FAIRY EMBLEM   作:jyosui

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ファイアーエムブレム35周年を迎えた翌日の4/21、本作は1周年を迎えました。もっとのんびり細々とやる予定でしたが、思ったよりも筆が乗って、おかげさまで気づけばたくさんの人に読んでいただいて有り難い限りです。

これからも頑張りますので、リューク達の旅路を見ていただければと思います。


62章 時の歯車

紋章士アイクと紋章士チキ。生前、一番相性の良かった紋章士を携えたレックスとローナ。それに対してリュークは紋章士アクアと"エンゲージ"し、ルーシィは紋章士マルスと"エンゲージ"しアクエリアスと共に構えた。

 

『………はあっ!!』

 

先攻で仕掛けたのはリューク。"聖なる槍"を手に、舞うようにレックスへと接近した彼はその勢いで"聖なる槍"を繰り出した。

 

「……………」

『っっっ………らっ!!』

「………!!」

 

生ける屍では生前程の力は出せず、更に紋章士アクアの"泡沫の声"で更に弱体化されている。だがそれでも白銀の剣を手にしたレックスの剣技はリュークのそれを上回り、更に紋章士アイクの剣技や"不動"のスキルを合わせて武器の相性すらひっくり返しかねない状況だった。

 

『(小細工や搦手は押し切られるから悪手………正面突破しか、手は無い!!)』

 

そこで槍の扱いに特に長けた槍聖に"クラスチェンジ"したリューク。

 

『"流星"!!』

「…………!?」

 

"流星"の5連撃を繰り出したリューク。それをレックスは難なく捌いてきた。しかしリュークは攻撃よりも、槍聖のスキル"速さ封じ"と、その下級職の槍術士のスキル"守備封じ"でレックスのガードを崩す事に注力していた。

 

『これで、終幕(フィナーレ)だ!!』

「……………!!」

『"破天"!!』

 

ガードを崩したその隙を見逃さず、"聖なる槍"で必殺の一撃を繰り出したリューク。その攻撃は綺麗に決まり、"聖なる槍"はレックスの腹を貫いた。

 

『……………』

『(………待って!?)』

 

その時。パリン、と何かが割れる音がした。すると、貫いた筈の腹の傷が完全に癒えた。

 

『復活の石、お姉ちゃんの………!!』

「……………」

『しま、っ………!!』

 

紋章士チキのエンゲージ技、"神竜の祝福"によって生み出された"復活の石"。それによって完全復活したレックスは、技を繰り出し終えて隙を見せたリュークにキツい反撃を叩き込んだ。

 

「……………」

『ぐあああっ!!』

『リューク!!』

「ルーシィ!!まずはこっちだ!!」

 

レックスの"天空"をくらい、空に打ち上げられてから地面に叩きつけられたリューク。ルーシィは土煙の上がったその方向へと救援に向かおうとしたがアクエリアスがそれを止めた。何故ならば、竜の姿に変身したローナが自分達に迫っていたからである。

 

『う………!!』

「止まるな!!オォラァッ!!」

 

アクエリアスは再び激流を放った。だが竜になったローナはその激流を悠々受け切ったのだった。

 

「な………っ!?」

『アクエリアスの攻撃が、通じてない………!?いくら何でも………!!』

 

そして反撃で飛んで来たのは、尻尾による薙ぎ払い。

 

『きゃあああっ!!』

「うあああっ!!」

 

ルーシィとアクエリアスは纏めて吹き飛ばされた。その結果、ルーシィの"エンゲージ"は解除され、アクエリアスもダメージにより閉門。

 

「うっ………」

『……………』

 

倒れたままのルーシィに、ローナは近づき、ブレスの構えを取った。

 

「く………!!」

『……………』

 

そしてブレスが放たれるその直前。

 

時刻め(きざめ)、円環の紋章士(エムブレム)………セイズ!!」

 

