遊戯王5D's 紡がれしもう一つの絆   作:遊~YOU~

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あの日のデュエル

 

数か月前

 

 

 

「ったく...いきなり呼び出して何の用だろう、ゴドウィン長官。」

 

 

いつものように研究に没頭していたある日、突然ゴドウィン長官から呼び出しがかかった。

それ自体は珍しいことではないのだが、Dホイールとデッキをもってくるよう言われたのだ。

しかも治安維持局ではなく、デュエルサーキットに。それも深夜に誰にも見つからないように。

 

 

「面倒だ....さすがに眠たいのに...」

 

「待っていましたよ、白波くん。」

 

「どうも.......そちらの方は?」

 

 

知っているが、初対面なので聞いておく。

サーキットに着くと、いつものように腕を後ろに組んで立っているゴドウィン長官と、金髪で大柄な男性がDホイールとともに立っていた。

俺は彼を知っている。デュエルキング、ジャック・アトラスだ。

 

 

「実はですね、君に折り入って頼みたいことがあるのです。」

 

「ハァ...まあなんとなくは想像つきますけど。」

 

「ええ。お察しの通り、今ここで彼...キングとデュエルしてもらいたいのです。」

 

「それはなぜです?デュエルキングなら、いくらでもデュエルの相手くらいいるでしょうに。」

 

 

「ふん...この俺を熱くさせる相手はもういない。そう言ったらゴドウィンが今日、俺をここに呼んでな。最高の相手を用意すると。」

 

 

俺の疑問に、ジャックがそう答えた。

どうやらゴドウィン長官は、俺とジャックをデュエルさせるためにここに呼んだらしい。

準備させてるものからして、わかり切ってはいたが...相手がジャックだとはな。

 

 

「さすがに眠いんで、断りたいんですけど...」

 

「ふん...俺もこんな軟弱そうなやつはお断りだ。こいつとデュエルしても、俺を熱くさせるとは思えん!」

 

「まあ落ち着いてください、キング。.....白波くん、ここはひとつお願いできませんか?」

 

「ええ...」

 

「聞いてくれたら、研究開発費をさらに積みましょう。」

 

「...........わかりました。」

 

 

我ながらちょろいものだ...でも、研究開発には非常にお金がかかる。

特にモーメントはいまだにわかっていないこともあるから、研究が無駄だったことも多々あるからな。

 

 

「助かります。...本気で頼みますよ。」

 

「.......いいんですか?」

 

「ええ、かまいません。あなたの本気をもって、キングに力を示してください。」

 

「そうですか.....なら、本気で行かせてもらいますよ。」

 

 

ゴドウィン長官は、俺のデュエルの実力を理解している。

本気でデュエルすれば、今のジャックならほとんど相手にならずに終わるだろう。

だがゴドウィン長官はそれを望んでいるらしい。一体何が目的なんだろうか。

 

 

「ふん...期待外れと思わせないことだな。」

 

「....ジャック、これからあんたは知ることになる。」

 

「....?」

 

「あんたの玉座が空虚なものだってことをね。」

 

「何っ!?」

 

 

『フィールド魔法スピードワールド、セットオン。オートパイロットオン。デュエルモード、オン。』

 

 

俺はDホイールを操作し、スピードワールドを発動してデュエルの準備を行う。

ジャックは俺の言葉にイラつきながらも、同じようにDホイールにまたがって準備を開始する。

 

 

「さあ、ぞんぶんに戦ってください、キング。」

 

「貴様に教えてやろう!この俺の魂の叫びを!」

「俺の先攻だ!ドロー!」

 

 

ジャック 手札5→6

 

 

「俺は手札の『ダーク・リゾネーター』を守備表示で召喚!カードを1枚セットし、ターンエンドだ!」

 

 

ジャック 手札6→4

ダーク・リゾネーター ★3 DEF:300

リバースカード ×1

 

 

 

まずは守備でこちらの出方をうかがってきたか。

この時のジャックには、『レッド・デーモンズ・ドラゴン』が限界のはず。

だが一つ気がかりなのは、『スターダスト・ドラゴン』も持っているという点だな。

使うかはわからないけど。

 

