Dホイールでしばらく走っていると、ようやく指定された場所へと辿り着いた。
辺りには誰もいないようだが、一体誰が俺を呼び出したんだ?
「約束通り来たぞ!姿を見せろ!」
「くくく...来たか、白波遊護。」
「っ!あんたは.....」
「久しいな、その顔を見るのは。大きくなったじゃないか。」
「っ......ルドガーさん....!」
俺を呼び出したのは、やはりルドガーさんだったのか。
そしてやはり、ダークシグナーとなっている。
「17年前、最後に会って以来か。くくく...子供の成長というのは早いものだ。」
「俺ももう酒が飲める大人だ。それに、昔の父のようにモーメント研究を続けている。もうあんたの知るガキだった俺じゃない。」
「知っているさ。弟から聞いているからな。」
「っ!」
「お前をここに呼んだのはほかでもない!お前をここで始末するためだ!お前に生きていられては困るんだよ....わかるか?」
「黙れ!あんたが....あんたが俺から父を!母を奪った!弟との時間を奪った!あの時俺があんたを止めることができていれば....!」
「くくく...後悔など今更しても遅い。今からお前は死ぬのだ。」
「ああ...そうだな....今更後悔しても遅い。だが!過去を清算することはできる!俺とデュエルしろ、ルドガー!」
「ほう...この私にデュエルを挑むか。いいだろう!我らダークシグナーの力を見せてやろうではないか!」
そう言うと、ルドガーの腕の痣が光りだした。
それと同時に紫色の炎が地下から噴き出し、俺たちを囲うように広がっていく。
「さあ始めようではないか!」
「ルドガー....お前は俺が絶対に倒す!」
「「デュエル!」」
「私の先攻、ドロー。」
ルドガー 手札5→6
「私はフィールド魔法『スパイダー・ウェブ』を発動。このカードが存在する限り、攻撃したモンスターは守備表示となり、そのモンスターのプレイヤーから見て次のターンのエンドフェイズまで表示形式を変更できなくなる。」
「(面倒なカードだ。だがやりようはいくらでもある。)」
「くくく...私は『グランド・スパイダー』を守備表示で召喚。カードを2枚セットしてターンエンドだ。」
ルドガー 手札6→2
グランド・スパイダー ★4 DEF:1500
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×2
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札5→6
「俺は『マックス・ウォリアー』を召喚!そのまま『グランド・スパイダー』に攻撃だ!」
「ふん...」
「『マックス・ウォリアー』はバトル時、攻撃力が400ポイントアップ!」
マックス・ウォリアー ATK:2200 vs グランド・スパイダー DEF:1500
『マックス・ウォリアー』の攻撃により、『グランド・スパイダー』が破壊される。
ダメージはなく、ルドガーの表情も余裕が残っている。
「『マックス・ウォリアー』は戦闘でモンスターを破壊した場合、次のスタンバイフェイズまで攻撃力と守備力が半分になる。」
「さらに私の『スパイダー・ウェブ』の効果が発動!『マックス・ウォリアー』は守備表示となり、次の貴様のエンドフェイズまで表示形式を変更できない。」
「っ...カードを2枚セットして、ターンエンド!」
遊護 手札6→3
マックス・ウォリアー ★4 DEF:800 / 2 → 400
リバースカード ×2
「私のターン、ドロー!」
ルドガー 手札2→3
「貴様の場にのみモンスターが存在する場合、このモンスターを手札から特殊召喚できる。来い、『DT-スパイダー・コクーン』!」
「っ!ダークチューナー...!」
「さらに『ダーク・スパイダー』を召喚。効果発動!私の昆虫族モンスター1体のレベルを2つ上げることができる。私は『DT-スパイダー・コクーン』のレベルを2つ上げる!」
ルドガー 手札3→1
DT-スパイダー・コクーン ★5→7 ATK:0
ダーク・スパイダー ★1 ATK:0
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×2
「くくく...まずはこの力を見せてやろう!」
「っ!(来る...ダークシンクロが!)」
「私はレベル1の『ダーク・スパイダー』に、レベル7となった『DT-スパイダー・コクーン』をダークチューニング!闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ!『地底のアラクネー』!」
ルドガー
地底のアラクネー ★ー6 ATK:2400
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×2
「『地底のアラクネー』の効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体を装備することができる!」
