カーリー side
「ここがアルカディアムーブメント...」
ジャックが遊護とデュエルしてから、結局ジャックはゴドウィン長官のもとへと戻っていった。短い間だったけど、ジャックとともに過ごした日々は楽しかった。
そして心の底から思った。ジャックのために何かしたいって。
そう思った私は、ジャックたちの助けになるべくアルカディアムーブメントについて調べだした。アルカディアムーブメントは黒い噂が絶えない。それに治安維持局とは犬猿の仲だ。
「ジャック...必ずあなたの役に立ってみせるわ...!」
やっぱり組織を調べるには、一番上の人間を調べるべきよね。
アルカディアムーブメントのトップ...ディヴァインという男。
フォーチュンカップでも十六夜アキが遊護に敗北したときに現れたあの男...遊護もなぜかあの男だけは目の敵にしていたわね。
「なあ、ディヴァイン様は今日はいらっしゃるのか?」
「ああ。今日は特別な子供が来ているらしくてな。その対応で忙しくしてるよ。」
「そっか。ならこの資料はどうしようかな...」
「急ぎじゃないなら、最上階の書斎に置いておけばいいんじゃないか?」
「そうだな、そうしておくよ。」
「(なるほどね...ディヴァインの書斎は最上階...今の話が本当なら、ディヴァインは当分部屋には戻らないはず...行くわよ、カーリー!)」
私は誰にも見つからないように、最上階へと向けて走り出した。
そんな私を不敵な笑みを浮かべて見つめている人たちには気づかずに。
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遊護 side
「(ここか...)」
ジャックとデュエルした翌日、俺はゴドウィン長官の命令通りアルカディアムーブメントへと侵入していた。あれから長官に直接会いに行き、詳細を確認した。
なんでもアルカディアムーブメントは龍亜をさらったらしく、その被害がシグナーである龍可にも及ぶかもしれないとして俺を呼び出したらしい。
それに十六夜アキもシグナーである以上、彼女の協力を求めなければならないとして説得を任された。
「(そういうのは遊星がやるはずなんだけどな...ま、とにかく今は龍亜を救出しますか。)」
俺はアルカディアムーブメントのシステムにハッキングして手に入れた情報を頼りに、龍亜が監禁されている場所へと辿り着いた。部屋の扉もロックされているが、これくらいなら簡単に解除できる。
「....よし。」
扉のロックを解除し、部屋へと入る。
そこにはボロボロになった龍亜が横たわっていた。
この感じ...俺も覚えがある。サイコパワーにこっぴどくやられたみたいだな。
「おい...おい、大丈夫か!」
「う....うぅ....ゆ、遊星....?」
「遊星じゃなくて悪かったな。俺だ。白波遊護だ。」
「っ....遊護兄ちゃん....どうしてここに...」
「お前を助けに来た。とにかくここから脱出するぞ。」
『そうはいかないね。』
「っ!」
突然声が聞こえると、俺がロックを解除した扉が閉まってしまった。
そしてモニタにはこのアルカディアムーブメントのリーダー、ディヴァインが映っていた。
「まさか...罠だったか。」
『くくく...誰だか知らんが、タレコミがあってね。ネズミが侵入してくるだろうから始末してはどうか、とね。』
「何...?」
一体どういうことだ?
龍亜を救うというこの作戦が漏れていた?
だがこの作戦は俺とゴドウィン長官しか知らないはず...
