エンゲージ、BGMがニンテンドーミュージックに収録!!
SWITCH2第1回抽選、落選!!
ヒーローズ、35周年記念で比翼マルス&シーダ(初代仕様)!!しかも奥義絵は歴代最多キャラ出演の爆盛仕様!!!!
多いわァァァ!!情報が!!多いんじゃァァァ!!今でこそニンテンドーの看板作品の一角担ってるけども、FE民はそんな怒涛で情報叩き込まれるのに慣れておらん!!SWITCH2で蒼炎が遊べるって事だけで小躍りしてた人達がそんな耐えられる訳無いんじゃあ!!
………と、落ち着きまして。最近はエンゲージのBGMを車で流しながら出勤してます。エンゲージ未プレイの方も良かったら聞いてみてください、作風もあいまってか結構元気や希望出る曲調が多いと思います。
因みに印象に残ったBGMトップ3はこちらです。
第3位 風花の試練(紋章士ベレト戦)
紋章士BGMで一番度肝抜かれたのはこれですね。これだけ風花雪月BGM欲張りREMIXが過ぎる。特に序盤の、「天裂く流星」をベースに「フォドラの暁風」流すのは反則やて。
第2位 砂塵と爛漫(ソルムマップBGM)
ホウwwwホウwww
砂漠って自然の厳しさの象徴みたいなところで戦ってるのに明るいの何の、ここまで歓迎ムードな砂漠BGM中々無いですよ。
それにストーリー展開的に「反撃の狼煙を上げるぞ!!」ってタイミングでこのBGMじゃないですか。あまりにも希望に満ち溢れてる。
同率1位 エンゲージ(テーマ曲)/ラストエンゲージ〜祈りの呪文〜(終章BGM)
静かな所から始まって、途中からエンゲージのテーマ曲をエレキでかき鳴らす構成がもう、明るくて頼もしいのがエンゲージの作風を象徴してていいですよね。紋章士と言う頼もしい存在を背に戦う、この頼もしさがいいんですよ。
他にも好きなBGMとなると「遥かなる聖地」(リトスマップBGM)、「逸話持つもの〜烈」(紋章士戦、鍛錬BGM)なんかも好きです。
蘇ったリュークの兄姉、レックスとローナを撃破したリューク達。彼らはフェルトの案内のもと、同じく蘇った母ルミナと、蘇らせた張本人のタナトスを倒すべく歩みを進めた。
「ホーッ。」
「分かった。」
「………。」
そのまま進んでいると、里の中央の建物を守るように1人の女性が立ちはだかっていた。
「………久しぶりね、リューク。」
「……………。」
その女性こそ、リュークの母親にしてソラネルの民最後の神竜王、ルミナだった。
「元気そうで良かったわ………見ない内に背が伸びたかしら?」
「………。」
「リューク………」
「大丈夫。」
「こうしてまた会えたんですもの………また、一緒に暮らしましょう?」
そう言い、手を差し伸べたルミナ。だが、リュークはそれを取らなかった。
「………ごめん、母さん。その手は、取れない。」
「………何ですって?」
「悪いけど、俺には帰る場所がある。………守りたいものが、できたんだ。」
「……………。」
しばらくの沈黙の後。
「………そう。」
「……………。」
「………そんな事、どうでもいいじゃない。」
「!!」
「私は、あなたと一緒にいたい、ただそれだけなの。だから、ここでまたずっと暮らしましょう。」
「……………。」
ルミナの言葉を黙って聞いたリューク。するとリュークは半身で構えてから、"絆剣リベラシオン"を抜いた。
「安心したよ。"お前"は、母さんじゃない………これで俺は、"お前"を迷わず斬れる。」
「斬る、ですって………!?おかしな事を言わないで!!お母さんの顔を忘れたの!?」
「忘れる訳無いだろ!!母さんが亡くなってから200年間、一瞬たりとも忘れた事は無い………忘れてるのはそっちだ。」
リュークは目を閉じた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いつかあなたにもできる、守るべきものを、守ってあげて。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして目を開くと、引き抜いた"絆剣リベラシオン"をルミナに向けた。
