コードギアス 彷徨のトモヤ   作:ダレ狐

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皇暦2010年8月10日 、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。
それから7年後、かつて日本に住んでいた。青山トモヤはトモヤ・エニアグラムとして過ごし、数年ぶりに故郷に変えると運命のイタズラかかつての幼なじみであるカレンと再会した。2人が戦場で会うとも知らずに


再会

皇暦2005年8月 東京

 

今でも思い出す、あの頃の夏 近年、日本の富士山近郊に地下資源サクラダイトが発見され、世界のエネルギー不足が解決し、日本経済が復活したと大人達が喜んでいた頃、僕は元来の引っ込み思案の泣き虫のため、よく近所の子供達に泣かされていた。

 

「うわぁーうわぁ〜ん」

 

「やーい、モヤシ男」

 

「泣き虫トモヤー!」

僕は日本人の父親とブリタニア人の母親のハーフで髪色が母親の灰色の為、黒髪が多い日本人の中では異質で、イジメのターゲットにされていた。

だけどいつも...

 

「こらー! トモヤを虐めるな!!」

 

「うわぁ〜赤鬼カレンだぁ〜 逃げろー!!!」

 

「うっ...うっ カレンちゃん...ありがとう」

 

近所に住む 紅月カレンちゃんも、僕と同じでブリタニア人とのハーフで髪色が珍しかったけど、カレンちゃんは僕と違いイジメっ子達に怯まずに立ち向かっていて、僕のヒーローだった。

 

「トモヤも男の子なんだから、あんな奴らぶっ飛ばせば良いんだよ!」

 

「嫌だよ、怖いよ!」

 

「情けない事言ってるのよ! トモヤはもうすぐお兄ちゃんになるんだよ! トモヤもナオトお兄ちゃんみたいにならないと」

 

「そんな事言っても...」

 

カレンには年の離れた、ナオト兄ちゃんが居た。ナオト兄ちゃんはカレンと違い、優しくて何でも出来て、カレンに取って立派なお兄ちゃんだった。 僕も憧れているけど、何をするにしても鈍臭い僕がナオト兄ちゃん見たいに慣れるのか自信は無かった。

 

「おっ、カレンにトモヤじゃないか?」

 

「お兄ちゃん!!」

 

「ナオト兄ちゃん!」

 

するとナオトお兄ちゃんはいつも一緒にいる扇兄さんと一緒に僕達の元に来た。

「ん? トモヤどうしたんだ傷だらけで?」

 

「え! その...」

 

「トモヤ! また、あの3人組に虐められてたの、だから、私がぶっ飛ばしたの」

 

「流石はカレン、偉いぞ!!」

 

「えへへへ」

 

「そうか、トモヤはまた虐められたんだな、ほら傷の所、見せてみ、俺、絆創膏持ってるから」

 

「ありがとう、扇兄さん」

 

「トモヤ、何でやり返さないの? だから、アイツら調子に乗るじゃん」

 

「それは...だって叩かれるの痛いの解るのに、やり返すのは何か嫌だから」

 

「そうか、トモヤは凄いな...こんな小さいのに相手の事を思えるなんて優しい子なんだな」

 

「確かにな、俺やカレンに出来ない事だな」

 

「何で? やり返さないのが良いの?」

 

カレンちゃんからしたら、僕の言ったことに疑問を持っていた。

でもナオトお兄ちゃんと扇兄さんは少し考えて僕達に目線を合わせてくれた。

 

「カレン、確かに酷いことされたらやり返す事も大事だ。でも、トモヤみたいに相手の事を思ってやり返さずに許す事もすごく大丈夫なんだ」

 

 

「解らない!嫌なことする人居るのに私が我慢をしないとダメなんて」

 

「正直、カレンみたいに思うのが多い。でも、そうやってずっとやりだしたら終わらないから..ケンカなら、良いけど、コレが大きくなると戦争になるかもしれないんだ」

 

「戦争?」

 

「まぁ〜戦争のことは今知らなくて良いよ、つまり...なんだ、要、頼むわ」

 

「って急に振るなよ! つまり、カレンもずっとケンカしたままは嫌だろ?」

 

「それは、嫌だ」

 

