あれからしばらくDホイールを走らせ、サテライトへと辿り着いた。
ダークシグナーが現れてからか、どことなく陰鬱な雰囲気を感じるな。
「それにしても...さすがにダークシグナーを探すのは苦労しそうだな。俺が旧モーメントの制御装置まで行っても仕方ないし...」
「うわああああああああああああ!」
「っ!」
これからどうするか考えていると、突然悲鳴が聞こえてきた。
ここからそう遠くなさそうだし、もしかしたらダークシグナーかもしれない。
「行くか。」
そう決めた俺はDホイールを走らせて、悲鳴が聞こえた場所へと向かう。
するとそこには2人のセキュリティ隊員が倒れており、どうやらデュエルで負けてDホイールが故障したようだ。
近くにはもう一人誰かいて、そいつもDホイールに乗っている。
「あれって...」
「へっ!その程度じゃこの鉄砲玉のクロウ様は止められないぜ!」
「ぐっ...くそ...!」
「マーカー付きの犯罪者のくせに...!」
「盗んだものを返せ...!」
「馬鹿野郎!これは先にあいつらがガキから奪ったんだよ!それを俺が返してもらっただけだ!」
なるほど...どうやらセキュリティともめてるようだな。
クロウが何か盗んだようだが、クロウの話から察するにクロウが面倒みてる子供たちからものを盗んだ奴がいたようだな。
「話は聞かせてもらった。」
「っ!」
「し、白波博士!」
「は、博士がなぜここに!」
「白波博士...?なんか聞いたことあるような...」
俺はさらにDホイールを走らせ、3人の元へと向かう。
俺はクロウを正面に、セキュリティ隊員をかばう形で前に出た。
「ここは俺が何とかするから、君たちは帰りなよ。」
「で、ですが...」
「我々も仕事ですので...」
「でも君ら、この人に負けたんでしょ。その様子じゃどうにもできないだろうし、俺から牛尾さんにうまく言っておくからさ。」
「っ...す、すみません...」
「お願いします...」
俺の言葉に、セキュリティ隊員たちは故障したDホイールを押しながら帰っていった。
さて、これで邪魔者は消えたし、クロウとゆっくり話ができそうだな。
「さて...これでゆっくり話が...」
「てめえ、まさか新手だったとはな。」
「えっ?」
「セキュリティのDホイールじゃねえから気付かなかったぜ。だが俺は負けねえ!これでもくらえ!」
「うわっ!」
クロウがデュエルディスクのボタンを押すと、突然何かが俺の方へと飛んできて、Dホイールに接続されていた俺のデュエルディスクへとぶつかる。するとなぜか俺のデュエルディスクが自動でデュエルモードへと移行していた。
「よし!あんたが何者か知らねえが、この鉄砲玉のクロウ様がぶっ倒してやるぜ!」
「おいおい...俺はそんなつもりじゃ.......(いや、せっかくだしこの状況を楽しもうか。)...いいだろう、相手になってやる。」
「随分と余裕じゃねえか。これなら楽しいデュエルになりそうだぜ。」
「それはこっちのセリフだよ。」
俺とクロウはDホイールにまたがり、アクセルを踏む。
まさかクロウに出会い、デュエルすることになるとは思わなかったが...当時環境デッキだった『ブラックフェザー』デッキ...どこまで戦えるか、試させてもらう!
