FAIRY EMBLEM   作:jyosui

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3日目の夜は2回に分けます。

ポケモンデーの前に描き終えれて良かった、恐らく今夜からの土日はポケモンで頭いっぱいになるので………


102章 精算

3日目の行程の終了後。"花咲く都"とだけあって街中に点在する花で彩られた公園の1つに、ラクサスとマカロフ、それに寝ているフェルトを頭に乗せたリュークとアイズがいた。

 

「じじい、"ルーメン・イストワール"って何だ?」

「イワンから聞いたのか?」

「欲しがっているようだった。」

「全くあのガキは………リュークとアイズ殿も、愚息が迷惑をかけた。」

「………全くです。ソラネルの里と妖精の尻尾には全く関係無いことくらい分からないもんですかねぇ………」

「………まぁ、ラクサス君には私達の分まで殴って貰ったので。」

「………ん?どう言う事じゃ?」

「………フェルトを介して見てたのはリュークとアイズさんだけって事か。」

 

フェルトは幻で隠されていたラクサスと大鴉の尻尾の戦いを見ていたが、それを"視覚共有"していたのはリュークとアイズのみだった。

 

「そうじゃったか………それで、私達の分まで、とは………?」

「ナツがラクサスの雷を食べて雷炎竜が使えるようになったノリで、ラクサスに俺の霧を食べて貰いました。」

 

それを聞いてマカロフは目を丸くしたが、ラクサスは掌に雷雲を作りながら話は続いた。

 

「こいつの力も貰えば、こいつやアイズさんの分までクソ親父を殴った事になるからな。結果、霧じゃなくて雲になったけどな。」

「それで、使用感の程は?」

「そうだな………範囲攻撃や時間差攻撃みたいな応用と言うか、お前らしい頭を使う方面の強化だった。一番期待していた威力は毛ほどもノビて無いのはガッカリだけどな。」

「褒められてるんだか貶されてるんだか。」

「好きに捉えろ。ただまぁ、あの戦いでは最適だった、とだけ言っておくか。」

「なら喜んでおくよ。」

 

とラクサスの批評が終わり、話は"ルーメン・イストワール"に戻った。

 

「んで俺とこいつの話はさておきだ。」

「……………。」

「連行される時、去り際にあいつは「妖精の尻尾の"闇"」だとか言ってたぞ。」

「ソラネルの里に来た時もそんな事を言っていたような………全く、そんなんでとっくの昔に滅んだ里掘り起こそうとしてたのか、あのバカは。」

「………アイズがストレートな悪口言うの、俺初めてかも。」

「人生の楽しみの半分を奪われたんだ、これくらい言いたくなる。」

 

マカロフの孫でイワンの子であるラクサスならともかく、アイズは完全なとばっちりであり、口が汚くなるのも無理ならぬ話だった。ここで、ラクサスに答えを告げたのは霊体として現れたメイビスだった。

 

『闇ではありません。』

「初代!!」

『"光の神話(ルーメン・イストワール)"………あれはギルドの"光"です。』

「初代、それ以上は………」

『分かっています。あれはギルドのマスターとなった者しか知る権限が無いもの………ラクサス、理解いただけますか?』

「危険なものじゃねーなら問題無い。リュークもいいか?」

「はい。ところでアイズ、初代の事は………」

 

するとアイズは答えた。

 

「見えているし聞こえているよ。」

『おや、もしやとは思っていましたがギルドの者以外で私が見えるなんて………』

「伊達に5000年は生きていないのでね………並外れて長生きすれば見えないものを見る術も分かってくるものです。」

「……………。」

「言っておくけどラクサス。人間換算したら歳そんな変わらんからな?」

「………使えねぇな。だからチビはダメなんだチビは。」

「言ってくれるじゃあないかガキンチョ。」

 

リュークとラクサスが言い合いになりかけたところでマカロフが話を戻した。

 

「しかしどこから情報が漏れたのか………」

二代目(プレヒト)でしょうね。』

「うむぅ………」

「ここであいつの名前が出るのか………とんだ置き土産だよ、あのクソガキ。」

『まさか彼が闇に堕ちるとは………ひとえに私のミスでした。』

「いえ、初代のせいでは………」

『いや、これは私のせいです。私の………私の、せい、で………!!』

 

目に涙を浮かべ始め、ぐずり始めたメイビス。それを目撃したマカロフは大慌て。

 

