殿堂入りという名の、インフレの波に置いてかれてた感じはあったから素直に嬉しい。アイク&ロイも、リン&ルキナもいい強さになって満足ですよ私は。ただこれを続けるとなると門番&マルスとか言う謎of謎な組み合わせになるのホンマ………
とか言ってる内にアルフォンスがついにクラスチェンジしたよ………いや長かったなぁ。今後フィヨルムもメガシンカ衣装確定してるし、他キャラも貰えるのだろうか。んでルーンはどの面下げてまだこちら側にいるのだろうか(笑)
そして風花雪月の生徒はレオニーが置いてけぼりですがいつ全員そろうのでしょうね。
無限城最奥の部屋。無限時計、そしてそれによって引き起こされる魔法"リアルナイトメア"の動力源として取り込まれそうになっているルーシィを救出する為に乗り込んだリューク。それを迎え撃つは、ルーシィの親戚ミッシェルとして接近した新生
「……………。」
「………"クラスチェンジ"、ジェネラル。」
無骨な剣と花型の盾で対となる魔器"シリス"を構えたイミテイシアに対し、重装兵の鎧に身を包み、"絆剣リベラシオン"と大盾を構えたリューク。
「はあっ!!」
「!!」
先に斬り込んで来たのはイミテイシア。リュークはそれを受け止めてから切り返すカウンター戦法を狙ったのだが、1つ誤算が生じた。
「ちっ………!!」
「はっ!!」
「っ………!!」
分厚い鎧に身を包んでも、首元や関節部分と言った可動部はどうしても守りが薄くなってしまう。イミテイシアはその弱点部分を狙う剣術だった。
「(確実に弱点部分を………いや、それにしては何かがおかしい。)」
どこか違和感を覚えたリュークは、イミテイシアを釣り出す為に敢えて隙を作った構えを取った。
「姉さんは渡さない!!」
「くぅっ!!」
だが作った隙など目もくれず、イミテイシアは鎧の弱点部分を執拗に狙って斬り込んで来たのだった。
「っ………
「………!!」
「"クラスチェンジ"、ソードマスター。」
霧の兵隊を割り込ませイミテイシアの猛攻をやり過ごす間に距離を取ったリュークは鎧と大盾を手放した。
「弱点を………いや、弱点"しか"狙ってないな。」
「………ふふ。人間って不思議、どんな屈強な大男でも急所を突けば大ダメージになるもの。」
「………理屈は通っている、か。」
人であるならば性別、体格問わず共通した
「………なるほど。」
だがリュークはニヤリと笑った。
「何が面白いの。」
「タネが分かれば、どうという事は無い。」
"絆剣リベラシオン"を鞘に納めたリュークは代わりに"炎の紋章"を掲げた。
「
呪文と共に顕現された紋章士リン。その紋章士リンと見合わせ頷き合うと直ぐ様"エンゲージ"を行った。
「『"エムブレム・エンゲージ"!!』」
無事"エンゲージ"に成功したリュークは"銀の刀"を出し魔力を籠めた。
『"神器錬成、烈火の剣"………"ソール・カティ"。』
"銀の刀"を"ソール・カティ"に変えたリュークは腰を落とし居合の構えに入った。
『守りは不要………斬る!!』
紋章士の中でもトップクラスの速さを誇る紋章士リンを"エンゲージ"しての居合斬り。
「無駄よ。」
『!!』
しかし、ギリギリではあるがイミテイシアはリュークの居合斬りに対応し、盾で"ソール・カティ"を弾き飛ばしリュークのバランスをも崩した。
「あなたや姉さんが使ってるのを見たからその速さは覚えてる。」
『………!!』
「今度こそ終わらせてあげる。」
無防備になったリューク。それを逃さず"シリス"の刃を急所に突き立てようとした。
『………草原を
「!?」
しかしここで、無理な体勢だったにも関わらずリュークは先程より数段素早い身のこなしでイミテイシアの攻撃をかわし、逆に蹴り飛ばした。
「そうはさせ………何っ!?」
2人の戦いを見ていた
「レーサーに匹敵………いや、それ以上か!?」
驚異的な速さに驚くブレイン2世。だが驚いているのは彼だけでは無かった。
「………あんな速さ、あたしも見た事無い………」
紋章士リンの事はよく知っているし、自分自身"エンゲージ"した事のあるルーシィ。だがここまでの速さは出せた事も無く、出せるとも思っていなかった。
「うっ………!!」
その時、頭痛に見舞われ苦悶の表情を浮かべたルーシィ。すると次の瞬間、目に生気が失われ片目が彼女を拘束している球体と同じオレンジ色に変化した。