「喧嘩を終わらせるのはお互いに許して仲直りする事。でも、コレが難しい、やられた方は嫌な思いするだけって思うけど、許す人は本当の意味で強いんだ。 いつか、2人が大きくなったら解るよ」

 

この時の2人の話は、5歳の2人には解らなかった。 だけど、許すことの難しさを感じることが5年後に起きるとは思わなかった。

 

皇暦2010年8月10日 、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。

 

戦争が始まる1年前に父親と母親が交通事故で亡くなり、親戚が居たのが、ノネット・エニアグラムで、母親の姉に当たる人で、自分たちもその時に初めて会い、引き取られた。 その日から僕達は父親の名前の青山 燈也から トモヤ・エニアグラムに変わった。

その事のお陰で、僕らは戸籍上ブリタニア人のお陰で戦火から間逃れた。

正直、故郷を攻撃したブリタニア帝国は許せなかった...でも、僕達を引き取ってくれた、ノネットさんや周りのブリタニア人のお陰で、僕はブリタニア人を憎む事は出来なかった。

でも、いつまでもノネットさんに甘えて生活は出来ないから、少しでも自立するために僕は軍隊に入った。

入った理由は、少しでも恩人であるノネットさんの力に成り立いのと、いつか、幼なじみとカレンちゃんの行方を探す為に早く自立したかったから...

 

そして、7年後 エリア11

 

「ココが新宿...違うかシンジュクゲットーか...」

 

俺は空港から降りて、8年ぶりの日本...エリア11に足を踏み入れた。 トウキョウ租界は確かに子供の頃よりも発展をしていたが...ゲットーはあの7年前の戦争の時のままだった。

とにかく、子供の頃住んでいた。街に向かった。 周囲からは物凄く警戒されていた。 今はブリタニア軍人の格好なので、周囲の日本人は警戒していた。特に俺の見た目は日本人よりブリタニア人寄りだから余計に...それでも、この格好じゃなければ余計に襲われる危険もあるから着るしか無いけど...

 

「えっと...ここか、父さんの店」

 

地図を頼りに来たのは父さんと母さんが2人で切り盛りした洋食屋の建物だ。 最も、引越し前で売りに出されていたが...どうやら戦争前までに買い手はいなかった見たいだ。 目的のひとつが父さん達の供養の為、持ってきた。キャンプ用のコンロを出して、持ってきた調理道具で、料理を作った。 カレンちゃんがことある事に家のハンバーグ頼んでたから、いつか食べて貰いたくて練習してたな。

 

「もし、今居たら喜んでくれるかな?」

予めタネを袋に入れて取り出して焼き出した。

 

「父さん、母さん...コレが俺が作ったハンバーグだよ」

 

2人分のご飯とハンバーグと副菜に 味噌汁をカウンターに置いて2人の写真を並べて置いた。

 

「父さん達の味に近づけたかな?」

 

『ぐぅぅぅぅぅ〜』

 

「え?誰?」

 

思い出に老けていてら玄関先で物凄いお腹のなる音が聞こえ、不審者だと思い、俺は銃を構えて静かに近づいた。

出来る事なら思い出のあるこのお店で戦闘は避けたいが...

 

「そこに居るのは解っている。俺は軍人だけど、今日は休日だから出来る事なら騒ぎを起こしたくない...ココは俺に取って死んだ両親に取って大切な思い出の場所だから、戦闘は避けたい...大人しく引いてくれないか...」

 

日本に居るテロリストでは無いことを祈るが...向こうの姿が見えない事にこちらも緊張する。

 

「え? もしかして...トモヤ?」

 

「ん? 女の人? いや何で俺の名前を?」

 

唐突に女性の声にも驚いたけど、何より何故俺の名前を知ってるのかに疑問を感じたら扉が開いてそこに居たのは...

