皆さんはどの仲間入りのテーマが好きですか?私は蒼炎・暁のが一番好きです。他シリーズの爽やかさ、疾走感があるのもいいですがあの重厚感から来る「新たな"戦力"が加わった」感が気に入ってます。蒼炎にいたキャラが頼もしくなって加入した時程の熱さったら無いですよ。
あと毛色は違いますが外伝・Echoesのも気に入ってます。優しさが全面に出てるというか、「私が加わるからには安心して!!」って感じが素敵。特にジークとティータが加わる所とかラストマップで流れた時には涙出そうになった。
アカリファの一件で活躍したルーシィ。その活躍を以てリュークより"卒業試験"の合格を言い渡され、一人立ちする事になった。
「ただいまー!!」
「ふわぁ………っ。ただいまー。」
「ホー。」
だが、お目付け役の任が解かれた後でも最強チームで動いていない時は2人(+フェルトの1羽)で動く事が何かと多かった。
「おかえりー。今日もお2人で?」
「ミラさん、満面の笑みで含みのある言い方しないでください。」
「えー、でもお似合いよ?戦ってても息が合ってるって皆が口を揃えて言ってるし。」
「ふわぁ………まぁ、やりやすいのは確かだね。何と言うか………"頭が冴える"、って思います。」
「頭が冴える?」
「表現が合ってるのか分からないけど………同じ魔法使ってるから戦略が考えやすいのか、相変わらずのお転婆だから目を離してなるものかと頭を使うのか………とりあえず、自分の調子自体は最近良くない分、正直助かってる。」
「あたしとしても、1人で行くより難易度の高いクエストに行けるから最近はお金も貯まって来たし、未だにお小言をブツブツ言われるのは困るけど何だかんだあたしに合わせてくれるから何かと都合が良いのよ。」
2人で良く動く事に対してギルドのメンバーから度々茶々が入るのだが、何かと利害が一致していてやりやすいのであまり気にせず2人は動いていたのだった。
「ところでミラさん、この図は何ですか?」
「これ?」
クエストから帰って来た2人を出迎えたミラは、リーダスが魔法で描いた図の前にいた。
「闇ギルドの組織図よ。近頃動きが活性化してるみたいだから、この機会に皆とお勉強会をしてるの。」
図に描かれたのは闇ギルドの組織図。この図に描かれているのはあくまで氷山の一角だが、闇ギルドの繋がりが皆の思うより密接である事が読み取れた。そして図の中で特に目を引くのは、大きなくくりの中に書かれた3つのギルドの名前だった。
「この大きなくくりは何だ?」
「ジュビア知ってますよ。闇ギルド最大勢力、バラム同盟。」
「ジュビアの言う通り。バラム同盟は
バラム同盟の3つのギルドからはそれぞれいくつもの闇ギルドが傘下として結びつけられていた。その中には皆が聞き覚えのあるギルドの名前もあった。
「あ、
「あのエリゴールのいたギルドだ。」
「あれは六魔将軍ってギルドの傘下だったのか。」
「雷神衆が潰した
「ジュビアやガジル君がファントム時代に潰したギルドは全部六魔将軍の傘下でした!!」
「笑顔で言うな。」
「先日のアカリファを襲撃してた
「凄い呑気に言ってるけどリューク、それ結構ヤバくない?」
そんな事を言っていると、定例会から戻って来たマカロフが話に入った。
「バラム同盟………その1つ、六魔将軍についてじゃが………ワシらが討つ事になった。」
闇の最大勢力の討伐。いきなりスケールの大きい話が持ち出され、ギルドの一同は驚いた。
「どう言う事ですか、マスター?」
「先日の定例会で、六魔将軍が何やら動きを見せている事が議題に上がったのじゃ。そして、無視はできんと言う事になりどこかのギルドが叩く事になった。」
「………また貧乏クジ引いたか、じーさん。」
「つまり、妖精の尻尾がその役目を?」
だがマカロフは首を振った。
「今回ばかりはそうもいかない。ワシらだけで戦をすれば、今後バラム同盟に集中砲火を食らいかねん………そこで。」
とマカロフは一呼吸を置き、
「ワシらは"連合"を組む事になった。」
「「「連合!?」」」
「うむ。妖精の尻尾、
予想以上に大掛かりな事になりざわめくギルド。
「ちょっと待ってよ、さっきそこで六魔将軍って6人しかいないギルドって聞いたわよ………?それに対してそこまでって、何者なのよそいつら………!!」
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そして後日。妖精の尻尾代表として最強チームで集合場所へ向かう場所に乗っていた。
