FAIRY EMBLEM   作:jyosui

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万紫千紅まで残り1ヶ月となりましたが………どうですか、FEダイレクトを見て。以下が私の感想です。

・ディートリヒ、強者求めてダグザに来て、ファビオは船で乗り合わせた縁だと思ってたんですよ………蓋開けたら漂着だし、ファビオもダグザで知り合ってて草。ネットでエンジョイ勢言われてるの本当笑った
・武器耐久は戦技にのみ適応でしたね。ポケモンのPPの概念に近そう。
・銃は遠距離攻撃できる籠手ですか、だからピストル型かー、って思ったら両手銃も出て来たやんけ。因みに「FEに銃は合わん」とかって声あるらしいですが、じゃあ暗黒竜やifのDLCの謎駆動戦車とかアガルタのロボット兵やミサイルとかヒーローズの召喚師やエイトリ、ヘズなんかの武器とかは何やねんって話なので戯言として流してます。むしろいつか銃歩兵隊組ませて擬似長篠とかやってみたい派です。
・独自要素"ブレイズアーツ"キター!!体力削って特別な戦技のノリですかね。他はともかくカイの厄ネタ臭が怖いですぅ………
・兵種で気になったのは戦車兵、戦象兵ですね。デフォで範囲攻撃は明らかに強そうですがデメリットが気になりますね。あとダチョウこと飛駝兵って初級職なんだ………カイの専用職かグリフォンナイトみたいな分岐の上級職だと思ってました。
・ところで今作の子安枠はどんな人だろう………と思ってたんですよ。
お 前 か よ キ ッ ホ ル
いやーあれなのは分かるよ。エコーズのペガサス三姉妹のノリなのは分かるよ。彼の設定的にも不自然無く行けるのも分かるよ。でもおもくそセテス名乗って子安ボイスなの本当思わず「はぁ!?」ってなって動画止めましたもん。
んで彼の感じから万紫千紅は風花雪月の前の年代っぽさが増しましたが真相はいかに、そしてセス………フレンの行方もいかに。
・散策やワールドマップがアホ程やる事多いですねこれ!?先行レビューで、100時間じゃ足りんかったってのも納得ですわ………あとここで主人公によって全然感覚が変わってくるのも興味深いですね。
・お、5年後キター!!ここから盛り上がるんや、なんせこの4陣営で殺し合いが………
風花雪月戦争編だと思ったら覚醒絶望の未来編やんけこの展開!?!!顔出しは早かったマイユニことイシュマールどう出てくるんやと思ったら役割が人造?神造?のルキナやんけ!!!!
まさか「運命を変える!!」やる事になるとは思わなんだからひっくり返りましたわ。
・大人ソティス、思ってた500倍味方やったな………てっきり外つ国(フォドラ)の神だしラスボスだと思ってた。というかこれソティス、"お母様"じゃね?つまりレア様の弟or妹になるやんけイシュマール。
・絶対に単騎縛りでバロールに挑む動画で溢れますよこの先。縛りプレイ大好きですからMブレマーは。

総評①世界観は風花雪月に繋がるけど、衣装や兵種とかはEchoesに雰囲気似てるなー、と思ってたらストーリーはまさかの覚醒、というイメージですね
総評②張ってた形とは違うけど"5年後"はやはり激アツ確定演出

ヤベェ待てねぇ早くやりたいよ今すぐにダグシオンに行かせてくれぇ!!って滾ってきてます。心がディートリヒの"アンスウェラー"並みにカチカチ刃を鳴らしてます。


114章 迫る暗影

「ホッ!!」

「そこを右だ、ナツ!!」

「よしきた!!」

「逆だバカ!!こんな時にボケるな!!」

 

リューク達は再び動き出すとリュークの"神竜王の威光"による探知に加えフェルトの透視魔法を駆使して王城からの脱出経路を探し当て、突き進んだ。

 

「この地下道を真っ直ぐだ!!」

「よっしゃあ、行くぞォォォ!!」

「あいさーっ!!」

 

王城の地下道に入った一行はそのまま狭い通路を駆け抜けた。だがその一行の人数は数名少なくなっていた。

 

「………あちらは、大丈夫でしょうか。」

「心配してる場合じゃないわよ、ウェンディ!!」

「………あの騎士次第、と言わざるを得ないな。」

 