「「ライディングデュエル、アクセラレーション!」」
「俺から行かせてもらうぜ!ドロー!」
クロウ 手札5→6
「俺は『BF-蒼炎のシュラ』を召喚!さらに俺の場に『BF(ブラックフェザー)』モンスターが存在する場合、『BF-黒槍のブラスト』を特殊召喚できる!来い、『BF-黒槍のブラスト』!」
クロウ 手札6→4
BF-蒼炎のシュラ ★4 ATK:1800
BF-黒槍のブラスト ★4 ATK:1700
「さらにカードを2枚セットして、ターンエンドだ!」
クロウ 手札4→2
BF-蒼炎のシュラ ★4 ATK:1800
BF-黒槍のブラスト ★4 ATK:1700
リバースカード ×2
「俺のターン、ドロー。」
遊護 手札5→6, SPC:0→1
クロウ SPC:0→1
「俺は手札の『ボルト・ヘッジホッグ』を墓地に送り、『クイック・シンクロン』を特殊召喚!」
「『ボルト・ヘッジホッグ』に『クイック・シンクロン』だあ!?」
遊護 手札6→4
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
「さらに『ジャンク・シンクロン』を召喚!その効果により、墓地の『ボルト・ヘッジホッグ』を特殊召喚する!」
「なっ!?『ジャンク・シンクロン』まで...!」
遊護 手札4→3
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300
ボルト・ヘッジホッグ ★2 DEF:800
「てめえ、まさかそのデッキ、遊星から奪ったんじゃねえだろうな!」
「いや...これは正真正銘、俺のデッキだよ。」
「だったらなんでそんなに使うカードが似てるんだ!」
「それは....(俺が遊星にあこがれてるから...なんだよな。)どうでもいいだろ、そんなこと!デュエルを続行するぞ!」
「てめえ...覚悟しやがれ!」
「俺はレベル2の『ボルト・ヘッジホッグ』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!集いし風が、進化の扉を開く礎となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!走り抜け!『ジャンク・スピーダー』!」
遊護
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
「『ジャンク・スピーダー』の効果発動!このモンスターをシンクロ召喚したとき、デッキからそれぞれレベルの異なる『シンクロン』と名の付くチューナーモンスターを、可能な限り特殊召喚できる!」
「なんだと!?インチキ効果もいい加減にしやがれ!」
「俺はレベル1『ジェット・シンクロン』、レベル3『スチーム・シンクロン』、レベル5『ホイール・シンクロン』を特殊召喚!」
遊護
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
スチーム・シンクロン ★3 DEF:800
ホイール・シンクロン ★5 DEF:1000
一気にモンスターが5体並ぶ状況となった。
確かにこれはインチキ効果と言われても仕方ないかもな。
「俺はレベル5の『ジャンク・スピーダー』に、レベル3の『スチーム・シンクロン』をチューニング!星海を切り裂く一筋の閃光よ!魂を震わし世界に轟け!シンクロ召喚!『閃珖竜 スターダスト』!」
「な、なんだこれ...遊星の『スターダスト・ドラゴン』...?いや、だが少し違う...?」
「まだまだ行くぞ!俺は『ホイール・シンクロン』の効果により、手札からレベル4以下のモンスター1体を召喚できる!来い、『ロックストーン・ウォリアー』!」
遊護 手札3→2
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
ホイール・シンクロン ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
ロックストーン・ウォリアー ★4 ATK:1800
「そしてレベル4の『ロックストーン・ウォリアー』に、レベル1の『ジェット・シンクロン』をチューニング!集いし闘志が、道を駆け抜ける希望となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!突き進め!『ジェット・ウォリアー』!」
遊護
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ホイール・シンクロン ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
ジェット・ウォリアー ★5 ATK:2100
「シンクロ素材となった『ジェット・シンクロン』の効果発動!デッキから『ジャンク』モンスターを1枚手札に加えることができる。さらにチェーンして『ジェット・ウォリアー』の効果発動!シンクロ召喚に成功した場合、相手の場のカード1枚を手札に戻すことができる!俺は『蒼炎のシュラ』を対象にする!」