「っ...(まさか...な...)」
『とにかく...君はここで終わりだ。アキを惑わせる君は排除したいと思っていたところだ。それに侵入者は君一人じゃないからね。』
「何の話だ。」
『ゆ、遊護...!』
「カーリー!?」
『ふふ...その反応、どうやらグルではないようだね。だが二人とも目障りなことに変わりはない。私の手で君を潰せないのは残念だが、せいぜい最期の時間を楽しむといい。...お前たち、やれ!』
ディヴァインの言葉に、侵入してきた扉とは逆の壁が開いて男が二人入ってくる。
どうやらこいつらが俺の相手らしいな。
『そいつらはこのアルカディアムーブメントでも指折りのサイコデュエリストだ。いくら君が強くても、一人では太刀打ちできないだろうな。アハハハハ!さらばだ、白波遊護!』
そう言って、ディヴァインは通信を切った。
確かにサイコパワーを振り回してくる相手に、一人で立ち向かうのは骨が折れるだろうな。
「うっ...俺も....俺も戦う...!」
「龍亜...無理をするな。その傷でサイコデュエリストを相手にするなんて...命を落とすかもしれないぞ。」
「でも...」
「くくく...どうする?」
「雑魚が一人増えたところで、何も変わらん。」
「っ...」
「なら、私が相手になるわ。」
「「「「っ!」」」」
突然、俺が侵入してきた扉の方から声がすると、棘によって扉ごと壁がぶち破られた。
そこには十六夜アキがデュエルディスクを構えながら立っていた。
「十六夜アキ...なぜ...」
「どういうことだ、アキ!」
「我々を裏切るのか!」
「......あなたに力を貸してあげる、白波遊護。」
「一体どうして...」
「その子はサイコデュエリストじゃない。それに...帰る場所がある。その子は帰るべき場所へ帰らなければならないわ。」
アキ...もしかして龍亜を助けようとしてくれているのか。
まだ幼い龍亜に、自分と同じ目にあわせないように...
今のアキはまだ敵だが、それなら信頼することはできる。
「....まさか君とタッグを組むことになるとはね。」
「....」
俺はデュエルディスクにデッキをセットし、龍亜を部屋の隅へと連れていく。
そしてそのまま部屋に入ってきたアキの隣に立って、サイコデュエリストたちと向き合う。
「くっ...まさかアキが裏切るとは...!」
「このデュエルが終わったら、ディヴァイン様に報告だ!」
「さて...お手並み拝見と行こうかな、十六夜アキさん。」
「こちらのセリフよ。」
「「「「デュエル!」」」」
「このタッグデュエル、ライフ、墓地、除外ゾーンを共有し、最初のターンは全員攻撃できない!」
「俺から行くぞ!俺のターン、ドロー!」
サイコA 手札5→6
「俺は『メンタルプロテクター』を守備表示で召喚!カードを2枚セットし、ターンエンドだ!」
サイコA 手札6→3
メンタルプロテクター ★3 DEF:2200
リバースカード ×2
「私のターン、ドロー。『バイオレット・ウィッチ』を守備表示で召喚。カードを1枚セットし、ターンエンド。」
アキ 手札6→4
バイオレット・ウィッチ ★4 DEF:1200
リバースカード ×1
当然っちゃ当然だが、動きがないな。
最初のターン、ラストプレイヤーの俺も含めて攻撃はできない。
まずは防御を整えることが先決か...
「俺のターン、ドロー!」
サイコB 手札5→6
「くくく...俺は『パンダボーグ』を召喚!さらにカードを1枚セットし、ターンエンドだ!」
サイコB 手札6→4
パンダボーグ ★4 ATK:1700
リバースカード ×1
どうやら相手のデッキはどちらもサイキック族らしいな。
アキのデッキは植物族が主体のデッキ...さて、どうしたものかな。
「俺のターン、ドロー。」
遊護 手札5→6
「自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。『ジャンク・フォアード』を特殊召喚!」
遊護 手札6→5
ジャンク・フォアード ★3 DEF:1500
「さらに『ネクロ・シンクロン』を召喚。そして効果を発動!『ジャンク・フォアード』のレベルを2つ上げる。」
遊護 手札5→4
ジャンク・フォアード ★5 DEF:1500
ネクロ・シンクロン ★2 ATK:200