「ソラネルの里が滅んでから母さんが亡くなるまでの200年、母さんは俺に色々な事をつきっきりで教えてくれた。それは俺が1人になっても生きていけるように………そしていつか出会う仲間を、新しい家族を守れるようにって想いを籠めてのものだった。」
僅かに震える声を抑え、リュークは言い放った。
「それをお前はその200年の献身を「どうでもいい」と吐き捨てた………母さんの顔で、声で、振る舞いで、母さんの心を侮辱するな!!」
「………そう。誰に唆されたのかしら。紋章士か、そのお仲間か、それとも………その娘かしら?」
「!!」
ルミナはルーシィに目を向けると魔法弾を放った。だがルーシィに当たる前にリュークが割り込み"絆剣リベラシオン"で斬り捨てた。
「っっっ………もう、眠ってくれ。」
「そう、邪魔をするのね。私を拒むのね。なら、少しおとなしくして貰おうかしら………
するとルミナの背後に紋章士ヴェロニカが現れ、それと共に幻影兵が数十体現れた。
「おっ、多くない!?」
「生前は星霊界を生身で保てるだけの魔力量を持ってた人だ、これだけ召喚できてもおかしくないだろうね。………どうする、逃げるか?」
「馬鹿言わないで。ここまで来たら最後まで、しがみついてでもついて行くわ!!」
「………へっ、頼もしい。」
そして、リュークはぎこちなさが残る不敵な笑みを浮かべた。
「これだけの人数なら………
ルーシィは多対一の戦闘に長けた紋章士シェズを顕現。
「………アクアか、セイズか………いや。」
そしてリュークも指輪を掲げた。
「"両方"だ。」
リュークが顕現するのは紋章士アクア、紋章士セイズ達と並ぶ、アイズの持っていた指輪に宿る3人目の紋章士。
「
呪文と共に現れた紋章士。それは紋章士シグルドと同じ"ティルフィング"の剣を手にする若き青年。
『私の名はセリス。紋章士として受け継いだ力で、父シグルドと同じように、君の力になろう。』
「お願いします!!"クラスチェンジ"、グレートナイト………!!」
魔導二輪に跨り、グレートナイトに"クラスチェンジ"し、"キラーランス"と大盾を手にしたリューク。
「〜〜〜♪」
不意に魔導二輪の上で歌い出したリューク。すると、ルミナと出現した幻影兵の動きが鈍くなった。
「行くよ!!」
『うん!!』
魔導二輪で突撃したリュークは幻影兵の集団に飛び込み、片手で"キラーランス"を振り回した。
「そぉ、らぁっ!!」
殺傷能力の高い"キラーランス"の横薙ぎで幻影兵数人を断ち切ったリューク。するとその周囲が炎上し、周りにいた幻影兵を炎に包んだ。
「………これが、継承の紋章士たる由縁。」
紋章士セリスの最大の特長は、その異名にも冠する"継承"。志半ばで斃れた父シグルドの力や武器、そして何よりもその想いを受け継ぎ、ユグドラル大陸の闇を切り払ったセリス。その特性は紋章士となっても引き継いでいるのだが、紋章士としての彼が受け継ぐのは使用者やその仲間が先に顕現、"エンゲージ"した紋章士の能力や武器である。
「アクアの"泡沫の声"に、セイズの"炎撃"………ここまで遜色無いとは。」
『確かにアクアもセイズ達も、紋章士の中でも特殊な力を持つ者達だね。でも、私が一番"継承"した回数が多いのもその2組の紋章士だから、当然コツを掴むさ。』
紋章士アクアの"泡沫の声"、紋章士セイズの"炎撃"を"継承"したリュークは"キラーランス"に炎を纏わせ迫る幻影兵に振りかざした。
「はあっ!!」
さらに数体の幻影兵を倒したリューク。更に"キラーランス"を振り回すが、何体目かの幻影兵がリュークの攻撃を受け止めた。
「ちっ………!!」
そこに、"炎撃"の炎をくぐり抜け複数の幻影兵が切り込んできた。
「甘いっ!!」
それをまとめて大盾で防いだリューク。だが、更に数人が続けて向かって来た。
『させない!!』
そこに、反対側からルーシィが炎を突っ切って間に割り込むと"キルソード"の二刀流で切り捨てた。
「助かった!!」
『リューク、盾出して!!』
「盾?………こうか!!」
大盾で防いだ幻影兵を薙ぎ払ったリュークは、その大盾を真上に構えた。するとルーシィが飛び上がって大盾の上に乗り、それを踏み台として上空へと跳んだ。
『"ダークスパイクΤ"!!』
そして空から無数の闇の杭を降らせ、幻影兵に炸裂。リュークの周りにいた敵を一掃した。