「なんだと!?そんなことさせてたまるか!トラップ発動、『ダウン・フォース』!俺の場のモンスターが相手の効果で場を離れるとき、それを無効にして破壊する!」
「っ!」
『ジェット・ウォリアー』が『蒼炎のシュラ』に対して体当たりしようと突撃するが、クロウの発動したトラップからエネルギーが発射され、『ジェット・ウォリアー』は悲鳴を上げながら破壊されてしまった。
「やるな...だが『ジェット・シンクロン』の効果は適用させてもらう。俺はデッキから『ジャンク・ドラゴンセント』を手札に加える!」
遊護 手札2→3
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
ホイール・シンクロン ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
「そして手札に加えた『ジャンク・ドラゴンセント』は、俺の場にシンクロモンスターが存在する場合に手札から特殊召喚できる!来い、『ジャンク・ドラゴンセント』!そしてレベル5の『ジャンク・ドラゴンセント』に、レベル5の『ホイール・シンクロン』をチューニング!」
「馬鹿な!またシンクロ召喚だと!?これで1ターンに3回目だぞ!」
「集いし魂が、夜空に輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!きらめけ!『サテライト・ウォリアー』!」
「レベル10のシンクロモンスター....!」
「効果発動!墓地のシンクロモンスターの数だけ、相手フィールドのカードを破壊できる!俺はセットカードを破壊する!」
「くそっ!」
破壊されたのは『聖なるバリア-ミラーフォース』...『閃珖竜 スターダスト』で守れるのは1枚だけだから、破壊したのがあのカードでよかった。
「そして破壊したカード1枚につき、攻撃力が1000ポイントアップ!」
遊護 手札3→2
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
サテライト・ウォリアー ★10 ATK:2500 + 1000 → 3500
「行くぞ!まずは『閃珖竜 スターダスト』で『蒼炎のシュラ』に攻撃!」
「っ...防げねえ...!」
閃珖竜 スターダスト ATK:2500 vs BF-蒼炎のシュラ ATK:1800
「ぐああああああああああああ!」
クロウ LP4000 - 700 → 3300
「さらに『サテライト・ウォリアー』で『黒槍のブラスト』を攻撃!」
サテライト・ウォリアー ATK:3500 vs BF-黒槍のブラスト ATK:1700
「うわああああああああああ!」
クロウ LP3300 - 1800 → 1500, SPC:1→0
「よし...俺はこれでターンエンドだ。」
「くそ...(こいつ、強い...!今まで戦った奴らの中で一番だって思えるくらいには....だが、ガキどもが俺を待ってるんだ!こんなところで負けられねえ!)俺のターン、ドロー!」
クロウ 手札2→3, SPC:0→1
遊護 SPC:1→2
「っ!(来た!)俺は『BF-極北のブリザード』を召喚!効果発動!墓地のレベル4以下の『BF(ブラックフェザー)』モンスターを1体、守備表示で特殊召喚できる!戻ってこい、『BF-蒼炎のシュラ』!」
「(ここで『BF-極北のブリザード』か...!)」
「さらに手札の『BF-疾風のゲイル』は、場に『BF(ブラックフェザー)』モンスターがいるなら手札から特殊召喚できる!来い!」
クロウ 手札3→1
BF-極北のブリザード ★2 DEF:0
BF-蒼炎のシュラ ★4 DEF:1200
BF-疾風のゲイル ★3 DEF:400
「俺はレベル4の『蒼炎のシュラ』に、レベル2の『極北のブリザード』をチューニング!漆黒の力!大いなる翼に宿りて、神風を巻き起こせ!シンクロ召喚!吹き荒べ!『BF-アームズ・ウィング』!」
「シンクロ召喚したはいいが、それじゃまだ足りないぜ。」
「ああ...だからこうするんだよ!『疾風のゲイル』の効果発動!1ターンに1度、相手のモンスター1体の攻撃力と守備力を半分にする!『サテライト・ウォリアー』を対象だ!」
「チッ...(厄介な効果だよ、本当。)」
クロウ
BF-疾風のゲイル ★3 DEF:400
BF-アームズ・ウィング ★6 ATK:2300
遊護
クイック・シンクロン ★5 DEF:1400
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
サテライト・ウォリアー ★10 ATK:3500 / 2 → 1750
「バトルだ!『アームズ・ウィング』で『クイック・シンクロン』を攻撃!この瞬間、『アームズ・ウィング』の効果により、守備モンスターを攻撃したとき、ダメージステップの間、攻撃力が500ポイントアップする!」
「そのまま攻撃を受ける!」
BF-アームズ・ウィング ATK:2800 vs クイック・シンクロン DEF:1400
「ぐおおおお!」
遊護 LP4000 - 1400 → 2600, SPC:2→1