土煙から、新たな紋章士を顕現しながらリュークが飛び出すと即座に"エンゲージ"を行った。

 

『光よ!!』

 

すると無数の虹色の光の結晶がローナに降り注ぎ、爆ぜた。ダメージとしてはあまり効いていないように見えたその攻撃だが、その直後にローナの周囲が炎上し、彼女を包んだ。更に、ローナは口を開いたまま固まって動かなくなった。まるで、時が止まったかのように。だがルーシィはそれを分析する前に、彼女は後ろに引っ張られた。

 

「うわあっ!?」

『手荒な真似でごめん!!』

「ううん、ありがとう!!今のあれ、リュークよね?」

『うん、だけど説明は後!!俺もまだ把握し切れてない!!』

『(………申し訳ありません、幼き竜の子よ。)』

『謝罪には及びません、セイズ。………アイズはあなた"達"の力を完璧に引き出していた、なら引き出せなかったとしたら俺の責任です。』

 

リュークが次に"エンゲージ"したのは光の国ヴァナの女神、セイズ。だがリュークが口元の血を手で拭いながら気難しい顔をしている理由は、紋章士セイズが英雄ではなく女神だからが一つ。

 

『確か、"そろそろ"だったか………』

「そろそろ?」

『………その前に、来るぞ!!』

 

すると、固まっていたローナが再び動き出し、自らを包む炎に僅かに眉を顰めながらブレスを吐いた。それぞれ別方向に跳んでブレスを避けたリュークとルーシィ。すると、リュークの身体から金色の砂のようなものが舞い始めた。

 

『これが"合図"ですか………"グルヴェイグ"。』

『(これが私達………時の輪にて廻りし円環の紋章士。)』

 

黄金の砂が消えたかと思うとリュークの雰囲気が変わり、今度は闇の波動をローナに放つと炸裂し金色の砂が散った。それと同時に、リュークの姿が消えた。

 

「あれ、どこ………」

『こっちだ!!』

 

声の方を見ると、リュークはレックスの前に突然現れて闇の波動をぶつけ、続けてレックスを包む炎を上げた。瞬間移動したとしか思えない移動に疑問を抱く彼女に、リュークは再度声をかけた。

 

『右に3歩、後ろに5歩!!』

「何の話!?っ、とと………」

 

突然の謎の指示に戸惑いつつも従い動いたルーシィ。すると魔力と共に青い光が地面から湧き出し、ルーシィの指輪に吸い込まれた。

 

「うわあっ!?これは………?」

『それは"紋章氣"、踏めば紋章士の力が戻る魔力の溜まり場だ。先に兄さんを倒す、来てくれ!!』

「分かった………!!」

「……………」

『させないよ………!!』

 

すると再び金色の砂が舞い、再度雰囲気が変わったリューク。

 

『(切り替わるのが早い………!!そりゃあ、あの人をして"最も難しい紋章士"なんて言われるよ!!)』

『(………でも、あなたは私"達"を………この"輪廻"をもう理解している………)』

『(じゃないと俺も、ルーシィも、どっちも死ぬ………!!)』

『(そうですか………これは私"達"にも制御できません。この"円環"を使いこなすのはあなた次第、その手助けはします。)』

『(お願いしますよ………"クワシル"!!)』

 

そしてリュークは再び魔法を放ち、赤黒い光の結晶がレックスに降り注いだ。するとその結晶がレックスに炸裂した瞬間、ルーシィの視界が変わった。

 

「え………?何………?」

 

魔法を放ち終わったリューク。光の結晶を受け、炎に包まれたレックス。炎を振り払いつつあるローナ。偵察の為に空に飛び上がっていたフェルト。そして木々や雲など、全てが"止まって見えた"。

 

「今度は………ん!?」

 

全てが止まった、灰色の世界。だがルーシィは、リュークの真後ろから"視線"を感じ、ある推論に至った。

 

「まさか、今の紋章士………時を操ってる!?」

 

