血塗られた世界で、生きる私は。   作:ワリバシ

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投稿遅くなりすいませんでした!
短いけど許してください。



念能力3

 

 

クロロが帰ってきてから数十分かそこらで、私は立ち上がった。まだ、疲労が取れずに体は音を上げているが、一刻も早く強くなりたい私は気力を振り絞って、なんとか立てている。

 

「さぁ、クロロ……修行…しよう……。」

 

「完全に疲れ果ててるじゃないか、まぁ、それぐらいやってもらわないと困るがな。じゃあまずは纏からやろう。」

 

クロロは読んでいた本から顔を上げ笑みを浮かべながら説明を始める。

 

「とは言え、念を操る感覚を掴めているならただ纏をするだけならそこまで難しいことじゃない。念を自分の周囲に留めるイメージだ。やってみろ。」

 

そう言われ、早速念を出す、今は垂れ流しになっている。これを自分の周りに留める……留める…。やはり、なんとなく感覚でできた。まだ手足の様にとは行かないが格段に操作性が上がっている。

 

「よし、出来たな、次は練だ。絶ができるならこっちもできるだろう。絶とは逆に完全にオーラを放出するイメージだ。」

 

感覚は分かるから多分できる。私は自分自身に意識を向け、全力でオーラを放出するイメージ。すると、変化は分かりやすくオーラが荒々しく動き出した。あっ、てかこれやばい、意識が──。

 

 

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はっ。と目が覚める。辺りはまだ暗いがほんのり明るい。

……これ夜明けか?どうやら相当寝てたらしい。かなり時間を無駄にしてしまった。早く修行しなければ。と思いクロロを探すが、姿が見えない。どこかに出ているのだろうか。

 

しかしすぐに足音が聞こえてくる。

 

「目が覚めたか、気分はどうだ。」

 

「体調は悪くない、けど時間を無駄にした。早く次の修行。」

 

そう言うと、少し間を置き。

 

「そうか、分かった。もう纏・練・絶はできるようになったな?」

 

「うん、あっ、そう言えばオーラを知覚できるようになった時に、発の細かいことも浮かび上がってきた。」

 

「なに?それは本当……いや、嘘をつく理由がないし本当なんだろう。」 

 

 

「よし、予定を少し変更しよう。」

クロロは少し笑みを浮かべそう言うと、歩き出した。ついてこいと言うことだろう。そうして少し歩くと広いスペースの真ん中に立つ。

 

 

クロロは私と対面するように立つと、

 

「今から模擬戦をやろう。」

 

最高の提案をした─────。

 

 

 

「ルールは簡単だ、俺は発を除いた四大行だけで戦う。勿論アヤメは何をやっても構わない。」

 

普通なら、念能力を使うものにこのハンデはかなり無謀だろう。しかし、クロロの場合、更に私が相手となれば妥当、もしくはそれでも私に勝ち目はほぼ無い。まず念の練度が違いすぎる。時期的にはクロロも念を習得して1〜2年程度だろう。だがそれでもその1〜2年の差ががでかすぎる。

 

今の私では体格差や練度を含めても纏だけで完封されるだろう。しかし、こちらには情報のアドバンテージがある。恐らくクロロも私の発については検討済みだろう。しかし確定情報ではない。そのアドバンテージを使えば……

 

 

かすり傷程度ならつけれるかな…………。

 

 

「それじゃあ、どこからでもかかってこい。」

 

クロロは構えすら取らない、取る必要がない。私の手足は短いし、武術の心得もない私では構えていなくてもいなす事は容易いのだろう。でもそれでも攻める!

 

私は勢い良く走り出す、そこまで速くはない。手足は短く体も小さい、しかし、だからこその動きで翻弄する!

 

私はクロロに近づくと飛び上がりながら殴る体制に入る。狙うのは鳩尾だ。しかし、すぐに腕を捕まれ、クロロは体を半回転させながら私を空中に投げた。

 

 

私は空中ですぐに立て直そうと、クロロの方を向くと勢い良く石が飛んできた。

「くっ!」

 

なんとか顔をそらして避けるが体制が崩れたまま落ちていく。

地面が近づく中、まだ四大行の応用などできない私は、着地に合わせて思い切り練をする。何とか着地するが、それでもかなり痛い。

 

そして…私は自分のミスに気づく。着地に必死で、クロロの姿を目に入れていなかった。

 

 

 

 

気がついた時には、クロロは私の目の前で既に蹴りの準備を終えていた───。

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

と言う音と共にアヤメは正面のゴミ山に衝突する。衝突した勢いで煙が上がりアヤメの姿は見えない。

 

かなり手加減をしたが、やりすぎたか…。そう思い。アヤメを飛ばした方向に近づく。

 

(まだ、模擬戦は早かったか……)

 

流石に死んではいないだろうが、暫くは修行できない可能性もある。

 

アヤメの安否を確認するために声をかけようと

「アヤメ、無事…」

 

 

した、瞬間だった。

 

 

 

 

 

紅に塗れた私の世界(ブラッドカラミティ)

 

 

 

先程よりも大きく周囲のゴミを吹き飛ばしながら、全身血だらけのアヤメが姿を表し──────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深い笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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