 

「!? カレンちゃん...紅月カレンちゃんだよね!!」

 

「!? ...うん、貴方、洋食屋の青山トモヤよね」

 

そこに居たのは、あの頃の面影が有る幼なじみの紅月カレン

お互い8年ぶりに幼なじみ再会したのにひと目で解った。

 

「良かった...カレンちゃん無事で良かった...あの日から連絡が取れなくてもう会えないと思ったから」

 

「ちょ!? トモヤ...何泣いてるのよ! もう、見た目は男らしくなたのに相変わらず泣き虫ね...」

 

「だって...戦争のせいで連絡付かないし、こっちで1人で来るのは直ぐには無理だったから、ようやく来れたけど、この街の惨状見て不安だったんだよ」

 

「ずっと、私達のこと気にかけてくれてたんだ...っと言うかブリタニア軍人になったのトモヤは?」

 

「う...うん、ナイトメアの研究開発で認められて、エリア11でその部署が、出来るからってようやく来れてね。」

 

「そうなんだ、まぁ〜あんたがインドア派だから、そっちに向いてるのは確かね、虫見ただけで、あんなにビビってたし」

 

「あれは、カレンちゃんのせいだからね、毛虫を割り箸に載せて僕の顔の近くに見せたんだから」

 

「ごめんごめん《ぐぅぅぅぅぅ〜》////」

 

「あの、カレンちゃん、お腹空いてるの?」

 

「仕方ないじゃない! こんないい匂いさせるのが悪いんだから..!!」

 

「解った、それじゃ食べる? 元々、両親に線香挙げたら自分で食べるつもりだから、1人分食べてくれると助かる」

 

「え! そう…そうね、折角だから《ぐぅぅぅぅぅ〜ぐぅぅぅぅぅ》食べさせてくれるかな?」

 

「良いよ、父さん達見たいに出来てたら良いけど」

 

「大丈夫よ、私の胃袋がこの匂いは美味しいって鳴ってるから」

 

「それなら、良かったよ、そうだ、折角だから目玉焼き乗せる? 一応卵1個あるけど」

 

「良いの?」

 

「良いよ、元々2人分食べるのに味変用に持ってきただけだから…折角なら食べて喜んで貰える方が嬉しいからね」

 

「ありがとう〜やったー久しぶりのハンバーグだ」

 

本当にあの頃に戻った見たいで嬉しかった。 それから少しの間、2人で当時の思い出話に盛り上がった。 殆どが俺が泣かされた話なのは情けないけど、いつ以来かな、心置き無く笑えた。

 

 

「それじゃ、そろそろ帰るね」

 

「うわ! もう、こんな時間なんだ」

 

「本当にあっという間だったなぁ〜まだ、食べ足りないよ」

 

「毎日は無理だけど、たまに持って来るよ」

 

「本当!? ううん、辞めとく…トモヤ、ココには頻繁に来ない方が良いよ、特にブリタニア軍人なら尚更…」

 

「カレンちゃん...」

 

「私はトモヤの事知ってるけど、知らない人からしたらトモヤはブリタニア人なんだから」

 

「カレンちゃん...その」

 

「これはトモヤのためなの…解って!」

 

「カレンちゃん...でも」

 

「お願い…トモヤ」

 

「カレンちゃん...言い難いけど、口元に米粒とハンバーグソース付いたままだよ…」

 

「えっ? ちょっ/////何で早く言わないのよ!!!」

 

「ごめん…真面目な《ぷっ》空気でごめん笑いを堪えるのに必死で…」

 

 

「トモヤーーー! よくも笑ったわね!」

 

 

「くっ苦しいよ、カレンちゃん...」

 

思わず笑ってしまった僕を体格差ある筈なのにカレンに胸ぐら掴まれて僕は宙づりになって、意識が朦朧して向こうにいる両親が見えた気がした。

 

「もう…ハンバーグに免じてコレぐらいで許すけど」

 

「カレンちゃん、軍の教官でも、ここまで「何?」何でもありません」

 

コレでも軍の訓練受けたけど、カレンちゃんの方が教官の100倍怖かった。言ったらぶっ飛ばされそうで言えないけど…

 

「それよりもトモヤ、先のこと忘れないでね…」

 

「う…うん、解った」

 

深くは聞かなかったけど、先からお母さんやナオト兄ちゃんの話が出なかった。 もしかすると2人はもう…それに…いや、ここから何も言わないで置こう。

 

「トモヤ、美味しかったわ、 軍人何かより、お父さん見たいにお店出した方が良いよ」

 

「そうかな…でも、ブリタニアは高級志向だから、こう言うのは売れないかな…もし、出すならあの頃みたいに…」

 

「…そうね、あの頃の日本なら」

 