「俺はレベル5となった『ジャンク・フォアード』に、レベル2の『ネクロ・シンクロン』をチューニング!集いし信念が、七つにきらめく刃となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!抜刀せよ!『セブン・ソード・ウォリアー』!」
「(見たことないシンクロモンスター...白波遊護...あなたはまだ全力を見せていないのね。)」
「さらに俺は装備魔法『ファイティング・スピリッツ』を『セブン・ソード・ウォリアー』に装備!これにより攻撃力が相手フィールドのモンスターの数1体につき、300ポイントアップする!」
遊護 手札4→3
セブン・ソード・ウォリアー ★7 ATK:2300 + 300 * 2 → 2300 + 600 → 2900
ファイティング・スピリッツ
「さらに『セブン・ソード・ウォリアー』の効果発動!1ターンに1度、このカードに装備カードが装備されたとき、相手に800ポイントのダメージを与える!」
「「何っ!?」」
俺の宣言により、『セブン・ソード・ウォリアー』が敵2人に切りかかる。
「「ぐっ!」」
サイコA/B LP4000 - 800 → 3200
「さらにカードを2枚セットし、ターンエンドだ。」
遊護 手札3→1
セブン・ソード・ウォリアー ★7 ATK:2900
ファイティング・スピリッツ
リバースカード ×2
サイキック族はライフを支払って効果を発動することが多い。
こうやって地味でもライフを削れば、有利にデュエルが進められる。
だがそれ以上にライフを回復してくる可能性もある...油断は禁物だな。
「くっ...俺のターン、ドロー!」
サイコA 手札3→4
「この瞬間、『メンタルプロテクター』の効果により、ライフを500ポイント支払う。」
サイコA/B LP3200 - 500 → 2700
「俺は速攻魔法『緊急テレポート』を発動!その効果により、デッキから『クレボンス』を特殊召喚!」
サイコA 手札4→3
メンタルプロテクター ★3 DEF:2200
クレボンス ★2 ATK:1200
リバースカード ×2
「さらに俺はレベル3の『メンタルプロテクター』に、レベル2の『クレボンス』をチューニング!シンクロ召喚!『マジカル・アンドロイド』!」
『マジカル・アンドロイド』か。放っておくとどんどんライフを回復されて厄介だな。
しかも意外と攻撃力も守備力も高いから、突破しにくいんだよな。
「さらに俺はこのターン、通常召喚をしていない!『沈黙のサイコウィザード』を召喚!その効果により墓地の『クレボンス』を除外!『沈黙のサイコウィザード』が墓地に送られたとき、この効果で除外した『クレボンス』は特殊召喚される。」
サイコA 手札3→2
マジカル・アンドロイド ★5 ATK:2400
沈黙のサイコウィザード ★4 ATK:1900
リバースカード ×2
「くく...バトルだ。まずは『沈黙のサイコウィザード』で『バイオレット・ウィッチ』
に攻撃!」
沈黙のサイコウィザード ATK:1900 vs バイオレット・ウィッチ DEF:1200
『沈黙のサイコウィザード』から発せられたエネルギー弾が『バイオレット・ウィッチ』に直撃し、『バイオレット・ウィッチ』は跡形もなく破壊される。
「破壊された『バイオレット・ウィッチ』の効果発動。私はデッキから『イービル・ソーン』を手札に加える。」
アキ 手札4→5
「ふん...続けて、『マジカル・アンドロイド』でアキにダイレクトアタックだ!」
「させないぞ!トラップ発動、『くず鉄のかかし』!攻撃を無効にし、このカードを再びセットする!」
「っ!...なぜ...」
「これはタッグデュエル。助け合うのは当然のことさ。」
「チッ...カードを1枚セットし、ターンエンド。エンドフェイズ、『マジカル・アンドロイド』の効果が発動!俺の場のサイキック族1枚につき、600ポイント、ライフを回復する!」
「さらに俺はトラップカード『超能力治療』を発動!このターンに墓地に送られたサイキック族の数1枚につき、ライフを1000ポイント回復する!」
なんだと!?なんてもの伏せてやがった...!
相手の場にはサイキック族が2体、さらにこのターン墓地に送られたサイキック族も2体。つまり...!