「へっ!『アームズ・ウィング』には貫通効果がある!これでこっちが減らされたスピードカウンターの狩りは返したぜ。俺はカードを1枚セットする!これでターンエンド!」
クロウ 手札1→0
BF-疾風のゲイル ★3 DEF:400
BF-アームズ・ウィング ★6 ATK:2300
リバースカード ×1
さすがはブラックフェザー...この展開力は厄介だな。
でも『アームズ・ウィング』の攻撃力は2300、こっちの『スターダスト』が攻撃力を上回っている。
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札2→3, SPC:1→2
クロウ SPC:1→2
「『SP-エンジェル・バトン』を発動!2枚引き、1枚を捨てる!」
遊護 手札3→2, 2→4, 4→3
「...このままバトルだ!まずは『スターダスト』で『アームズ・ウィング』を攻撃!」
「させるか!トラップ発動、『BF-アンカー』!『疾風のゲイル』をリリースし、その攻撃力を『アームズ・ウィング』に加える!」
クロウ
BF-アームズ・ウィング ★6 ATK:2300 + 1300 → 3600
「なっ!?くっ...『スターダスト』の効果発動!自身をあらゆる破壊から守る!」
閃珖竜 スターダスト ATK:2500 vs BF-アームズ・ウィング ATK:3600
「ぐおおおお!」
遊護 LP2600 - 1100 → 1500, SPC:2→1
ま、まさか反撃をくらうとは...しかもスピードカウンターが一つ減っちまった。
クロウ...これは正直、遊星やジャックより苦戦してるかもしれない!
「っ...俺はカードを2枚セットし、ターンエンドだ。」
遊護 手札3→1
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
サテライト・ウォリアー ★10 ATK:1750
リバースカード ×2
「俺のターン、ドロー!」
クロウ 手札0→1, SPC:2→3
遊護 SPC:1→2
「...っ!良いカードを引いたぜ!俺は『BF-漆黒のエルフェン』を召喚!こいつは俺の場に『BF(ブラックフェザー)』モンスターが存在するなら、リリースなしで召喚できる!そして、召喚に成功したとき、相手の場のモンスター1体の表示形式を変更できる!『サテライト・ウォリアー』を守備表示に変更!」
「っ!」
クロウ 手札1→0
BF-アームズ・ウィング ★6 ATK;2300
BF-漆黒のエルフェン ★6 ATK:2200
遊護
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
サテライト・ウォリアー ★10 DEF:1000(2000 / 2)
リバースカード ×2
「これで『サテライト・ウォリアー』を攻撃すれば、貫通ダメージで俺の勝ちだ!『アームズ・ウィング』で『サテライト・ウォリアー』を攻撃!」
「そんな簡単にいくと思うな!トラップ発動、『ガード・ブロック』!戦闘ダメージを0にし、1枚ドローする!」
「だが戦闘破壊はさせてもらうぜ!」
BF-アームズ・ウィング ATK:2800 vs サテライト・ウォリアー DEF:1000
「っ...この瞬間、トラップ発動!『反撃の狼煙』!相手モンスターの攻撃によって俺のモンスターが破壊された場合、俺の場のモンスター1体の攻撃力を500ポイントアップし、その相手モンスターと強制的に戦闘を行う!」
「なんだと!?」
遊護 手札1→2
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500 + 500 → 3000
閃珖竜 スターダスト ATK:3000 vs BF-アームズ・ウィング ATK;2300
「ぐああああああああああああ!」
クロウ LP1500 - 700 → 800
「くっ....た、ターンエンド...!」
クロウ
BF-漆黒のエルフェン ★6 ATK:2500
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札2→3, SPC:2→3
クロウ SPC:3→4
「バトル!『スターダスト』で『エルフェン』を攻撃!」
閃珖竜 スターダスト ATK:2500 vs BF-漆黒のエルフェン ATK:2200
「ぐっ!」
クロウ LP800 - 300 → 500
「カードを1枚セットし、ターンエンドだ。」
遊護 手札3→2
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
リバースカード ×1
「俺のターン、ドロー!」
クロウ 手札0→1, SPC:4→5
遊護 SPC:3→4
「っ...俺は『BF-白夜のグラディウス』を守備表示で召喚!これでターンエンドだ!」
クロウ 手札1→0
BF-白夜のグラディウス ★3 DEF:1500
クロウの場にはカードはなく、手札も尽きていた。
この状況では、クロウは引いたカードで何とかしていくしかない。
だが相手はあのブラックフェザー...油断はできない!