「刻印が解除された。残る刻印は、4つ………」
無機質な声によって告げられた言葉。高速移動しながら体勢を立て直していたリュークはその意味を理解したが、それよりも優先する事があった。
『(あまり時間は残されていない………速攻で仕留める!!)』
"ソール・カティ"を無事拾い上げたリュークはイミテイシアに突撃。
『せいっ!!』
「っ!!」
『当たらん、"神速回避"!!』
イミテイシアの攻撃など掠りもせず数度攻撃を入れたリューク。
「私の体は痛みを感じない。どんな攻撃を受けても、折れも怯みもしない。」
『あっそ!!』
痛覚を感じないイミテイシアはリュークの連撃に怯まないが、リュークはどうでも良さげに言い捨てると"残像"により5人に分身。
『"翠刃・流星群"!!』
"流星"を5人分、計25連撃を高速で叩き込んだリューク。それにより壁に激突したイミテイシアは立ち上がろうとするもよろめいた。
「………!?」
『痛みを感じないのと無敵なのは違うぞ。ここで、決める………!!』
追撃を仕掛けようと踏み込んだリューク。そのまま地面を蹴り出そうとした時だった。
「そーれ氷塊ボーナス!!」
『!?』
突然リュークの周囲を氷が包み、彼の下半身を凍結させた。
「にょほほほっ!!ジャックポット、完全復活!!」
『………ちっ………!!』
「あの時はよくもやってくれましたなぁ!?ここで仕返しと行かせて貰いますぞ!!さぁイミテイシア様、こいつにトドメを!!」
「……………。」
『くっ………!!』
「っぐ………!!っ、避け、て、リューク!!」
「………さようなら。姉さんが、愛した男………!!」
リュークが氷塊から抜け出す前に立ち直ったイミテイシアは真っすぐ突っ込み、"シリス"の刃を胸元に突きつけた。
『ぐ………!!』
「リューク!!」
うめき声をあげ、"エンゲージ"状態が解除されたリューク。
「にょほほほ!!これで神竜はおしまい!!後の木っ端はまだここにはたどり着けない!!これは我々の勝利は揺るが………」
「………だれが、おしまい、だって?」
「「!?」」
"シリス"の刃は確かにリュークの胸元に命中した。だがそれで飛び散ったのはリュークの血では無く、刃毀れした"シリス"の破片。そして白銀の"鱗"が数枚。
「急所を突けば戦力差は関係無い………確かに、そうだな。」
「!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ひとつは、竜族らしく傲慢になる事。ふたつは、紋章士を"人間扱い"しない事さ。」
それはソラネルの里を訪れた際、アイズから受けた助言。
「我々ソラネルの民は古竜研究においては"竜人族"と分類される。竜族と人間、"両方の特徴を持つ"、と言えば聞こえがいいが、裏返せば"半端者"だ。」
「………故に、里の外に出るには"どちらとして生きるか"の選択を迫られる。」
「その通り。そしてリューク様は人間である事を選んだ者。元より"
アイズは、リュークの仲間達が寝ているテントに視線をやった。
「その選択は正しかったと私は断言できる。紋章士を誰よりも扱えるのも、最高の仲間と最愛の人を見つけたのも、神竜王を継ぎここに帰って来たのも、全てリューク様が人として成長した証でしょう。」
「……………。」
「だが、それではアクノロギアには勝てない。」
「だから竜族のように傲慢になれ、と?」
アイズは頷いた。
「リューク様が人である事を選んだ、もう1つの理由………それは、心の奥底で、竜の力を恐れているから、と私は思う。」
「竜の力を、恐れる………」
「いつか、あのアクノロギアのように暴走して、何もかもを鏖殺するのではないか………故に竜の力に"天井"をして上限を作ってしまっている。」
「その"天井"を取っ払う為の、傲慢さ………」
「己は人間とは比べ物にならない力を持っている、お前達が噛みついた所で相手にならん………そう自分に言い聞かせるのが、リューク様にとっての一番の近道だと私は考えている。」
「……………。」
「恐れる事は無いはず。万が一あなたが暴走しかけたとしても、今のリューク様には止めてくれる、頼もしい人達がついているのですから。」
「………そうですね。では、紋章士を"人間扱い"するな、とは………?」