==========

 

「では護衛を頼む………ユキノ殿、そしてリネン殿。」

「………了解しました。」

「大丈夫。今度は一緒にいるから、安心して、ユキノ。」

「………リネンさん。ありがとうございます。」

 

ヒスイ姫に聞きたい事がある、そう言って姫のもとへ向かおうとしていたアルカディオス。王国側の味方が失われるのを危惧したリュークは一時同僚として活動したユキノ、そしてユキノと同行する事を決めていたリネンが供回り兼護衛としてついて行く事となった。そしてその一団に、もう1人加わった。

 

「私もそっちに行くわ。」

「ミラさん?」

「万が一があっても、リネンだけじゃなくて私もいたら飛んで逃げる事もできるわ。それに………」

「それに?」

「どうしても、ユキノが放っておけないの。どこか、妹に似てる気がして………」

「ミラジェーン様………」

「そこは私も賛成だね。放っておいたらどこ行くか、分かったものじゃないから。」

「リネンさんまで………」

 

==========

 

「向こうは任せる他無い。こっちは、さっさと脱出して………」

 

だがその時だった。

 

「いたぞー!!」

「脱獄者達だ!!」

「捕らえろー!!」

 

王国兵が地下道を塞ぐように列をなして一行に迫って来た。

 

「王国兵!!」

「こんなところにまで………!!」

「上等だ、まとめて………」

「待て、俺がやる。皆は次の相手に備えて魔力を温存しておけ。」

「そうは言っても、この数はいくらなんでも………!!」

「普通ならそうだね。でもこの状況………狭い通路に、列をなしている、この状況は、むしろ願ってもない。」

「………そっか、あの紋章士なら!!」

 

ポラリスはリュークの答えに辿り着いたが、リュークは答える前に息を吐き、霧で大きなものを形成した。

 

『………戦車(チャリオット)か。』

「ええ。あなたの技で突っ込む際、皆を連れて行く方法を考えた所、最近読んだ文献から思い出しまして………"クラスチェンジ"、戦車兵。初めてやりますが、どうなることやら。」

『心配は無用だ、リューク。これなら、上手く行くはずだ。では、"エンゲージ"を。』

「ありがとうございます。ではシグルド、"エムブレム・エンゲージ"!!」

 

紋章士シグルドと"エンゲージ"したリュークの前に形成されたものは霧の馬数頭に繋がれた戦車(チャリオット)。

 

「そっか、シグルドの"オーバードライヴ"を、戦車に乗れば全員で行ける!!」

「戦車………?うっ、嫌な記憶が………!!」

『………ウェンディ、頼める?』

「はい!!"トロイア"!!」

『よし、皆乗り込んだね。それじゃあ、振り落とされないように………シグルド。』

『(いつでも行ける。)』

『よし………一気に撃破する!!"オーバードライヴ"!!』

 

リュークが鞭をしならせると、霧の馬車は雷を纏いながら超高速で進み、王国兵の列に真っ向から突っ込んだ。シグルドのエンゲージ技、"オーバードライヴ"は敵が連なっていればいるだけ"切り抜ける"特性がある。つまり狭い通路に列をなしているこの状況は一網打尽にできる上に"助走"も乗り一気に通路を駆け抜けられるのである。

 

「おぷ………」

『口閉じてろよナツ、舌噛むぞ!!』

 

"トロイア"がかかって尚ナツが酔いかける程の速度で駆ける戦車は軍勢が途切れるまで突っ切り、突破したのだった。

 

『ナツ………はダメそう!!ポラリス!!』

「任せて父さん!!"神竜の………咆哮"!!」

 

更に背後めがけてポラリスがブレスを放った事で追撃の芽も摘んだのであった。

 

「………そうよね、リュークの娘なら使えるわよね。あたしの顔でブレス放つのはビックリするけど………」

「まだ上手にはできないけど、これくらいなら!!」

『出口まで後少し、だが………』

 

出口はすぐそこ。しかしその前に大きな障害が立ち塞がった。

 

「貴様らの理念はよく分かった。ならば我々も、我々の理念を通す。」

『………餓狼騎士団。』

「餓狼騎士団の名において、罪人を生かしたまま城外には出さない。」

「っ………しつけえなチクショウ。」

『こいつらをもう一回倒せば出られる!!気を引き締めろ!!』

 

