遊戯王5D's 紡がれしもう一つの絆   作:遊~YOU~

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2024.04.30 ミスがあったので修正。


ダークシグナー編
光なき世界へ


 

 

『勝者、不動遊星!ここに新たなキングが誕生したああああああああああ!』

 

 

「勝ったか、遊星...」

 

 

遊星とのデュエルを終えた俺は、再び医務室へと連れ戻された。

もう大丈夫だと言ったんだが、わざわざ狭霧さんまでやってきて医務室に押し込まれてしまったのだ。

仕方なく俺はベッドに横になり、一人で医務室から遊星とジャックのデュエルを見ていた。

結果は原作通り、遊星がジャックに打ち勝って新たなキングとなったのだった。

 

 

 

「それにしても...」

 

 

遊星やジャックとデュエルしたときは大丈夫だったけど、アキとデュエルしたときはなぜかシグナーの痣が反応していた。

あれはどうしてなんだろう。俺は別にシグナーでもないし、ダークシグナーでもない...多分。

漫画版のシグナーの竜...決闘龍に反応しているのかと思ったけど、遊星やジャックには反応しなかったからな。

 

 

 

「俺がこの世界に転生して、すべて思い出したのはほんの数年前....だが、まだ思い出していないこともあるってことか...?」

 

 

 

 

「白波遊護.....」

 

「っ!」

 

 

俺が考え事をしていると、突然医務室の扉が開いてフードを被った男が入ってきた。

この恰好...見覚えがある!遊星が戦った、操られたダークシグナーと同じだ。

 

 

「お前、何者だ!」

 

「くくく...貴様をよく知る者だ。」

 

「何を言って...(こいつ、蜘蛛の痣ってことはルドガーか!)」

 

「さあ、私とデュエルしろ。白波遊護。」

 

 

なぜ俺を狙ってきたかは知らないが、こいつを放っておくことはできない!

こいつを倒して、少しでも遊星たちの助けになってやる!

 

 

「いいだろう、来い!」

 

「その心意気やよし。我が力で貴様を闇へ誘おう。」

 

「「デュエル!」」

 

 

 

「私の先攻、ドロー。」

 

 

??? 手札5→6

 

 

「私は『暴れ牛鬼』を守備表示で召喚。」

 

 

??? 手札6→5

暴れ牛鬼 ★4 DEF:1200

 

 

「効果発動。コイントスの裏表を当てれば相手に1000ポイントのダメージを与え、外れれば私に1000ダメージだ。私は裏を選択。」

 

 

フードの男がそう宣言すると、表と裏と書かれたコインが出現して回転しながら宙を舞う。

そしてコインは地面で"表"を上にして、回転を止める。

 

 

「表...よって外れだ。私に1000ポイントのダメージ!」

 

 

??? LP4000 - 1000 → 3000

 

 

「(こいつ...一体何を狙っている?いきなり何の準備もなくコイントスなんてして、しかも外すなんて。)」

 

「くくく...私が効果によってダメージを受けた時、このカードを特殊召喚できる。現れよ!『DT ペイン・アブソーバー』!」

 

「っ!ダークチューナー!」

 

 

??? 手札5→4

暴れ牛鬼 ★4 DEF:1200

DT ペイン・アブソーバー ★8 DEF:0

 

 

「見せてやろう、白波遊護。我らダークシグナーの力を!そして知るがいい...その力のすばらしさ!」

 

「っ!」

 

「私はレベル4の『暴れ牛鬼』に、レベル8の『DT ペイン・アブソーバー』をダークチューニング!闇と闇重なりしとき、冥府の扉は開かれる!光なき世界へ!ダークシンクロ!レベルマイナス4、『妖魔のスパイダー・オックス』!」

 

 

っ...これがダークシンクロ...!

向かい合ってるだけでも寒気がしてくるおぞましさだ。

 

 

「『DT ペイン・アブソーバー』はダークシンクロの素材となった場合、自分自身に1000ポイントのダメージを与える。」

 

「何?」

 

「だがしかし、『妖魔のスパイダー・オックス』の永続効果により、私への効果ダメージはすべて相手が受ける!」

 

「なんだと!?」

 

 

相手の宣言により、『妖魔のスパイダー・オックス』から炎が吐かれる。

 

 

「っ!ぐあああああああ!」

 

 

遊護 LP4000 - 1000 → 3000

 

 

「ぐっ!(これは...ダメージがリアルに!闇のデュエルということか...!)」

 

「フハハハ!これがダークシンクロの、ダークシグナーの力だ!魔法カード『火炎地獄』を発動!相手に1000ポイントのダメージを与え、自分に500ポイントのダメージを与える!だがしかし!私へのダメージは貴様へ与えられる!」

 

「ぐあああああああああああああ!」

 

 

??? 手札4→3

遊護 LP3000 - 1000 - 500 → 1500

 

 

「ぐっ....」

 

「くくく...私はカードを2枚セットし、ターンエンドだ。」

 

 

??? 手札3→1

妖魔のスパイダー・オックス ★ー4 DEF:2400

リバースカード ×2

 

 

くそ...サイコパワーの次は闇のデュエルかよ...

