恋させるiaちゃん   作:layRa

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いい加減、番外編はひとまず最後にしたいと思います。


番外編での兄さんたち

俺は彰人。前回のラストで夕作たちを迎えに来たのだが、あまりにも唐突すぎなかったか?というわけでこの話を書くこととなった。

 

 

夕作・絵名「「いってきます」」

 

さて夕作と絵名が家を出たな。俺は二人に気づかれないように待ち合わせ場所まで跡をつけた。

 

小兎音「夕作く〜ん、待った〜?」

 

相手は歩夢ちゃん(とiaちゃん)。俺はこの子が夕作と付き合うのは反対していたんだが、結局ふたりは恋人同士になった。愛は偉大なんだね。そんなことを思っていると、向こうで誰かがふたりの様子を見ているが…。

 

彰人「あれ、風花ちゃん!?」

卯月ちゃん先輩「あれ、お兄さん!?」

 

卯月ちゃんじゃないか!この子も妹が心配になって跡をつけて来たのか。

 

卯月ちゃん先輩「お兄さんはどうしてここに?」

彰人「俺は夕作が変なことをするんじゃないか心配で…」

卯月ちゃん先輩「私もです!あっ、移動しますよ!」

 

うお、ほんとだ!夕作たちを見失うところだった。そして跡をつけると、着いた場所は服屋さんだった。

 

彰人「入っていったぞ…」

卯月ちゃん先輩「あの子、こういうのも興味あるんですね」

彰人「女の子はだいたいそうなんじゃないのか?」

「何やってるの?」

彰人・卯月ちゃん先輩「「!?」」

 

いきなり後ろから声をかけられてびっくりしたが、振り向くとそこにいたのは八坂さんだった。

 

めぐみ「こんにちは、卯月ちゃんにお兄さん」

彰人「あ、八坂さんどうしてここに?」

めぐみ「えななんから、ファッションのアドバイスしてほしいって頼まれて。で、二人は何してるの?」

卯月ちゃん先輩「夕作くんと歩夢ちゃんのデートの行方を陰から見守っているんです」

めぐみ「そっか、じゃあここで二人にあったこと内緒にしておくね」

 

そういうと八坂さんは店に入って行った。そしてしばらく時間がたち…。

 

卯月ちゃん先輩「あっ、みんなお店から出てきましたよ!」

彰人「おっ、じゃあ俺たちも行こう!」

 

俺と卯月ちゃんは夕作たちの跡をつけた。そして次にたどり着いた場所は、喫茶店だった。夕作たちか店に入ったところでまた、後ろから声をかけられた。

 

「あれ、夕作くんのお兄さん?」

「それと、卯月ちゃんだったかな?」

彰人「おお、日野森姉妹!」

 

そこにいたのは、iaちゃんの従姉妹の日野森姉妹だった。

 

卯月ちゃん先輩「お二人はどうしてここにいるんですか?やっぱりあの子たちが心配で…」

雫「ここ、みのりちゃんがバイトしているっていうから気になって来てみたのよね」

志保「うちのiaちゃんはしっかり者だから大丈夫だと思うけど、ただ一度だけ親友を止められなかったことあったから…」

 

ああ、そうだったな。小兎音ちゃんって見た目が可愛いだけで「歩夢ちゃん」って呼ばれているわけじゃないんだよな。好きな人のためには危なっかしい行動も起こす。だからそう呼ばれている。

 

志保「あ、あの子たち出てきたよ!」

雫「お姉さん、手に箱を持ってる。お兄さんへのお土産じゃないかしら」

彰人「…」ポッ

 

おそらく絵名か夕作が注文しただろうな。まぁそんなことはさておき俺たちはまたまた跡をつけた。

 

志保「ねえ、私らがやってることってほぼスト…」

彰人「せめて追跡と言え!!」

 

そして日が沈むころ、着いた場所は河川敷だった。ここまでなんのトラブルも無く、言い換えれば普通のデートだった。もっとも絵名のヤツとiaちゃんがいてくれたから安心できたんだが…。

 

卯月ちゃん先輩「ここは!」

 

卯月ちゃんが何か知っているような反応をした。お目々キラキラした様子で、俺のほうを見た。

 

卯月ちゃん先輩「ねえお義兄さん、ここがどこがわかりますか?」

彰人「ちょ、読者が誤解するような書き方はやめろ!夕作と歩夢ちゃんの思い出の場所とか…」

卯月ちゃん先輩「そうなんです!ここで彼は告白したんです、きゃ〜!」

 

や、やたら嬉しそうだな。まあ妹に好きな人ができて、それもよく知ってる部活の後輩だから安心して任せられるか。普通なら…。

 

卯月ちゃん先輩「そう、二人は夕暮れ時のこの場所で!」

志保「見つめあって」

雫「抱き合って」

卯月ちゃん先輩「ズキューンしたんです!!」

彰人「えっ、マジで!?」

 

そんなハッキリと書くとR-15タグを付けなくちゃいけないような内容になるが、小学生と中学生の恋愛なんだから甘酸っぱいものであると信じたい。うん、信じたい…。

 

志保「みんな、そろそろあの子たちのこと迎えに行こっか」

彰人「えっ、ああ…」

 

何かのアニメのセリフなんだが「俺は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかった」というセリフがある。弟のように可愛がってきた夕作だが、先に好きな女の子とお付き合いできたとわかると、嬉しさと同時に悔しさも感じる複雑な気分になるな…。

 

彰人「お〜い、夕作、絵名。帰るぞ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 




〜帰り道にて〜

彰人「ところで夕作、お前歩夢ちゃんとズキューンはしたのか?」(赤面)
夕作「えっ!?ズキューンはまだだよ!?」(赤面)
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