一行を阻むように一列で並ぶ餓狼騎士団。応じて一行も戦闘態勢に入り、そのまま戦闘に入るかに思われた。だがその時、餓狼騎士団の足元の"影"が広がった。

 

「何事!?」

「!!」

 

そして次の瞬間、広がった影に餓狼騎士団が沈んだ。

 

「タイ!?」

「パーン………!!」

「何なのよコレ!?」

「ちょ、やっ………!!」

 

そして間もなく、餓狼騎士団は影に沈み姿を消した。いきなりの事で呆然としていた一行だが、唯一違う反応を見せていたのは、震える手で"絆剣リベラシオン"の柄に手をかけ、ガチャガチャと音を鳴らすポラリスだった。

 

「ポラリス?」

「………アイツだ。アイツが、来たんだ………!!」

『………まさか。』

 

==========

 

その頃。ヒスイ姫はダートンを伴い、"エクリプス"を屋外に移動させていた。

 

「一万のドラゴンに攻め込まれこの世界は滅ぶ。」

 

そう告げた"未来人"の助言をもとに、"エクリプス"の魔力をドラゴンの軍勢にぶつける"エクリプス2計画"を始動する為に。その準備が進められている中、アルカディオスは白銀の鎧を身に着けユキノ、リネン、ミラを従えヒスイ姫の前に現れた。そのアルカディオスはヒスイ姫に自らの剣を握らせると、自らの首に突き立てさせた。

 

「主君の言葉を疑うなど騎士道にあってはならぬもの。貴女の言葉が正しい時、私は主君を疑った不名誉と共にこの命を捨てましょう。」

「……………。」

「その上で、真実を語ってください。」

 

困惑するヒスイ姫をよそに、一呼吸置いたアルカディオスは続けた。

 

「私は姫の言う未来人に会いました。しかし"エクリプス計画"はおろか、対処法すら知らない有様だった。ただ、これから起こる事しか知らず、藁に縋る思いで過去に来た様子だった。」

「いいえ………あの方はハッキリと、対処法を私に示しました。」

「ではその"未来人"がウソをついているとでも!?私には彼女が………何も知らずとも、家族の為にもがき苦しむ少女が、仲間や親を騙す、その意味も得する事も思い浮かばない!!」

 

激昂したアルカディオス。だがその言葉に、ヒスイ姫は困惑の表情が更に強くなった。

 

「彼女………?少女………?」

「!?」

「私に助言をした"未来人"は、男性の方でした。」

 

==========

 

「………!!……………!!」

『待て、ポラリス。』

「でも………!!」

『気持ちは分かるが、ダメだ。ルーシィ、下がらせて。』

「分かった!!」

 

ポラリスの表情を一目みたリュークは即座に彼女を下がらせ、目の前の影の中心を睨みつけた。するとそれに応じてか、影の中心から1人の男が現れた。

 

「影が伸びる先は、過去か未来か、人の心か………」

『お前か………未来から来たローグは。』

 

その問いに応じるように、目の前の男はニヤリと口角を上げた。

 

「その通りだ。久しいな………リューク・ソラネル、そしてナツ・ドラグニル。」

「………随分老けたな。」

「仕方あるまい、20年程経っているのだからな。」

『………一応聞こう。何の目的で、過去に来た。』

「扉を、開く為。」

「扉………"エクリプス"の事ね。」

「その通りだ………"エクリプス"の魔力を攻撃に変換する"E(エクリプス)キャノン"で一万のドラゴンを倒す。その為に、俺は過去に来た。」

「ウソをつけ………!!」

 

声が自分の側から聞こえたルーシィは、ポラリスの表情を覗き込み、驚いた。何故ならその表情は、怒りを通り越し憎しみすら漂う憤怒そのものだったからである。

 

「………あたしの仲間を、そして自分の仲間すら騙し、殺したお前が………人類を裏切り、竜の"使いっ走り"に堕ちたお前が、人の言葉を喋るな!!」

「……………そうか。」

 

未来ローグはルーシィに抱かれたまま、食ってかからんとしているポラリスを一瞥した。

 

「まさか、大事そうに抱えられていた"お荷物"に計画を狂わされるとは。」

 

だが、と言いながら未来ローグは一歩前に出た。

 

