たぶん、ヴィランが親らしいが。それはそれとしてヒーローの子どもの方が気苦労が多い。   作:幽 

32 / 103
評価、感想ありがとうございます。感想いただけましたら嬉しいです。

なんとか上下で終わった。

転夜の表のイメージソングは、黄色で緑な社会の、メラメラしてる歌になります。
轟家+転夜のイメージソングは、メランコリーなキッチンです。

転夜のCVについて考えている。誰だろう。

次は、掲示板ネタ書きたい。


何か、こういったの読みたいとかありましたら、ここにくだされば。何か、アンケートというか、興味です。
https://odaibako.net/u/kasuka_770


狙撃手へ、目をそらすことなかれ 下

 

 

「きっと、あなたに救われたその人は、祈るように、思っていたと思います。」

 

少女が笑う。

それ以上の事なんてないように。

輝かしい、夜明けの笑みを浮かべていた。

 

「あの日、いつかに、どこかで、私の夜を焼いてくれて、ありがとう、ヒーロー!」

 

 

 

 

「・・・・どうして、そんな風に思える?」

 

レディ・ナガンは、思わず言った。

甘く、冷たいフラペチーノから、雫がぽたりと流れていった。

 

ああ、わかっている。

その少女は、自分の知る、悍ましさの意味を知らないから。

自分のなした、血だらけの手なんて知らないから。

 

欺瞞、偽り、ことごとくの醜さを、知らないから。

だから、そんなことを言えるのだと。

 

けれど、そんなことを聞いてしまったのは、きっと、あの、瞳があんまりにも、キラキラと、キラキラと、目映いまでに、輝いていたから。

 

 

「醜いものは醜い。全てを覆い隠すことは出来ない。いつかに、汚泥は噴出し、全てが白日の下にさらされたとき、そんなこと、言えなくなる。」

 

血の温かさを、臓物が飛び散る様を、死体からする死臭を、知っている。

 

なあ、なあ、なあ。

キラキラと、輝く瞳に、問いかけたい。

それを知ってなお、お前は、そんなことが、言えるのかなんて。

 

「汚泥に塗れてなお、お前はそんな風に、笑っていられるのか?」

 

それに、転夜は、口を一瞬だけ開け、そうして、ゆっくりと立ち上がる。向かい合うように立つ少女は、レディ・ナガンのことを見下ろした。

 

「・・・・レディ・ナガン。ヒーローのすごいところって、なんだと思います?」

 

レディ・ナガンは、その質問の意図を答えられず、黙り込む。それは、きっと、上げようと思えば、いくらでも出てくるだろう。

黙り込んだレディ・ナガンに、転夜はえへへへへへと、笑った。

 

「ヒーローはね、誰のことも、好きでなかったとしても、困っているってだけで助けてくれるんです。」

 

何か、あまりにも予想外の言葉だった。

かっこいいだとか、華々しいだとか、強いだとか、そんなことではない。何か、もっと、ヒーローとして、当たり前すぎることを出してきたものだから。

大抵の人間は、見向きもしない、それを出してきたものだから。

 

だから、レディ・ナガンは何と答えていいのかわからなくなってしまった。それに、転夜はなんともないというように、目を細めた。

 

「・・・・・人助けって、まあ、やろうと思えばやれるでしょう?道に迷っている人だとか、電車で席を譲るとか。それぐらいなら、できるでしょう?でも、命をかけるほどの、誰かに手を差し出すことなんて、ねえ。どれだけの人が出来ると思います?」

「・・・・難しいだろうな。」

「ええ!人が命をかけるのなんて、それ相応の理由がいる。己と他人、その天秤が揺れる時。」

 

転夜は、ゆっくりと、目を細めた。

それに、レディ・ナガンは、声をかけたくなった。まるで、数十年、地獄の中で生き抜いてきたかのような、生き疲れたかのような目をしていた。

けれど、かける言葉なんて存在せず。

だから、黙り込むことしか出来なかった。

 

「人が、人を助けるのには、理由がいる。それに、よく使われるのが、愛で。」

 

例えば、父母からの子への愛。子からの父母への愛。恋人たちの恋情。友人達の親愛。

多くの繋がりの中で、他人へ向けられる無償の愛に発せられるそれら。

 

