第1話 え、俺の家ないんだけど
空から降り注ぐ夕日に目を細める。
見事なまでの茜色だ。
カラスがカーカーと鳴きながら飛んでいく。
穏やかな夕暮れ時に、思わずため息が零れる。
別に感傷に浸っているわけではないのだが、染み付いた『面倒くさい』という感情は早々に抜けるものじゃないらしい。
視線を落とせば、いつもの春日部の風景が、そこには……無かった。
いや、あるにはあるのだ。電柱の住所表示にはしっかり『春日部市』と書かれているし、駅前の寂れ具合も記憶と一致している。
だけど、決定的に何かが違う。すれ違う人々の顔ぶれが、絶妙に見たことのない濃い顔立ちばかりなのだ。
ついさっきも、道端でなんかすっごい話の長いおばさんに絡まれた。
「あら〜お兄ちゃん見ない顔ねぇ〜、最近の若い子は〜」から始まる終わりの見えない怒涛のトーク。適当に相槌を打って逃げてきたが、あんな自己主張の激しい一般人、俺の住む街にいただろうか。というか、一般人なのか? あの圧は。
まあいい。他人のことなんてどうでもいいのだ。
俺はただ、平穏に、そして誰にも干渉されずに生きていきたいだけなのだから。
物心ついた時から春日部の孤児院で育ち、両親の顔も名前も知らない俺、とき・かける(16歳)。
親が残してくれたのか、なぜか俺名義の銀行口座には3億円というふざけた額の金が入っていた。それ自体はありがたいのだが、年々何かと理由をつけて孤児院の院長がその口座から金を抜き取ろうとするのが、本当に、心の底から鬱陶しかった。
だから俺は、高校進学と同時に一人暮らしを始めたのだ。
運動も勉強もそれなりにこなせる程度の、ちょっとばかり高いスペックをフル活用して手続きを済ませ、ようやく手に入れた安寧の城。
……のはずだった。
「え、俺の家ないんだけど」
思わず声に出してしまった。
目の前にあるのは、見事なまでの空き地。雑草が元気よく風に揺れている。
昨日まで確実に存在していた俺のボロアパートが、基礎工事の跡形もなく消え去っていた。
狐につままれた気分とはこのことか。
手持ちのスマホを見ると、圏外。いや、そもそもスマホの形が少し違う気がする。
嫌な予感がして近くのATMに駆け込み、キャッシュカードを入れてみた。
……残高、3億円。
金はある。口座情報は生きているらしい。
なら、まずは家だ。金さえあればどうにでもなる。
そう思って不動産屋に飛び込んだ俺を待っていたのは、「身分証は?」「未成年の一人暮らし? 親権者の同意書か保証人は?」という、現実的かつ物理的な壁だった。
この世界における『とき・かける』という戸籍が存在しないのだ。
不動産屋を追い出され、夕暮れの公園のベンチで途方に暮れる。
俺、これからどうすんの?
とりあえずネカフェ? いや、身分証ないから無理か?
野宿? 3億持ってるのに?
そんなことをぼんやりと考えていた時だった。
「おお、そこの行き倒れそうなお兄さん。お腹空いてるの? 納豆にネギ入れて食べたら?」
不意に、足元から声をかけられた。
視線を落とすと、そこにはやけに頭の丸い、というか輪郭のクセが強すぎる幼稚園児が立っていた。
赤いTシャツに黄色の短パン。なぜかお尻をフリフリしている。
なんだこの子供?
迷子か? いや、それにしては謎の余裕がある。
「あー……いや、腹は減ってない。ちょっと家がなくなっただけだ」
「えー、お家ないの? じゃあオラん家の子になる? みさえのケツデカダンス付きだゾ」
「遠慮しとく……ってか、君こそ早く帰らないと怒られるんじゃないの」
適当にあしらおうとする俺だったが、妙な違和感が拭えない。
このやたらと特徴的な喋り方。そして、この絶妙に聞き覚えのある声。
どこだ? どこで聞いたんだ?