 

「さあ、貴様の力を見せてみろ!」

 

「存分に。...俺のターン、ドロー!」

 

 

遊護 手札5→6 , SPC:0→1

ジャック SPC:0→1

 

 

「相手の場にのみモンスターが存在する場合、このカードをレベル4として手札から特殊召喚できる。俺は『レベル・ウォリアー』を特殊召喚!」

 

「っ!」

 

「さらに『チェンジ・シンクロン』を通常召喚。俺はレベル4の『レベル・ウォリアー』に、レベル1の『チェンジ・シンクロン』をチューニング!集いし想いが、歴戦の英雄を呼び覚ます!光差す道となれ!シンクロ召喚!『スカー・ウォリアー』!」

 

「(こいつ...まるで遊星を相手にしているような...!)」

 

「『チェンジ・シンクロン』の効果発動。このカードがシンクロ召喚の素材となって墓地に送られた場合、相手モンスター1体の表示形式を変更できる。『ダーク・リゾネーター』を攻撃表示に変更!」

 

 

遊護 手札6→4

スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100

 

 

ジャック

ダーク・リゾネーター ★3 ATK:1300

リバースカード ×1

 

 

「バトル!『スカー・ウォリアー』で『ダーク・リゾネーター』を攻撃!」

 

 

スカー・ウォリアー ATK:2100 vs ダーク・リゾネーター ATK:1300

 

ジャック LP4000 - 800 → 3200

 

 

「ぐおっ!」

 

「『ダーク・リゾネーター』は1ターンに1度、戦闘では破壊されないんだったな。...俺はカードを2枚セットし、ターンエンドだ。」

 

 

遊護 手札4→2

スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100

リバースカード ×2

 

 

「くぅ...俺にダメージを与えるとは...ほめてやろう!だがその程度のモンスター、この俺が蹴散らしてくれよう!俺のターン、ドロー!」

 

 

ジャック 手札4→5 , SPC:1→2

遊護 SPC:1→2

 

 

「俺は『SP-エンジェル・バトン』を発動!カードを2枚引き、1枚捨てる!」

 

 

ジャック 手札5→4 , 4→6 , 6→5

 

 

「そしてリバースカードオープン!『リバイバル・ギフト』!墓地のチューナーを蘇生し、貴様の場に『ギフト・デモン・トークン』を2体、特殊召喚する!墓地から『ダーク・リペアラー』を特殊召喚!」

 

 

ジャック

ダーク・リゾネーター ★3 ATK:1300

ダーク・リペアラー ★3 DEF:1300

 

 

遊護

スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100

ギフト・デモン・トークン ★3 ATK:1500

ギフト・デモン・トークン ★3 ATK:1500

リバースカード ×2

 

 

「そしてこのカードは、貴様の場にモンスターが2体以上存在する場合、リリースなしで召喚できる!来い、『パワー・インベーダー』!」

 

「(なるほど...カードの使い方に無駄がなくてうまいな。さすがはキングといったところか。)」

 

「ふん...貴様に俺の力の一端を見せてやろう!俺はレベル5の『パワー・インベーダー』に、レベル3の『ダーク・リペアラー』をチューニング!」

 

「っ!(来るか...!)」

 

「大いなる風に導かれた翼を見よ!シンクロ召喚!響け!『スターダスト・ドラゴン』!」

 

「(『スターダスト』....か。)」

 

「ふん...まだ終わらんぞ!俺は『SP-オーバー・ブースト』を発動!ターン終了時にスピードカウンターが1になる代わりに、今ここで俺のスピードカウンターを4つ増やす!」

 

 

ジャック 手札4→3 , SPC:2 + 4 → 6

 

 

「さらに『SP-スピード・フュージョン』を発動!自分用のスピードカウンターが4つ以上ある場合に発動できる!場か手札のモンスターを素材に、融合召喚する!俺は手札の『ビッグ・ピース・ゴーレム』と『ミッド・ピース・ゴーレム』を素材とする!融合召喚!『マルチ・ピース・ゴーレム』!」

 

「ここで融合か...」

 

「行くぞ!まずは『マルチ・ピース・ゴーレム』で『スカー・ウォリアー』を攻撃!」

 