「なんでこんな作戦にあたしがー!?」
「俺だってめんどくさいんだ、ぶーぶー言うな。」
「うぷ………まだ、つかねーのか………?」
「……………」
「マスターの人選だ、誇るべきだぞルーシィ?」
「結局、いつものメンバーなのね。」
「その方がいいだろう?他のギルドとの合同作戦、まずはギルド内で連携が取れた方がいい。」
「……………」
馬車の中で会話していた一同だったが、乗り物酔いをしているナツ以外にも、リュークは窓の外を眺めたまま無言だった。
「どうしたのよリューク。眠いの?」
「人を四六時中寝てるだけのどうしようもない奴みたいに言わないでくれ。………そう言うのじゃなくて、懐かしいな、って。」
「懐かしい?」
「俺の故郷は集合場所の先にあるワース樹海を抜けて、そこから山を2つ越えた所にあったんだ。」
「樹海を抜け、山を越えた所?」
「いわゆる"隠れ里"ってやつさ。今は誰もいない廃村だからおもてなしも何も無いけどね。」
「へぇー。」
「皆、見えてきたよー。」
「ホーッ!!」
「集合場所だ。」
ついに馬車は集合場所、青い天馬のマスター、ボブの別荘に着いた。
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「あーあー収集つかなくなったよ。」
基本的に血の気の多めな妖精の尻尾の最強チーム。間髪入れずに女性陣へのおもてなしに入り男を帰そうとする青い天馬のヒビキ、イヴ、レン、そして彼らを纏める顔の濃い男、一夜。蛇姫の鱗からはガルナ島にて因縁のあるリオンとシェリー。個性も我も強い魔導士が集まり早々に1つに纏まるはずも無く、リュークはため息をつくしか無かった。だが、幸いにも鶴の一声で場を収められる人が来ていた。
「やめい!!」
杖をドンと床についた男。
「ワシらは連合を組み、六魔将軍を倒すのだ。仲間内で争っている場合か。」
「ジュラさん。」
「(ジュラ………とんでもない大物を選んだな、蛇姫の鱗は。)」
岩鉄のジュラ。蛇姫の鱗のエースであり、末席ながらもマカロフと並ぶ聖十大魔導の1人である。そんな大物の一声で混乱は収まった。
「これで揃ったギルドは3つ。残りは化猫の宿の連中のみだ。」
「連中、というか1人だけと聞いてまぁす。」
一夜の告げた衝撃の事実に場は再び騒然とした。
「こんな作戦に1人だけよこすってのか!?」
「ちょ、ちょっと………どんだけヤバい奴が来るのよー!?」
どんな化物じみた魔導士が来るのかと戦々恐々としていた時に、最後の魔導士が到着した。
「きゃあっ。」
「!!」
「いたぁ………あ、あの。」
入って来て早々に転んだ、幼い少女。その少女は起き上がると自己紹介を行った。
「化物の宿から来ました、ウェンディです。よ、よろしくお願いします!!」
おどおどしながら自己紹介した少女が最後の魔導士である事に、集まった魔導士達は驚きを隠せなかった。
「女の………!!」
「子供!?」
「………!!」
「………ウェンディ?」
そんな中、ジュラが話を進めた。
「これで全員揃った。」
「話進めるのかよ!?」
「こんな大掛かりな作戦に、お子様1人なんて………化物の宿はどう言うおつもりで………?」
「あら、1人じゃないわよ。ケバいお姉さん。」
「シャルル、ついて来たの!?」
ウェンディにシャルルと呼ばれたのは、ハッピーと同じように二足歩行で歩く白猫だった。
「当然よ、アナタ1人じゃ不安でしょうがないもの。」
「………!!ね、ねぇルーシィ、あのコにオイラの魚あげてきてよ。」
「きっかけは自分で作りなさい。」
シャルルに一目惚れしてしまったハッピー。そんなハッピーを無視しつつ、弱気になっていたウェンディを叱咤するシャルル。その横で、ナツは首を傾げていた。
「ウェンディ………」
「どうした、ナツ?」
「どこかで聞いた事あるような、無いような………思い出してくれねーか?」
「知るか!!」
「グレイはダメか。リュークは?」
「俺も知るわけ………と、言いたいが、うーん………」
「変な反応だな。」
「直感ではこうじゃないか、ってのがあってナツの反応からして当たっているんじゃ無いか………と思うんだけど、うーんまだ憶測の域は出ないから言わないでおく。」
「何だそりゃ。」
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しばらくして場が落ち着き、説明役の一夜がトイレ休憩から戻って来たタイミングで作戦の説明が始まった。