「まずい、初代が!!ラクサス!!何とかせい!!あやせ!!」

「ハァッ!?難易度高ぇなおい!?リューク、お前も手伝え!!」

「仕方ない、わか………っ、ちょっと待った。」

 

ラクサスに頼まれ、共にメイビスをあやそうとしたリューク。だがここでリュークは少し一団から離れた。

 

「………どうした、シモン?」

 

理由はシモンからの思念伝達魔法だった。

 

《リューク、今大丈夫か?》

「んー………微妙。微妙ではあるが、用件は聞ける。事件か、事故か?」

《まだどっちかも分からないが、念の為な。リューク、お前は今日リネンと会ってないか?》

「リネン?いや、昨晩から見てないが………」

《そうか………いや、今日あいつに用事があったのだが、どこにも見当たらなくてね。元々あまりやる気は無く街をフラフラしてたが………》

「………昨晩の件で完全にやる気を無くしているか。」

《昨晩………まさか、剣咬の虎の宿舎の襲撃は………》

「………俺とナツだ。他言無用で頼む。」

《……………。》

 

しばらく無言だったが、気を取り直してシモンからの思念伝達魔法は続いた。

 

《………何か嫌な予感がする。それとなく探しておいてくれ。》

 

リュークは派手にため息をついた。悩みの種が増えたからに他ならない。

 

「分かった。シモンも気をつけて。」

《ああ。》

 

思念伝達魔法が切れ、リュークは再度ため息をついた。

 

「リューク!!早くしろ、手が足りない!!」

「分かった分かった!!えーと、あやすのに使えそうなネタ武器は………」

 

==========

 

その頃。クロッカスの大通りの人混みをかき分けながら、ミストガンに扮したジェラールは走っていた。

 

「(しくじった………!!せっかく"ゼレフに近い魔力"を見つけたと言うのに!!)」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ジェラール達、魔女の罪(クリムソルシエール)の目的。それは大魔闘演武開催時に観測した"ゼレフに近い魔力"の正体を突き止め、それを封印ないし破壊すること。2日目までは収穫無しだったが3日目に入りその魔力を察知したジェラールは街中に入り、その魔力を纏う怪しげな人影も見つけたのだがその目前で妨害が入った。

 

「待て。」

 

呼び止めたのは評議員のドランバルト。解説席のゲストとして呼ばれた同僚のラハールと共に来た彼は、7年前に"見捨てた"天狼組の生存と躍進を喜んでいたが、今回ジェラールを呼び止めたのは別件だった。

 

「何者だ。」

「………私は妖精の尻尾のミストガンだ。済まない、先を急いでいるんだ。」

「そうはいかない。………ミストガンと言う魔導士は"存在しない"。」

 

"ミストガンの弟子"を名乗ったが為に潜入がバレたドランバルト。だがそれ故に彼は、ミストガンが"現在いない魔導士"である事を知っていて、従って目の前のミストガンを名乗る人物も偽物であると見抜き、止めたのだった。

 

「………私はミストガンだ。失礼する。」

「そうはいかないと言っている!!お前は何者だ!?」

 

そう言いドランバルトは頭巾を外し、ジェラールの顔が露わとなった。そしてその最悪のタイミングで、ラハールが配下を連れて追いかけて来たのだった。

 

「ドランバルト、急に………な、ッッッ!?貴様、ジェラール!?」

 

ラハールからすれば元上司であり、自らの手で捕まえた大罪人。気づかないハズも無かった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「(くそっ………今捕まる訳にはいかない………!!)」

 

同じくその場にいた、かつて同じ議員として働いた元同僚のヤジマの機転でその場を凌いだが顔を完全に見られたジェラール。そして彼が逃げている理由、それはドランバルトやラハール達が自分を追跡していたからである。

 

「あの場はヤジマさんの顔を立てたが………あれは本物だ、逃がしはしない!!」

「分かった!!」

「くっ………!!」

 

ドランバルトが"瞬間移動(ダイレクトライン)"でジェラールの距離を一気に詰めにかかった。このままでは追いつかれる、そう思った時だった。

 

『こっちです、ミストガンさん。』

「!?」

 

突然声をかけられたジェラール。どこからの声か………それを認識する前に何者かが腕を掴み狭い路地へと引っ張ったのだった。

 

「逃がすか………!!」

 