「トラップ発動!『シンクロ・ストライク』!俺の場のシンクロモンスターの攻撃力を、エンドフェイズまで素材としたモンスターの数1枚につき500ポイントアップする!『スカー・ウォリアー』の攻撃力を1000ポイントアップ!」

 

「何っ!?」

 

 

遊護

スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100 + 500 * 2 → 2100 + 1000 → 3100

ギフト・デモン・トークン ★3 ATK:1500

ギフト・デモン・トークン ★3 ATK:1500

リバースカード ×1

 

 

「返り討ちにしろ、『スカー・ウォリアー』!」

 

 

マルチ・ピース・ゴーレム ATK:2600 vs スカー・ウォリアー ATK:3100

 

 

「くっ!」

 

 

ジャック LP3200 - 500 → 2700

 

 

「くそ!ならば『スターダスト・ドラゴン』で『ギフト・デモン・トークン』を攻撃!シューティング・ソニック!」

 

「っ...」

 

 

スターダスト・ドラゴン ATK:2500 vs ギフト・デモン・トークン ATK:1500

 

遊護 LP4000 - 1000 → 3000 , SPC:2→1

 

 

「ふん...『ダーク・リゾネーター』を守備表示に変更し、ターンエンドだ。エンドフェイズ、『SP-オーバー・ブースト』の効果により俺のスピードカウンターは1になる。」

 

 

ジャック 手札0 , SPC:1

ダーク・リゾネーター ★3 DEF:300

スターダスト・ドラゴン ★8 ATK:2500

 

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

遊護 手札2→3 , SPC:1→2

ジャック SPC:1→2

 

 

さっき1000ポイントのダメージを受けたせいで、結局スピードカウンターは同じか。

それにしてもさすがはキングというだけあって、いろいろとやってきてくれる。

だがこちらも負けるつもりはさらさらないんでね!仕掛けさせてもらおう!

 

 

「俺は『ジャンク・シンクロン』を召喚。」

 

「っ!『ジャンク・シンクロン』....」

 

 

「その効果により、俺は墓地から『チェンジ・シンクロン』を特殊召喚する。」

 

 

遊護 手札3→2

スカー・ウォリアー ★5 ATK:2100

ギフト・デモン・トークン ★3 ATK:1500

ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300

チェンジ・シンクロン ★1 DEF:0

リバースカード ×1

 

 

「俺はレベル5の『スカー・ウォリアー』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!星海を切り裂く一筋の閃光よ!魂を震わし世界に轟け!シンクロ召喚!『閃珖竜 スターダスト』!」

 

「な、なんだと!?『スターダスト・ドラゴン』が...2体!?」

 

「さらにレベル3の『ギフト・デモン・トークン』に、レベル1の『チェンジ・シンクロン』をチューニング!シンクロ召喚!『魔界闘士 バルムンク』!そしてシンクロ素材としてフィールドから墓地に送られた『チェンジ・シンクロン』の効果発動!『ダーク・リゾネーター』を再び攻撃表示に変更!」

 

 

遊護

閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500

魔界闘士 バルムンク ★4 ATK:2100

リバースカード ×1

 

 

ジャック

ダーク・リゾネーター ★3 ATK:1300

スターダスト・ドラゴン ★8 ATK:2500

 

 

 

「さあ行くぞ!バトルだ!『閃珖竜スターダスト』で『スターダスト・ドラゴン』を攻撃!」

 

「何!?『スターダスト』の攻撃力は互いに2500...互角だぞ!」

 

「ああ。だが破壊されるのはそっちだけだ!『閃珖竜 スターダスト』の効果発動!1ターンに1度、俺の場のカードを1枚選択して発動できる!そのカードはこのターン、1度だけ戦闘、効果では破壊されない!」

 

「なんだと!?」

 

 

閃珖竜 スターダスト ATK:2500 vs スターダスト・ドラゴン ATK:2500

 

 

「いけ!シューティング・ソニック!」

 

「くっ...迎え討て!シューティング・ソニック!」

 

 