「くっ!」
『地底のアラクネー』から発せられた蜘蛛の糸が、『マックス・ウォリアー』へと絡みつく。そして『マックス・ウォリアー』はそのまま引きずられていき、『地底のアラクネー』の真横へと吊らされてしまった。
「くくく...これで貴様の場はがら空きだ。いけ、『地底のアラクネー』!遊護にダイレクトアタック!」
「っ!トラップ発動!」
「無駄だ!『地底のアラクネー』の攻撃時、相手は魔法・罠を発動できない!」
「なっ!?ぐああああああああああああ!」
遊護 LP4000 - 2400 → 1600
『地底のアラクネー』の攻撃により、俺は吹き飛ばされて『スパイダー・ウェブ』によって張られている壁にぶつかる。あまりの衝撃に意識が飛びそうになる。
「ぐっ....」
「ふふふ....『スパイダー・ウェブ』の効果により、『地底のアラクネー』は守備表示となる。私はこれでターンエンドだ。」
ルドガー
地底のアラクネー ★ー6 DEF:1200
マックス・ウォリアー(装備)
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×2
「くっ...俺のターン、ドロー!」
遊護 手札3→4
「(『地底のアラクネー』の守備力は1200...これなら超えられる!)俺は手札のモンスター1枚を墓地に送り、『ワン・フォー・ワン』を発動!デッキからレベル1の『チューニング・サポーター』を特殊召喚!」
遊護 手札4→2
チューニング・サポーター ★1 DEF:300
リバースカード ×2
「さらに『ジャンク・シンクロン』を召喚!効果発動!墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚する!来い、『ジェット・シンクロン』!」
「『ワン・フォー・ワン』で墓地に送ったモンスターか。」
「『チューニング・サポーター』はシンクロ素材とする場合、レベル2として扱うことができる。俺はレベル2の『チューニング・サポーター』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!集いし風が、進化の扉を開く礎となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!走り抜け!『ジャンク・スピーダー』!」
遊護 手札2→1
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
リバースカード ×1
「『チューニング・サポーター』の効果発動!シンクロ素材となった場合、カードを1枚ドローできる。さらにチェーンして、『ジャンク・スピーダー』の効果発動!シンクロ召喚に成功したとき、デッキから『シンクロン』チューナーモンスターを可能な限り特殊召喚できる!」
「ほう...」
「来い、『ネクロ・シンクロン』!『ホイール・シンクロン』!そして1枚ドロー!」
遊護 手札1→2
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
ネクロ・シンクロン ★2 DEF:400
ホイール・シンクロン ★5 DEF:1000
リバースカード ×2
「『ネクロ・シンクロン』の効果発動!自分のモンスター1体のレベルを、ターン終了時まで2つ上げることができる!『ジェット・シンクロン』のレベルを2つ上げる!」
「レベルを上げた....何を狙っている....」
「『ホイール・シンクロン』はチューナーだが、シンクロ素材とするとき、チューナー以外のモンスターとして扱うことができる!俺はレベル5の『ホイール・シンクロン』に、レベル3となった『ジェット・シンクロン』をチューニング!星海を切り裂く一筋の閃光よ!魂を震わし世界に轟け!シンクロ召喚!『閃珖竜 スターダスト』!」
「これが....シグナーの竜と同じ姿、名前を持つ竜....!」
「まだまだ止まらないぞ!シンクロ素材となって墓地に送られた『ジェット・シンクロン』の効果発動!デッキから『ジャンク』モンスター1体を手札に加える。俺は『ジャン・ドラゴンセント』を手札に加える!」
遊護 手札2→3
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
ネクロ・シンクロン ★2 DEF:400
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
リバースカード ×2
「さらに『ジャンク・ドラゴンセント』は俺の場にシンクロモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる!来い、『ジャンク・ドラゴンセント』!」
「なかなかやるではないか。こうも特殊召喚が止まらないとはな。」