ルーシィの推論は正解。リュークが"エンゲージ"した紋章士、円環の紋章士。その力でルーシィは時の止まった世界にいるのだが、その力には制限がある。それは時を止められる"回数"ではなく、その"範囲"、そしてその"範囲"は短い周期で変わる。

 

「とにかく、今は近づかないと!!」

 

リュークのすぐ近くまで走ったルーシィ。そして到着と同時にルーシィの視界に色が戻り、時が動き出した。

 

「戻った………!!」

『大丈夫か!?』

「大丈夫!!」

『ありがとう。………セイズ、グルヴェイグ、クワシル!!』

 

紋章士セイズの正体。それはセイズに加え彼女の"未来"の姿である、"黄金の魔女"グルヴェイグ。そしてそのグルヴェイグの"過去"の姿であるクワシル。現在から未来、未来から過去、過去から現在。それが絶え間無く移り変わり、"輪廻"するのが紋章士セイズの最大の特徴にして、扱いが難しい所以である。その"輪廻"が崩れる瞬間は一つ。

 

『いくら武器の達人でも………最強の紋章士を従えても………時を止めたら関係無いはず!!』

 

右手に魔力を集めたリューク。するとセイズの虹色の結晶、グルヴェイグの闇の波動、クワシルの赤黒い結晶が手元に渾然一体となり、放った。

 

『"円環を越えて"!!』

 

放たれた魔法弾を、白銀の剣で受けたレックス。紋章士アイクのスキル"不動"により防御力が上がる代わりに回避をできなくなるので受けるしか無いのだが、この攻撃をレックスは"受けるべきでは無かった"。

 

「……………!!」

 

魔法弾をレックスが受けた瞬間。リュークとルーシィ以外の全てが再び止まった。

 

「やっぱり、時を操るのが………!!」

『グルヴェイグの力で俺の時を加速、クワシルの能力で一番近い味方………つまり君の時を加速した。今の内に、一撃で決める。準備はいい?』

「うん!!でも………その前に。」

 

ルーシィはリュークに指輪をスッと出した。

 

『ん?』

「やっぱりあんたから預かった紋章士、返すわ。」

『うーん。有り難いけど、またあいつの魔法にかかった時のリスクを分散させたい。マルス。』

『何だい?』

『時間が無い。誰がどっちにつくかは任せていいですか?』

『任せてくれ。』

 

すると紋章士マルス主導のもと、紋章士達はリュークとルーシィの指輪に分かれて入った。

 

『よし、じゃあ行こう!!』

「分かったわ!!なら………熱起がれ(もえあがれ)、覚醒の紋章士(エムブレム)!!"エムブレム・エンゲージ"!!」

 

ルーシィは紋章士ルキナと"エンゲージ"して"裏剣ファルシオン"を装備。リュークは"ドラゴンキラー"を出してからその刀身に魔力を籠めた。

 

『"魔刃"………そして、時間が無いから………"神霧の崩拳"!!』

 

"魔刃"で魔力を籠めた"ドラゴンキラー"を投げ、更に"神霧の崩拳"で"ドラゴンキラー"の柄を殴った。

 

『そして時は動き出す………』

 

止まった時が動き出した。すると"炎撃"で炎に包まれたレックス目掛けて魔力の籠もった"ドラゴンキラー"が風を切ってレックスに飛んだ。

 

『………!!』

 

避ける暇も受ける暇も無く、魔力の刃を纏った"ドラゴンキラー"はレックスに深く突き刺さった。

 

『これで………!!』

『終わらせる!!』

 

そしてレックスが立て直す前に、リュークとルーシィはレックスの目の前に迫った。

 

『"神竜王の撃鉄"!!』

『"天空"!!』

『!!』

 

神竜と神霧の力を籠めた正拳突きと衝撃波、そして"裏剣ファルシオン"の2連撃はレックスの急所に当たり吹き飛ばした。

 

『……………』

『『………!!』』

 