「まぁいい。俺のやる事………そして、お前達の"運命"は変わら………」

 

次の瞬間。未来ローグは壁に激突した。その理由は、リュークが先制攻撃を仕掛けていたからである。

 

『ちっ、やはり剣は投げるものじゃないな。』

「投げる?剣の柄殴って飛ばしてるように見えたが………」

『それよりも、立てよ。まだくたばってないだろ。』

 

リュークの言う通り、未来ローグは倒れておらず、"神器錬成"で"ファルシオン"に変えられていた"銀の剣"を払い除け、立ち上がった。

 

『言え、何が目的だ。』

「……………。」

『お前が俺の、俺達の敵なのは確定だ。誤魔化そうとしても無駄だ。』

「………そうか。」

 

すると未来ローグは手を広げた。

 

「俺の目的は、野望の成就、そして邪魔者………つまり、リューク・ソラネルまたはそれに近しい者の始末。」

『それだけ聞ければ十分だ………リン、シグルドと交代。』

 

"エンゲージ"を紋章士シグルドから紋章士リンに切り替えたリュークは迷い無く"ミュルグレ"に矢を番え、弦を引き絞った。

 

『娘(ポラリス)にあんな顔させたんだ、慈悲も容赦もあると思うなよ………!!』

「……………。」

 

リュークが竜特攻の一射を放とうとした、その直前。未来ローグは足元に影を展開し、その中から"何か"を取り出した。

 

『!!』

 

その"何か"を目にしたリュークはリリースが僅かにブレ、矢は未来ローグの耳元を掠めた。リュークの一射が乱れた理由は、未来ローグが目の前に掲げた"何か"にあった。

 

「………フン、やはり甘いな。」

『ッ………』

「かあ、さん………?」

 

掴んでいたのは少し歳の取ったルーシィ、つまりポラリスの実の母である、未来ルーシィだった。

 

「………ふん、甘いな。だからお前は俺に負ける、そう言う"運命"なのだ。」

 

掴んでいた未来ルーシィを手放した未来ローグ。重力に従い、糸の切れた人形のように力無くその場に倒れた未来ルーシィ。誰が見ても、彼女の状態は明らかだった。

 

「無様なものだ。勝ち目など皆無だと言うのに、無謀にも挑んだ結果がこれよ。」

 

動かない未来ルーシィを足蹴にした未来ローグ。

 

「………さない。」

「ん?」

「許さない………お前は、絶対に………!!」

「っ!!ダメ、こらえて………!!」

「お前は、お前はーーー!!」

 

それを目の当たりにして、わなわなと震えだしたポラリス。これはマズい、とルーシィは咄嗟に彼女を強く抱き寄せようとしたが、ポラリスはそれを跳ね除け飛び出してしまった。

 

「!?」

『な………っ!!』

 

怒りによるブーストにより、他の魔法の"準備"をしていたリュークでは反応が間に合わないスピードでポラリスは未来ローグの懐に入り込んだのだった。

 

「"神竜の撃鉄"!!」

「ごは………っ!?」

 

未来ローグが防御する隙を与えず、怒りに任せた拳を叩き込んだポラリス。壁に激突した未来ローグだがポラリスは血走った目から涙を流しながら追撃を仕掛けた。

 

「許さない………お前は、絶対に許さない!!」

 

背負っていた"絆剣リベラシオン"に魔力を籠め、ポラリスは剣を振り上げた。

 

「お前は、ここで殺してやる!!」

「………。」

「うああああああ!!」

 

だが次の瞬間、ポラリスの右肩を影の刃が貫いた。

 

「あぐ………!?」

「隙だらけだ、小娘。」

「ぐ………っ!!」

「親許へ還してやろう………死ね。」

 

隙を見せてしまい、致命的な反撃を受けてしまったポラリス。

 

「(ごめん、なさい………)」

 

己の運命を悟り、目を閉じたポラリス。そして未来ローグがポラリスの首を貫かんと影の刃を飛ばした。

 

「うぐっ!!」

 

通路に響き渡ったうめき声。しかし、そのうめき声はポラリスのそれでは無かった。

 

「なに………!?」

「え………?」

「うっ、ぐ………!!」

 

影の刃が貫いたのは、苦悶の表情を浮かべるルーシィの右肩。彼女の傍らに顕現する紋章士ユーリスの"トリック"でポラリスと位置を入れ替え、庇いながら自身の致命傷を避けた結果である。