ドランバルトがジェラールの入った路地へと追いかけようと"瞬間移動"で更に距離を詰めた。しかしそこで異変が生じた。

 

「!?」

「どうした、ドランバルト!?」

「………路地が、消えている。」

「何だと!?」

 

ドランバルトが路地の前に到着したが、見ると路地は消えただの壁になっていた。

 

「どう言う、事だ………?」

「ジェラールが入ったはここにあった路地………だが、ここに路地なんてものは無い………」

「………見失ったか。」

「………必ず捕まえてみせる。」

 

口惜しそうに撤退するドランバルトとラハール。するとしばらくして、壁が狐火と共に消え路地が再び現れた。そしてジェラールはその路地の奥にいた。

 

『………行ったみたいですね。』

「………すまない、助かった。」

 

ジェラールが感謝の言葉を述べたのは狐火を纏った妖狐。するとその妖狐が姿を変えた。

 

「いえいえ。私は妖精の尻尾に恩がありますから、その恩返しをしたまでです。」

『そうそう、僕達が好きで助けたんだ。感謝の言葉だけで十分さ。』

「改めて感謝する。えーと………」

「申し遅れましたね。私は………旅芸人のリネン。こっちは紋章士の………」

『僕はニシキ。世界一美しい種族、妖狐の長をしていたんだ。』

「紋章士………そうか。評議員を撒いたのは………」

『そう!!僕のスキル、"狐火"による幻術さ。』

 

紋章士ニシキのスキルは"狐火"。これにより相手に幻を見せて攻撃を回避したり不意討ちを仕掛けるのが得意な紋章士である。

 

「リネンに、ニシキか………本当に助かった、ありがとう。このお礼は必ず………」

 

とジェラールはその場を去ろうとした。しかしリネンはニコリとしたまま、そのジェラールの腕を掴んだ。

 

「………すまない。先を急いでいるんだ。」

「そんな事言わず、もう少し話しませんか………ジェラールさん?」

「!?」

 

するとリネンの顔から笑顔が消え、腕を掴む力が強くなった。そして逃げ場を失い焦りだすジェラールに、リネンは底冷えするような声色で言葉を続けた。

 

「あなたとは一度ゆっくり話をしたかったんですよ………私のお祖父ちゃん、アーロンについて。」

「………!!」

 

==========

 

「………ここなら滅多に人は来ません。」

「………君は。」

「はい。あなたとの戦いで命を落とした、神竜王の騎士にして守り人、アーロンの孫娘です。」

「……………。」

 

リネンが街中をふらつき回っていた理由。それは大魔闘演武へのやる気が消え失せた事や、宿舎を去ったユキノを探していた事もあったが、ジェラールを………自分の祖父の仇を探していたのが一番の理由だった。

 

「知らないとは言わないでしょうね。」

「………ああ。他でもない、俺があいつを殺したんだからな。俺の事はどこで知った?」

「………一昨日。あなたがエルザさんやシモンと話していた場所、あそこは元々私が歌の練習をしていた場所だ。」

「あの時か………すまない。」

「謝る理由が違うんじゃない?」

「………そうだったな。」

 

そしてジェラールはリネンに頭を下げた。

 

「謝っても許される事ではないのは分かっているが、それでも謝らせて欲しい………俺が、君の祖父を、アーロンを殺した。本当に申し訳ない事をした、すまなかった。」

「…………。」

 

時間にしては少しだったかもしれない。だが感覚としてはとても長い沈黙だった。その沈黙の末、ようやくリネンは口を開いた。

 

「顔を上げてください。」

「……………。」

「顔を上げろ。」

「………。」

「結論から言えば、私はあなたを憎まない。」

 

その言葉に、ジェラールは少なからず驚いた表情を見せた。

 

「意外だった、って顔だね。」

「………問答無用で刺されてもおかしくないと思っていたからな。理由を聞いても?」

「まず、私が仇の名前も知らなかったのが理由にならない?………興味が無かったのか、無意識に知る事を避けていたのか、シモンに気をつかわれたのか、その全部か………何でもいいけど、それで何の問題も無かった。」

「………強いんだな。」

「その時に"縋るものがあったか"………それだけの話だと、私は思う。」

 

リネンは続けた。

 