「俺たちのライフを3200ポイント回復!」
サイコA/B LP2700 + 600 * 2 + 1000 * 2 → 2700 + 1200 + 2000 → 5900
「これでターンエンド!」
サイコA 手札2→1
マジカル・アンドロイド ★5 ATK:2400
沈黙のサイコウィザード ★4 ATK:1900
リバースカード ×3
「私のターン、ドロー。」
アキ 手札5→6
「私は手札から速攻魔法『偽りの種』を発動。その効果により手札から『イービル・ソーン』を特殊召喚する。」
アキ 手札6→4
イービル・ソーン ★1 DEF:300
リバースカード ×1
「さらに『イービル・ソーン』の効果発動。このカードをリリースし、相手に300ポイントのダメージを与える。さらにデッキから『イービル・ソーン』2体を攻撃表示で特殊召喚する。」
「「ぐっ...!」」
サイコA/B LP5900 - 300 → 5600
アキ
イービル・ソーン ★1 ATK:100
イービル・ソーン ★1 ATK:100
リバースカード ×1
「さらに私は『コピー・プラント』を召喚。その効果により、自身のレベルを『マジカル・アンドロイド』と同じレベル5とする。」
アキ 手札4→3
イービル・ソーン ★1 ATK:100
イービル・ソーン ★1 ATK:100
コピー・プラント ★5 ATK:0
リバースカード ×1
っ!これでアキの場のモンスターの合計レベルは7...!
つまり彼女のエースカードが来る!
「私はレベル1の『イービル・ソーン』2体に、レベル5となった『コピー・プラント』をチューニング。冷たい炎が、世界のすべてを包み込む。漆黒の花よ開け!シンクロ召喚!現れよ『ブラック・ローズ・ドラゴン』!」
「くっ...!」
「アキの『ブラック・ローズ・ドラゴン』...!その効果ですべて破壊するつもりか!(くくく...だがそうすれば俺のトラップが発動し、アキ!お前は丸裸になるのさ!)」
「....」
「...っ!」
「な、なぜ効果を発動しない!?」
「私は...私のするべきことをするだけ。私は手札のレベル4モンスター『ロードポイズン』を墓地に送り、魔法カード『ワンダー・クローバー』を発動。その効果により、『ブラック・ローズ・ドラゴン』はこのターン、2度攻撃できる。ただし、この効果の対象になったモンスター以外は攻撃宣言できない。」
アキ 手札3→1
ブラック・ローズ・ドラゴン ★7 ATK:2400
リバースカード ×1
「バトルよ!『ブラック・ローズ・ドラゴン』で『沈黙のサイコウィザード』を攻撃!ブラック・ローズ・フレア!」
ブラック・ローズ・ドラゴン ATK:2400 vs 沈黙のサイコウィザード ATK:1900
『ブラック・ローズ・ドラゴン』から放たれた紫色の炎が、『沈黙のサイコウィザード』を包み込み、その圧倒的な熱量によって『沈黙のサイコウィザード』は一瞬にして破壊されてしまった。
「ぐっ!」
サイコA/B LP5600 - 500 → 5100
「くっ...だがこの瞬間、『沈黙のサイコウィザード』の効果が発動する!自身の効果で除外していた『クレボンス』が特殊召喚される!さらにチェーンしてトラップ発動!『念動力』!サイキック族モンスターが相手モンスターに戦闘によって破壊されたとき、その攻撃モンスターを破壊してその攻撃力分、ライフを回復する!」
「させるか!トラップ発動、『シンクロ・バリア・フォース』!フィールドのカードを破壊する効果を無効にし、さらに自分の場のシンクロモンスターの数だけ、500ポイントのダメージを与える!」
「なんだと!?」
「ぐっ!」
サイコA/B LP5100 - 500 → 4600
「ぐっ...だが『クレボンス』は特殊召喚される!」
「まだ私のバトルフェイズは終了していない。続けて『ブラック・ローズ・ドラゴン』で『クレボンス』を攻撃!」
「くそ!『クレボンス』の効果発動!ライフを800ポイント支払うことで、攻撃を無効にする!」
サイコA/B LP4600 - 800 → 3800
よし...ライフを大幅に回復されていたが、回復された分のダメージをアキが稼いでくれた。『マジカル・アンドロイド』による回復も、次のターンには発動しない。
これで一気にライフを削ることができれば...!
