空女の恋は三角はんぺん   作:よしだひろ

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 この春から大学生になる美玲。自衛隊のアクロバットチーム「ブルードルフィンズ」が好きで空研に入ることにした。


その一

 春影大学の合格発表の日、松岡美玲は一人で結果の確認に来ていた。掲示板に張り出されたリストの中に自分の番号がある事を確認してホッと胸を撫で下ろした。

 直ぐにスマホを取り出して家に電話をかける。両親ともに喜んでくれた。

「これで春から大学生かぁ」

 その夜は家族で外食に行き、美玲の合格をお祝いしてくれた。

 家に帰り部屋着に着替えベッドに横になる。美玲はスマホを取り出してSNSアプリのNicoFaceを開いた。美玲は高校一年生の時スマホを買ってもらうと、このNicoFaceに加入したのだった。

 NicoFaceにはグループという機能があった。趣味や仕事などテーマに合った内容を話し合ったりするものだ。美玲はブルードルフィンズのグループに入っていた。

 ブルードルフィンズとは、航空自衛隊のアクロバットチームだ。様々な曲技飛行を見せてくれる凄腕のチームだ。

 美玲は幼い頃両親と松島基地の基地祭に行った事があり、そこで初めてブルードルフィンズの曲技飛行を見た。そしてそのまま虜になってしまったのだった。

 美玲はNicoFaceではmiiと名乗っている。自分のタイムラインを一通り読むとNicoFaceの個別メッセージを開いた。

 ブルードルフィンズのグループで知り合い同じ春影大学を受験した吉川悠人に連絡する為だ。悠人はNicoFaceでは(よく)と名乗っていた。

"翼君、こんばんは"

 そこまで打ち込んで手を止めた。もし悠人が落ちていたらどうしようと思ったのだ。一度入力した文字を全部消した。

 暫くどのような文面を送れば良いのか思案したのだが、納得のいく文面は思い浮かばなかった。美玲は暫く考えた挙句、結局いつかは聞かなければならないのだから、思い切ってストレートに聞いてみようと考えた。

"翼君、こんばんは。受験どうだった?"

 メッセージを送信した。返事は直ぐには帰ってこなかった。悠人の家は母子家庭で母親は昼も夜も働いていると言っていた。だから家の事は悠人がやっている。

 きっと家事が忙しいのだろうと思い、気長に返事を待った。

 程なくして悠人から返事が来た。

"こんばんは。僕は無事に受かってたよ。miiはどうだったんだ?"

"私も合格してたよ。じゃあ春から同じ大学だね"

"そうだな。もしかしたらどこかですれ違うかもしれないな"

 二人はNicoFaceで知り合った。同じ千葉市内に住んでる事も確認していたのだが、実際に会った事はない。写真なども交換したことがないので、どこかですれ違っても全く気付かない事になる。

 美玲は悠人がどんな人なのか知りたかった。せめて写真を交換したかったが中々言い出せなかった。

"うん。いつか会えたら嬉しいね"

"だな"

 美玲はNicoFaceを閉じた。

 美玲はそのまま寝ようと思ったのだが、同じNicoFaceの友達の通称カマヨにも連絡しておこうと思った。カマヨはゲイを公表していて本人曰く四十代だそうだ。

"カマヨこんばんは。私春影大学に受かったよ"

 カマヨはゲイバーで働いてるので夜は仕事中らしくその日は返事が来なかった。

     *

 高校の卒業式が終わり大学の入学式まではあっという間だった。実際に授業が始まれば実感が湧くのだろうが、美玲は自分が大学生になった気がしなかった。入学式が終わった今も大学生の実感がない。

 正門までの道にはサークルの勧誘のためにたくさん人が集まっていた。美玲は何となく立ち並ぶサークルの集団を見ていたが、その中に航空機研究会と言うのを見つけた。

 美玲はブルードルフィンズが好きになって、飛行機の事も少なからず興味があった。

 美玲は引き寄せられるように航空機研究会の前に向かった。それを航空機研究会、通称空研のメンバーが直ぐに見つけた。

「キミキミ、空研に入らないかい?」

「飛行機には興味あるんですが、あんまり詳しくなくて」

「大丈夫だよ。ウチには女子部員もいるから分からない事は教えてあげられるよ」

 そんなこんなで美玲は空研を体験してみることにした。

「今度の金曜日に第一回体験会をやるから来てくれよな」

 美玲は高校生の頃は文化部に入っていた。空研はどちらかと言えば文化部だし、女子部員もいると言うし、上手くやっていけそうな気がしていた。

     *

 金曜日。美玲はあの時手渡されていた地図を元に空研の部室を訪れた。扉を開けると空いている席に招かれた。

 そのテーブルには何人か座っていた。他のテーブルに座ってる人は雑談してるのだが、そのテーブルに座ってる人は全く会話が無いことから、このテーブルにいるのは体験に来た人たちだと分かった。