「一気に撃破する!!」
『ええ!!』
「"エムブレム・エンゲージ"!!」
魔法を撃ち終えたルーシィは魔導二輪の後部座席に着地。そしてリュークは紋章士セリスと"エンゲージ"。
『おっ、と………!!』
『ここから飛ばすよ。』
『うん!!大丈夫!!』
ルーシィが座り直した事を確認すると、リュークは紋章士アクアの"聖なる槍"を手にした。紋章士セリスのエンゲージスキル"光を継ぐもの"は、"継承"で受け継いだ紋章士のエンゲージスキルとエンゲージ武器をも受け継ぐのである。
『せやぁっ!!』
『あたしも………せいっ!!』
魔導二輪を操縦しながら"聖なる槍"で払い、ルーシィが魔法で援護射撃。すると倒した幻影兵の近くの敵の動きが止まったり、リュークやルーシィが瞬間移動したような挙動を取った。
『紋章士セイズの"過去、現在、未来"をも受け継ぐとは………結構無茶苦茶な能力ですね!?』
『(紋章士としての私は父や他の皆と違って、先陣を切る能力は低い。その代わり………私はどのような力をも受け継いでみせる。父が私の未来を切り開く力を授けてくれたように、私が君達の未来を切り開く為に。)』
『………頼もしい限りです。では!!』
アクセルを全開にし、道を塞ごうとする幻影兵を撥ね飛ばしたリューク。そのまま真っ直ぐ、幻影兵を生み出しているルミナへと突撃。
「………随分と遅い反抗期ね。いいわ………叩き落としてあげるから、向かって来なさい。」
するとルミナは幻影兵を更に召喚しながら、無数の魔法弾を飛ばした。
『………振り落とされるなよ?』
『あたしの事は気にしないで!!』
それをリュークは絶妙なハンドル捌きで魔法弾を避け、幻影兵を撃破しながらルミナに近づいた。
「騎乗戦闘なんてあまり得意じゃ無かったのに、よくやるじゃない………じゃあ、こんなのはどうかしら?」
幻影兵の召喚を中断したルミナ。その代わり、更に多くの魔法弾を"面"で展開し、リューク目掛けて飛ばした。
『………っ!!』
『避けられ………!!』
『仕方ない………魔導二輪から降りろ!!』
面で展開した魔法弾はリュークの道を塞ぎながら一斉に殺到。リュークとルーシィは魔導二輪から跳び降りる事で魔法弾を避けたが、そのかわりに魔導二輪は無数の魔法弾を受け粉々に砕けた。
『く………今だ!!』
だが、魔法弾が魔導二輪に殺到した事で僅かな隙間ができた。そこをリュークとルーシィは逃さず飛び込んだ。
『まずあたしが………!!邪魔よ!!』
弾幕をくぐり抜けるとルーシィが先頭を走り、そのすぐ後ろをリュークが続いた。
『その身に刻んで!!』
双刀による無数の連撃で幻影兵の最終防衛ラインを突破し、いよいよルミナに肉薄。
『"アスラの連閃"!!』
そして最高速度で突っ込んだルーシィは何度も斬りつけてから交差斬りを放ち、すぐ後をリュークが続いた。そんなリュークが取り出したのは紋章士アクアのエンゲージ武器"聖なる槍"、そして紋章士セイズのエンゲージ武器"セイズ"。
『前に進むんだ!!』
"聖なる槍"の突撃と"セイズ"の魔法攻撃を当てた後、リュークは紋章士セリスのエンゲージ武器"ティルフィング"を上段に構えた。
『受け継いだ力を、ここに!!"最後の聖戦"!!』
光をまとわせた"ティルフィング"を振り下ろしたリューク。"継承"した2組の紋章士のエンゲージ武器、そして自分の剣による3連続攻撃、これが紋章士セリスのエンゲージ技"最後の聖戦"である。
『これでどう………!?』
『………いや!!』
ルーシィとリューク、2人のエンゲージ技が直撃したルミナ。だが土煙が晴れるとルミナは健在だった。圧倒的な魔力によって生み出された障壁によってダメージの大半を打ち消されていたのだった。
「………
『『!!』』
「ちょっとオイタが過ぎたわね。」
すると、凄まじい魔力の障壁がルミナの両手に集まり、高密度の炎へと変質して2人へと放たれた。
『ぐっ、あああっ………!!』
『きゃあああっ!!』
爆炎によって吹き飛ばされたリュークとルーシィ。
「あぐっ………!!」
『……………!!』
大ダメージによりルーシィの"エンゲージ"は解除され、リュークは"ティルフィング"によって魔防が上がって多少のダメージが軽減できたが、"あくまで多少"だった。更に、リュークは衝撃の事実を口にした。