「それだけじゃない!トラップ発動、『エンジェル・リフト』!墓地からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する!戻ってこい、『チューニング・サポーター』!そして俺はレベル1の『チューニング・サポーター』と、レベル5の『ジャンク・ドラゴンセント』に、レベル2の『ネクロ・シンクロン』をチューニング!」
「このターン、3度目のシンクロ召喚だと!?」
「俺はあんたを倒す!俺の全力をもって!漆黒の闇を裂き、天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!万物を睥睨し、その猛威をふるえ!シンクロ召喚!『琰魔竜 レッド・デーモン』!」
俺の場に3体のシンクロモンスターが並ぶ。
3体のモンスターは俺を守るように並び立ち、ルドガーと『地底のアラクネー』をにらんでいる。
「さらに『チューニング・サポーター』の効果で1枚ドロー!」
遊護 手札2→3
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 ATK:3000
リバースカード ×1
「バトルだ!『ジャンク・スピーダー』で『地底のアラクネー』を攻撃!『ジャンク・スピーダー』はシンクロ召喚したターンにモンスターと戦闘を行う場合、攻撃力が2倍になる!」
ジャンク・スピーダー ATK:3600 vs 地底のアラクネー DEF:1200
「ぐっ!『地底のアラクネー』は装備モンスターを墓地に送ることで、破壊を免れる!さらに『スパイダー・ウェブ』の効果で『ジャンク・スピーダー』を守備表示とする!」
「だがこれで『地底のアラクネー』を守るものは消えた!『閃珖竜 スターダスト』で『地底のアラクネー』を攻撃!シューティング・ソニック!」
閃珖竜 スターダスト ATK:2500 vs 地底のアラクネー DEF:1200
「ぐおおおお!」
「続け、『琰魔竜 レッド・デーモン』!ルドガーにダイレクトアタック!」
「ぐああああああああああああ!」
ルドガー LP4000 - 3000 → 1000
『スパイダー・ウェブ』の効果で俺のモンスターすべては守備表示となったが、ルドガーにも大きくダメージを与えることができた。次のターン....次のターンで決着をつける!
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド!」
「ぐっ...私はこの瞬間、トラップ発動!『縛られし神への祭壇』!」
「っ!」
遊護 手札3→2
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 DEF:2000
リバースカード ×2
「私のターン、ドロー!」
ルドガー 手札1→2
「『縛られし神への祭壇』の効果発動!私のスタンバイフェイズ、フィールドに存在する表側守備表示モンスターの数だけ、このカードに地縛神カウンターを1つ乗せる。このカウンターが4つになったとき、このカードを墓地に送ることで私は『地縛神』を特殊召喚できる!」
「くっ...!」
「くくく...私はカードを2枚セットし、ターンエンドだ!」
ルドガー 手札2→0
スパイダー・ウェブ
縛られし神への祭壇(地縛神カウンター×3)
リバースカード ×2
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札2→3
地縛神を召喚されるわけにはいかない!
このターンで何とかケリをつける!
「俺は『レスキュー・ウォリアー』を召喚!これでバトルだ!『レスキュー・ウォリアー』でダイレクトアタック!」
「無駄だ!トラップ発動、『スパイダー・エッグ』!攻撃を無効にし、『スパイダートークン』を3体生み出す!さらに攻撃した『レスキュー・ウォリアー』は『スパイダー・ウェブ』の効果で守備表示となる!」
「くっ....カードを1枚セットして、ターンエンドだ。」
遊護 手札3→1
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 DEF:2000
レスキュー・ウォリアー ★4 DEF:1700
リバースカード ×3
「ふふふ....フハハハハハハハハハハハ!残念だったな、遊護!私のターン!」
ルドガー 手札0→1
「この瞬間、『縛られし神への祭壇』に4つ目の炎が灯された!さあ、目覚めよ!我が神、『地縛神Uru』!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
『うわああああああああああ!』
『助けてくれえええええええ!』
「っ!(炎の外側に人が!『地縛神』の生贄になってるのか!)」
「フハハハハハハハハハハ!さあ甦れ!我が『地縛神』!」
『グオオオオオオオオオオオオオ!』
恐ろしい叫び声とともに、地の底から巨大なモンスターが姿を現した。
こんな巨大なモンスター...今まで見たことがない。
これが地縛神....ダークシグナーの切り札...!