「それじゃ早速空研の活動内容について説明していこうと思います」

 空研は、主に飛行機全般の趣味グループだ。各自情報収集をしてそれを部内で話し合い共有する。

「とは言っても、主な活動は月に一度の飛行機の撮影会なんだけどね」

 空研は月に一度、成田空港の近くの撮影スポットに行き飛行機を撮影していた。それをSNSに載せて行く。

「まあ、小難しい話はしないでもいいから、みんなとコミュニケーションとってもらえればいいよ。そこでなんだけど、我々は部員をタックネームで呼んでいる」

「タックネームって何ですか?」

「自衛隊のパイロットは無線機などで会話するので聞き取りやすいように本名ではなくあだ名をつけてそれで呼び合うんだよ。我々もそれにならってタックネーム、つまりあだ名をつけてるんだ」

 空研のメンバーは各々自分で好きな名前を決めてそれで呼び合っている。

「みんなにもタックネームを考えてもらいたい」

「なるほど」

一人の体験生が直ぐに言った。

「それなら僕はNicoFaceで翼って名乗ってるので、翼にして下さい」

 美玲は驚いた。それってまさか。

「え? 翼君ってNicoFaceの翼君? 私はmiiよ」

「え? 君miiなの?」

 二人は立ち上がってお互いをマジマジと見た。それを見た先輩が驚いて聞いた。

「え? 二人は知り合いなの?」

「え。ええ。多分……NicoFaceで知り合ったんです」

 美玲は驚きのあまり声が出なかった。こんな形で悠人に出会うとは驚きだった。

 悠人はその場にいる人達に順を追って経緯を説明した。その説明を聞いてそれが悠人に間違いないと美玲は確信した。

「なら君は翼君。君はmii君で決まりだ」

 美玲はまだ動揺していた。悠人は美玲の方を見て笑顔になった。

 体験会の後、悠人と美玲はどちらともなく話しかけた。

「驚いたよ。こんな形で出会うなんて」

「私もビックリしたわ」

「思ってたのより背が低いな」

 美玲は自分では標準的と思っていた。背が低いと言われた事はない。

「そう? 翼君の背が高いんじゃないの?」

 二人は他愛のない話を続けた。

「空研には入るのか?」

「うん。何かサークル活動はしたいし」

「僕もそう思ってた」

 二人は正門に向かって並んで歩いて行った。心地よい風が流れていた。

     *

 空研には二人の他にも何人か部員が入ってきた。元々空研と言う性格上、男女比率は七対三で男の方が多いのだが、今年の新入部員の中で女子は美玲一人だった。

「なあなあ。今年も新入部員が入ったし、恒例の新人歓迎会をやろうぜ」

 三年生の部員が言った。

「そうだな。酒も飲みたいしな」

「じゃあ来週の金曜日で行こう。場所はいつものマチュピチュでいいよな」

 と言うわけで、新人歓迎会が開かれることになった。先輩達はとにかくお酒が飲みたかっただけなのだが。

 金曜日になりサークルのメンバーは部室に一度集まり、みんなでマチュピチュと言う飲み屋に移動することになった。

 悠人と美玲は並んで歩いていた。同じく新入部員のメンバーは固まって先輩の後について行った。

 歓迎会が始まると成人を超えている部員達はお酒を飲み始めた。

「いいか。未成年はノンアルコールかソフトドリンクだぞ」

 宴が盛り上がってくると各々席を移動し始めた。数少ない女性部員は比較的見た目の良い悠人の周りに集まってきた。

「翼君って飛行機詳しいの?」

「大学から近くに住んでるの?」

 酔った勢いもあって悠人は質問攻めにあった。一方で唯一の女子の新入部員である美玲の所には男子部員が集まってマニアックな話をしていた。

「成田の航空博物館に展示してあるYS-11は、初号機なんだよね」

「そ、そうなんですか」

「うん。もう現役で飛んでる姿なんてまず見れないから貴重だよー」

 美玲は悠人の方をチラリと見た。悠人はうまく会話できてるように見えた。

 同じ新入部員の山本、タックネームマウンテンが美玲に話しかけてきた。

「miiさんは翼君と昔からの知り合いなんですか?」

「昔からと言うか、私達が高校一年生の時にNicoFaceで知り合ったんです」

「一緒に航空祭に行ったりしてたんですか?」

「いいえ。実際に会った事はなかったんですよ」

 美玲はその辺りのことを細かく説明した。大学が同じだった事に気がついたのは願書を提出した後だった事。空研には偶然一緒になった事。

「それって凄い運命ですね」

 運命。言われてみればそうかも知れない。美玲はチラリと悠人の方を見た。相変わらず女子部員と楽しそうに話していた。

 それを見て美玲はモヤモヤするのを感じた。

 新人歓迎会が終わり部員達は散り散りに家路についた。

 美玲は家に帰り一息ついてベッドに横たわった。スマホを取り出してNicoFaceのアプリを開いた。悠人に連絡をしようと思ったのだが、何を書けばいいか思いつかなかった。考えあぐねていると不意にスマホの着信音が鳴った。NicoFaceの個別メッセージの着信音だ。