「おっと、そうだった! おつかいの途中だったゾ!」
子供はハッとしたように顔を上げると、クルッと踵を返した。
「んじゃ、みさえに怒られるからおたっしゃでー」
ん?みさえ?
今、みさえって言ったか?
おたっしゃで、って。
嵐のように走り去っていく特徴的なシルエット。その後ろを、フワフワの白い犬が「アンッ」と鳴きながらトコトコと追いかけていく。
……シロ?
さらにその後ろを、一回り小さな黒い犬がついていく。
……クロ?
そこまで見て、俺の脳内でようやく全てのピースがカチリと音を立てて繋がった。
特徴的な顔立ちの住人たち。話のやたら長いおばさん。赤いTシャツの丸刈り頭。みさえ。シロ。
そして、孤児院のすり切れたテレビで、擦り切れるほど見させられたあのアニメの風景。
「……嘘だろ」
俺は、公園のベンチから勢いよく立ち上がった。
ここは別の春日部。
『クレヨンしんちゃん』の世界だ。
待て待て待て。異世界転移とかマジで聞いてない。
しかも、なんでクロがそこにいるんだよ。
「そいつ盾なんだけど!!」
夕暮れの公園に、平穏を愛する俺の悲痛なツッコミが響き渡った。
遠くでカラスがアホウと鳴いた気がする。気のせいであってほしい。
ベンチにどっかと腰を下ろし、深く息を吐き出す。
冷静になれ、俺。スペックの無駄遣いには定評があるんだから、状況の整理くらいはできるはずだ。
シロとクロが一緒にいた。ということは、間違いなく劇場版『ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』の真っ只中だ。
ダークファンタジーな世界観。迫り来るドン・クラーイの住人たち。そして、地球の運命を丸投げされる五歳の幼稚園児。
……うん、やっぱり面倒くさい。面倒くささの極みだ。関わりたくない。
だけど。
脳裏に浮かぶのは、孤児院の擦り切れたテレビ画面。
親の顔を知らない俺にとって、画面の向こうでドタバタと騒ぎながらも、絶対に互いを見捨てないあの家族は、眩しすぎるくらいの『理想』だった。
そんな野原一家に、生で会える?
しかも、俺の数少ない推しキャラであるマタ・タミにも会えるかもしれない?
……ダメだ。口元が少し緩んでしまう。
あんなに面倒くさがりな俺が、ほんの少しだけ、この理不尽な状況に嬉しさを覚えている。
青春ってやつか? いや、単なるオタクの性か。
が、現実は無情である。
ふと我に返り、己の状況を俯瞰してみる。
戸籍なし。家なし。身分証なし。
口座に3億円入っている、見知らぬ街のホームレス。それが俺だ。
「……笑えない」
いくら金があっても、家がなけりゃ野宿一択である。
改めて周囲を見渡す。砂場、ブランコ、そして中央に鎮座する、やけにデカくてピンク色の複合遊具。
……ん?
待てよ。この公園、見覚えがある。というか、見覚えしかない。
しんのすけ達かすかべ防衛隊が、いつも集まって遊んでいるあの公園じゃないか。
「なるほど、聖地巡礼ってわけね」
一人でボヤきながら立ち上がる。
感傷に浸っている場合じゃない。春とはいえ、夜の冷え込みを舐めると痛い目を見るのは、孤児院での生活で嫌というほど学んでいる。
さっきATMで残高を確認した際、試しに少しだけ現金を引き出しておいたのが功を奏した。諭吉……じゃなかった、こっちの世界の紙幣の顔は誰だか知らないが、とにかく軍資金はある。
「時間的には……イトーヨーカドー……じゃなくて、サトーココノカドーならまだ開いてるはずだ」
俺はスマホで現在地……は圏外で使えないんだった。
道すがら目にした看板の記憶と、なんとなくの土地勘を頼りに、あのコウモリのマークでお馴染みのスーパーマーケットを目指して歩き出した。
◇
数十分後。
俺は再び、例の公園に戻ってきていた。
両手には、サトーココノカドーの大きなレジ袋。
中には毛布、クッション代わりのタオルケット、そして適当な弁当と飲み物が入っている。
「……俺、何やってんだろ」
すっかり暗くなった公園の中心。
その巨大な遊具の中腹にある、ドーム状になったスペース。どうやらここが、今夜の俺の『マイホーム』らしい。
買ってきた毛布を敷き詰め、簡易的なベッドを作る。
3億円持ってるのに公園の遊具で寝袋作りとか、どんな縛りプレイだ。
とはいえ、屋根があるだけマシか。
ごそごそと毛布に包まりながら、夜空の隙間を見上げる。
明日はどうする?