「だから、私、ずっと、誰かに助けて貰えるなんて、思ってなかった。」

私は誰にも、愛されてなんていなかったから。

 

淡く、それは微笑んだ。

何も、悲壮感だとか、そんなことなんてなく。幼い頃の、思い出を語るかのような、気軽さで、少女は孤独を語った。

レディ・ナガンは、思わず、その手を掴んだ。

見るだけならば、淡く微笑む少女なのに。その淀んだ瞳に、何か、何か、せき立てられるようにそんなことをして。

 

「ほら、助けてくれようとする!」

 

嬉しそうなそれに、自分が、少女の手を掴んでいることに気づいた。

 

血に濡れた、己の手を、思い出す。また、手を振り払おうとするのに、転夜は強く、レディ・ナガンの手を掴んだ。

まるで、その、手に祈りを込めるように両手で覆った。

 

汚れてしまう。

その手が、汚れて、その、輝かしい生き物が、ああ、血に汚れて。

 

「私、すっごく、嬉しかった!」

 

弾むような声がする。

転夜は、今にも泣き出すんじゃないかと思うような顔をして、レディ・ナガンの目をのぞき込んだ。

 

「誰も、愛してくれなんてしないから。だから、助けを求めることさえ、出来なかった。助けてくれる人なんていないと思ってたから!でも、助けてくれた!来てくれた!」

「・・・・エンデヴァーが?」

 

レディ・ナガンは掠れた声で、そう返した。それに、転夜は、にっこりと、あの、弾むような笑みを浮かべる。

そうして、その手を解いて、鞄に付けていたエンデヴァーのぬいぐるみを手に取る。

 

「・・・・・生まれた頃から、泥に沈んでいたんです。それで、そのまま、泥に沈むはずだった。生きる理由なんてなくて。でも、輝かしいものが、突然突っ込んで来て。」

 

踊るように、それは、キラキラと、これ以上無いほどに、輝く、人を焼くような美しい瞳でレディ・ナガンを見てくるのだ。

 

「突然で、めちゃくちゃで、でも、それでも。私、あの時、泥から這いずり出てしまった。その、遠くにある輝かしいものに、手を伸ばしたくなってしまったから。」

 

少女は、そういって、まるで子犬がじゃれつくように、エンデヴァーのぬいぐるみに頬をすり寄せた。

 

「嬉しかったなあ。嬉しくて、嬉しくて。だから、私、ヒーローになりたいと思えたんです。」

 

そこには、子どもがいた。

輝かしいものに憧れて、助けられて、ここまでやってきたものがいた。

いつかに、助けられた自分のように、誰かを助けられると、信じているものがいて。

 

(ダメだ。)

 

やっぱり、そう思う。

 

「・・・・・それで、結局汚れてしまってしまうとして。どうする?」

 

転夜はそれに、レディ・ナガンに目を向けた。キラキラと、キラキラと、輝く星色の瞳で、自分を見つめる。

 

「なあ、知ってるか。蓮の花があるように。世界を芳しくする花は、一時だけ、世界をいやしたとしても、いつかは、泥に沈むじゃないか。それに、意味があるのか?私たちヒーローに、何の意味があるんだ?」

 

その瞳から目をそらすように、地面に視線を向けた。

 

それでも、血濡れた自分の手を覚えている。

殺して、殺して、殺して。

 

確かに、防げたことがあるだろう。

確かに、必要だったこともあるだろう。

 

けれど、そうやって、ずっと隠し続けるとして、それで、どうなる?

 

そんなもの、いつかは崩れて、壊れるのに。

 

最後は、最後は、最後は。

 

「どうして、目をそらすんですか?」

 

腕が、掴まれた。血に濡れた手を、誰かが掴んだ。そうして、ぐいっと、無理矢理に視線を上げさせられた。

 

「ねえ、目をそらさないで。」

 

星色の瞳が、己を見る。目映いまでの、瞳が、自分を見ている。

 

「ねえ、お願い、否定しないで。」

 

叫ぶような、声がする。

 

「レディ・ナガン!」

 

強く、まるで、叫ぶように、弾むように、少女が叫んだ。

 

「救われた者たちから、目をそらさないで!」

 

 

 

「そらしてなんていない。」

「そらしてる。」

「そらしていない!輝くものがあると知っていて、それでもなお、汚泥を見つめ続けるのがどんな思いか、知りもしないで!!」

 

見つめていた、ずっと、見ていた。

笑う人々、輝かしい者、守られたことに感謝をして。

 

そんな誰かがいることを知っていた。

けれど、それ以上に、己に纏わり付く汚泥が、レディ・ナガンの罪を突きつける。

 

本当にいいのか?