 見るとそれは悠人からだった。

"今日の歓迎会は楽しめたか?"

"翼君は女の先輩に囲まれて楽しそうだったね"

"なんかトゲないか、その言い方"

 美玲は思いがけず嫌味を言ってしまっている事に気付いた。

"なんか楽しめなかったようだな。だったら今度二人で大学の合格祝いをしないか?"

 美玲は驚いたが気分が明るくなった。

"別に良いけど"

"じゃあ来週の金曜、学校が終わったらご飯を食べに行こう"

"分かった"

 美玲は嬉しくなった。嬉しくなったのだが、自分自身ではその気持ちに気付いていなかった。

     *

 金曜日の夜。悠人と美玲は千葉駅の改札で待ち合わせた。人が多く混雑していた。改札の端で立っている美玲を見つけて悠人は駆け寄った。

「よう。待ったか?」

「ううん。大丈夫だよ」

 二人は駅に隣接するように建っているデパートZOGOへ向かった。悠人は念の為レストランを予約していたのだ。

 デパートのエレベーターは展望式になっていて、窓から千葉駅の様子がよく見えた。程なくしてエレベーターは止まった。

「えーと、こっちだな」

 悠人はフロアマップを見て店の場所を確認した。少し歩くと床が吹き抜けになっていて、下の階から突き出た噴水が滝のように流れていた。

 二人がレストランに入ると店員は窓際の、その吹き抜けの滝がよく見える席に案内してくれた。

「なんか素敵なお店だけど、ちょっと品格が良すぎない?」

「うーん。ネットで見るのとは違う感じだな」

 お店の雰囲気はとても良く、店員の対応も心地よいのだが、二人はもう少しカジュアルな感じだと思っていたのだった。

 食事が運ばれてきた。二人は共にパスタ料理を頼んでみた。食事を食べながら悠人は雑談を始めた。

「学校には慣れたか?」

「まだ慣れた感じはしないけど、とにかく通ってるって感じかな」

「空研はどうだ?」

「空研の人達は悪い人達ではないけど、なんかのんびりしてるサークルって感じ」

「そうだな。毎日遊んでる感じだな」

 空研の主な活動といえば、月に一度の撮影会だけだ。それ以外の時は、部室で各々雑談したりカード遊びをしたり自由に過ごしている。航空機雑誌を読んでる人がいるので辛うじて空研と分かるくらいだ。

