東方自給録 作:初めての作品だからね
龍神とあれこれくっちゃべってると、扉の向こう側からドタドタと足音が聞こえ。その後すぐバタン!と勢い良く扉が開き大勢の神達が部屋の中へ入ってきた。
「…なんだい?揃いも揃って」
「失礼する……龍神様。いくら貴方様の頼みであっても研究所へいれることはできませぬ。名も教えぬ、働きもせぬ、そのような者を入れても得にもならない。もしかすると損になるかもしれない。…それに研究所はこの国の重要施設。改めて申し上げますが…できませぬ」
「すみません、私も手を尽くしてみたのですが…。それに私も、あまり賛成はできないです…」
その後も入れ替わり立ち替わり、色々な神達が猛反対してきた。ここまで来ると逆に、目茶苦茶入りたくなるよね!
「あのさぁ…我は住まわせて働かせるって言ったんだよ。賛成か反対を聞いてるんじゃ無いんだよ…わかる?」
その瞬間周りの空気が質量を持ったように重くなったようになり、神によっては足がふらついて今にも倒れそうになる。目の前に居た神達も顔を青くさせ出来るだけ龍神から距離を取ろうとしている。
「う……ぁ……」
「…うぅ」
「はぁ…はぁ…」
う〜ん、死屍累々。
自分は何も感じないけど、自分が鈍いだけか?それともこいつがわざわざ俺だけ避けてるとか…?
「色々言ってるけどさ、そんなのどうでもいいんだよ。我がやると言ったらやるんだよ。…返事は?」
「…はぃ…」
「よし、これで住み込みで働けるよ」
そう言った瞬間に空気が軽くなり、顔が青くなったものは深呼吸を繰り返していた。
「それで私はこれからどこの部屋に住めば良いのですか?」
「あぁ、すでに君の部屋は有るんだよ。今案内するよ」
名無移動中…
「このだよ。結構いい部屋だろ?」
その部屋はとても慣れ親しんだような、何年も使ってきたような感覚を覚えた。
というか、前世の部屋だった。
「羽風からいきなりフローリングって風情もへったくれもないね」
「部屋はやっぱり慣れ親しんだ場所のほうがいいだろう?このほうが落ち着くし生活しやすいしで」
「まぁ、そうだね」
しかし部屋は良いとして自分が働く場所、つまり研究所へは誰が案内してくれんだろ?
そんなこんな考えてると、ドアをノックする音が聞こえガチャㇼと開いた。
「すみません…失礼します」
「アマテラスさんですか。体調はもう大丈夫なのですか?」
「はい、もう大丈夫です」
大丈夫と逝っているがその足はまだフルフルと震えていた。
「住み込みで働くことはもう大丈夫になりましたので、今から研究所へ案内致します」
「そうですか、ありがとうございます。じゃっ、そういう事だから」
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