『"重唱"でこのダメージか………生前よりはまだマシとは言え、これは………!!』
「え」
紋章士セリカのスキル"重唱"。連続攻撃を可能にする代わりに威力を半分にするものである。それはつまり、一撃に絞れば2人に大ダメージを与えた、その倍の威力が飛んでくると言う事に他ならない。
「こんなの………」
『………手はまだ残っている。』
「強がりじゃ、無いわよね………?」
『………半分半分、かな。』
リュークは続けた。
『母さんの強さは全部魔力依存だ。物理面はそこまででもない。』
「でも、さっきの攻撃は簡単に………」
『うん、あの障壁に阻まれたね。逆に言えば、あの障壁をブチ抜く事ができれば何とかなるし、ルーシィにはその手段がある。』
「………!!」
『それに、母さんの切り札がセリカなら、長期戦に持ち込めばこっちの勝ち。問題は………』
考え込んだリューク。
『あの無茶苦茶な魔力、プラス闇に支配されて容赦が無い、マイナス生前よりは魔力が減っている。そんな魔法の嵐を、今の俺が耐えきれるかどうか。』
「………!!」
リュークはルミナに向き合おうとしたが、ルーシィがリュークの腕を掴んだ。
「………あたしは、見てるだけ?ただ守られるのは、イヤだ………ここまで来たら、一緒に命張らせてよ。」
『分かってるさ。今更1人で戦うつもりは無い。だからルーシィには、2つやってもらいたい事がある。』
「………それって?」
『1つは休んでくれ。次の紋章士と"エンゲージ"ができるまで休んで、その時が来たら撃ち抜いて欲しい。』
「もう1つは?」
『………俺を信じてくれ。必ず母さんの攻撃を凌ぎ切ると、ルーシィに攻撃のチャンスを持って来ると、信じてくれ。』
しばらくの沈黙の後、ルーシィは掴んでいた手を離すと拳を突き出した。
「分かったわ。信じてる。」
『ありがとう………その言葉は、今の俺には何よりの力になる!!』
リュークは満面の笑みを浮かべてから拳を合わせると再度ルミナと向き合った。
「最後の別れは済ませたかしら?」
『最後………そう、最後か。』
"ティルフィング"を構えたリュークはその刃を、決意に満ちた目と共に突き付けた。
『俺の過去、未練、弱さ………そして、孤独と。最後の別れの準備はできた。あとは、
"ティルフィング"を手に走り出したリューク。
「よく分からないけど、そこまで噛みつくのなら………一度死んで貰おうかしら。」
先程の倍の大きさと密度の火球を飛ばしたルミナ。
『ぐ………っ!!っあああアアアッッッ!!』
「!!」
それに呑み込まれそうになりながら、リュークは"竜石"に力を籠めて能力を上げてから何とか踏ん張り、火球を真っ二つに斬った。
「あなたも死ねば、一緒に暮らせるわ。何故、抗うの………?」
『………他でもない、母さんと交わした約束だから。守るべきものが………共に今日を生きて、共に明日を迎えたい仲間がいるから、俺はここで死ねない!!あなたの道連れには、付き合えない!!』
「そう………誰に似たのかしら、その頑固さは。」
『さあね………"クラスチェンジ"!!』
するとリュークは"竜石"を握り締めながら"クラスチェンジ"。
『トリックスター………"サイレス"!!』
魔法を封じる"サイレス"の杖を振るったが、ルミナの魔力はリュークの放った魔法を弾き返した。
「狙いは良いけど、その程度じゃあ………あら?」
「ホーッ!!」
リュークの"サイレス"を弾いたルミナは反撃の爆炎を放ったが、そこにリュークはいなかった。その代わりにいたのは、小さい身体で爆炎を避けたフェルトだった。
「なっ、どこに………!?」
すると上空から雷がルミナに落ちた。大したダメージを受けてはいないが完全な奇襲を受けた彼女が上を見上げると、そこには紋章士セリスから紋章士ユーリスに切り替えたリュークが"サンダーダガー"を構えていた。上空にいたフェルトと"トリック"で位置を入れ替えた事で奇襲を成功させたのだ。
『"鉑鎖の群狼"!!』
そして落下と共に繰り出された紋章士ユーリスのエンゲージ技"鉑鎖の群狼"。暗闇がルミナを包み、そこから不可視の攻撃が繰り出されるはずだったがルミナの爆炎は暗闇をも容易く焼き尽くした。