「翼君は学校で友達とか出来た?」

「ああ。同じ学部の中野隆ってやつがいて、何回か話したよ」

「私は明るい感じの女の子が何度か挨拶してくれたんだけど、中々友達になれなくて」

「その子と昼ご飯でも一緒に食べれば良いじゃないか」

「そうだね。うまく話せるか分からないけど誘ってみようかな」

 二人は食事を終えて店を出た。何となく吹き抜けが見えるテラスにやってきた。下のフロアも同じレストラン街になっているようだった。

「下のフロアのレストランならもう少しリラックスして食事できたかな?」

「そうかもね」

 二人は笑った。

「でも美味しかったよ」

「気分直しにカラオケでも行かないか?」

 美玲は腕時計を確認した。

「まだ時間も早いしそうしよっか」

 二人は再びエレベーターに乗った。カラオケがどこにあるか分からなかったが、繁華街に行けばあるだろうと考えた。繁華街は駅の反対側だ。

 二人は線路沿いに歩きガード下を潜った。スクランブル交差点があり、信号が変わるのを待った。

「ここの信号を斜めに渡ったあそこの通りがあるだろ? あそこナンパ通りって言うんだってさ」

「あー、知ってる。でもなんでかな?」

「ナンパする人が多いんじゃないのか? 以前は幕張の美浜大橋の事をナンパ橋と言ったらしい」

「なんか、ナンパが多いね」

 信号が変わった。二人は横断歩道を斜めに渡っていった。悠人が言ったナンパ通りは道幅が狭く、両側に沢山の飲み屋が並んでいた。

 雑談をしながら通りを進むと正面から酔っ払った三人組がフラフラしながら歩いてきた。悠人と美玲の前に立ち塞がる。

「おお、綺麗なネーチャン連れてるなぁ」

「彼女、そんな男放っておいて俺達と遊ぼうぜ」

 美玲は怖くなった。悠人は美玲の前に立って言った。

「辞めろ。立ち去れ」

「ああ? 優男は黙ってろ!」

 そのチンピラは両手で悠人を強く払い除けた。悠人はふらついて足がもつれ地面に倒れてしまった。

「翼君!」

 美玲は悠人に駆け寄ろうとしたが、悠人を突き飛ばした男が美玲の手を掴んで阻止した。

「そんな男放っておいて、俺らと遊ぼうぜ」

「やめて。放して!」

 美玲は抵抗したのだが男の手は振り切れなかった。

 その時悠人がスッと立ち上がった。

「チンピラってぇのは女の扱い方知らねえんだなあ」

「ああ?」

 悠人は不意にチンピラ達の後方を見て叫んだ。

「お巡りさん! 暴漢です!」

 チンピラ達は驚いて後ろを振り向いた。その瞬間、悠人は美玲の手を掴んでいた男に頭から突撃して跳ね飛ばした。

 チンピラは美玲の手を放して後ろに倒れた。その隙に悠人は美玲の手を取って走った。

「都合よく警官なんているもんかよ」

「あ! 待て!」

 三人は逃げる二人を追った。しかし酔っ払い不意を突かれた三人組はすぐに息を切らせて地面に手をつき追うのを諦めた。

 悠人は美玲の手を取ったまま走り、ナンパ通りを抜けて中央公園にたどり着いた。

「ふぅ。走ったな。大丈夫か、美玲?」

 美玲はさっきから悠人の話し方に違和感を感じていた。今もそうだ。普段なら美玲の事はハンドルネームで呼ぶはずだ。

「うん。ありがとう」

「気にすんなよ。当たり前のことなんだからな。でもこんな時悠人の奴は役に立たんな」

「え? 何?」

「今日は緊張してたのもあってチンピラに倒された時俺が出て来れたのさ」

 まただ。悠人は自分の事を俺とは言わない。

「え? 何言ってるのか分からないよ」

「そりゃそうだよな。俺は悠人の別人格だからな」

 美玲はその言葉を聞いても意味が理解できなかった。

「立ち話もなんだから座ろうぜ」

 二人は近くのベンチに腰掛けた。

「改めて、俺は悠人の中にある別人格の正樹だ。よろしくな」

「どういう事?」

「悠人の奴はいわゆる二重人格者なんだよ」

 美玲は突然の事に混乱した。

「悠人の意識や精神が緊張したり弱まったりした時、俺は出てくる事が出来るんだ」

「からかってるの?」

「馬鹿な。俺は本当に別人格さ」

 それでも美玲は信じられなかった。

「悠人の奴が片親なのは知ってるよな。子供の頃には父親もいたんだが、悠人の奴はその父親に酷い虐待を受けたんだよ」

 幼い頃に虐待などを受けた子供の中には、その現実から逃れるために別人格を形成する子供もいる。それが多重人格だ。

 悠人の母親は夜の仕事をしていたせいもあって、あまり悠人に構ってあげられなかった。父親は酒浸り。ギャンブル狂いのダメな父親で、やがては幼い悠人を虐待するようになった。

「それはそれは酷い虐待だったみたいだ。悠人の母親が父親と離婚する事を決めた時にはもう俺はいた」

 美玲は信じて良いのか分からずにいた。

「悠人の奴は俺の存在を知らない。だから美玲も俺の事を悠人に秘密にしておいてくれ」

「え? でも……」

「おっと。悠人の奴、意識を戻したようだ。今は悠人に体を渡す事にする。秘密頼むぜ」

 そう言うと正樹の体から一瞬力が抜けた。そしてすぐにまた元に戻った。

「ん? チンピラは?」

 どうやら正樹と名乗る人格は消え、悠人が戻ってきたようだ。美玲は驚いたが平静を装った。

「よ、翼君が一緒に逃げてくれたんじゃない」

「そうだっけ? 覚えてないや」

 美玲は今の出来事をどう受け止めれば良いのか混乱していた。

「翼君、今日はやっぱり帰ろう」

「え? カラオケは嫌いだったっけ?」

「ううん、そうじゃないんだけど、なんかびっくりしちゃって」

 美玲は正樹の事を悠人に話せずにその日は分かれた。




 正樹と名乗る男は自分が悠人の別人格だと言う。突然そんな事を言われて美玲は混乱してしまう。これからどう接していけば良いのだろうか。
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