叫び声を上げず、そのまま地面に倒れたレックス。すぐに起き上がらない事を確認したリュークとルーシィは同時に振り返り、今度はローナの方を見た。

 

『次………!!』

『また、動かなく………』

『セイズの力で姉さんの時を止めた。今の内に!!』

 

するとリュークは"竜石"に魔力を籠め、紋章士の"エンゲージ"を切り替えた。

 

星炎け(かがやけ)、始まりの紋章士(エムブレム)!!』

 

紋章士マルスに切り替わり、"ファルシオン"を手にしたリューク。形は変われど同じ"ファルシオン"を手にしたルーシィと目配せをするとローナに向かって走り出した。だが、2人がローナを射程圏内に入る前に、紋章士セイズの効果で固まっていたローナが動き出し、ブレスを放った。

 

『『はっ!!』』

 

リュークとルーシィは左右に飛びブレスを回避。だがリュークが避けた先に、ローナは鋭い爪を振り下ろした。

 

『……………』

『!!』

『させない!!』

 

だがルーシィは紋章士ルキナのエンゲージスキル"絆盾"でリュークとローナの間に割り込み"裏剣ファルシオン"で受け止めた。

 

『っ、く………ぅっ!!』

『助かった!!はあっ!!』

 

ルーシィが踏ん張って爪を防いだ間にリュークが前進し、"ファルシオン"で腕に斬りつけた。

 

『……………!!』

『隙ができた………ここだ、ルーシィ!!』

『うん!!』

 

効果バツグンの斬撃に怯んだローナ。その千載一遇のチャンスを逃さず、2人は懐に潜り込んだ。

 

『見ていてくれ………!!』

『見ていて………!!』

『『2つの"ファルシオン"の輝きを!!』』

 

懐に潜り込んた2人は同時に"ファルシオン"を繰り出した。

 

『『"ツインスターラッシュ"!!』』

 

2つの"ファルシオン"から繰り出された神速の連続攻撃。

 

『……………!!』

『『うおおおっ!!』』

 

合体魔法(ユニゾンレイド)の域に達する、息の合った2つの"スターラッシュ"。リュークの攻撃の間にルーシィが縫うように入り込み攻撃を繰り出し、ローナに防御も反撃も許さなかった。

 

『これで………!!』

『最後だ!!』

 

そして最後に、2人は渾身の突きを繰り出した。

 

『……………!!』

 

無数の剣戟を受けたローナ。こちらも叫び声を上げずに倒れ、竜化が解かれた。

 

『『………!!』』

 

レックスもローナも、起き上がる様子は無かった。だがリュークとルーシィは警戒を解かず、"ファルシオン"は構えたままだった。

 

「「………。」」

『『………。』』

 

しばらく沈黙が場を支配した後だった。

 

「………リュー、ク。」

『!!』

「久しぶり、ね………」

『姉、さん………!?』

 

今まで黙ったままだったローナが口を開いた。その口調に、敵意は皆無だったのを感じるとリュークは思わず"エンゲージ"を解いた。

 

「強く、なったじゃないか………」

「兄、さん、まで………!!」

 

更に、レックスもリュークに声をかけた。400年前、2人が亡くなる前に聞いた声と全く同じ声色で話され、リュークの平静は完全に崩れた。

 

==========

 

「そうか、400年か………」

「なら、リュークも成長するよね………」

「……………」

 

レックスとローナを、廃墟にもたれかかるように座らせたリューク。兄と姉の身体が少しずつ崩れていくのが見えている中、リュークは残された時間で兄姉との最期の会話を交わした。

 

「ごめんな………リュークを苦しめる形になって。」

「でも、おかげでこうして立派になったリュークを見れたのは、良かった。」

「………本当に、立派になれてるかな。」

「立派だよ。でも、それ以上に安心した。」

「兄さん………?」

「この僅かな時間でも分かる………俺とローナを軽く倒せるくらいに強くなった。それなのに、その心根が全く変わってない………400年前と同じ、優しい弟のままだった。俺は、それが嬉しい。」