自分一人で、支えられるなんて思っていない。

けれど、このまま、このまま、都合のいい夢を見せ続けて、それで、いいのか?

 

脆く、偽善的で、それで。

 

「なら、あなたは、泥しか見つめられない存在を知っているのか!?」

 

叫ぶ声がした。ばっと、咄嗟に顔を上げれば、そこには、そこには、星色の瞳をした、希望に満ちあふれた少女なんていなくて。

途方に暮れるような、子どもが、縋るようにヒーローのぬいぐるみを抱えて、そこにいた。

 

「泥に塗れて!どこにいけなくて!そのまま、誰にも気づかれることもなく、死んでいくしかない人間の気持ちが、わかるのか!?」

 

ぎゅっと、エンデヴァーのぬいぐるみが潰れるように、へしゃげてしまっていた。

 

「そうだよ、超人社会、架空が現実になった社会!突然現れたこの力で、世界は歪んだ!弱い個性は罪だった!強い個性は呪いだった!でも、それでも、私たちは、ここで、この社会で生きていくしかないというのなら!」

輝かしいものがあると、信じられる社会の方が、ずっと、ましだと、思っちゃダメなの?

 

それに、レディ・ナガンは、崩れ落ちそうになった。

いや、それは、何か、レディ・ナガンが、確かに目をそらしてきたものだ。

 

闇を見つめて、血に濡れて、それに意味があるのかと考えて。

 

表で、ヒーローたちが紡いだ希望。

それを、維持してどうなる?

ずっと、考えていた。

 

ああ、そうか。

ふと、思い出す。

確かに、この社会は脆いけれど。偽りだらけかも知れないけれど。

 

それでも、もしも、この社会が崩れれば。

 

目の前で、すさんだ何かを潜ませて、先ほどまでの美しい瞳を濁らせた。子ども。

いつかに、この社会が崩れたときに、産まれる子どもの存在がそこにいた。

 

転夜はそこで、そっと、レディ・ナガンに持っていたサー・ナイトアイのぬいぐるみを渡した。また、手の中に返ってきた、ぬいぐるみを見つめた。

華々しさなどない、有名ではない、今まで知りもしなかった、ヒーローのぬいぐるみ。

 

「その人、オールマイトを助けたくて、ヒーローになったんです。オールマイトの重荷を少しでも減らすために。オールマイトが、少しでも、休めるように。そう思って、今も、書類の山と格闘してて。」

私、その人みたいなヒーローになるのが目標です。

 

じっと、見つめる。

ただ、見つめる。七三分けの、ただのサラリーマンのような、それでも確かに、それは目の前の少女のヒーローの形。

 

「・・・・人は、善性の生き物ではありません。」

「知って、いる。」

 

そんなことは知っている。知っているんだ、散々に、見つめたから。

自分だって、そんなものではないのなら。

 

ぎゅっと、ぬいぐるみを握りしめた。

 

「でも、悪性の生き物もないと思います。」

「なら、どんな生き物だ?」

「人は、自分の思う、輝かしいものに憧れることが出来る生き物だと思います。」

私が、いつかに、私を救ってくれた、輝かしいものに憧れたように。

 

視線を下げて、ぬいぐるみを見つめるレディ・ナガンと目を合わせるように転夜は姿勢を低くして、その顔をのぞき込んだ。

そこには、あの、キラキラと輝く星色の瞳が自分を見ていて。

 

「・・・・・レディ・ナガン。わかっていますよ。いつかに、助けてくれたのが、善意だけでないなんて。」

 

 