「ここより北にあるワース樹海。古代人達はそこにある強大な魔法を封印した。その名は"ニルヴァーナ"。」
"ニルヴァーナ"という聞き覚えの無い魔法に、全員が首をかしげたが説明は続いた。
「どんな魔法かは不明だが、古代人が封印する程の強大な魔法である事は確かであり、そして六魔将軍はそれを狙っている事は間違い無い。そして我々はそれを阻止する為に、これを討つ!!」
続けて、ヒビキから敵の情報が出された。
「毒蛇を使う魔導士、コブラ。
スピード系の魔法を使うと思われる、レーサー。
"天眼"の異名を持つ、ホットアイ。
心を覗けるという女、エンジェル。
詳細不明の男、ミッドナイト。
奴等の指令塔、ブレイン。
………それぞれが単独でギルドを潰せる程の力を持っている。だが心配はいらない、我々青い天馬には彼らを一掃する手段がある。」
そして一夜は作戦説明を続けた。
「無理な戦闘をしなくてもいい。拠点を見つけ出し、そこになるべく集めたところを我がギルドが大陸に誇る天馬、魔導爆撃艇クリスティーナで葬り去る!!」
一夜の説明に、ルーシィがドン引きした。
「人間相手にそこまでやる?」
「そう言う相手なのだ。よいな………戦闘になっても決して1人で戦ってはいかん。敵1人に対して必ず2人以上でかかるんだ。」
ジュラの返答にさらに青ざめるルーシィ。だがそれと反対に、文字通りに燃え上がる男が1人。
「おしっ、燃えて来た!!6人纏めて俺が相手してやるァー!!」
「ナツてめぇ!!話聞いてないだろ!
!」
「………仕方無い、行くぞ。」
ナツが飛び出してしまい、エルザ、グレイ、ルーシィの順で彼を追いかけ、
「妖精の尻尾には負けられん、行くぞシェリー!!」
「はい!!」
対抗心を燃やしたリオンとシェリーが続き、
「俺達も!!」
「うん!!」
「エンジェルかぁ………!!」
ヒビキ、イヴ、レンも負けじと飛び出し、
「あわわわ………」
「行くわよ、ウェンディ!!」
「わっ、わっ………!!」
「あ、待ってよー!!」
ウェンディの手を取り引っ張るシャルルとそれを追いかけるハッピーも出て行き、あっという間にリューク、一夜、ジュラが取り残された。
「はぁ………あいつら。」
「メェーン。」
「互いに苦労するな、一夜殿に"青燎"殿。」
「できれば名前で呼んで欲しいですね………その異名は自身のやらかしから生まれたもので。」
「これは失礼した。では一夜殿にリューク殿、我々も………」
「その前に1つ………一夜さん?」
「何かね?」
「"トイレはまだお済みで無いようですが"?」
「?リューク殿、何を………」
ジュラがリュークの言葉の真意を聞く前にリュークはアサシンに"クラスチェンジ"すると"キルソード"を二刀流で構えてから一夜に飛び掛かった。
「"滅殺"。」
「!!」
「リューク殿、一体何を!?」
「ちっ、外したか!!」
必滅の刃を振るったリューク。だがそれを間一髪でかわした一夜はぶよぶよと変化し、2体の小さな人型に変わった。
「ふう。」
「危なかったー。」
「な………!?」
「いるのはお見通しだ。出て来い………エンジェル。」
「何!?エンジェルだと!?」
リュークの呼びかけに答えるかのように、1人の女性………六魔将軍の紅一点、エンジェルが現れた。
「驚いたゾ。ジェミニのコピーは人の考えまで分かるのに、どうやって見破った?」
「フェルトをあらかじめ偵察に飛ばして良かったよ………おかげで本物の一夜さんは、お前の奇襲にあってトイレでノビてるのが分かったからね!!」
「何と!!」
「これは予想外だゾ。でも、アナタ達の作戦は全部分かったゾ。」
「………!!」
"キルソード"を握り直し、エンジェルに斬り掛かったリューク。
「だがアナタは後回し。今頃ブレイン達がアナタの仲間と接触している頃、先にそちらを裁くゾ。」
「!!」
だがエンジェルはリュークの高速の攻撃をかわすと、一夜になり変わっていた双子の人型、ジェミニと共に消えた。
「くそっ!!」
「リューク殿、これは………!!」
「まんまとやられました!!ジュラさん、一夜さんはトイレです、お願いします!!」
「あい分かった!!すぐに追いかける!!」
「了解です!!」
そう言うとジュラは一夜が気絶しているトイレへと向かい、リュークは魔導二輪に乗って先行した仲間達を追いかけた。