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札2→3, SPC:4→5
クロウ SPC:5→6
「確か、『白夜のグラディウス』は1ターンに1度、戦闘では破壊されない...だったな。」
「ああ。よく効果を知ってるじゃねえか。」
「まあ、ね。....なら俺はこれでターンエンドだ。」
遊護
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
リバースカード ×1
あのカードを引ければ...だが、そう簡単にはいかない。
これでクロウも場にモンスターを残した状態でターンが来る。
もしここでチューナーを引けば...
「俺のターン、ドロー!」
クロウ 手札0→1, SPC:6→7
遊護 SPC:5→6
「へっ...やっぱり今日はツイてるぜ!俺は『BF-東雲のコチ』を召喚!」
「っ!チューナー...!」
「俺はレベル3の『BF-白夜のグラディウス』に、レベル4の『BF-東雲のコチ』をチューニング!黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!『BF-アーマード・ウィング』!」
ここで『アーマード・ウィング』か...!
現時点での、クロウのエースモンスター!
「バトル!『アーマード・ウィング』で『閃珖竜 スターダスト』を攻撃!先に言っておくが、『アーマード・ウィング』は戦闘では破壊されず、俺への戦闘ダメージは0になるぜ!」
「くっ...『閃珖竜 スターダスト』の効果発動!1ターンに1度、場のカードをあらゆる破壊から防ぐ!」
BF-アーマード・ウィング ATK:2500 vs 閃珖竜 スターダスト ATK:2500
『閃珖竜 スターダスト』がブレスを吐き、『アーマード・ウィング』を迎撃する。
『アーマード・ウィング』は負けじとブレスの中を押し進んでいき、ついには『閃珖竜 スターダスト』の胸元に拳を叩き込んだ。
「っ...お互いに破壊はされない。」
「だが、ここで『アーマード・ウィング』の効果が発動する!戦闘を行った相手モンスターに楔カウンターを1つ乗せるぜ!次のターン、この楔カウンターを取り除けば攻撃力、守備力は0になる!」
「くっ...(守備で逃げれば『閃珖竜 スターダスト』は自身の効果で鉄壁となる...だがそれでは防戦一方だ。何とかしなければ...!)」
「俺はこれでターンエンドだ!」
クロウ 手札0
BF-アーマード・ウィング ★7 ATK2500
遊護
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500(楔カウンター)
リバースカード ×1
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札3→4, SPC:6→7
クロウ SPC:7→8
「っ!......カードを1枚セットし、ターンエンド。」
遊護 手札4→3
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500(楔カウンター)
リバースカード ×2
「俺のターン、ドロー!」
クロウ 手札0→1, SPC:8→9
遊護 SPC:7→8
「俺は『BF-精鋭のゼピュロス』を召喚!そして『アーマード・ウィング』の効果発動!楔カウンターを取り除き、『閃珖竜 スターダスト』の攻撃力・守備力をターン終了時まで0にする!」
「っ...」
遊護
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500 → 0
リバースカード ×2
「バトルだ!『アーマード・ウィング』で『閃珖竜 スターダスト』に攻撃!」
「トラップ発動!『スピリット・フォース』!戦闘ダメージを0にし、墓地から守備力1500以下の戦士族チューナーモンスターを手札に加える。俺は『ジャンク・シンクロン』を手札に加える!さらに『閃珖竜 スターダスト』の効果発動!自身を破壊から守る!」