輝かしい者を知っている。

他者のために、愛に、義に、祈りに、覚悟に、希望に、願いに、意地に、怒りに、誠実であるために。

そんなもののために、人は、走り出すのだって、事実だ。

けれど、人を、動かすものは、それだけじゃなくて。

義務感、名誉欲、金銭欲、もっと、他の何かで、ヒーローをしているとして。

でも、それだけじゃないのだってわかっている。

 

「でも、それでいいじゃないですか。だって、そんな理由があるとしても、救われたことが事実なら、それだけで十分です。ねえ、レディ・ナガン。」

 

少女はにかりと笑った。ああ、希望に満ちあふれた、輝かしい、人に懐き果てた犬のような、笑みだった。

レディ・ナガンと、少女は、女の名を呼ぶ。

ヒーローとしての、名を呼び続ける。

 

「人の善意には限りが有って。人の悪意には、限りが無い。それは、きっと、個性の有無は関係ない。それが、人という生き物だ。でも、輝かしいものがあるのだと、いつかに見た憧れに恥じないように、誠実でありたいと思った誰かが、善性の生き物であるのだと生きられたら。」

 

少女は、ぴょんと、弾むように跳ねた。

 

「それ以上に、素敵なことなんて、ないじゃないですか!」

 

ああ、その言葉、その光景。

それに、レディ・ナガンは、泣きたくなった。

 

突きつけられるような気分だった。

泥に塗れて、心が折れて、疲れ果てて。

だから、全部、偽りだと、これに意味があるのかと、そう問いかけたくなった。

 

けれど、それを見ていると。

その少女の、星色の瞳を見ていると。

 

なあ、自分の罪を、血に濡れた手を、知らないだろう。だから、そんなことが言えるんだ。そんなこと、が。

 

でも、それでも、わかるのだ。

 

(この子は、きっと、地獄を知っている。)

 

それでも、地獄を知ってなお、輝かしいものに憧れたというのなら。

その、偽りから始まったものだとしても、希望は希望だと、そう突きつけられて、レディ・ナガンは泣きたくなった。

 

答えなんて出せない。

今だって、ぐらぐらと揺れていて。

 

「レディ・ナガン、あなたが何をそんなに悩んでいるのか知りません。だから、これ以上の事なんて言えません。でも、これだけは言えます。」

 

転夜は両手を挙げて、これ以上、嬉しい事なんてないように、ああ、輝かんばかりの笑みを浮かべていた。

 

「レディ・ナガン!もしかしたら、言われたことがあるかも知れない。もしかしたら、届いてなかったのかも知れない。もしかしたら、助けられた誰かが、言えていないだけかもしれない。でも、きっと、あなたに救われたその人は、祈るように、思っていたと思います。」

 

ねえ、ヒーロー!

 

ああ、なんて、嬉しそうで、愛おしそうで、思わずそれを見つめたくなるような声だった。

 

「あの日、いつかに、どこかで、私の夜を焼いてくれて、ありがとう、ヒーロー!」

 

そう言って、転夜はレディ・ナガンの手を握る。

ああ、ダメだ、ダメだ。

見つめるべきでない。わかっている。だって、きらきらと、きらきらとして、目が、眩んで、しまいそうで。

 

「ねえ、レディ・ナガン。私、きっと、ヒーローになります。それで、エンデヴァーの事務所に入りたいと思ってて。でも、約束します。あなたが辛いとき、苦しいとき、それでも、きっと、あなたが助けてと言ってくれたら。私、走って行きますから。」

 

待っていてと、そう、少女が言った。

偽りだらけで、欺瞞に満ちている社会。

己が、血にまみれる世界。

 

けれど、けれど、レディ・ナガンは思った。

ああ、この生き物が、こんな生き物が、それでも、輝かしいものがあるのだと信じられるというのなら。

それでも、こうやって芽吹いた希望が、偽りでないというのなら。

 

だから、レディ・ナガンは、持っていたそのぬいぐるみを握りしめて、微笑んだ。

知りもしないどこかのヒーロー。

それは、誰かを支えるために、ヒーローのために、ヒーローになろうとしたと言って。

そうして、目の前の、輝かしい少女の在り方を形成としたと言うのなら。

 

少しだけ、ほんの少しだけ、レディ・ナガンは、報われた気がした。

 

「ああ、待っている。」

だから、走っておいで。

 

転夜は、それに、にぱりと笑った。

 

「はい!」

走って行きますね!