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その頃、樹海に突入したナツ達を待ち受けていたのは六魔将軍の6人と、それによって撃墜された魔導爆撃艇クリスティーナの残骸であった。後手に回った連合軍はあっという間に六魔に圧倒され、更にはこの中で一番強いエルザがコブラの従える毒蛇に噛まれ、猛毒に侵されたのだった。絶体絶命に陥った中で六魔将軍の指令塔、ブレインがナツ達全員を消そうと魔法を構えたが、岩陰に隠れて怯えているウェンディを見つけると魔法を止めた。
「あれは………」
「おいブレイン!!何故止めた!?」
「間違い無い。"天空の巫女"、ウェンディ。」
「な、なにそれ〜!?」
突然ブレインに名前を呼ばれ戸惑うウェンディ。そんなウェンディを見たブレインはウェンディに向かって闇魔法を雲のように飛ばしウェンディを捕らえた。
「これは良いものを拾った………来い。」
「きゃあっ!!」
闇の雲に捕まり連れて行かれるウェンディ。だが次の瞬間、闇の雲に捕まっているウェンディが別人に入れ替わった。
「………!!」
「"アグネアの矢"!!」
紋章士ユーリスの"トリック"でウェンディと入れ替わったのは、黒魔法に長けたウォーロックに"クラスチェンジ"したリューク。そして間髪入れず、彼は最上級の炎熱魔法を唱え、天より地を焼き尽くす魔法の矢をブレインに落とした。
「くそっ、総崩れした後か………!!」
「リューク!!」
ブレインへの攻撃によって闇の雲の拘束が消え、地面に着地したリューク。だが相手はブレインだけではない。
「金に………上下の隔て無し!!」
「ぐっ!!」
「遅い!!」
「ちっ………!!」
ホットアイによって地面を柔らかくされ、体勢を崩したリューク。そこにレーサーが高速で突っ込み、それに対応しようとアサシンに"クラスチェンジ"するも反応が一歩遅れ弾き飛ばされた。
「そこっ!!」
反撃に出たリュークは"キラーボウ"で、絨毯の上で眠るミッドナイトに矢を放ったがその矢はミッドナイトから逸れ明後日の方向へと飛んで行った。
「………!!」
「「ピッキーリ!!」」
「くそっ!!」
続けて先程一夜に化けていた双子の人型、ジェミニがグレイに化けてリュークの背後から氷魔法を放った。何とかそれを避けたリュークだが、そこに待ち構えるようにコブラと彼の毒蛇が待ち伏せしていた。
「随分騒がしい奴だが………全部"聴こえて"るんだよ。」
「………!!」
「魔法武器の暴発か?よく考えたが当たらねぇよ、全部丸聞こえだ。」
"サンダーソード"に持ち替えたリュークは魔力を暴発させた捨て身の攻撃で毒蛇を撃退しようとしたがそれも読まれ、暴発攻撃はリューク自身に少しのダメージを与えるのみだった。
「くそっ、やり辛い………!!」
「六魔の初撃を全て凌ぐとは、ゴミにしてはよくやる。だが1人増えた所で結果は変わらぬ。それをじっくりと思い知らせて………」
「待て、ブレイン。」
ブレインを呼び止めたコブラ。そのコブラの表情は初めて六魔将軍の余裕の笑みが消えていた。
「何だ、コブラ。」
「こいつ、さっさと消した方がいいぞ………ブレイン以外の全員の魔法を、看破してやがる。」
「………何?」
ブレインとコブラのやりとりを聞いたリュークは、逆に初めてニヤリと笑った。
「こっちの考えが筒抜けなんて天敵以外の何者でも無いが、そう答え合わせしてくれるなら悪くないかもね。」
「………なるほど。これが噂に聞く"青燎"の真髄。恐ろしいまでの洞察力だ。」
「……………。」
「その洞察力に敬意を払い、即座に貴様を消すとしよう。」
続く
・「頭が冴える」発言
メタ的な事を言うと、
命中、必殺、回避、必殺回避
の4項目が上がってます。つまり"そう言う"事です。
因みに何のTierかは分かりませんがTier表置いておきますね()
S
A ナツ ルーシィ
B ハッピー グレイ エルザ
C+ レビィ ガジル
C その他フェアリーテイルの魔導士
レビィとガジルだけ他の魔導士より少しだけ上ですが、レビィは趣味が読書で合致しているから、ガジルはリュークの"鋼の味"料理がきっかけで仲良くなったからです。
因みにもう故人ですが、アーロンはAかB+に入りますね。
・リュークの故郷
ワース樹海から山2つ越えた所にあった隠れ里。ただ、物理的に行きにくいだけで里の人間は外界との関わりを絶っていた訳では無く、むしろ外に出会いを求めて出入りしていた人の方が多かった。
今は誰も住んでいない廃村になっている。
今後出るかも。