!?」

「・・・・俺は、貴様のように傲慢じゃないんでな。」

「あーその感じ、すっごくらしい。」

「お前も、何がオールマイトだ。その名に恥じんようにしたらどうだ?」

「え、どういう意味?」

「・・・・・あのな!?サー・ナイトアイの机の上の書類の山はなんだ!?この前、転夜の付き添いで会いに行ったら、濃い隈をこさえていたぞ!?」

「もしかして、この前、転夜君の声が冷たかったのって。」

「どう足掻いても、ナイトアイの方が転夜に懐かれているからだろう。」

「ねええええ!なんで、私にはあんなに塩対応なのかな!?」

「・・・・お前の微妙に雑なところだとか、あいつにとって好ましくないんだろう。まあ、ナイトアイに、お前に見切りを付けたら、うちに来いと言ってあるしな。」

「え、待って!?いつの間に、引き抜きの準備を!?」

「お前にはもったいない男だからな。はあ、インゲニウム。」

 

目の前で散々に言い争いをしていたエンデヴァーは目を白黒させているインゲニウムに視線を向けた。

 

「時間を取らせて悪かった。俺たちはこれで失礼する。」

「い、いいえ!こちらこそ、ありがとうございます!」

「そう言えば、一方的にサインを貰ったが、何か望む物はあるか?」

「え、なら、その、お二人のサインをお願いしたいんですが?」

「?そんなものでいいのか。」

「いいよ!」

 

インゲニウムはスーツを脱ぎ、下のシャツの、背中側にサインを書いて貰った。

 

(・・・・・あまり、仲の良くなかった二人の共同サインって、思った以上に貴重なのでは?)

 

そんなことを思っていると、エンデヴァーがオールマイトの首根っこを掴んだ。

 

「それではな。」

「え、ちょっと、エンデヴァー君!?もう少し、優しく!」

「黙れ、大体、貴様は№1として自覚が足りん!言いたいことがあったのを思い出した!」

 

そう言った後、また、エンデヴァーはインゲニウムを振り向いた。

 

「インゲニウム、先ほども言ったが、その年にしては見事な手腕をしている。これからも精進するといい。」

 

エンデヴァーの、燃えるような青い瞳がインゲニウムを貫いた。

そうして、騒ぐオールマイトを連れて、エンデヴァーは場を後にする。

 

茫然とするインゲニウムに年の近いヒーローたちが集まってくる。

 

「おい、大丈夫か?」

 

それにインゲニウムは顔を覆った。

 

「どうしよう?」

「何がだよ?」

「・・・・エンデヴァーの、ファンになりそうだ。」

 

それに周りのヒーローたちは顔を見合わせ、そうして、その肩をぽんと叩いた。そうして、その中の一人が呟いた。

 

「・・・・・まじで、変わったんだな、エンデヴァー。」

 

 

 

 

 

「・・・・・おい。」

「え?」

 

炎司は、居間で団子になっている子どもたちの中に夢意転夜を見つけた。そうして、持っていた本を転夜に渡した。

 

「え、え、え!?おっちゃん、まじで貰ってきてくれたの!?」

「どういう意味だ!?」

「いや、てっきり、くだらんって一喝するかと。」

「オールマイトにまで言付けておいてか!?」

「まあ、ダメなら、オールマイトのおっちゃんに頼む気だったから。」

 

こいつは、と思いはすれど、ある意味で自覚がある部分もあるので、炎司は黙り込む。

 

「あれ、転夜姉、お父さんが一番好きなんじゃないの?」

「おっちゃんは私の中で不動だけど、それはそれとして、インゲニウムのヒーロースーツがかっこよすぎる!!」

「こういうの好きなの、転夜?」

「もち!仮面ライダーみたいでかっけえよなあ!何故、オールマイトのおっちゃんに世の中の男児はきゃーきゃーするかわからん。インゲニウムにきゃーきゃーすべきでは?」

「でもさー。重装備すぎてキツくない?」

「自分が着たいのと、かっこいいと思うのは別じゃん。というかさ、そういう燈矢は、ヒーロースーツになったとき、おっちゃんとかオールマイトのおっちゃんのヒーロースーツみたいなの着るの?」

「・・・・・・・」

「まて、燈矢、その沈黙は何だ!?」

 

燈矢はそれににっこりと微笑んだ。それに、炎司は何か、どっどっど、心拍数が上がる気がした。

そこで、夏雄の姿が目に飛び込んできた。

 

「夏雄。」

「え、何、お父さん?」

「お前にはこれだ。」

 

炎司に手渡された色紙に夏雄は目を見開いた。

 

「これって!」

「同じ場にエッジショットがいたからな。貰ってきたんだ。お前、好きだっただろう?」

 

炎司は、ちょっとどきどきしていた。

確か、夏雄が以前、エッジショットをかっこいいとはしゃいでいたのを思い出し、急遽貰ってきたものだ。

 

(・・・・間違えたか?)

「・・・・うん!ありがとう、お父さん!!」

 

夏雄はえらくはしゃいだ様子で、そのまま転夜達の元に向かって言った。それに、どうやら間違っていなかったようだとほっとした。

そうして、少しだけ考える。

 

(俺や、オールマイトのスーツはダサいんだろうか?)

 

いや、いけてるよ!大丈夫、大丈夫、だから!

なんて叫ぶオールマイトの声が聞こえた気がしたが、それを振り払うように首を振った。

 





転夜にはギャグ世界戦限定で、死穢八斎會で若頭やってる異母兄がいる。
見た目与一の生き写し、中身は倫理感等が欠けてるやばいお兄さん。見た目で唯一違うのは口元に傷があることだけ。
ただ、拾ってくれた組長に恩義を感じてるので、任侠であることを自分にかしているのでわりかしまとも。

壊理の実の父親。曰く、母親の顔がもろタイプだったらしい。父親そっくりで自分の血縁に執着しており、激甘お父さん。オーバーホールのことは、使えそうと拾って可愛がってたらやばい矢印を向けられている。
転夜とは、同族意識で情はあるけど、遠慮は無い。

実の父親とは、与一はそんなことをしないし、そんな顔をしないと言われるため、嫌われている。
強個性で、頑張れば色々出来るが、箱庭主義なので、組がこれからの世界に順応できるように頑張ってる。

「と、言われましてもねえ。」
「与一の、顔で!煙草を、吸うな!」
「あー、人のこと捨てた時点で、そんなこという資格があるとでも!?こちとら、この顔で、女やら男やらとも色々やってるんですがねえ。」
「ああああああああああああああああああ!!??」

「・・・・すげえ、この世で一番、あいつにダメージ負わせてる。」
「養育費を望む私よりも強いな。」
「でもさ、貰ってもマネーロンダリングが必須な養育費とか嫌じゃない?」
「それはそう。」

以前、後書きにあった転夜の異母兄、本編に出そうか、それとも番外編に置いておこうか悩んでおりまして。参考程度に知りたいです。

  • 二次創作だし、いいんじゃない!
  • 一周回って見たい!
  • 番外編で留めておけば?
  • いっそ、兄弟増やそう!
  • どっちでも
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