BF-アーマード・ウィング ATK:2500 vs 閃珖竜 スターダスト ATK:0
「くっ!ならもう一度、楔カウンターを乗せる!そして『BF-精鋭のゼピュロス』で『閃珖竜 スターダスト』に攻撃!これが通れば俺の勝ちだ!」
「まだだ!永続トラップ発動!『死力のタッグ・チェンジ』!自身への戦闘ダメージを0にし、ダメージステップ終了時に手札からレベル4以下の戦士族モンスターを1体、特殊召喚する!」
BF-精鋭のゼピュロス ATK:1600 vs 閃珖竜 スターダスト ATK:0
『閃珖竜 スターダスト』は空中を飛び回り、何とか逃げようとするが『BF-精鋭のゼピュロス』が『閃珖竜 スターダスト』を捉える。放たれた一閃によって、『閃珖竜 スターダスト』は破壊されてしまった。
「ぐっ....!『死力のタッグ・チェンジ』の効果でダメージは受けない!そして手札から『トライデント・ウォリアー』を特殊召喚!」
「くそ!うまく逃げやがって...俺はこれでターンエンド!」
クロウ 手札0
BF-アーマード・ウィング ★7 ATK:2500
BF-精鋭のゼピュロス ★4 ATK:1600
「わあ!デュエルしてる!」
「あれってクロウ兄ちゃんじゃねえか!?」
「本当だ!おーい!クロウ兄ちゃ-ん!」
「なっ!?ガキどもがなんでこんなところに!」
デュエルも佳境に差し掛かった時、崖の方から子供の声が聞こえてきた。
どうやらクロウのかわいがっている子供たちのようだが...あの崖、今にも崩れそうだ!
「っ...俺のターン、ドロー!」
遊護 手札2→3, SPC:8→9
クロウ SPC:9→10
「俺は『ジャンク・シンクロン』を召喚!そして効果により、墓地から『チューニング・サポーター』を特殊召喚!」
「いつ墓地に...っ!『エンジェル・バトン』で墓地に送ってやがったのか!」
「その通りだ。そして俺は墓地の『ジェット・シンクロン』の効果発動!手札を1枚墓地に送り、墓地から『ジェット・シンクロン』を特殊召喚!」」
遊護 手札3→1
トライデント・ウォリアー ★4 ATK:1800
ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300
チューニング・サポーター ★1 DEF:300
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
死力のタッグ・チェンジ
「そして俺は『SP-チューンナップ123』を発動!『チューニング・サポーター』を対象とし、サイコロを1回振る。出た目が1か2なら対象モンスターのレベルを1つ上げ、3か4なら2つ上げる。5か6なら3つ上げる。」
俺の後ろに巨大なサイコロが現れ、コロコロと回転していく。
そして動きを止めたサイコロは、面に2と表示されていた。
「出た目は2...よって、『チューニング・サポーター』のレベルは2となる!そして俺はレベル2となった『チューニング・サポーター』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!
集いし想いが、歴戦の英雄を呼び覚ます!光差す道となれ!シンクロ召喚!『スカー・ウォリアー』!」
遊護 手札1→0
トライデント・ウォリアー ★4 ATK:1800
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100
死力のタッグ・チェンジ
「さらに俺はレベル4の『トライデント・ウォリアー』に、レベル1の『ジェット・シンクロン』をチューニング!集いし願いが、新たな世界へ誘う速さとなる!光差す道となれ!シンクロ召喚!希望の力!シンクロチューナー、『アクセル・シンクロン』!」
「な、なんだ?シンクロモンスターのチューナー...?」
「デュエルしてる人、遊星に似てるね。」
「おーい!クロウ!」
「頑張れ!クロウ!」
デュエルに見入っているのか、子供たちは崖から身を乗り出してクロウへと声援を送っていた。あの崖...見間違いじゃなければヒビが入って...