この世界のデュエルは命がいくつあっても足らないぜ。

だがここで倒れるわけにはいかない...!こいつを倒さないと、被害が拡大する可能性が高いからな!

 

 

「俺の、ターン...ドロー!」

 

 

遊護 手札5→6

 

 

「俺は手札の『レベル・スティーラー』を墓地に送り、『クイック・シンクロン』を特殊召喚!さらに墓地の『レベル・スティーラー』の効果発動!場のレベル5以上のモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを特殊召喚する!」

 

 

遊護 手札6→4

クイック・シンクロン ★4 DEF:1400

レベル・スティーラー ★1 DEF:0

 

 

 

「ほう...召喚権を使わずに2体も並べるか。なかなかやるではないか。さあ、私にその力を見せてみろ!」

 

「だったら見せてやる!俺はレベル1の『レベル・スティーラー』に、レベル4となった『クイック・シンクロン』をチューニング!集いし闘志が、道を駆け抜ける希望となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!突き進め!『ジェット・ウォリアー』!」

 

 

『ジェット・ウォリアー』にはシンクロ召喚に成功したとき、相手のカードをバウンスする効果がある!

これで奴のダークシンクロモンスター、『妖魔のスパイダー・オックス』をバウンスすれば...!

 

 

「くくく...そのシンクロ召喚に対して、トラップ発動!『邪神の宣告』!」

 

「何っ!?」

 

「私の場にダークシンクロモンスターが存在する状態で、相手がシンクロ召喚した場合に発動できる。そのシンクロ召喚を無効にして、シンクロモンスターを破壊する!」

 

「なっ!?」

 

 

相手のトラップが発動し、『ジェット・ウォリアー』のいる場所の下から鎖が現れて縛り付け、地面へと引きずりこんでいく。

 

 

「そして貴様には2つの選択肢が与えられる。1つはその破壊されるモンスターの攻撃力の半分のダメージを私に与えること。もう1つは破壊されるモンスターの攻撃力以下の攻撃力、または守備力を持つ私のモンスターを破壊することだ。」

 

「っ!(ここで『妖魔のスパイダー・オックス』を破壊すれば、効果ダメージを俺が肩代わりすることもなくなる.....だが、そう簡単に破壊して問題ないのか...?)」

 

「くくく...貴様にとってはどちらを選んでも地獄よ。」

 

「っ...(『妖魔のスパイダー・オックス』を破壊したいが、どんな効果を持っているかわからない以上は破壊できない...!)俺はお前にダメージを与える効果を選択する!」

 

 

俺がそう宣言した瞬間、『ジェット・ウォリアー』が最後の抵抗として銃火器によって攻撃する。

だが『妖魔のスパイダー・オックス』が立ち塞がり、その攻撃をはじき返した。

攻撃がはじき返され、『ジェット・ウォリアー』は破壊、その余波は俺までくる。

 

 

「ぐあああああああああああああ!」

 

 

遊護 LP1500 - (2100 / 2) → 1500 - 1050 → 450

 

 

 

「ぐっ....」

 

「くくく...賢明な判断をしたな。『妖魔のスパイダー・オックス』が効果で破壊された場合、このモンスターを墓地から特殊召喚して相手に2000ポイントのダメージを与えることができる。目先の利点にとらわれ、安直な答えを選んでいれば貴様は敗北していた。」

 

「ハァ...ハァ....俺は『マッシブ・ウォリアー』を守備表示で召喚....カードを2枚セット....ターンエンドだ...」

 

 

遊護 手札4→1

マッシブ・ウォリアー ★2 DEF:1200

リバースカード ×2

 

 

「くくく...私のターン、ドロー。」

 

 

??? 手札1→2

 

 

「私は『妖魔のスパイダー・オックス』を攻撃表示に変更。さらに『暴鬼』を召喚!これでバトルだ!まずは『暴鬼』で『マッシブ・ウォリアー』を攻撃!」

 

「っ...『マッシブ・ウォリアー』は1ターンに1度、戦闘では破壊されない!」

 

「ならば『妖魔のスパイダー・オックス』で追撃!」

 