「『地縛神』は神のモンスター。相手はこのモンスターを攻撃対象に選べず、相手の魔法・罠の効果を受けない。」
「くっ...!(原作効果か....!)」
「さらにこのモンスターは相手にダイレクトアタックすることができる。つまりお前はこれで終わりだ、遊護。」
「っ...」
「くくく....最後に約束通り教えておいてやろう。17年前の真実をな。」
「っ!」
「17年前のあの日...モーメント研究は不動博士によって中止となることが決定した。だが上層部はそれを許さなかった。モーメント研究を私に引き継がせ、不動博士は追放されることとなった。...だが私は知っていたのだ。逆回転するモーメントがあの惨劇を引き起こすことをな。」
そうだ...ルドガーさんは知っていたんだ。シグナーとして、そしてダークシグナーとして選ばれた存在として。ルドガーさんはダークシグナーとなる道を選んだ。
「あの日、私の前に一人の子供が現れた....それが遊護、お前だ。あの日、不動博士とともに私の野望を食い止めようとしたお前は、私にデュエルを挑んだ。驚いたよ...ただの子供だと思っていたが、あれほどのデュエルをするとはな。」
「だけどあの日、俺は負けた....俺がもっと強かったら、あんたを止めることができていたはずなんだ!」
「くくく...だが結果はあれだ。ただお前のせいで不動博士にシグナーの竜のカードは奪われてしまったがな。そしてあのゼロ・リバースが起き、私は1度死んで完全なるダークシグナーと目覚めた。あの時研究所にいたすべての人間が死んだ...私はずっとそう思っていた。だが....」
「俺は生きていた...」
「そうだ。貴様はなぜか生き延びていた。私は驚いた....貴様の面影、忘れるはずがない。何年もの間、私は見てきたのだからな....その面影に瓜二つの存在を!」
「......俺自身、あの日どうやって俺が助かったかはわからない。でも生き残った意味ならわかる.....もう一度、あんたを止めることだ!」
「くくく....それもかなわぬ!ここで散るがいい、白波遊護!『地縛神Uru』でダイレクトアタック!」
「トラップ発動!」
「無駄だ!『地縛神』に魔法・罠の効果は効かん!」
「それはその『地縛神』に対してだ!俺が発動するトラップは『スピリット・フォース』!戦闘ダメージを0にし、墓地の守備力1500以下の戦士族チューナーを手札に加える!」
『スピリット・フォース』により光の壁が俺を守り、『地縛神Uru』の攻撃を防ぐ。
それでも衝撃は強く、俺は思わず膝をついてしまう。
「ぐっ...『スピリット・フォース』の効果で、墓地の『ジャンク・シンクロン』を手札に戻す!」
「チッ...『スパイダー・ウェブ』の効果で『地縛神Uru』は守備表示となる。私はこれでターンエンドだ。」
ルドガー
地縛神Uru ★10 DEF:3000
スパイダートークン ★1 DEF:100
スパイダートークン ★1 DEF:100
スパイダートークン ★1 DEF:100
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×1
「俺の...ターン!ドロー!」
遊護 手札2→3
「『スパイダー・ウェブ』の効果もここまで...これで『レスキュー・ウォリアー』以外の俺のモンスターは攻撃態勢に移ることができる!」
「くくく...だが私の場には最強の『地縛神』が存在する。」
「だがお前の『地縛神』は攻撃対象に選べない...つまり、お前の『スパイダートークン』を破壊すれば、残る攻撃対象はお前だけだ!」
「ほう...確かにその手札には先ほど加えた『ジャンク・シンクロン』がある。そして私の『スパイダートークン』は3体...だが私にはこのリバースカードが存在する。」
「ああ...だが、それでも突破してみせる!そしてお前を倒す!俺は墓地の『ジェット・シンクロン』の効果を発動!手札を1枚墓地に送り、墓地のこのカードを特殊召喚する!来い、『ジェット・シンクロン』!」
遊護 手札3→2
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 DEF:2000
レスキュー・ウォリアー ★4 DEF:1700
ジェット・シンクロン ★1 DEF:0
リバースカード ×2
「そして俺はレベル4の『レスキュー・ウォリアー』に、レベル1の『ジェット・シンクロン』をチューニング!集いし闘志が、道を駆け抜ける希望となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!突き進め!『ジェット・ウォリアー』!」
「新たなシンクロモンスターを召喚したか。」
「『ジェット・ウォリアー』の効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功したとき、相手の場のカード1枚を手札に戻すことができる!」
「何っ!?」
「効果の対象は当然、『地縛神Uru』!『地縛神』が効果を受けないのは魔法・罠カードのみ!モンスター効果は受ける!」
「ぐっ!ば、馬鹿な!」
『ジェット・シンクロン』の巻き起こした突風が、『地縛神Uru』を吹き飛ばしカードはルドガーの手へと戻される。これで厄介な『地縛神』は消えた!