『あちっ………!!』
「そこね。」
『っ、アルフォンス!!』
追撃の爆炎が飛んで来る寸前、リュークは紋章士ユーリスから紋章士アルフォンスに切り替え"グリトニル"の斧で爆炎を両断。その勢いを残して地面を叩くと自分の周囲に自らを守る土柱を形成。ルミナは何発もの爆炎を放つが形成された土柱はリュークを守る防壁となり威力を抑え込んでいた。
『"開世"!!』
爆炎を防ぐ土柱の隙間を縫いながら最接近し、"グリトニル"の大振りをルミナに繰り出したリューク。だが奥義の力を乗せた必殺の一撃を以てしてもルミナの魔力障壁はヒビ一つ入らなかった。
『(母さんも、兄さん姉さんも………いざ命の削り合いとなると、ここまで恐ろしいなんて思わなかった。)』
大斧の"グリトニル"よりも軽い剣である"フォルクヴァング"に持ち替えたリュークは機を窺いながら土柱の合間を走り続けた。
『………ここ!!"王器解放"!!』
そして僅かな隙を見つけると土柱の間から飛び出し、渾身の一撃を繰り出した。
『……………!!』
「………。」
だがその攻撃すらも、ルミナの魔力障壁を打ち破る事は出来ず止められてしまった。
「………リューク。あなた………"弱く"なったかしら?」
『弱く………?』
「"ライナロック"。」
結果的に、超至近距離で隙を晒す事になったリューク。ルミナはリュークの隙を作った魔力障壁を攻撃に回し、特大の爆撃をリュークに振りかざした。
『ぐ………ぐあああ、ッッッ!!』
超至近距離となると防ぐ余裕も無く大ダメージを受け、リュークは吹き飛ばされ地面を転がった。
『ッッッ………!!』
「私の最期の数百年は、あなたが1人で生きていけるように育てた。誰が相手でも、負けないように育てた。だけど、今のあなたは1人じゃまともに戦えない"弱い"人になった。」
『……………』
「私が育て間違えた責任は、私が………」
『………る。』
「ん?」
『何を勘違いしている。俺は最初から、1人で戦った覚えは無いぞ。』
ルミナがリュークにトドメを刺そうとしたその時、凄まじい速さで矢が2本飛んで来てルミナの肩に突き刺さった。
「ぐうっ!?これ、は………!!」
矢の飛んで来た方を見ると、そこには紋章士アルムと"エンゲージ"し、"月光"の弓で矢を射ち終えたルーシィと、次の矢を番えたサジタリウスがいた。
『お待たせ………!!』
『全くだよ、っと!!』
ルーシィが作った隙で立ち上がったリューク。
「………!!」
『俺は最初から紋章士と、そして200年流離い見つけた仲間と共に戦っている!!それが"弱さ"か"強さ"か………それは母さんの面を被ったお前には分からないだろうね!!』
"絆剣リベラシオン"を抜剣し、ルミナに斬り掛かったリューク。ルミナはそれを魔力障壁で防いだが、次の瞬間ルミナが僅かにふらつき、魔力障壁に綻びが生じた。
「これ、は………!?」
『………セリカの"共鳴の黒魔法"。』
「!!」
紋章士セリカのスキル、"共鳴の黒魔法"。魔法攻撃の威力を更に上げるスキルだが、その代償は自らの体力。
『そんだけ爆炎を撃ち込んでたら、あっという間に文字通りのガス欠さ。』
「まさか、これを………!!」
『生前の母さんなら、俺の意図なんてすぐに気づいて"リザイア"なんかで攻略してただろうけど………それが母さんと、その母さんの皮を被ったお前の差だ。』
持久戦でルミナに一発でも多く魔法を使わせる事で体力を削る事。それがリュークの狙いだった。
「あなたは………!!」
『言われてから変えても遅い!!クリス!!』
"リザイア"に切り替え攻撃と同時に体力を回復しようとしたルミナ。だがその前にリュークは"エンゲージ"を紋章士クリスに切り替え、"影の騎士"で姿を消した。
「姿を消したところで、火炎で炙り出して………ッ!?」
爆炎で姿を消したリュークを文字通り炙り出そうとしたルミナ。
『家族の話に割り込んでごめんなさい。でも………これ以上、見ていられない。』
視線を感じると、そこには矢を番え終えたルーシィ。
「邪魔しないでくれるかしら!?」
ルミナは魔力障壁を展開し、更に残っていた幻影兵を全てルーシィに差し向けた。