 

妖魔のスパイダー・オックス ATK:2000 vs マッシブ・ウォリアー DEF:1200

 

 

「っ!」

 

「くくく...これで防御もなくなったなぁ。私はさらに永続トラップ『邪神の加護』を発動!このカードが存在し、私の場にダークシンクロモンスターが存在する限り、私のモンスターはすべて相手の魔法・罠カードの効果を受けない。」

 

「なんだと...!?」

 

「くくく...貴様のライフはたった450。私に勝つことなど不可能だ。」

 

「......不可能とか関係ない!俺はお前を倒す!ただそれだけだ!」

 

「ならば見せてみるがいい。私はターンエンドだ。」

 

 

??? 手札2→1

妖魔のスパイダー・オックス ★ー4 ATK:2000

暴鬼 ★4 ATK:1700

邪神の加護

 

 

あいつを倒す、ただそれだけ...ま、結構きつい状況だけどな。

それでも、こいつを、ダークシグナーを野放しにはできない!

たとえこいつが本物のダークシグナーじゃなくとも、危険であることに変わりはない!

 

 

「お前のエンドフェイズ、俺は伏せていたこのカードを発動する!『トゥルース・リインフォース』!その効果によりデッキからレベル2以下の戦士族モンスターを特殊召喚する!」

 

「私のターンで特殊召喚....!」

 

「俺は『ラッシュ・ウォリアー』を特殊召喚!」

 

 

遊護

ラッシュ・ウォリアー ★2 DEF:1200

リバースカード ×1

 

 

「そして俺のターン、ドロー!」

 

 

遊護 手札1→2

 

 

「俺は『ジャンク・シンクロン』を通常召喚!その効果により墓地から『レベル・スティーラー』を特殊召喚する!」

 

 

遊護 手札2→1

ラッシュ・ウォリアー ★2 DEF:1200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300

レベル・スティーラー ★1 DEF:0

リバースカード ×1

 

 

「俺はレベル1の『レベル・スティーラー』とレベル2の『ラッシュ・ウォリアー』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!集いし力が、大地を砕く剛腕となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!打ち砕け!『マイティ・ウォリアー』!」

 

「くくく...いくらシンクロモンスターを並べても無駄だ。」

 

「無駄なことなんて一つもない!俺は墓地の『ラッシュ・ウォリアー』の効果を発動!lこのカードを除外し、墓地の『ジャンク・シンクロン』を手札に加える!」

 

 

遊護 手札1→2

 

 

「さらに俺は魔法カード『二重召喚』を発動!その効果により俺はもう1度、通常召喚が可能となった!俺は『ジャンク・シンクロン』を召喚!その効果により墓地の『マッシブ・ウォリアー』を特殊召喚!」

 

 

遊護 手札2→0

マイティ・ウォリアー ★6 ATK:2200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300

マッシブ・ウォリアー ★2 DEF:1200

リバースカード ×1

 

 

「墓地の『レベル・スティーラー』の効果発動!『マイティ・ウォリアー』のレベルを下げて、墓地から特殊召喚!」

 

 

遊護

マイティ・ウォリアー ★5 ATK:2200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK:1300

マッシブ・ウォリアー ★2 DEF:1200

レベル・スティーラー ★1 DEF:0

リバースカード ×1

 

 

「そして...レベル1の『レベル・スティーラー』に、レベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!シンクロ召喚!『アームズ・エイド』!」

 

「ここまでの連続シンクロを...なかなかやるではないか。だがいくらモンスターを並べても、私の『邪神の加護』がある限り、貴様に勝ちはない。」

 

「ハァ...ハァ...俺は『アームズ・エイド』の効果発動!このカードを装備カードとして、俺のモンスターに装備する!装備したモンスターは攻撃力が1000ポイントアップし、戦闘でモンスターを破壊した場合、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与えることができる...!俺は『マイティ・ウォリアー』に装備!」

 

 

遊護

マイティ・ウォリアー ★5 ATK:2200 + 1000 → 3200

マッシブ・ウォリアー ★2 DEF:1200

アームズ・エイド 装備

リバースカード ×1

 

 

「バトルだ!『マイティ・ウォリアー』で『妖魔のスパイダー・オックス』に攻撃!」

 

 

マイティ・ウォリアー ATK:3200 vs 妖魔のスパイダー・オックス ATK:2000

 

 

奴の場にセットカードはないから、この攻撃は防げないはず!

そしてこの攻撃が通れば、戦闘ダメージに加えて『マイティ・ウォリアー』と『アームズ・エイド』の効果でダメージを与えることができ、一気に4000ポイント以上削れることになる!