「本質は同じ。リューク様は紋章士を"人として"尊敬しているが、信頼を十分過ぎる程勝ち取った今のリューク様にその心は枷でしかない。」
「………?」
「紋章士は人の願い、人の祈りで成り立つもの………世界を救える程の人並み外れた力を持つ、正に"
「………つまり?」
「こちらが願うのならば、人の域を越えた"無茶振り"にも応えてくれるはず、という事さ。そうだね………」
考える素振りを見せてからアイズは続けた。
「簡単な所から行けば、リンは風よりも疾く走れるとか、"最強の紋章士"アイクならどんなものでも打ち砕ける、とかね。応用編なら、セイズ、グルヴェイグ、クワシルの"円環"を制御できるなら時を完全に操るとか、シグルドなら千里を一息で駆けられる………あたりかな。」
「……………。」
「リューク様は十分紋章士達に誠意を見せているはず。ならばこちらの願いを………更に強くなってもらう事を願っても、バチは当たらないはずだよ。」
さて、とアイズは纏めに入った。
「魔法の解釈を広げるのは、どんな魔法でも成長には不可欠だ。その為にリューク様が足りないのが"傲慢さ"だ。誰が何と言おうが、あなたは10代目の神竜王………もっと威張ってもいいのですよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「だが、弱点の場所は、"種族"によって違うだろうよ。」
「っ、離せっ!!」
「無駄だ。」
リュークがイミテイシアの刃を防いだ理由。それは彼が紋章士カムイのように身体の一部を竜の身体に変え、イミテイシアの腕力では簡単に貫けない固い皮膚と鱗で防いだからである。
「俺が何だかをもうお忘れのようだな………」
そしてイミテイシアを掴んでいない腕も竜のそれに変えると、魔力を集め思いっ切り振りかぶった。
「"神竜の撃鉄"!!」
「ぐっ………ガハッ!?」
強烈な一撃と衝撃波でイミテイシアを吹き飛ばした後、彼は懐に手を伸ばして"竜石"を取り出すとそっちに魔力を注ぎ、氷を砕いて竜化。即座にジャックポットの頭上まで飛び上がった。
「なんの………!!」
『遅い!!"神霧の咆哮"!!』
「ぎゃあああっ………!!」
『"双神の鉄槌"!!』
反撃を許さず、
「ヒェッ………あ、危なかったですぞ………!!」
ジャックポットからすんでのところで出て来たのは髑髏の杖………ブレインの有していた杖で、自称"7人目の六魔将軍"、クロドア。そのクロドアは素早くブレイン2世の傍まで移動した。だがリュークの手番は終わっていなかった。
『さて………改めて自己紹介だ。』
深く息をついたリューク。すると足元の霧がさらに濃くなった。
『俺はリューク。リューク・ソラネル。妖精の尻尾のS級魔導士だ。そして………』
低く唸るような声を上げたリューク。それに応じてか、霧の中から数体の霧の兵士が現れた。だがその兵士達は武器を持たず、代わりに直ぐ様姿形を変え、リュークより一回り小さい竜となった。
『我こそはソラネルの民、第10代の神竜王なり。』
霧の
「果たしてこいつに勝てるのか?」
と、一瞬でも頭を過ぎってしまう。それ故に踏み込むのを躊躇い、怯んでしまうような、生物としての格の違い。それを先程以上に、真正面から当てられ、ブレイン2世、クロドア、そして感情や痛覚が無い筈のイミテイシアすら呑み込まれ、たじろいだのだった。
『平伏し、慄きながら見上げるが良い。そして思い知れ………神竜王の尻尾をイタズラで踏んだらどうなるのかをな。』
==========
「こんの………バラキエル、さっさとこの牛を焼き払いなさい!!」
『その程度、なんて事無い!!』
一方のリネンvsエンジェル。エンジェルの"天使魔法"により呼び出された天使バラキエルの、魔力光による猛攻がリネンを襲うが、紋章士アシュの力で"化身化"した彼女は一歩も退かずに受け止め、逆に尻尾からレーザーを放ち反撃していた。
「しつこいわね………!!」
『お褒めに預かり恐悦至極、ってね!!』
「さっさと、倒れなさい………!!」
『丁重に、お断りします!!』
何度魔力光や魔力弾を撃ち込まれてもリネンはそれを防ぎ切り、一歩ずつエンジェルとの距離を詰めた。
「いい加減くたばれ!!」
『嫌だね!!あなたが私の親友を………あなたの妹を害そうとする限り、何度でも食らいついてやる!!』