しんのすけがクロを拾ったということは、マックが現れるのも時間の問題だ。
面倒くさい。実に面倒くさいが……。
「……まぁ、いっか」
どうせ元の世界に戻る方法なんて、今のところ皆目見当もつかないのだ。
なら、気の向くままに、この『ちょー嵐を呼ぶ』世界に巻き込まれてみるのも悪くない。
遊具の冷たさを背中に感じながら、俺はゆっくりと目を閉じた。
寝・れ・な・い。
いや、寝れるわけない。
確かに数時間はウトウトした気もするが、起きた瞬間に全身を襲ったバキバキという不協和音で完全に目が覚めた。体がめっちゃ痛ぇ。
よくよく考えなくても、遊具の床に毛布一枚敷いただけで快適な睡眠が得られるはずがなかったのだ。
三億円持ってるのに体が痛くて夜中に目を覚ます俺、マジで滑稽すぎる。
「あー……クソ、背中痛い……」
時刻はスマホの時計で午前0時前。
どうにも二度寝できる気がしなくて、俺は遊具のドームから這い出した。
春の夜風がやけに冷たい。
とりあえず体をほぐすついでに、夜の『新・春日部』を散策することにした。
とはいえ、今の俺は戸籍なし身分証なしの謎の家出少年である。こんな時間にパトカーに遭遇して補導でもされようものなら、身元不明で一発アウトだ。面倒くさい事態は全力で避けたい。
俺は道の端っこを、不審者にならないギリギリのラインで歩き続けた。
静まり返った住宅街。
見慣れたような、見慣れないような家々のシルエットを眺めながら歩いていた。
――グニャリ。
視界の端で、空間が歪んだ気がした。
「……ん?」
立ち止まり、目を擦る。いや、気のせいじゃない。
電柱がまるで飴細工のようにぐにゃりと曲がり、アスファルトの道が奇妙な模様を描き始めている。
空を見上げれば、ついさっきまで見えていた星空が嘘のように消え去り、どんよりとした紫色の空に、不気味な形をした雲が渦を巻いていた。
あまりにも幻想的で、あまりにも気味の悪い風景。
「あー……これ、アレだ。ヘンジられたんだ」
ドン・クラーイの住人が現実世界を自分たちの世界に作り変える現象、『ヘンジル』。
ということは、近くにドン・クラーイの奴らが来ている。
関わりたくない。今すぐ公園のドームに引きこもって毛布を被りたい。
そう思って踵を返そうとした俺の耳に、奇妙な歌声が聞こえてきた。
『金、金、金、金、お・か・ね……金さえあればなんでもかえる……』
……悪趣味な歌だ。
だが、聞き覚えがありすぎる。
ドン・クラーイの重役にして、クロを追ってきた張本人。マック・ラ・クラノスケ。通称マック。
声のする方へ、俺は音を立てずに近づいた。
曲がり角からそっと顔を覗かせると、歪んだ景色のど真ん中に、やけに背の高いシルクハットの男――マックが立っていた。
そしてその足元には、パジャマ姿のしんのすけ。
「さあ、この契約書にサインして、その代わりおじさんの言うことをちょっと…聞いてくれれば良い。いくつかのものを渡してくれるだけで良いんだ。お金があれば、なんだって買えるんだよ?」
マックがしんのすけの前に契約書をチラつかせている。
深夜の住宅街で幼稚園児に大金をエサに絡む不審者。事案以外の何物でもない。
だが、相手はあの野原しんのすけだ。
「んー、オラいいや」
「な、なんだって……!?」
お金の誘惑をあっさりと蹴っ飛ばす五歳児に、マックが狼狽える。
「だってオラ、まだ自分のお名前書けないんだもんー」
「そ、そうかい!それならサインはしなくていい・・・うん、と頷くだけで良い」
「えーオラ、お札の使い方知らないもんっ。かーちゃんに持たせてもらったことないんだもーん」
……うん、知ってた。あいつ、そういうやつだもんな。
このまま見守っていても、しんのすけなら逃げ切るだろう。
「キッキキッー!」
あいつの相棒のイタチが怒りを露わにしている。確か、イタチのチタイ・・・だったか?