「母さんの………いや、リュークの後ろにいる子のおかげかな?」

 

するとローナは視線をルーシィに移した。

 

「その金髪………アンナさんの子孫かしら。お名前を教えてくれないかしら?」

「はい。あたしはルーシィ・ハートフィリア………リュークとは同じ魔導士ギルド

、妖精の尻尾の仲間です。」

「魔導士ギルド、妖精の尻尾………それが、あなたの新しい家、新しい仲間なのね。」

 

リュークが頷くと、レックスとローナは心の底から安堵した表情を見せた。

 

「良かった………一人ぼっちじゃないのね。」

「それだけが心配だったから、良かったよ………」

 

ホッと息をついた2人。すると、2人の身体の崩壊が早まりだした。

 

「………もっと話がしたいが、もう時間が無いみたいだな。」

「そうみたいね………じゃあ、これを渡さないと。」

 

するとローナはリュークにある物を渡した。それは派手では無いが綺麗で上品なサークレットだった。

 

「これは………」

「次の神竜王の証。母さんから受け継いだものだけど、神竜王になる直前に私は亡くなった。だから、次はあなたが持って行って。」

「………俺は。」

「別に、ソラネルの民を再興して、なんて無茶を言わない。ただ、私と一緒に埋もれてしまうのが嫌なの。ちょっとしたお守りだと思って、持って帰って。」

「………分かった。」

「ありがとう。」

 

ローナからサークレットを受け取ったリューク。すると今度は、レックスがある物を差し出した。

 

「じゃあ、俺からはこの剣だ。」

 

それはレックスが使っていた、白銀の剣。サークレットと同じく、代々受け継がれたものだった。

 

「"絆剣リベラシオン"………初代様から受け継がれた、"餞別の剣"………」

「なら説明はいらないな。武器は誰かと戦い、誰かを守る為のもの………死者が大事そうに抱えるものじゃない。その子や、他の仲間を守る為に使ってくれ。」

「………うん。」

 

レックスから"絆剣リベラシオン"を受け取ったリューク。そのタイミングで、2人の身体の崩壊が更に加速した。

 

「……………!!」

「………時間か。」

「ええ、お別れみたいね。」

「……………!!」

「あの時、私達はろくにお話をする暇無く死んでしまったから………こうやって、最期にお話できて良かったわ。」

「ああ………最期の最期に、成長した弟の姿が見られて安心したよ。」

 

すると、2人はルーシィに視線を動かした。

 

「ルーシィって言ったね。」

「は、はい。」

「弟を頼むよ。泣き虫で寂しがりやの手のかかる弟だけど………」

「優しくて、いざとなったら頼りになる、私達にとって自慢の弟よ。」

「………はい!!任せてください!!」

 

ルーシィの返事を聞き、レックスとローナは満足そうに笑った。

 

「それじゃあな。全てが終わったら、ゆっくりと聞かせてくれ………でも、すぐこっちには来るなよ?」

「きっとどこかで見守っているから、元気でね………あなた達に、紋章の導きがあらんことを。」

「………うん。さようなら、兄さん、姉さん。」

「「……………」」

 

そしてレックスとローナは塵となり、不意に吹いた風によって消え去った。

 

「……………。」

 

しばらくその場に呆けたかのように座り込み、黙り込んでいたリューク。するとローナから貰ったサークレットを身に着け、レックスから貰った"絆剣リベラシオン"を腰に差した。

 

「……………。」

「リューク?」

「………どう、かな?」

 

ルーシィの方を振り向いたリュークは小っ恥ずかしそうに笑った。

 

「似合ってるじゃない。様になってるわよ。」

「そうか………それは、良かった。」

「………無理してない?」

「………まだ、終わってないから。」

 

深呼吸をしてから背筋を伸ばしたリューク。すると、リュークの指輪に4つの光が飛んで来て収まった。

 