「露払いはそれがしにお任せくださいまして〜もしもし!!」
『ありがとう、サジタリウス。』
ルーシィは心を落ち着かせ、呼吸を整え、弓の弦を引き絞った。
『あなたは………』
『(セリカは………)』
『
そして弦から手が離れ、矢が放たれた。
『"月光閃"!!』
月光のような淡い光を纏いながら超高速で、真っ直ぐに放たれた1本の矢。防御を貫く必中の一射はルミナの魔力障壁を突き破り、威力を一切落とさないままルミナ本人を射ち抜いた。
『もう、自分やリュークを傷つけないで。』
"月光"から"ファルシオン"に持ち替え、天に掲げたルーシィ。すると今まで以上の光が集まり、辺りを眩く照らした。
「くっ………ここは、一度………!!」
下がってルーシィの攻撃をやり過ごそうとしたルミナ。だがルミナはここまで忘れていた、影に潜んだ存在の事を。そしてその影がルーシィの放った光によって濃く浮かび上がり、その存在感が露わになった。
『偉大なる魂に安らかな眠りを………!!』
「しまっ………!!」
ルミナを挟撃する形でルーシィの反対側に現れた、"絆剣リベラシオン"を構えたリューク。ルミナは急いで振り返るが、もう遅かった。
『『
そして光と影に包まれた2つの剣が、障壁を失ったルミナを捉えた。
『『"閃影断竜剣"!!』』
"絆剣リベラシオン"の斬り上げと、その反対から繰り出された"ファルシオン"の斬り下ろし。
「……………!!」
『『………!!』』
それは綺麗に決まり、少しの間を置いてルミナはついにその場に倒れた。それを見て、リュークとルーシィは剣を下ろし"エンゲージ"を解除した。
「……………。」
「………母さん。俺は………」
すると、ルミナが身体を起こした。
「リュー、ク………」
「っ!!母さん!?」
考えるよりも先にリュークはルミナの元に駆け寄り膝をつくとルミナの身体を支えるように持った。
「ごめんね………」
正気に戻ったルミナの最初の一言は謝罪だった。
「私に………そして、レックスとローナに、"未練"があったから………私達は蘇ってしまった。そして、あなた達を傷つけてしまった………ごめんなさい。」
リュークは首を横に振った。
「母さんは何も悪く無い………兄さんも、姉さんも。俺こそ、最後まで皆に心配かけて………」
次の言葉を紡ぐ前に、ルミナは指をリュークの前に立ててリュークの言葉を止めた。
「あなたは謝っちゃダメ。息子や弟がいつまでも心配なのは、普通の事よ。」
「………でも。」
「それよりも………頑張ったのね。」
続けてルミナは手を更に上げ、リュークの頭を優しく撫でた。
「とっても。とーっても、頑張ったのね。見違える程に強くなったわ………身体が、そしてそれ以上に心が。」
「………母さん。」
「そして、あなたの目を見れば分かる………見つかったかしら、あなたの"守るべきもの"は?………私が、魔力で身を保てる間に、教えてくれないかしら?」
リュークは頷くと、左手の甲にある妖精の尻尾のギルドマークを見せた。
「今、俺は魔導士ギルドって所で、たくさんの魔導士と一緒に暮らして、仕事をしてるんだ。
「フェアリー、テイル………そう、それが、あなたの新しい"家"ね………」
「仲間もたくさんできたんだよ。」
そのタイミングでフェルトが肩に止まった。
「まぁ、伝書フクロウ………あなた達を産む前に私も飼ってたわ。」
「フェルトって言うんだ。俺の相棒で、戦いの時いつもサポートしてくれるんだ。」
「ホーッ!!」
「そうなのね………なら、その子も?」
「そうだよ。偶然遊びに来てたんだけど………ルーシィ!!」
リュークに呼ばれ、ルーシィも傍に来た。
「あら………!!まさか、アンナさんの………!?」
「妖精の尻尾の、ルーシィです。星霊魔導士で………それと、ご先祖様から受け継いだ紋章士と共に戦ってます。」
「何で今まで気づかなかったのかしら!!そう………あの人も、無事だったのね………良かった………!!」
ルミナは目に涙を浮かべながら笑った。
「そんな子が、リュークの仲間なんて………紋章の導きも、ここまで粋な事をしてくれるのね。」
「……………。」
ルミナはリュークとルーシィを交互に見ると、懐を漁り始めた。