「これで終わらせる!『ジャンク・スピーダー』、『閃珖竜 スターダスト』、『琰魔竜 レッド・デーモン』を攻撃表示に変更!バトル!『ジャンク・スピーダー』で『スパイダートークン』に攻撃!」
ジャンク・スピーダー ATK:1800 vs スパイダートークン DEF:100
「ぐっ!」
「続けて、『ジェット・ウォリアー』で『スパイダートークン』を攻撃!」
ジェット・ウォリアー ATK:2100 vs スパイダートークン DEF:100
「最後の『スパイダートークン』を破壊しろ!『琰魔竜 レッド・デーモン』!」
琰魔竜 レッド・デーモン ATK:3000 vs スパイダートークン DEF:100
「ぐぅ!」
「これでお前のフィールドはがら空き....これでとどめだ!『閃珖竜 スターダスト』でルドガーにダイレクトアタック!」
「ふっ....トラップ発動!『スパイダー・エッグ』!」
「なっ!?」
「攻撃を無効にし、『スパイダートークン』を3体特殊召喚する!」
そんなバカな!ここにきて、またトークンが3体....いや、それだけじゃない...!
また俺のモンスターたちは守備表示となり、しかも次のターン、奴はトークンをリリースして再び『地縛神』を...!
「くくく...これで分かっただろう。貴様が何をしても私には勝てないのだ。シグナーでもない人間が、ダークシグナーに挑んだのが運の尽きよ。」
「くっ....まだだ!まだ終わってない!俺はこれでターンエンド...!」
遊護
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 DEF:2000
ジェット・ウォリアー ★5 DEF:1200
リバースカード ×2
「私のターン、ドロー!」
ルドガー 手札2→3
「くくく....私は『スパイダートークン』2体をリリースし、『地縛神Uru』をアドバンス召喚!」
「くっ...!」
再びフィールドに『地縛神』が姿を現した。
何とか....何とかあのカードされ引ければ...!
「いけ、『地縛神Uru』!遊護にダイレクトアタック!」
「っ!」
「今度こそ終わりだ!」
「まだだ!トラップ発動、『ガード・ブロック』!これも俺への効果!『地縛神』の耐性には関係ない!」
「くっ!」
「戦闘ダメージを0にし、1枚ドロー!」
遊護 手札2→3
「ならば私はカードを1枚セットし、ターンエンドだ。」
ルドガー 手札2→1
スパイダートークン ★1 DEF:100
地縛神Uru ★10 DEF:3000
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×1
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札3→4
「...っ!」
「くくく...逆転のカードでも引いたか?」
「ああ...このターンでケリをつける!トラップ発動、『重力解除』!これにより、フィールドのすべてのモンスターの表示形式を変更する!」
「何っ!?」
遊護
ジャンク・スピーダー ★5 ATK:1800
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 ATK:3000
ジェット・ウォリアー ★5 ATK;2100
ルドガー
スパイダートークン ★1 ATK:100
地縛神Uru ★10 ATK:3000
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×1
「これで終わりだ!『ジャンク・スピーダー』で『スパイダートークン』を攻撃!」
「くくく...実に惜しい!だが所詮はその程度ということだ!トラップ発動、『重力解除』!」
「なっ!?」
「私のデッキにこのカードが入っていないとでも?残念だったな。これでフィールドのモンスターは再び表示形式が変更される!」
遊護
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
琰魔竜 レッド・デーモン ★8 DEF:2000
ジェット・ウォリアー ★5 DEF:1200
ルドガー
スパイダートークン ★1 DEF:100
地縛神Uru ★10 DEF:3000
スパイダー・ウェブ
「くっ...まだだ...俺は諦めない!俺が失ったもののために...大切な仲間のためにも!魔法カード『アドバンスドロー』を発動!『琰魔竜 レッド・デーモン』をリリースし、2枚ドロー!」
遊護 手札4→3, 3→5
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
ジェット・ウォリアー ★5 DEF:1200
くっ...ダメだ!これでは奴の『地縛神』を突破できない!