「知った口を利くな!!あなたに何が分かる!?」
『あなたがユキノ・アグリアの姉である事だ!!』
「っ………!!」
『あの子は必死に努力して………2体同時開門もできる程の星霊魔導士になって、憧れてたギルドに入って、一流の魔導士として頑張っている!!憧れである姉に、どこかで必ず生きてるって信じてる姉に、少しでも近づく為に!!』
さらにズンズンと距離を詰めるリネン。
『その姉が、まさか星霊魔導士を根絶やしにする悪行の主犯だとは思わなかったよ!!』
「ゴチャゴチャと………!!さっさと消えろ!!」
エンジェルが手を前に突き出すと同時にバラキエルは無数の魔力弾を放った。
『消えるものか!!』
防御力に優れる"神牛"こと紋章士アシュ。しかし彼女の真髄は"開神の娘"たる彼女の有する、ものを"開く"力。これが紋章士となると開くもの、それは相手の攻撃と防御である。
「!?」
放たれたレーザーで魔力弾を貫き、バラキエルのガードを崩したリネン。するとレーザーの放たれた尻尾が炎を纏った。
『切り開いてみせる、"壁炎"!!』
炎を纏ったレーザーはバラキエルの正中線を走り抜け、真っ二つに割った。
「ウソ、一撃………!?」
『獣の牙は、一度噛み付いたら離さない………あなたをユキノのところまで引き摺り出すまで、食らいついてやる。』
「……………。」
このまま追い詰めればいける。そう思った矢先の事だった。
「………コフッ。」
『!?』
「あなたが誰だか知らないけど、放っておいてくれないかしら………」
咳き込みながら、懐から新たにコインを出したエンジェル。
「コスト40………光から来、私の前で力を開放せよ。日差しの天使サミュシエル、召喚。」
次に召喚されたのは、リーゼントヘアの赤ちゃんのような風体の天使。だが、リネンの頭の中はそれどころでは無かった。
『(………マズい!!)』
『(あの天使なるもの、あのお方と命が繋がっている状態のようでして………!!あれを召喚する為の代償も、本当はコインなどでなく………)』
『(彼女自身の命………!!)』
天使魔法のコストがコインではなく、彼女の命そのものではないかと気付いてしまった。
「私は天使になりたいの。邪魔しないで。」
「………!!」
"化身化"がこのタイミングで解除されたリネンはぐるりと辺りを見回した。
「あまり考えながら戦うのは得意じゃないんだけどなぁ………!!」
新たに現れた天使、サミュシエルの攻撃を紋章士アシュの力による白雷の壁で防ぎながら走り出した。
「(紋章氣は目の前にある、だけど触れるのは今じゃない………!!)」
戦術、戦略を考えるのは苦手と言いつつもある程度の見通しはできていた。
「(このまま時間を稼いで、再度アシュと"化身化"。守りを貫いた所で紋章氣に触れ、開けた穴が塞がる前に次の紋章士で突き破る。でもそれじゃあ"一手"足りない。)」
"エンゲージ"に必要な魔力を即座に付与する魔力の渦、紋章氣を活用した"エンゲージ"2回分の攻撃。だがそれで天使を撃破できても、エンジェルを救う事はできない。
「(フェルトちゃん………は飽くまでも後方支援。彼女のおかげでアシュの力を引き出せた事は感謝するけど、戦闘に巻き込めるだけの能力は………)」
「ホホホッ!!」
「ホホーッ、ホーッ。」
「………本当?」
「ホーッ!!」
「分かった。なら、このまま少し粘ってみせる。」
==========
『食らい尽くせ!!』
リュークの号令により、召喚された霧の
「………ふんっ。」
ブレイン2世、つまりミッドナイトは元々の魔法"屈折"に加え、ブレインが使っていた闇の波動で霧の竜人を散らした。
「大いなる犠牲を払って得た力、貴様には破れまい。」
『………あっそ。余裕ぶりたいなら勝手にどうぞ。』
だがいくら散らそうとも、床に充満した霧とリューク本人の魔力がある限り、霧の竜人の増援は何度も現れブレイン2世に襲い掛かった。
「!!」
『"これ"を壊してもルーシィにダメージは無い事が分かったのなら、加減する理由も無い。』
ブレイン2世を抑える間に、リュークは更に霧の中から兵を召喚。出て来たのはいわゆる工作兵、大槌や巨大な工具などで無限城の破壊を開始した。
『何もかもを、ぶっ壊せ!!』
そして霧の工作兵と共にリュークも暴れ回り、ブレスを撒き散らしながら周囲の破壊を行った。