 

 

「(これで終わりだ!)」

 

「くくく...私は墓地の『DT-ペイン・アブソーバー』の効果を発動。このカードを除外することでこのターン、私への戦闘ダメージは無効となり、受けるはずだった数値分のライフを回復する。」

 

「っ...」

 

 

『マイティ・ウォリアー』の攻撃により、『妖魔のスパイダー・オックス』は破壊された。

だがその戦闘によるダメージは、奴には発生しなかった。

 

 

「くくく...戦闘ダメージは1200、よって私はライフを1200ポイント回復する!」

 

 

??? LP3000 + 1200 → 4200

 

 

「っ...だが効果ダメージは受ける!『マイティ・ウォリアー』と『アームズ・エイド』の効果を発動!『マイティ・ウォリアー』は破壊した相手モンスターの攻撃力の半分、『アームズ・エイド』は攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

「ぬおおおおおおおお!」

 

 

??? LP4200 - 2000 - (2000 / 2) → 4000 - 2000 - 1000 → 1200

 

 

「ハァ...ハァ...俺はこれで、ターンエンドだ...」

 

「ぐっ...私はこの瞬間、『邪神の加護』の効果を発動する。私のダークシンクロモンスターが破壊されたターンのエンドフェイズ、このカードを場から除外することで、破壊されたダークシンクロモンスターを呼び戻す!再び現れよ!『妖魔のスパイダー・オックス』!」

 

 

遊護

マイティ・ウォリアー ★5 ATK:3200

マッシブ・ウォリアー ★2 DEF:1200

リバースカード ×1

 

 

???

妖魔のスパイダー・オックス ★-4 ATK:2000

暴鬼 ★4 ATK:1800

 

 

「くそ...(せっかく破壊したってのに...これで次のターン、奴が効果ダメージを受けるカードが手札に加われば...!)」

 

「私のターン、ドロー!」

 

 

??? 手札1→2

 

 

「くくく...私は魔法カード『生贄の供物』を発動。その効果によりこのターン、アドバンス召喚する際にこのカードをモンスター1体分のリリースとして扱える。私は『暴鬼』と『生贄の供物』をリリースし、『赤鬼』をアドバンス召喚!」

 

 

??? 手札2→0

妖魔のスパイダー・オックス ★ー4 ATK:2000

赤鬼 ★7 ATK:2800

 

 

「このままバトルに入る!私は『赤鬼』で『マイティ・ウォリアー』を攻撃!」

 

「っ!(こいつ、まさか自爆して『マイティ・ウォリアー』と『アームズ・エイド』の効果を起動させるつもりか!)」

 

「これで私の勝ちだぁ!」

 

「っ...トラップ発動!『くず鉄のかかし』!」

 

「何っ!?」

 

「攻撃を無効にし、このカードをセットしなおす!」

 

 

『赤鬼』の攻撃を、『くず鉄のかかし』が防ぐ。

これにより奴の自爆特攻は失敗に終わった。

 

 

「ば、馬鹿な...私はこれでターンエンド....」

 

 

???

妖魔のスパイダー・オックス ★-4 ATK:2000

赤鬼 ★7 ATK:2800

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

遊護 手札0→1

 

 

 

「バトル!『マイティ・ウォリアー』で『妖魔のスパイダー・オックス』を攻撃!」

 

 

マイティ・ウォリアー ATK:3200 vs 妖魔のスパイダー・オックス ATK:2000

 

 

奴の場には攻撃を防ぐ手段はないし、手札は0枚!

それにもう、墓地にも効果を発動できるカードはない!

今度こそ本当に終わりだ!

 

 

「ば、馬鹿な...この私が!負けるはずなどないのだ!」

 

「あんたには苦しめられたが...終わりだ!マイティ・アームズ・ナックル!」

 

「くっ...ぐああああああああああああ!」

 

 

??? LP1200 - 1200 → 0

 

 

『マイティ・ウォリアー』の拳が『妖魔のスパイダー・オックス』を破壊し、相手のライフが0となった。

フードの男はそのままその場に倒れ、俺が感じていた不気味な雰囲気も消え去った。

 

 

「ハァ...ハァ...」

 

「うっ...うぅ...俺はいったい...」

 

「ハァ...ハァ...氷室さんだったのか...」

 

「うぅ...白波遊護...俺はいったい...」

 

「大丈夫だ...今は...休め。」

 

「うぅ........」

 

 

氷室さんはそのまま意識を失った。

俺もさすがにきついが、何とか意識を保っている。

だがさすがに...しばらくはゆっくり休みたいものだ。

 

 

.

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