あのカードが....あのカードされ手札にくれば...!
「カードを2枚セットして、ターンエンド...!」
遊護 手札5→3
ジャンク・スピーダー ★5 DEF:1000
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
ジェット・ウォリアー ★5 DEF:1200
リバースカード ×2
「私のターン、ドロー!」
ルドガー 手札1→2
「永続魔法『縛られし神の侵攻』を発動!その効果によりフィールドの『地縛神』を攻撃表示に変更し、このカードが存在する限り、『地縛神』の表示形式は変更されない!」
「なっ!」
「バトル!『地縛神Uru』でダイレクトアタック!」
「っ...トラップ発動、『シンクロ・バリアー』!『ジャンク・スピーダー』をリリースし、このターンに俺が受ける一切のダメージを0にする!」
「ぐっ!まだ倒れないか!いい加減倒れろ、遊護!」
「まだだ!俺は絶対にあきらめない!」
「その先に何がある!」
「大切な仲間たちの.....未来だ!」
「未来だと...?そんなもの、私がすべて破壊する!私はカードを1枚セットし、ターンエンド!」
ルドガー 手札0
スパイダートークン ★1 DEF:100
地縛神Uru ★10 ATK:3000
縛られし神の侵攻
スパイダー・ウェブ
リバースカード ×1
「俺のターン、ドロー!」
遊護 手札3→4
「っ...まだか...!いや、引いて見せる!俺は『ジャンク・シンクロン』を召喚!そして効果により、墓地から『チューニング・サポーター』を特殊召喚する!」
遊護 手札4→3
閃珖竜 スターダスト ★8 DEF:2000
ジェット・ウォリアー ★5 DEF:1200
ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300
チューニング・サポーター ★1 DEF:300
リバースカード ×1
「俺はレベル1の『チューニング・サポーター』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!シンクロ召喚!『アームズ・エイド』!そして『チューニング・サポーター』の効果で1枚ドロー!」
遊護 手札3→4
「っ!俺は『ジェット・ウォリアー』と『閃珖竜 スターダスト』を攻撃表示に変更!そしてバトルに入る!『ジェット・ウォリアー』で『スパイダートークン』を攻撃!」
「この瞬間、永続トラップ『鎮守の煌画』を発動!相手の攻撃宣言時、攻撃対象を我がフィールドの『地縛神』へと変更できる!」
「なっ!?」
「塵と消えるがいい!ヘル・スレッド!」
ジェット・ウォリアー ATK:2100 vs 地縛神Uru ATK:3000
「ぐああああああああああああ!」
遊護 LP1600 - 900 → 700
「さらに『縛られし神の侵攻』の効果発動!『地縛神』モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したとき、相手に500ポイントのダメージを与える!」
「なっ!?ぐああああああああああああ!」
遊護 LP700 - 500 → 200
「ぐっ....俺は....カードを1枚セットし....ターンエンド....」
遊護 手札4→3
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500
リバースカード ×2
「くくく...今度こそ、お前の命は終わる。私のターン、ドロー!」
ルドガー 手札0→1
「さあいけ、『地縛神Uru』!遊護にダイレクトアタック!ヘル・スレッド!」
「トラップ発動!『軍神の采配』!このターンのお前の攻撃は、俺が攻撃対象を選択する!これも『地縛神』への効果ではなく、ルールへの干渉だ!」
「ふん...だが残る攻撃対象は攻撃表示の『閃珖竜 スターダスト』のみ。攻撃力の差は500ポイントだ。貴様の負けに代わりはない。」
「まだだ!さらにトラップを発動!『シンクロ・バトン』!俺の場のシンクロモンスター1体の攻撃力を、墓地のシンクロモンスター1枚につき600ポイントアップする!」
「何っ!?」
「俺の墓地に眠るシンクロモンスターは『ジャンク・スピーダー』、『琰魔竜 レッド・デーモン』、『ジェット・ウォリアー』の3体!よって、『閃珖竜 スターダスト』の攻撃力は1800ポイントアップ!」
遊護
閃珖竜 スターダスト ★8 ATK2500 + 600 * 3 → 2500 + 1800 → 4300
