恋させるiaちゃん   作:layRa

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小兎音「ところで前回、どうしてテーマパークのキャストのことを知っていたの?」
藍子「従姉妹のお姉ちゃんたちの学校に、そのうちのひとりがいるんだよ」


第5話 iaちゃん手作りで伝えさせたイア

歩夢ちゃんこと「萩山 小兎音」ちゃんは結構、女子力が高いほう。顔も本家アイドルアニメの「歩夢ちゃん」レベルにかわいいし、お裁縫もお菓子作りもできちゃう。そして私は今日、萩山家におじゃましていた。

 

藍子「歩夢ちゃん、今日は季節外れだけどバレンタインチョコ作ってみようか」

小兎音「こういうかたちで気持ちを伝えるのも大事だもんね。やろう!作ろう!」

 

季節外れというけれど、今は大体夏休みのあたり。前々作の7話とか8話ぐらいかな。

 

チャッ チャッ チャッ グルグル

 

歩夢ちゃんは手際が良く、リズミカルに卵をかき混ぜたり、小麦粉や砂糖の分量を的確に量ったりして、見ていて気持ちがいい。私も志保お姉ちゃんのバンド仲間からお菓子作りは教わったけれど、ここまで上手にはできないなぁ。

 

小兎音「iaちゃんは誰かお菓子とか渡したい人はいるの?」

藍子「いまはいないよ」

 

そうなんだ。いまは歩夢ちゃんの恋を応援したいから、そういう好きな相手はいないんだ。でも、いつか好きな人ができたら、手作りのお菓子を渡して好きな気持ちを伝えたらいいと思う。少なくとも、相手はまともな性格であってほしい…。

 

小兎音「さ、生地もできたし。後はチョコパウダーをかけて、形を作って、オーブンで焼くだけだよ」

藍子「…えっ、ああ、チョコ風味のクッキーを作っていたのね。最初にチョコ作ろうって言ったのに、なんで気づかなかったんだろう」

 

ここまで熱中して作っていたから、最初に言ったことと実際作っているお菓子が違うことに気づかなかった。まあチョコパウダーをクッキーに

まぶすから矛盾はしていないけど…。それはさておき、オーブンに入れたクッキーが充分に温まった。

 

ブーン チン   

 

小兎音・藍子「「できた〜」」

 

今回はお試しで作ってみたので、実際に夕作くんに手渡すわけじゃない。まあ、私たちがおやつに作ったと言えばいいのかな。さて、肝心の味なんだけと…。

 

サクッ

 

小兎音「うん、おいしい!」

藍子「よくできているね!」

 

ほんとに上手にできた。これだけおいしいなら渡された夕作くんもきっと喜んでくれるよ。…と、ここまでの私はそう思ってました。この後、余計なひとことを言ってしまったせいで…。

 

藍子「これだけお料理上手なら、将来はいいお嫁さんになれるよ」

小兎音「!? えっ、ほんとうに!?」 グイッ

 

あ、圧がすごい!?文字通り「グイッ」っと顔を近づけてくる。こんなかわいい子が迫ってくるなら、私にとってもご褒美だけれど、それと同時に少し緊迫感も感じる。

 

藍子「な、なれるよ…。私が保証するよ…」

小兎音「ほんと、嬉しい!!」

 

この一言がまずかったのか、まさかこの後あんな厄介なことになるなんて…。

 

 

 

 

 




〜志保お姉ちゃんのバンド仲間〜

穂波「うひょ〜〜〜〜〜、iaちゃ〜〜〜〜〜〜ん!」
藍子(なんだかロリコンの女子大生のお姉さんレベルに興奮しているんだけど…)
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