「紋章士4人、帰って来たね。良かった。」

「………後は、」

 

さらに同時に彼の肩に、フェルトが乗っかった。

 

「ホーッ。」

「見つけた?母さんと、あのクソ野郎を。」

「ホホーッ!!」

「よし………行こう。泣くのは………その後だ。」

 

 

続く




まずは今回新登場の紋章士、セイズです。

◎セイズ(羊宮妃那)(+グルヴェイグ(三森すずこ)、クワシル(羊宮妃那))
◯呪文:時刻め(きざめ)、円環の紋章士(エムブレム)
◯登場作品:ヒーローズ
◯髪色と服の色:虹色、白地に虹色
◯シンクロスキル:
・黄金の蛇
毎ターン開始時、セイズ→グルヴェイグ→クワシル→セイズの順番で入れ替わる。
・炎撃
戦闘終了後、敵の周囲を炎上状態にする。
・凪
戦闘時、相手の強化を無効にする
◯エンゲージスキル:
・過去、現在、未来
戦闘後、シンクロしている紋章士によって以下の効果を得る
セイズ:
次の相手のターン開始時、自分から一番近い敵を行動済みにする。
グルヴェイグ:
戦闘後、自分を再行動させる。
クワシル:
戦闘後、自分から一番近い行動済みの味方を再行動させる。
◯エンゲージ武器:
・始端クワシル(魔法、射程1-2)(クワシルの時)
戦闘後、相手のその周囲2マスの敵にパニック(強化反転)を付与。
・セイズ(魔法、射程1-2)(セイズの時)
戦闘後、相手のその周囲2マスの敵に追撃不可を付与。
・終端グルヴェイグ(魔法、射程1-2)(グルヴェイグの時)
戦闘後、相手のその周囲2マスの敵にグラビティ(移動制限)を付与。
◯エンゲージ技:
・円環を越えて
魔法の3回攻撃。その後、自分と一番近い行動済みの味方を再行動させる。また、敵ターン開始時、一番近い敵を行動済みにする。
◯Style Bonus:
・竜族=黄金の蛇
魔力+3、また1ターン目開始時、最初にシンクロする紋章士を選べる。
・魔道=炎撃
炎上の範囲が広がる
・気功=凪
戦闘時、相手の守備、魔防-3

◯コンセプト:
円環は止まること無く移ろい続ける。見極める事で、戦場の"時"を自在に操れ!!

と言う訳で今度はヒーローズ7部からセイズ、グルヴェイグ、クワシルのトリオです!!能力的にはグルヴェイグですが、今を生きる人の助けになるのが紋章士なので、代表は現在を司るセイズにしました。
3人から毎ターン誰か1人に切り替わるスタイルは紋章士エーデルガルトと同じですが、彼女らがランダム切り替えなのに対して紋章士セイズは必ず順番で切り替わります。また紋章士エーデルガルトと違って毎ターン性能が結構変わるので扱いにくいですが、上手く使えば一方的に攻める事ができる。

んで、戦法ですが………ええ、はい、変則的ですし魔法アタッカーですが概ね、某集英社作品のCV子安の黄色い大男です。無駄だのWRYYYだの叫んでるアイツです。ナイフじゃなくて"ドラゴンキラー"投げてるけど。

・神竜のサークレット
幸運+5、「周囲◯マスに効果を及ぼすスキル」の範囲が+2される。

ローナが身につけていたサークレット。神竜王が代々身につけていたもので、ローナはルミナから神竜王の座を継ぐ直前に受け取っていた。

・絆剣リベラシオン(剣C、射程1)
異形、邪竜特効
所持しているとエンゲージカウント+1

レックスの持っていた剣。元々は"初代"神竜王が元の世界から旅立った際に餞別として贈られた剣。先代神竜王ルミナは武器戦闘がからっきしだったので、早い段階で武器戦闘の得意だったレックスに譲られていた。
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