「レックスが剣を、ローナがサークレットを渡してるなら………私からは、これを渡すわ。」
そして取り出したのは、色違いの宝石が嵌った、同じデザインの2つの指輪。
「"約束の指輪"………?」
「そう………またの名を、"炎の紋章"。」
「「!?」」
思わず身構えたリュークとルーシィ。だが、ルミナは首を横に振った。
「身構えないで。紋章士達の世界のような、国や世界を変える程のものじゃ無いわ。ついでに言うと、私達を蘇らせた男が求めるものでも無いわ。」
ルミナは2つの指輪の宝石をリュークとルーシィに見せた。1つは青と赤、もう1つは白と黒。それがマーブル模様に混ざり、まるで炎のような模様になっていた。
「2色が混ざって炎のように見えるから、"炎の紋章"。元々は違う色のペアリングだったけど、数代前の神竜王の時にある紋章士が宿ってからそうなって、その時に名付けられたの。」
「………この指輪に宿る紋章士は。」
「………分からない。予想は何となくつくけど、私の記憶の限りではこの紋章士を顕現した人はいないの。でも………」
と、ルミナは2人にその指輪を渡そうと手を伸ばした。
「あなた"達"なら………紋章士の力をあそこまで引き出せる、あなた達なら。この紋章士も、顕現できると思う。………だから、あなた達の旅に、連れてってあげて。」
「「……………。」」
しばらく黙った後、2人はその指輪を受け取った。
「分かりました。大事にします。」
「ありがとう………」
すると、ルミナの身体が淡く光り始めた。
「………時間みたいね。」
「母さん………」
「でも安心したわ。ここまでたくさん頑張って、とっても強くなった事………そして何よりも………大切な仲間がいっぱいできた、守るべきもの、愛するものがたくさんできた。もうひとりぼっちじゃないって知れて、本当に良かった。」
「………あなたのおかげです。母さんと2人きりだった時に、その仲間を探す力を、そして仲間が見つかるまでの孤独に耐える力を教えてくれた。」
「……………。」
ルミナは微笑むとリューク、そしてルーシィを抱き寄せた。
「わっ!!」
「ルーシィさん。」
「は、はい。」
「この子を………自慢の息子を、お願いね。優しい子だけど、たまに無理をしちゃうから………」
「………はい。あたし達に、任せてください。」
「ありがとう。リューク。」
「………うん。」
「いつか、ゆっくりお話を聞かせて。私が死んでから、どんな仲間と、どんな旅をしたのかを、ゆっくりと………」
「………何千年あっても語り足りないくらいの思い出を作って、必ず母さんや、兄さん姉さんにお話しします。約束です。」
「ええ、約束よ………」
リュークはルミナの前に小指を出した。するとルミナも2人への抱擁を解くと小指を出してゆびきりを結んだ。
「それじゃあ、ね………」
「うん………さよなら、母さん。」
別れの挨拶を済ませたリュークとルミナ。すると光に包まれたルミナは光の粒子となり、空へと消えた。
「「……………。」」
「ホー………」
しばらく空を見上げていたリューク。だが彼はスッと立ち上がった。
「………行こう。」
「………大丈夫?」
「別れは済ませた。伝えたい事も十分伝えられた。だから今は、前に進む。」
「……………。」
「さてと………うん、ヴェロニカとセリカも戻って来た。後は………」
リュークは自分の指輪に、紋章士ヴェロニカと紋章士セリカが戻って来た事を確認するとルミナから渡された指輪に視線を移した。
「……………」
「どう?顕現できそう?」
「ちょっと待ってて………」
リュークは指輪に魔力を籠めてみるが、まだ反応は無かった。
「うーん………」
「ダメそう?」
「取っ掛かりみたいなのは掴めた気がするけど………何か足りない。ルーシィの力も借りていいかな?」
「分かった………こう?」
「で、良いと思う。」
ルーシィの魔力も籠める為、リュークとルーシィは手を繋ぎ、同時に魔力を籠めた。
「「……………!!」」
そのまま数秒、魔力を指輪に注ぎ込んだ2人。その時だった。
《紋章に導かれし竜の子よ。》
「「!!」」
《貴方は、何を求めますか………最も信頼する仲間と共に、何を望みますか?》