「ば、馬鹿な...攻撃力4300だと!?」
「これで『閃珖竜 スターダスト』と『地縛神Uru』の攻撃力の差は1300!俺の勝ちだ、ルドガー!」
「ふっ...フハハハハハハハハハ!まさかここまでやるとはな、白波遊護....いや、不動遊護よ!」
「っ!」
突然、目の前にいたルドガーが黒く染まっていくと、ルドガーだった人物が姿を変えた。そこにいたのは神崎さんだった。
「なっ...これはいったい...」
「フハハハハハハハハハ!私はここにいるぞ。」
「っ!ルドガー!これはいったいどういうことだ!」
「簡単なことだ。はじめからお前がデュエルしていたのは私ではなく、そこにいる男だったということだ。」
「なっ...!」
「残念だったなぁ、私を倒すことができなくて。このデュエルは敗北したものが消滅する闇のデュエル。貴様の手で、その男にとどめをさすことになる。」
「っ...ルドガー!!!!」
「遊護くん......」
「っ!神崎さん!」
「すまない....君がマーサと話しているのを聞いて、私は居ても立っても居られず、ここにきてしまった....結果として、君に迷惑をかけてしまった...」
「そんなことはない!俺はあなたに迷惑なんて......」
「いいんだ。それに私はもうじき死ぬ運命だった....だからこそ、君が生き残らなければならない。」
「そんな....そんなこと言うなよ!あんたにだって、生きる意味があるはずだ!あきらめちゃだめだ!」
「遊護くん....ありがとう。君が言った、私が生き残った理由....それをずっと考えていた。それが今になってようやくわかったんだ。」
「何...を....」
「ルドガー!貴様の野望は潰える!ここにいる...若き希望によって!博士と茜が残した....最後の希望によって!」
「ふっ...下らんな。」
「遊護くん!君が生き残った理由....私にはわかる!君は希望だ!あの日散っていった者たちの....最後の希望なのだ!だからこそ君は生きるんだ!」
「やめろ.....」
「さあ!『地縛神Uru』よ!『スターダスト』の攻撃で私とともに散れ!」
『グオオオオオオオオオオオオオ!』
閃珖竜 スターダスト ATK:4300 vs 地縛神Uru ATK:3000
神崎さんの宣言により、『地縛神Uru』が『閃珖竜 スターダスト』を攻撃しようとする。『閃珖竜 スターダスト』はそんな『地縛神Uru』の攻撃を回避し、迎撃する。
「やめろおおおおおおおおおおおおおお!」
「(さらばだ.......我が最愛の子が残した.......最後の希望....)」
神崎(ルドガー) LP1000 → 1300 → 0
『閃珖竜 スターダスト』の放った光のブレスが『地縛神Uru』の頭から胴体を貫き、その衝撃が神崎さんを襲った。これにより、デュエルは俺の勝利で幕を下ろした。
------------------------------------
「っ...神崎さん!神崎さん!」
「.....お前を一人にして.....すまなかったな......」
「っ....っ....」
「もっと早く....お前のことに気付いていたら.......私は.....」
「やっぱり....あなたは俺の.....!」
「ああ.......笑っておくれ.....私のかわいい....ま....g....」
その瞬間、神崎さんは黒く染まって灰のように砕け散った。
抱きかかえていた俺の腕の中には、その残骸だけが残っていた。
「っ.....神崎さん......っ....!」
「ふん...とんだ茶番だな。」
「っ....ルドガー.....!あんたがダークシグナーになったのには何か理由がある....だからこそあんたを倒して、あんたを解放する....ずっとそう思っていた.......だけど違った!俺はお前だけは絶対に許さない!あの日散っていった人たち....そして神崎さんのためにも!俺はお前を絶対に倒す!」
「くくく....威勢のよさはほめてやろう。だが貴様がここで消えることに変わりはない!」
「何っ!?」
ルドガーがそう言った瞬間、辺りに黒い霧が立ち込め始めた。
「所詮貴様はただの人間...シグナーではない!貴様もサテライトの人間と同じように、神への供物となるのだ!フハハハハハハハハ!」
「っ...なんだこれは.....くそ!ルドガー!ルドガーあああああああああ!」
最後に俺が見たのは、高笑いしながらこの場を去っていくルドガーの姿だった。
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