「私はこれでターンエンドよ。」
アキ
ブラック・ローズ・ドラゴン ★7 ATK:2400
リバースカード ×1
「くっ...俺のターン、ドロー!」
サイコB 手札4→5
「っ!くくく...アキ!裏切者のお前を粛清する!」
「っ...」
「俺は『パンダボーグ』をリリースし、『サイコ・エンペラー』をアドバンス召喚!」
サイコB 手札5→4
サイコ・エンペラー ★6 ATK:2400
「召喚に成功した『サイコ・エンペラー』の効果発動!墓地のサイキック族1枚につき、ライフを500ポイント回復!墓地は共有している...よって墓地のサイキック族は『パンダボーグ』、『沈黙のサイコウィザード』、『メンタルプロテクター』の3枚!俺たちはライフを1500ポイント回復する!」
サイコA/B LP3800 + 500 * 3 → 3800 + 1500 → 5300
「くそ...またライフを回復したか...!」
「それだけじゃねえ!俺は手札から速攻魔法『緊急テレポート』を発動!その効果によりデッキから『サイコジャンパー』を特殊召喚!」
サイコB 手札4→3
サイコ・エンペラー ★6 ATK:2400
サイコジャンパー ★2 DEF:1500
「っ!チューナーモンスター...」
「そう!お前を粛清する最強モンスターを呼び出す!俺はレベル6の『サイコ・エンペラー』に、レベル2の『サイコジャンパー』をチューニング!シンクロ召喚!『メンタルスフィア・デーモン』!」
「くっ...(『メンタルスフィア・デーモン』か...結構厄介な効果を持っている。俺の『くず鉄のかかし』が効かないのはきついな...!)」
「さらに装備魔法『念動増幅装置』を『メンタルスフィア・デーモン』に装備!これにより、装備したモンスターの効果によって支払うライフポイントが必要なくなる!」
「なんだと!?」
「これでバトルだ!『メンタルスフィア・デーモン』で『ブラック・ローズ・ドラゴン』を攻撃!」
「トラップ発動!『ローズ・ブリザード』!攻撃を無効にし、攻撃してきたモンスターを守備表示にする!」
「無駄だ!『メンタルスフィア・デーモン』の効果発動!ライフを1000ポイント支払うことで、モンスター1体を対象とする魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する!『念動増幅装置』の効果でライフコストはない!」
「っ!」
メンタルスフィア・デーモン ATK:2700 vs ブラック・ローズ・ドラゴン ATK:2400
「きゃああああああ!」
遊護/アキ LP4000 - 300 → 3700
「ぐっ...」
「大丈夫か、アキ!」
「っ...大丈夫よ...」
「くくく...まだまだ終わらないぞ。裏切者への粛清は!『メンタルスフィア・デーモン』の効果により、破壊したモンスターの元々の攻撃力分、ライフを回復!」
サイコA/B LP5300 + 2400 → 7700
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド!」
サイコB 手札1
メンタルスフィア・デーモン ATK:2700
「くっ...」
こいつら、強い...!テーマが同じ分、かみ合ったデュエルができているんだ。
それに比べて俺たちは今日初めてタッグを組んで、しかもデッキにシナジーはない。
このままじゃ負ける...!
「(いや...諦めてたまるか!ここで俺が負けたら、俺たちのために裏切ってくれたアキだけじゃない...龍亜も助けられない...!頼む、俺の力を貸してくれ!俺のデッキ...!)俺のターン、ドロー!」
遊護 手札1→2
「.......っ!俺はこのままバトルに入る!『セブン・ソード・ウォリアー』の攻撃力は、『ファイティング・スピリッツ』の効果により900ポイント上昇している!」
遊護
セブン・ソード・ウォリアー ★7 ATK:2300 + 300 * 3 → 2300 + 900 → 3200
ファイティング・スピリッツ
リバースカード(くず鉄のかかし)
「『メンタルスフィア・デーモン』に攻撃だ!」