俺が出る幕なんてない。面倒なことに巻き込まれる前に、さっさと立ち去るべきだ。
「ン゙ン゙ン゙……!ふざけるなガキ!」
俺の脳内の『面倒くさい警報』がガンガン鳴り響いている。
なのに。
気づけば俺は、ため息を一つ吐いて、曲がり角から堂々と足を踏み出していた。
「……子供が『要らない』って言ってんだろ」
しんのすけとマックの視線が、一斉に俺に突き刺さる。
特にしんのすけは、「あ、夕方の公園の行き倒れお兄さん」みたいな顔をしている。行き倒れてはない。
「あ、夕方の公園の行き倒れお兄さん!」
言うのかよ
「誰だね、キミは? 私とこの子の交渉の邪魔をしないでいただきたいのだが」
「ただの通りすがりで、家がなくて体が痛い高校生だよ。交渉・・・?キレかけてたみたいだけど??」
マックが胡散臭い笑顔を浮かべ、今度は俺に向けて契約書をチラつかせる。
「ほぅ、家がない? なら、このお金をいくらでもあげよう。どうやら知り合いのようだから君も、その子を説得するのを手伝って……」
「いらねぇよ」
俺はマックの言葉を遮り、気怠げに鼻で笑った。
「金、金って……金があるからなんだって言うんだ」
マックが絶句する。しんのすけが「おお〜、お兄さんかっこいい〜」と拍手をしている。
金があるからなんだ。
……まあ、俺の口座には謎の3億円が入ってるから、札束見せられても全く心が揺れないだけなんだけど。
むしろ、金があるせいで孤児院の院長に付きまとわれて面倒くさい人生を送ってきた身としては、マックのその『金が全て』みたいな態度は、最高にイラッとくるのだ。
「悪いけど、その子は俺の……俺の大事な『推し』を助けるためのキーマンなんでね。オッサンに渡すわけにはいかないんだわ」
面倒くさい。めちゃくちゃ面倒くさい。
だが、言ってしまったからにはやるしかない。俺は軽く首を鳴らし、しんのすけたちの前に立ち塞がった。
我ながら、やる気満々なオーラが出過ぎていたかもしれない。
生意気なガキと得体の知れない乱入者に、マックの顔から胡散臭い笑みが消え、冷たい怒りが浮かぶ。
「ほう、じゃあ……そっちも暗くし」
「逃げるぞ! しんのすけ!」
「えっ、わっ!?」
マックが言い終わるより早く、俺はしんのすけの体を米俵のように小脇に抱え込み、路地を蹴り飛ばして全力ダッシュした。
「なっ、待て……!?」
背後でマックの間の抜けた声が聞こえたが、知ったことか。
戦うなんて一言も言ってない。逃げるが勝ちだ。面倒くさい事態には物理的に距離を置くに限る。
久々に全力を出した。
孤児院で院長から逃げるために培った、無駄に高い身体スペックが火を噴く。文字通り風を切るようなスピードで夜の住宅街を駆け抜けるが、致命的な問題があった。
「おいしんのすけ! 俺道わかんねぇから案内しろ!」
「おおー、お兄さん足速いゾ! えっとね、そこまっすぐ行ってひだり! ん? みぎ? んーと、えーと、お茶碗持つ方!」
「左だな!?」
五歳児の曖昧極まりないナビゲーションを瞬時に解読し、角を曲がる。
背後からの気配が完全に消えるまで走り続け、ようやく見覚えのある表札――『野原』の前に辿り着いた。
◇