互いの『スターダスト』が放つブレスがぶつかり合う。

力は拮抗しており、互いに押しては押し返されを繰り返す。

そしてエネルギーが膨張し、その場で爆発を起こした。

 

 

「くっ...!」

 

「ふっ...こっちの『スターダスト』は効果により破壊されない!」

 

 

爆風が消えると、そこには俺の『閃珖竜 スターダスト』のみが場に残っていた。

ジャックの召喚した『スターダスト・ドラゴン』はその姿を消している。

 

 

「続け『バルムンク』!『ダーク・リゾネーター』に攻撃!」

 

「ぐっ!『ダーク・リゾネーター』は1ターンに1度、戦闘では破壊されん!」

 

 

暗黒闘士 バルムンク ATK:2100 vs ダーク・リゾネーター ATK:1300

 

 

「だが、ダメージは受けてもらおう。」

 

「ぐおお!」

 

 

ジャック LP2700 - 800 → 1900

 

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

 

遊護

閃珖竜 スターダスト ★8 ATK:2500

暗黒闘士 バルムンク ★4 ATK:2100

リバースカード ×1

 

 

「くっ...俺のターン、ドロー...!」

 

 

ジャック 手札0→1 , SPC2→3

遊護 SPC:2→3

 

 

「...ふっ、良いカードだ。俺は『SP-デビル・リバイバル』を発動!自分用のスピードカウンターが3つ以上ある場合に発動できる。墓地の悪魔族モンスターを1枚、手札に戻すことができる。俺は墓地の『パワー・インベーダー』を手札に加える!」

 

「(...俺の場にはモンスターが2体、『パワー・インベーダー』をリリースなしで召喚できる。そして、ジャックの場のモンスターのレベル合計は....8!)」

 

「そして俺は『パワー・インベーダー』をリリースなしで召喚!」

 

「(来るか、ジャックの魂!)」

 

「俺にこのカードを使わせるとは、なかなかやるではないか!だが貴様の快進撃もここまでだ!俺はレベル5の『パワー・インベーダー』に、レベル3の『ダーク・リゾネーター』をチューニング!」

 

 

ジャックは高らかに宣言しながら、俺を追い越してスピードを上げていく。

 

 

「王者の鼓動、今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂!『レッド・デーモンズ・ドラゴン』!」

 

 

ジャックのフィールドに『レッド・デーモンズ・ドラゴン』が召喚され、こちらに対して激しく咆哮する。

なんて迫力だ...これがジャックの魂、『レッド・デーモンズ・ドラゴン』か..!

 

 

「バトル!『レッド・デーモンズ・ドラゴン』で『暗黒闘士 バルムンク』を攻撃!アブソリュート・パワーフォース!」

 

「っ...『閃珖竜 スターダスト』の効果を発動!『バルムンク』はこのターン、1度だけ破壊されない!」

 

 

レッド・デーモンズ・ドラゴン ATK:3000 vs 暗黒闘士 バルムンク ATK:2100

 

 

「さっきの言葉、そのまま返させてもらう!ダメージは受けてもらうぞ!」

 

「ぐぅ!」

 

 

遊護 LP3000 - 900 → 2100

 

 

「ふん...これでターンエンドだ!」

 

 

ジャック

レッド・デーモンズ・ドラゴン ★8 ATK:3000

 

 

熱く、重い一撃だったな。これがジャックのデュエルか。

だが...このターンで決めさせてもらおう!

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

遊護 手札2→3 , SPC:3→4

ジャック SPC:3→4

 

 

「ジャック!このデュエル、ここで決着をつけさせてもらう!」

 

「ほう...貴様の場には、俺の『レッド・デーモンズ・ドラゴン』を上回る攻撃力を持つモンスターはいないぞ。さて、どうする?」

 

「ふっ...その答えは、これだ。『SP-シンクロ・トリック』を発動!」

 

「『SP-シンクロ・トリック』だと!?」

 

「このカードは自分用のスピードカウンターが4つ以上ある場合に発動できる。俺の場のシンクロモンスター1体をエクストラデッキに戻し、そのモンスターと同じレベル、種族を持つシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚することができる。俺は『閃珖竜 スターダスト』をエクストラデッキに戻す!」

 