セブン・ソード・ウォリアー ATK:3200 vs メンタルスフィア・デーモン ATK:2700
「ぐっ!」
サイコA/B LP7700 - 500 → 7200
「さらに俺はメインフェイズに移行し、魔法カード『拘束解放波』を発動!俺の装備魔法『ファイティング・スピリッツ』を破壊することで、相手の場にセットされた魔法・罠カードをすべて破壊する!」
「「何っ!?」」
俺の発動した『拘束解放波』から波動が放たれ、俺の『ファイティング・スピリッツ』と相手の場の魔法・罠カードがすべて吹き飛んだ。
モンスターは場に残っているが...これで奴らのリバースカードを警戒する必要はなくなった。
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ。」
遊護 手札0
セブン・ソード・ウォリアー ★7 ATK:2300
リバースカード(くず鉄のかかし)
リバースカード
「まさか俺たちのリバースカードを一掃するとはな...だが何の意味もない!俺のターン、ドロー!」
サイコA 手札1→2
「このままバトルだ!まずは『クレボンス』でアキにダイレクトアタック!」
「っ!」
「裏切者に粛清を!」
「させるか!トラップ発動『軍神の采配』!お前の攻撃対象は、俺が選択する!」
「何っ!?」
「『クレボンス』の攻撃対象は、『セブン・ソード・ウォリアー』だ!」
『軍神の采配』の効果により、アキへと攻撃しようとしていた『クレボンス』は引き寄せられるように『セブン・ソード・ウォリアー』へと向かっていく。
『セブン・ソード・ウォリアー』はそんな『クレボンス』を一刀両断する。
クレボンス ATK:1200 vs セブン・ソード・ウォリアー ATK:2300
「ぐああああああああ!」
サイコA/B LP7200 - 1100 → 6100
「ぐっ...だ、だが『マジカル・アンドロイド』の方が攻撃力は上!」
「だが俺の場には攻撃を無効にする『くず鉄のかかし』がある!」
「くっ...お、俺はこれでターンエンド...!エンドフェイズ、『マジカル・アンドロイド』の効果で600ポイント回復!」
サイコA/B LP6100 + 600 → 6700
サイコA
マジカル・アンドロイド ★5 ATK:2400
「(白波遊護...幾度も私を守り、戦う...どうして...)」
「(奴らの守りを薄くなっている...『マジカル・アンドロイド』を破壊できれば、ライフ回復手段もつぶせる...)もう少しだ。頑張ろうぜ、アキ!」
「っ!.....私のターン、ドロー!」
アキ 手札1→2
「(どうしてかわからない...でも、彼とデュエルしていると...心が落ち着く。)私は『薔薇の刻印』を発動!『マジカル・アンドロイド』に装備し、そのコントロールを得る!」
「くっ!」
「さらにチューナーモンスター『グローアップ・バルブ』を召喚。私はレベル5の『マジカル・アンドロイド』に、レベル1の『グローアップ・バルブ』をチューニング!聖なる森に潜みし、華麗なる棘の狩人よ!戒めの鞭を持ちて今こそ姿を現せ!シンクロ召喚!現れろ!スプレンディッド・ローズ!」
アキ 手札0
スプレンディッド・ローズ ★6 ATK:2200
「ば、馬鹿な!」
「俺たちの場ががら空きに...!」
「バトルよ!『スプレンディッド・ローズ』でダイレクトアタック!」
「「ぐああああああああああああ!」」
サイコA/B LP6700 - 2200 → 4500
「さらに『スプレンディッド・ローズ』の効果発動!墓地の『イービル・ソーン』を除外し、エンドフェイズまで攻撃力を半分にしてもう一度攻撃できる!再びダイレクトアタック!」
「「うわあああああああああああ!!」」
サイコA/B LP4500 - 1100 → 3400
「私はこれでターンエンド!」
アキ
スプレンディッド・ローズ ★6 ATK:2200
凄い...これがアキの実力か。相手の場を空けただけじゃなく、一気にライフを削った。
それにしても...俺とデュエルしたときとは違う...アキからまるでサイコパワーを感じない。ソリッドヴィジョンの衝撃で吹っ飛ばされてはいるが、外傷はなさそうだし...