カレンちゃんの目はすごく真剣な眼差しで夕焼けの街を見ていた。何となく想像が付く…でも、ここで追求しちゃうと僕は...軍人として…それは

 

「カレンちゃん、約束は出来ないけど、俺は炊き出しや食べ物配る活動はするよ」

 

「トモヤ!? それは」

 

「今すぐは無理だとは思うよ、俺は日本を救うなんて言える程力は無いよ…でも、思い出に浸る為に来たわけじゃないから、目の前の人に少しでも助ける事がしたくて此処に来たんだ…」

 

「トモヤ…」

 

「その時が来たら…手伝ってくれるかな?」

 

「…そうね、その時が来たら」

 

そして、カレンちゃんと俺は握手をした。

世界を変える事は出来ないかもしれないけど、出来ることは始めたいから…

 

「だから、お別れは言わないよ…」

 

「うん、さよならは言わない…また、会おうね」

 

 

 

 

俺達は店から離れてゲットーから離れて租界の入口付近にブリタニア軍のトレーラーが見えた。

 

「あは!? コレは驚いたおめでとう〜」

 

「え?」

 

突然、トレーラーの助手席から声を掛けられ見上げるとそこには明日から配属予定の上司のロイド・アスプルンド伯爵とその副官のセシル・クルーミさんが居て驚いていた。

 

「え? どうしてお2人がココに?」

 

「すみません、立て込んでいるので…「折角なら彼も連れて行こうよ」え?ロイドさん??」

 

「分かりました、とにかく乗れば良いんですよね」

 

「あは〜対応が早くて助かる〜」

 

トレーラーに乗り込んでセシルさんの説明で、どうやらランスロットのパイロット…こちらではデバイサーの枢木スザクがゲットーに入ったらしく、尚且つ、純血派内部の内輪もめが行われると情報が入り、巻き込まれる前に回収する為に来たそうだ。

 

「居た、アソコに…」

 

「あれが、枢木スザク…枢木首相の息子…ん? ロイドさん、もしかして、お隣に居られるお方は…」

 

トレーラーの窓から見える茶髪の青年は先日のクロヴィス総督の暗殺の容疑に掛けられた人だけど、犯人は別だと報道されたが…いや、今はあのピンクの髪のお方は、直接な面識は無いけど、ノネットさんから昔、話していたのを思い出した。

 

「あは〜多分正解だよ」

 

「何でこんな所に?」

 

「さぁ〜それは聞いてみては」

 

「来て早々に首は飛びたく無いですよ」

 

「スザク君! 乗って 近くで純血派の内輪もめが起きるみたいなの」

 

何かセシルさんはあのお方を気にしてないけど、まさか知らないのかな? 今言うべきかな、

 

「なら、ランスロットの稼働データを取るチャンスでは?」

 

「ほほぉーん、うん良いね、丁度、君も居るからMVSのデータも取れそうだし」

 

「ちょっ!? ロイドさん、いきなり実施するんですか? 向こうに居る時は稼働テストのみ……」

 

「でも、彼はやるみたいだよ〜ほら君も彼に説明して」

 

「…分かりました。えっと枢木スザク君、今から君に装備するMVSの説明するよ」

 

「MVS?」

 

「メーザー・バイブレーション・ソードの略称で、簡単に言うと高周波振動できる。 簡単に言うと凄く振動する電動ノコギリって思ってくれたら良いから、スペックとしてはランスロットに装備されてるブレイズ・ルミナス以外なら切り裂けるから」

 

「凄い…貴方も特派の」

 

「正式着任は明日だけど、特別派遣嚮導技術部 武装開発担当 のトモヤ・エニアグラムです」

 

 

 

 

 

 




主人公 トモヤ・エニアグラム
旧姓 青山燈也
生年月日 2000年12月14日
好きな物 両親の料理
嫌いな物 オリーブオイル
見た目は ノネット・エニアグラムと同じ髪色で髪型は雲丹見たいにトゲトゲしている。

ナイトメアの操縦は出来るが、技量としては一般兵士より上手程度(本人の解釈) それよりも武装開発が得意で、以前、ロイド伯爵が理論を提示したMVSを士官学生時代に形にした事で、ロイド伯爵から引き抜きされた。
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