「はぁっ……はぁっ……」
「お、お兄さん、なかなかいい走りだったゾ。オラ、ちょっと酔ったけど」
野原家の生垣の影に滑り込み、二人して地面にへたり込む。
息も絶え絶えの俺とは対照的に、しんのすけはケロッとしていた。なんだこの五歳児のタフさは。
「あのなぁ……いいか、しんのすけ」
乱れた呼吸を整えながら、俺はしんのすけに向き直る。
「さっきの変なオッサンたちは『ドン・クラーイ』っていうヤバい連中だ。でも大丈夫だ、お前をちゃんと守ってくれる人がそのうち現れるから」
「お兄さんは守ってくれないの?」
「俺よりもっと適任の人がいるんだよ」
「ほーほー?」
詳しい設定を語ったところで五歳児が理解できるわけもないし、何より説明するのが死ぬほど面倒くさい。
だから、一番重要で、かつ最悪の事態を防ぐための忠告だけをしておく。
「……それと、これだけは絶対に約束しろ。胸の大きい『プリリン』って女の人が現れても、絶対にビデオ屋なんかについて行くなよ」
男の性に訴えかけるトラップ。しんのすけの弱点を突いた最悪の罠だ。
俺が真剣な顔で念を押すと、しんのすけは元気よく手を挙げた。
「わかったゾ! 助けてくれたお兄さんとの男同士のお約束だゾ!」
……よし
立ち上がって服の埃を払う俺を見て、しんのすけが小首を傾げる。
「お兄さん、お家ないなら、オラんち泊まってく? みさえにはオラから上手く言っといてやるゾ」
「……いや、やめとくわ」
一瞬心が揺れたが、即座に理性が警鐘を鳴らした。
深夜にどこの馬の骨ともわからない高校生が、勝手に家に上がり込んでいる。朝起きてみさえとひろしがそれを見たらどうなるか。
警察に通報されるか、良くて尋問だ。面倒くさいのベクトルが違う。
「気持ちだけ受け取っとく。じゃあな」
引き止めるしんのすけに軽く手を振り、俺は再び夜の街へ歩き出した。
結局、深夜の公園の冷たい遊具ドームに戻り、体を丸めて頑張って寝るハメになった。
◇
翌朝。
「あー……っ、いてててて……!」
遊具の床と薄い毛布のコンボは、容赦なく俺の体を痛めつけていた。
バキバキと鳴る体を必死にストレッチしながら、昨夜の出来事を思い返す。
「……まずかったか?」
ふと、一抹の不安がよぎる。
しんのすけにプリリンのことを忠告したが、原作のストーリー通りに事が進まないと、あの世界を救う結末に辿り着かないんじゃないか?
俺のせいでバタフライエフェクトが起きて、地球がドン・クラーイに支配されたりしたら、それこそ一番面倒くさい事態だ。
「やっちまったかもな……」
自己嫌悪と不安で、せっかくの朝の空気が重く感じる。
俺の余計な一言が、この世界の未来を変えてしまったかもしれない。
――が。
結論から言おう。
そんな心配は、完全に杞憂に終わった。
だって、その日の夜。
野原しんのすけは、巨乳のプリリンにホイホイと誘われ、あっっっっさりビデオ屋について行ったのだから。
「男同士のお約束とはなんだったのか」
俺の心からのツッコミは、春日部の夜空に虚しく響き渡るのだった。
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