「お祖父ちゃんの訃報を聞かされた時は悲しくて、辛くて、押し潰されそうだった………でも私には、一緒に泣いてくれたお母さんがいた。お祖父ちゃんの"形見"である紋章士達がいた。その後も何かと気を遣ってくれたシモンがいた。」

「………だから復讐心に縋らなくても立ち上がれた、前に進めた………と言う話か。」

 

リネンは頷いた。

 

「それに、あなたはある意味ではお祖父ちゃんの"恩人"だから。」

「"恩人"………?」

「そう………皮肉にもあなたが、お祖父ちゃんが自分の主君の為に戦う場を、最期の最期に与えてくれた。故郷が滅んでからの数百年、ずっと抱えていた後悔や心残りの"精算"をさせたのは、他でもないあなただった。」

「………"精算"、か。」

「あなたを憎むのは、お祖父ちゃんの"精算"を無かった事にするような気がして、どうしてもあなたを憎む事ができなかった。」

 

リネンは再びジェラールを睨みつけた。

 

「あなたが私やお母さんから、お祖父ちゃんを奪った事実は変わらない。でもお祖父ちゃんの最期も否定したくない。」

「……………。」

「だから、"二撃"。」

 

リネンは息を吐いた。

 

「私と、お母さんの分。それをあなたに受けてもらう。それで私の"精算"は終わり………私はお祖父ちゃんの仇の名前を忘れ、あなたはただの"知り合いの知り合い"でしかなくなる。それでいい?」

「………いいのか?」

「うん。お祖父ちゃんは復讐とか仕返しとか、そう言うのはあまり好きじゃないって聞いてる………だからあなたを殺して墓に供えても喜ばない。」

「………寛大な措置、感謝する。」

「寛大な対応かどうかは、この"二撃"を受けた後に判断して。………手加減する程、私達の悲しみは小さくない。」

 

そして彼女は指輪を掲げた。

 

「ごめん、私の身勝手に付き合って、"人狼王"。」

『ん?気にすんなよ、よく分かんねぇけど必要な事なんだろ?』

「………ありがとう、フランネル。」

 

紋章士フランネルを顕現したリネンは即座に"化身化"。大きく太い腕が特徴的な人狼としてジェラールの前に立った。

 

『死ぬかもしれないけど………覚悟はできてる?』

「君にとって、アーロンはそれだけの人だったのだろう?"二撃"で済むのなら、俺は甘んじて受ける。」

『………吐いた言葉は飲み込まないでよ。』

 

そうしてリネンが腕を振り上げたその時だった。

 

「待て!!」

『………シモン!?』

「早まるな!!こいつは………」

『お祖父ちゃんの仇………そうでしょう?』

「お前、知って………」

『知ったのは一昨日だよ。いきなりあんな言われ方して、気にならない訳無いじゃん。』

「……………!!」

『やっぱり気を遣ってくれてたんだ。』

「………こいつに人生を狂わされる奴は、俺達で最後にしないといけない。それたけだ。」

『………立派だよ。』

 

小さく呟いてからリネンはシモンに向いた。

 

『安心して。私とお母さんの分を一発ずつ殴って、それで終わりにするから。この"二撃"が、この人をただの"知り合いの知り合い"にするための、"精算"だから。』

「………分かった。それでおしまいだと言うのなら、これ以上口出しはしない。」

 

シモンが下がったのを確認して、リネンは再びジェラールに腕を振り上げた。

 

『それじゃあ………狩りの時間だ。』

 

そして、立派な爪の備わった剛腕が、ジェラールに振り下ろされた。

 

「が………っ!?」

 

無抵抗でそれを受け、大ダメージを受けたジェラール。攻撃性能では獣牙の紋章士の中でもトップクラスである紋章士フランネルの攻撃、だがそれで終わりではない。

 

『ガルルルッ!!』

「グハァッ!!」

 

まるで"燕返し"のように、間髪入れずに追撃の振り上げがジェラールに命中し、彼は壁に激突した。

 

「ぐ………ガフッ。」

『……………。』

 

重症を負いながらフラリと立とうとしたジェラール。するとリネンは"化身化"を解除してジェラールに近づいた。

 

「………宣言通り。これで、おしまい。」

「………なんとか………死ななかったな。」

「当然。この程度で死ぬような奴が相手で、お祖父ちゃんが死ぬ訳無い。」

 

するとリネンは別の紋章士を顕現した。

 