どこからともなく、2人の頭に響き伝わる声。それにリュークは答えた。
「守るべきものを守る為の力、それが俺の望む力です。」
《……………。》
「俺はもう、失って後悔したくない。仲間の未来、仲間の笑顔の為に戦い続けたい。あなた達、
《そう、ですか。》
暫くの沈黙の後、その声が再び聞こえた。
《ならば、あなたに力を授けましょう。かつて私を導いてくれた紋章士のように、今度は私達が導き、その未来を
その瞬間、指輪に嵌る青と赤の宝石が輝き出し、炎のように激しく揺らめいた。
「ルーシィ………!!」
「うん………!!」
「「
続く
最初は紋章士セリスの紹介です。
◎セリス(内田雄馬)
◯呪文:
◯登場作品:聖戦の系譜
◯髪色と服の色:青色、白地に青
◯シンクロスキル:
・祈り
残りHP2以上で致死ダメージを受ける時、幸運%の確率でHP1を残して耐える
・差し違え
自分のHPが50%以下で、自分から攻撃した時、敵が反撃可能なら絶対追撃
・継承
自分または味方が先に"エンゲージ"した紋章士から2人選び、それぞれから1つずつシンクロスキルを習得する
◯エンゲージスキル:
・光を継ぐもの
"継承"で受け継いだ紋章士のエンゲージスキルとエンゲージ武器を1つずつ習得する
◯エンゲージ武器:
・倭刀(剣、射程1)
必殺が高い
・"光を継ぐもの"で習得した武器
・ティルフィング(剣、射程1)
魔防+5
◯エンゲージ技:
・最後の聖戦
"継承"した紋章士のエンゲージ武器1つずつと、剣による3回攻撃
◯Style Bonus:
・竜族=光をつぐもの
習得したエンゲージ武器の威力+5、命中+20
・騎馬=差し違え
自分のHPが75%以下で発動
・連携=継承
習得スキルが3つになる
◯コンセプト:
自分より先に"エンゲージ"した紋章士の力を引き継ぎ、戦う。無限の可能性を以て、味方を光へと導く!!
シグルドのコンパチにならないようにと試行錯誤した結果。聖戦から始まり覚醒、ifに繋がった"子世代システム"を背負わせる事にしました。
お気に入りの組み合わせでくっつけるか、スキル性能面を見て結婚相手を選ぶか………無限の可能性から最強ユニット一直線が爆誕する子世代システムを紋章士に落とし込むとこうかな、と思いました。
子世代システムをクロスオーバーに落とし込むのっていざ考えると難しいですね………ナルト→ボルトみたいな、続編で子供が出る作品か、あるいはフリーレンみたいに世代跨いでる作品じゃないと中々出しにくいですよね………
フェアリーテイルの場合、できなくは無いですけど次のS級魔導士試験丸々すっ飛ばしでもしないと難しいなぁ思ってたらちょうど性能で悩んでた紋章士セリスと奇跡の合致を起こしまして、このように。
・ルミナ
【性別】女
【誕生日】2の月28の日
【身長】172cm
【初期兵種】神竜王(魔法杖体術SS、竜石、剣槍斧弓短剣E)
【来歴】
リュークの母で、9代目神竜王。
武器の扱いは戦いの指南役であったアーロンが匙を投げる程の下手さだが魔力量は歴代神竜王の中でもダントツであり、自分の魔力だけで星霊界にいても自分を保てる程。それに従い魔法の腕も他の追随を許さない。
400年前の襲撃で重傷を負ったリュークを救った代償で竜の力を失う。その後はリュークが1人きりになる前に生きる術を叩き込んだ。リュークが料理ができるのも彼女のおかげ。
【CV】
大本眞基子
・"閃影断竜剣"
紋章士アルムと紋章士クリスによる剣の挟撃。
因みにアルムとクリスの繋がりは"影"です
(アルムはEchoesの英題、Shadows of Valentiaから、クリスは言わずもがな異名"影の英雄"から。)
・"炎の紋章"
紋章士が1人ずつ宿るペアリング。
本来は"約束の指輪"と言う名前で、神竜王がその伴侶と共に身につけるものだったが、数代前の神竜王の時に紋章士が宿った際、宝石の輝きが炎の揺らめきに似ていた事から、紋章士達の世界に伝わる秘宝の名をあやかって名付けられた。
誰が宿っているかは次回………ですが、呪文見れば一発ですね(笑)もう1人の紋章士も次回出ます。
いやーここまで長かった!!オリジナル展開も佳境に入った所で、あの人の登場です!!