 

「クク、未来のお前も馬鹿だったが、過去のお前は輪をかけて馬鹿のようだ。」

「馬鹿で結構………!!」

 

歯を食いしばり痛みをこらえて未来ローグを睨みつけたルーシィは左手を頭上まで上げた。

 

「行けるわよね!?」

『うん、お待たせ!!』

「ならお願い、アルム!!」

 

すると紋章士ユーリスから紋章士アルムに切り替わると同時に"エンゲージ"し、左手に現れた"ファルシオン"を振り下ろした。

 

『"獅子連斬"!!』

「ガハぁッ………!?」

 

燕返しの要領で連撃を叩き込み未来ローグを退けたルーシィ。そこに"準備"を終えたリュークが檄を飛ばした。

 

『フェルト!!』

「ホッ!!」

『ミラ達にこの事を伝えて!!可能ならば王国の人間にも!!』

「ホホーッ!!」

『ウェンディはポラリスの治療、そこからリリーと共にポラリスの保護!!』

「は、はい!!」

「任された!!」

『ハッピーとシャルルは待機!!ただしすぐに人抱えて飛べるように!!』

「あいさー!!」

『ルーシィとナツは………指示無用か。』

 

2種類の杖を出し、2つともを振るったリュークの目の前には、拳に炎を纏わせるナツと"ファルシオン"を構えるルーシィが未来ローグに向かってファイティングポーズを取っていた。

 

『ありがとう、リューク。でも、怒らないんだね。』

『今回に限っては怒るもんか。むしろ、俺が動けなくてすまなかった。』

『構わないわよ。何か他に考えがあったみたいだし、ポラリスを止められなかったのもあたしの責任だし。』

『………反省会は後にしようか。まずは………』

『『こいつを叩き潰す!!』』

 

ルーシィの右肩が治ったのを確認したリュークは2種類の杖の内"リライブ"をしまい、もう1つの杖をへし折ってその場に捨てると再び"ミュルグレ"の弓を構えながらナツとルーシィと並んだ。

 

「愚かな。娘を守ったところで親が死ねば娘も消えると言うのに。」

『忠告痛み入るが、生憎と娘を盾にする理由にはならないな。』

『まぁ、仲間すら殺して食ってるような"なりそこない"には分からないでしょうけど。』

「………ほう?」

 

すると未来ローグの右半分が影の黒に、そして左半分が光の白に変わった。

 

「よもや、ナツやリュークでは無くルーシィが、この"モード白影竜"を見破るとは。」

『白影竜………スティングを手に掛け力を奪ったのか。俺が言うのもなんだが、よくもまあ人の形を保ってるな。』

「スゲェなルーシィ、よく気づいたな。」

『………ええっと、カマかけたらまさか本当だった、ってオチなんだけど………』

『怪我の功名って事にしておくさ。』

 

リュークは"竜石"を握り、"エンゲージ"をする紋章士を切り替えながら深呼吸するとわざとらしい大声で言い放った。

 

『戦う前に作戦変更できて良かったからね!!』

 

リュークの声を聞き、未来ローグは笑みを浮かべながら影竜と白竜の魔力を放出した。

 

「無駄だ、貴様の手は大体把握している。小手先で足掻いたところで、貴様らが俺に負ける"運命"なのは未来だろうが過去だろうが変わりはしない。」

『………"死人の言い訳"に付き合うのもそろそろ疲れた。お前のその汚い笑みを身体もろとも歪ませてやるよ!!』

 

 

続く




◯万紫千紅の本作への影響
・前提として、要素を組み込むのはプレイしてからになります。先行で戦車兵は出しましたが。
・万紫千紅のキャラを紋章士に落とし込む方向性は見えて来ました。"ブレイズアーツ"を中心に組み立てて、あとはイシュマールの時渡り要素とか主人公Sの個人スキルを見て組み立てる感じかと思います。
・本作の展開が半年遅かったら未来ルーシィがイシュマール化してたな、とふと思いました。結果そうはならず地面に転がってますが。
・それとは別で、万紫千紅のストーリー次第で本作も展開に分岐が起きそうな箇所ができました。それは近くなったらまた相談並びに必要ならアンケート取りたいと思います。
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