『だ、だだっ、大丈夫ですか!?』

「これくらいなら大丈夫、あなたの力で癒せるよ。お願いね、"神栗鼠"………ラタトスク。」

『は、はい!!頑張ります!!』

 

少々慌てん坊な紋章士、紋章士ラタトスクを顕現したリネン。彼女と"化身化"すると今度は薄っすらと橙色に発光する大きな栗鼠になり、ジェラールに近づいた。

 

『"癒し手の心"。』

 

世界樹より、世界を跨いで傷ついた人々を癒して回る"癒し手"の1人である紋章士ラタトスク。そんな彼女の奥義が傷を癒すものであるのは当然の帰結とも言える。

 

「………これで大丈夫なハズ。」

『……………!!』

「何故、わざわざ治療を………?」

「あの攻撃で"精算"は終わり。これでさっき言った通り、あなたはただの"知り合いの知り合い"………"知り合いの知り合い"が傷ついていたら治してあげたい、と思うのはそんなにおかしい?」

「………いや、感謝する。」

「それじゃあ、さようなら………あなたの"精算"が、いつか終わるといいわね。」

 

そうして、リネンはその場を去っていった。

 

「……………。」

 

しばらく歩いてから空を見上げたリネン。だが夜も明るいクロッカスの空はあまり星が見えなかった。

 

「………これでいいよね………お祖父ちゃん。」

 

 

続く




・リネンとジェラールの因縁
祖父アーロンを死に追いやったジェラールとの因縁。結果からして、リネンはジェラールを憎まない方向にしました。そうなった経緯としては以下の通り、

◯そもそもジェラールの事を知らなかった
1日目の、シモンとジェラールの会話が無ければ仇の事は知らないままだった。理由は本文の通りの複合的な理由ですが、結論から言えば"知らなくても立ち直れた"="知る必要も無かった"としました。知る必要も無かったのは次の理由ですね。

〇他に縋るものがあった
リュークもそうですが、復讐心が無くても立ち上がる為のものがあったから復讐鬼に堕ちなかった、としています。
個人の思想になってしまってる気がするのですが、ディミトリが復讐鬼に堕ちたとか、ジェラールやウルティアがゼレフに魅せられたのは絶望の淵に落とされた時、それに縋らないと壊れたからだと思うんです。
それと比べてリネンは、お母さん健在で紋章士もいて、更に(ジェラール絡みの復讐鬼を増やしたくない)シモンが何かと気にかけてくれたので、復讐心やら闇の力に頼らなくても立ち上がれたから、最終的にはシモンと同じくらいの「許さんけど憎まない」くらいに落ち着きました。

〇祖父の最期の望み
ソラネルの里が滅んだ事を、長年仕えた神竜王家を守れなかった後悔を抱えていたのは知っていたリネン。それが、ジェラールが起こした戦いのおかげで"若様"たるリュークと最期の最期に戦い、彼を守る為に満足して逝ったのを知ってしまったので「ジェラールの否定は祖父の気持ちの否定に繋がる」と結論づいてしまった。

・獣牙の紋章士3人
ここで一気に登場しました、獣牙の紋章士3名。ifからニシキ、フランネルの2人にヒーローズ8部からラタトスクです。

◎妖狐王(騎馬)
◯ニシキ(高橋勇太)
◯シンクロスキル
・狐火
回避率+(自分の魔防-相手の魔防)%
(最小5%、最大50%)
◯化身スキル
魔防参照スキルの判定時、自身の魔防+10として計算
◯四牙
戦闘後、相手の最大HPの20%の追撃ダメージを与える

◎人狼王(歩行)
◯フランネル(大須賀純)
◯シンクロスキル
・奥義の螺旋
戦闘中に必殺を出した時、次の戦闘時の必殺+30(1ターンに1回)
◯化身スキル
2回攻撃、速さ-5
◯四牙
◎神栗鼠(騎馬)
◯ラタトスク(長縄まりあ)
◯シンクロスキル
・激突
攻撃した側が元の位置から移動している時、力、速さ+(5+移動したマスの数値)
◯化身スキル
再移動発動時および行動後、自分の周囲3マスにHP回復効果のある癒しの霧を発生させる
◯癒し手の心
周囲3マスの味方のHPを大回復させる

星空の鍵編で先に出た紋章士5名、大魔闘演武編で先に出た2名と今回のを合わせた10名でひとまず以上です。
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