「『スターダスト』を戻しただと?.....っ、まさか、貴様...!」

 

「漆黒の闇を裂き、天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!万物を睥睨し、その猛威をふるえ!シンクロ召喚!『琰魔竜 レッド・デーモン』!」

 

 

フィールドに2つの大きな箱が現れ、1つが『スターダスト』を飲み込む。

そして飲み込んだ箱が開くとそこに『スターダスト』の姿はなく、もう片方が開くと代わりに『レッド・デーモン』が箱から飛び出した。

 

 

「馬鹿な...『スターダスト』だけでなく、『レッド・デーモンズ・ドラゴン』まで...貴様、一体...」

 

「『レッド・デーモン』の効果発動。メインフェイズ1に1度発動できる。このカード以外のフィールドの表側攻撃表示で存在するモンスターすべてを破壊する。この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃できない。」

 

「何!?」

 

「すべてを消し去れ!クリムゾン・ヘル・バーン!」

 

 

『レッド・デーモン』が腕を振り上げ、地面にたたきつけるとマグマが噴き出し、『レッド・デーモン』以外のすべてのモンスターを飲み込んでいく。

 

 

 

「ぐおおおおお!『レッド・デーモンズ・ドラゴン』!」

 

「ジャックの『レッド・デーモンズ・ドラゴン』、そして俺の『魔界闘士 バルムンク』を破壊!これでジャックの場はがら空きだ。」

 

「くっ...!」

 

「バトル!『レッド・デーモン』でジャックにダイレクトアタック!アブソリュート・ヘル・ジャッジ!」

 

「っ...うおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 

ジャック LP1900 - 3000 → 0

 

 

 

------------------------------------

 

 

現在

 

 

そんなことがあり、俺がジャックに勝ったことでジャックは俺に目を付けた。

それからというもの、ジャックは何度も俺のところに来ては俺にデュエルを挑むのが日課となっていた。

 

 

「くっ...いつになったらこの俺とデュエルするのだ、貴様は!」

 

「ご安心ください、アトラス様。白波くんは今度開催されるフォーチュンカップに出場しますから。」

 

「えっ?」

 

「何!それは本当か!」

 

「はい。ゴドウィン長官とイェーガー室長がおっしゃってましたから。」

 

 

いやいや、なにそれ...聞いてないんですけど。

いや、遊星やアキ、龍亜、龍可、ボマーあたりとデュエルできるかもしれないと思うと、テンション上がるけどさ...事前に俺に聞いてくれよ。ゴドウィン長官は何が何でも俺を表舞台に出したいみたいだな。

 

 

「(まああの人からすれば、シグナーの竜と似すぎているドラゴンを"すべて持ってる"俺は、警戒対象なんだろうけど。)」

 

 

そう思いながら、俺は数枚のカードを見る。

そこには、『閃珖竜 スターダスト』、『琰魔竜 レッド・デーモン』、『妖精竜 エンシェント』、『月華竜 ブラック・ローズ』があった。他にも『玄翼竜 ブラック・フェザー』や『機械竜 パワー・ツール』などのいわゆる決闘竜のカードを俺は持っている。

 

シグナーとダークシグナーの戦いに備えているゴドウィン長官からすれば、俺というイレギュラーは相当恐ろしいんだろうな。

 

 

「遊護!フォーチュンカップ、貴様が勝ちあがるのを楽しみにしているぞ!」

 

「ジャック....ま、たぶん俺は勝ちあがらないよ。」

 

「何ぃ!?貴様ほどのデュエリストが負けるはずがなかろう!」

 

「いや....そうとは限らないよ。」

 

 

だってこのフォーチュンカップには、遊星...彼が出場するんだから。

俺が大好きな主人公である彼がね。それに、俺は原作を壊したくはないから、最終的には遊星とアキが決勝でデュエルする状況を作らないといけないしね。

 

 

「認めん!俺は認めんぞ!貴様は必ず勝ちあがる!キングであるこの俺が認めた男だからな!」

 

「ジャック....(すまんな...だが、あんたも心の底では遊星を望んでいるだろう。だから安心しろ。あんたはきっと満足できるはずだから。)」

 

 

 

.

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