「ぐっ...お、俺のターン、ドロー!」
サイコB 手札1→2
「俺は魔法カード『念動収集機』を発動!その効果により墓地から『クレボンス』、『サイコジャンパー』を特殊召喚!そして特殊召喚したモンスターのレベルの合計×300ポイントのダメージを受ける!」
サイコA/B LP3400 - 300 * 4 → 3400 - 1200 → 2200
「さらにライフを1000ポイント支払い、『サイコジャンパー』の効果発動!相手の場のモンスターと、こちらの『サイコジャンパー』以外のサイキック族モンスター1体を対象に発動できる!そのコントロールを入れ替える!俺は『クレボンス』と『セブン・ソード・ウォリアー』のコントロールを入れ替える!」
「っ!」
サイコA/B LP2200 - 1000 → 1200
「やれ!『セブン・ソード・ウォリアー』!裏切者を攻撃しろ!」
「学ばないやつらだな!トラップ発動!『くず鉄のかかし』!」
「くっ...カードを1枚セットし、ターンエンド!」
サイコB 手札1→0
サイコジャンパー ★2 DEF:1500
セブン・ソード・ウォリアー ★7 ATK:2300
リバースカード ×1
遊護
クレボンス ★2 DEF:400
リバースカード(くず鉄のかかし)
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札0→1
奴らのライフを残り1200...『クレボンス』の攻撃が通れば、奴らのライフを削り切ることができる。
「俺は『クレボンス』を攻撃表示に変更!」
「はっ!この瞬間、トラップ発動!『サイコ・ヒーリング』!その効果により、俺の場のサイキック族モンスターの数だけライフを1000ポイント回復する!」
サイコA/B LP1200 + 1000 → 2200
「残念だったな!これで『クレボンス』でダイレクトアタックしても、ライフは削り切れない!」
「代わりに次のターン、俺の集中攻撃が裏切者を襲うぜ!」
「....ああ、安心したよ。」
「何?」
「これでもう、お前たちに俺の行動を防ぐことはできない!」
「「っ!?」」
最後にセットしたカードが何かわからなかったから、動きづらかった。
だがあいつらは焦りのあまり、今発動しなくてもいいトラップを発動した。
それにより、俺は安心して行動することができる!
「俺は『クレボンス』をリリース!」
「「っ!?」」
「『サルベージ・ウォリアー』をアドバンス召喚!」
遊護 手札1→0
サルベージ・ウォリアー ★5 ATK:1900
リバースカード(くず鉄のかかし)
「『サルベージ・ウォリアー』の効果発動!手札・墓地からチューナーモンスターを蘇生することができる!俺は墓地の『コピー・プラント』を特殊召喚!」
遊護
サルベージ・ウォリアー ★5 ATK:1900
コピー・プラント ★1 ATK:0
リバースカード(くず鉄のかかし)
このデュエルに決着をつけるのは、俺とアキの二人でだ。
「俺は『コピー・プラント』の効果を発動!対象は『サイコジャンパー』...よって『コピー・プラント』のレベルが2になる!そして俺はレベル5の『サルベージ・ウォリアー』に、レベル2となった『コピー・プラント』をチューニング!」
「っ!...痣が....なぜ...」
「清廉なる花園に芽吹き孤高の薔薇よ 蒼き月の雫を得てここに開花せよ!シンクロ召喚!『月華竜ブラック・ローズ』!」
「こ、これは...!」
「アキの『ブラック・ローズ・ドラゴン』!?いや、しかし...!」
「白波遊護....あなたはいったい....」
「『ブラック・ローズ』の効果発動。その効果により、『セブン・ソード・ウォリアー』を手札に戻す。返してもらうぞ。」
「ぐっ!」
「これで終わりだ!『月華竜ブラック・ローズ』でダイレクトアタック!
「「う、うわああああああああああ!」」
サイコA/B LP2200 - 2400 → 0
『月華竜ブラック・ローズ』の攻撃が決まり、相手のライフが0となった。
攻撃の衝撃により、相手の二人は吹き飛ばされて意識を失っているようだ。
「ハァ...何とか勝てたな。」
「......」
「助けてくれてありがとう、アキ。」
「いいえ.....でも、あなたには聞きたいことが山ほどあるわ。」
「わかってる。...でも、今はここを脱出するのが先、違う?」
「ええ。....行きましょう、出口まで案内するわ。」
「ああ。....さあ、行こう龍亜。」
「うん...ありがと...遊護兄ちゃん...」
俺は龍亜を背負うと、アキと一緒に部屋を出て脱出する。
だけど...カーリーは大丈夫だろうか...何とかカーリーも救い出したいが...
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