「っ!!やめろ!!」
暴れ回るリュークに向かっていったのは、霧の竜人に阻まれているブレイン2世ではなくイミテイシア。
「邪魔をするな!!」
工作兵を"シリス"の横薙ぎで霧散させたイミテイシアはリュークの懐まで切り込んだ。
「姿が変わっても、急所は消えない。」
『………だろうね。』
イミテイシアがリュークの首を刎ねようとした。だがリュークは竜化を解除しそれをかわした。
「"神竜の鉤爪"!!」
攻撃をかわしたリュークはカウンターで蹴りを繰り出すもイミテイシアは盾でガード。
「これ以上、邪魔をしないで!!」
リュークの動きを止め、再度急所に斬りかかったイミテイシア。
『急所が消えないのなら、変えたりずらしたりすればいい。』
「!?」
だがイミテイシアの一振りが致命の一撃を取る事は無かった。その理由はリュークの背後に現れた紋章士リーフ。彼のスキルの1つは"急所ずらし"、まさにイミテイシアの天敵である。
「タネが分かればどうという事は無い、そう言ったはずだ!!"旋風槍"!!」
"急所ずらし"で攻撃を逸らしたリュークは"銀の槍"を大きく振り回しイミテイシアを薙ぎ飛ばした。
「っ………!!」
「狙いは真っすぐ、されど心はブレブレ………これほど御しやすい相手は無い。ルーシィを守りたい気持ちは本物だと思った、先程の俺の感想は思い違いか?」
リュークの挑発に、イミテイシアが飛び出そうとしたその直前。突風が部屋を吹き抜け充満した霧を吹き飛ばした。
「!?」
「にょほほほっ!!突風ボーナスですぞ!!」
突風を起こしたのはクロドア。壊れかけのジャックポットを操り、"スロットマジック"で突風を起こしてリュークの霧の兵隊もろとも吹き飛ばしたのだった。
「……………。」
だが、リュークは「だから?」と言わんばかりの余裕の表情だった。そこからニヤリと笑ったリュークに焦りは全く無かった。
「随分と余裕そうだね。あれだけ大言吐いて出した戦法の割にはあっさり破れたのに。」
「そりゃあ………この霧は"舞台装置"だからな。」
「………何?」
「そう………何かを隠すための、"舞台装置"。」
"紫煙騎兵団"の霧は、自身の兵力を増やすほかにもう1つ目的がある。それは霧によって視界を曇らせ、実態持たぬ兵士に目を向けさせる事で何かを隠すこと。
「そして霧は晴れるものだ。そして晴れた先に見えるもの、それは………」
次の瞬間、炎の塊が壊れかけのジャックポットに命中。炎上しながら粉々に砕け散った。
「おおおらぁぁぁッッッ!!」
「ぎゃあああぁぁぁっ!?」
「貴様らのような
炎の塊はジャックポットを粉砕するとようやく止まり、やがて人の形を成した。
「助けが必要か?」
「大いに助かる、やっぱり"駒遊び"よりもいいからね………ところで他の皆は?」
リュークが問いかけると火の塊だった男、ナツが答えた。
「エルザが毒蛇野郎と戦ってて、んでグレイは知らん女と化物相手に戦ってる。んで他はこのデカブツから垂れてる鎖をブッ壊してる。」
「そんだけ知れたら十分。」
不敵な笑みを浮かべたリュークは"銀の槍"に魔力を籠めた。
「"神器錬成、聖戦の槍"、"ゲイボルグ"。」
地槍"ゲイボルグ"を手元でクルリと回してから掴み、構えたリューク。それと同時に、ナツも炎を拳に纏わせ、リュークと背中合わせで構えた。
「ここで一気に決めて、ルーシィを取り戻して帰るぞ!!」
「おう!!」
続く
今回はアシュの説明です。
◎神牛(重装)
◯アシュ(下地紫野)
◯シンクロスキル
・防壁
周囲5マス以内に味方がいる時、守備、魔防+7、かつ敵は自分の周囲2マスを通過できない
◯化身スキル
戦闘時、確率で相手に"守備、魔防を半減"状態を付与(1ターン)
(確率は自分の幸運と、周囲5マスの味方の幸運の合計の半分を合わせた確率)
◯壁炎
守備の50%を威力に加算し、1ターン周囲5マスの自分と味方へのダメージを半減する
本家と同じようにカチカチなスキル構成にしましたが、開神アスクの眷属が故の"世界やら結界やらを何もかんもを開く力"を表現したく、デバフによる守備貫通の形に落とし込みました。
この先アシュもフィヨちゃんみたいなメガシンカするんだろうけどどうなるんだろ。
余談はさておき、時間かけてしまいましたが星空の鍵編は佳境、あと2か3話くらいで終わる予定です。