 

 

 

 

「・・・・そいつらを殺れば、社会はよくなるのか?」

 

それに、公安の長である男は、眉間の皺を震わせた。

 

「ナガン。」

「違う、止めたいって話じゃない。ただ、少しだけ、思うところが出てきたってだけだ。」

「思うところ?」

「表のヒーローが紡いだ希望を守るのはいい。それで、汚れ仕事を引き受けるのもな。噂じゃ、ガキを一人、育てるらしいな?」

「何が言いたい?」

「・・・・ここの所、新しく生まれる個性が強力なものになってる。強個性持ちが、全て、正しい方向に向かうならそれでもいい。ただ、何かの拍子に、道を踏み外さない可能性がないわけじゃない。今の仕組みじゃ、限界が来るぞ。」

「・・・・・懸念事項としては、理解している。ただ、今はなんとか土台が出来たばかりだ。この土台に縋り、そうして、現状維持を続けていくほかはない。」

社会という大きな渦には、劇的な変化は難しい。

 

目の前の男のその言葉に、レディ・ナガンはため息を吐いた。

 

「・・・・わかった。それがわかっているのなら、構わない。」

 

そういって、立ち去っていくレディ・ナガンを見つめていた男は、ふと、その腰に何かがぶら下がっていることに気づく。

 

「ナガン、それは?」

「うん?これか?」

 

レディ・ナガンはそう言って、腰にぶら下げられた、七三分けの、サラリーマン風のデザインをしたぬいぐるみを指先で突いた。

 

「仕事には持ち込まないよ。」

「それは、わかっているが。なんだ、それは?」

「ふふふふふふ、約束の証で、お守りみたいなものさ。」

とびっきりの、いい男だろう?

 





・・・・なあ、親父。
なんだ、夏雄。
あれ、何してるんだ?
あそこで、燈矢の目の前で正座をしている転夜のことか?
いや、あれ以外に何があるんだ?

・・・・あれが、レディ・ナガンと友好があるのは知ってるだろう?
ああ、そりゃあ。転夜姉、妙に高ランキングのヒーローつり上げてくるの多くないか?
で、これだ。
・・・親父が、ゴシップ雑誌買うなんて、明日は雨か?母さんが、布団干したいって言ってたから止めろよ。
これは、燈矢が買ってきた物だ!!
はいはい、それで、何々?レディ・ナガン、噂の新ヒーロー、と密会。これ、もしや。
転夜だな、おまけに、ご丁寧に男になって。


で、なんで、あんな写真撮られたわけ?
いや、その、なんといいますか。ナガンの姐さんが、その、とっても、素敵な靴を見つけられたそうで。
ふうん?
でも、けっこう、高めの、ヒールでして。履くと、その、周りにも威圧感が出て、ちょっと、履きにくいって言われてて。
それで?
せっかく、買った靴を履けないのは悲しいだろ!?だから、ナガンの姐さんよりも、でけえのが隣にいたら、誰も気にしないからって、まあ、そんな感じで。

へえええええええええ!?俺を差し置いて!?お前は!いっつも、いっつも!ナガンは、好みから外れてるって思ったのに!!
だあああああああああ!だってさ!燈矢も知ってるだろ!?ナガンの姐さんにさ、ナイトアイのおっちゃんのこと、紹介したらさ、なんか、仲良くなっちゃって。なんかさ、なんかさ!だって、寂しくてさあああああ!構って欲しかったの!!



・・・・・・それで、あんな感じだ。
いつもか。
いつものだ。
茶を啜りながら答えないでよ。
まあ、あれだ。馬に蹴られたくないなら邪魔しないことだな。
いつものことじゃん。
そうだな。







以前、後書きにあった転夜の異母兄、本編に出そうか、それとも番外編に置いておこうか悩んでおりまして。参考程度に知りたいです。

  • 二次創作だし、いいんじゃない!
  • 一周回って見たい!
  • 番外編で留めておけば?
  • いっそ、兄弟増やそう!
  • どっちでも
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。