「っ!馬鹿、お前ら!あぶねえぞ!」
「ええ!?何言ってるか聞こえないよ、クロウ兄ちゃん!...って、うわああああああああああ!」
「きゃああああああああ!」
「っ!お前ら!(くっ!ダメだ、間に合わねえ!)」
子供たちがクロウに声援を送っていたが、やはり崩れかけていたのか崖が崩落し、子供たちが高所から落ちていく。クロウはDホイールの進行方向を変えて子供たちのもとへ向かおうとするが、距離があってまるで間に合いそうにない。
「っ...!」
クロウに見せてもいいものか迷ったが...子供たちを救うにはこれしかない!
俺はアクセルを全開にしてスピードを上げていく。
「クリアマインド!レベル5の『スカー・ウォリアー』に、レベル5の『アクセル・シンクロン』をチューニング!集いし力が拳に宿り、鋼を砕く意志と化す!光差す道となれ!アクセルシンクロ!」
「き、消えた!?」
そして俺はクリアマインドの境地へと至り、アクセルシンクロを行う。
スピードを上げて突き進んでいた俺はその場から消え去り、まるでワープしたかのように子供たちを受け止めながら姿を現した。
「現れよ!『スターダスト・ウォリアー』!」
「わ、わあああああ!」
「ぼ、僕たちモンスターに乗ってる!?」
「ガキども!っ....無事だったか...!」
そして『スターダスト・ウォリアー』が子供たちを安全な場所へ降ろすと、俺は『スターダスト・ウォリアー』とともにクロウのもとへと戻る。
「あの子たちはもう大丈夫だ。」
「あ、ああ...すまねえ、助かった。」
「ああ。....さて、これで終わりにしようか。」
「っ!..ああ、来い!」
「バトル!『スターダスト・ウォリアー』で『BF-精鋭のゼピュロス』を攻撃!」
スターダスト・ウォリアー ATK:3000 vs BF-精鋭のゼピュロス ATK:1600
「うおおおおおおおおおおおお!」
クロウ LP500 - 1400 → 0
『スターダスト・ウォリアー』の攻撃を受けて、『BF-精鋭のゼピュロス』は破壊され、その衝撃がクロウを襲ってライフを奪った。
何とかクロウに勝てたが....アクセルシンクロまで使うハメになるとはな...
---------------------------------------
「すまなかった!」
「「ご、ごめんなさい....」」
デュエルが終了し、クロウは一目散に子供たちの元へと走っていった。
そして俺の前に子供たちと一緒に戻ってくると、子供たちと一緒に俺へと頭を下げたのだ。
「別に気にするなよ。子供たちは無事だったんだし。」
「いや...それもそうなんだけどよ....俺、あんたに突っかかって印象悪かったろ。」
「あ~....ハハ、別に気にしてないよ。だけど今度からはもう少し話を聞いてくれよな。」
「うっ...すまねえ...」
それからクロウとは和解することができた。
遊星やジャックと知り合いであることも話し、どうやらクロウも遊星から少しだけ俺の話を聞いていたようで、最初に名前を聞いておけばよかったと言って項垂れて居た。
「それで...そのダークシグナーってやつを倒すために、あんたはサテライトまで来たってわけか。」
「ああ。クロウ...お前も子供たちも、安全な場所に逃げた方がいい。サテライトは地獄と化すだろう。」
「つってもよ...俺たちサテライトの人間に行く場所なんてないぜ。」
「それでも、だ。できるだけ旧モーメントがある場所から離れるんだ。」
「.....ほかならぬあんたの言うことだ。俺はガキどもをマーサに預けに行くぜ。」
「ねえ、クロウ兄ちゃん....ここには来てない子たちもいるよ?」
「っ...そうだったな。」
「じゃあクロウ、お前は残りの子供たちを探しに行ってくれ。今いる子たちは俺が連れていくよ。」
「っ!いいのか!」
「ああ、もちろんだ。」
「すまねえ...恩に着るぜ!よし、ガキども!俺は残りの奴らを探しに行ってくる。代わりにこの人の言うことをちゃんと聞くんだぞ。いいな?」
「「「「はーい!」」」」
こうして、俺は子供たちと一緒に移動を開始するのであった。
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