ちょっと前にドゥドゥーに脳味噌こんがり焼かれたFE初見の人の配信に辿り着いたんですけど、その人うっかりこのドゥドゥー見てしまってドウシテ…………なってたの見て頭抱えながら心の愉悦部が疼きましたね。夜明けの追討戦でドゥドゥーが死んだ言われてからミルディン大橋で駆け付けた時の感情ジェットコースターで感極まってた人にあれは劇薬が過ぎると思いました。
「………ー、……てー。」
「……………。」
「起きてー、朝よー。」
「………むにゃ。」
「………今日もダメね。一向に起きる気配すらしない。」
はぁ、とため息がその部屋に溶けて消えた。
「………相変わらず寝坊助さんね。普段はあんなに頼りになるのに………こうして寝ている時だけは無防備で、守ってあげないと、ってすら思える。」
その人は、目の前で幸せそうに寝息を立てている人の眠るベッドの横でしゃがみ、顔を近づけた。
「………とても可愛らしい顔。あんたが聞いたら怒るだろうけど大丈夫。もう………あたし以外に見せるつもりは無いから。」
それだけ言うと、その人は立ち上がった。
「それはそれとして………」
するとその人は大ジャンプをし、
「どーーーん!!」
「ぐほあっ………!?」
ベッドに飛び込み、寝ていた人を文字通り叩き起こした。
「ゲホッゴホッ!?」
「おはよう。起きたー?」
「いてて………何だよルーシィ、人が気持ち良く寝ていたのに………」
「いつまで寝ているのよ、リューク。もうお昼よ?」
「んんん、もうそんな時間か、ふわぁ………っ。」
「ちょっと、何ここから更に寝ようとしてるの!?マスターに起こすよう頼まれて来たんだから起きて貰わないと困るんだって!!」
「ええ………分かったよぉ………」
「………。」
「………。」
「……………。」
「……………ぐぅ。」
「起きろーーー!!」
「ぐへぁ!?」
「何で放っておいたら寝るのよ!?マスターに呼ばれてるって言ってるでしょ!?」
「じゃあどいてくれ………ベッドから動けないと、寝るしか無いじゃないか………」
「あ。」
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「ふわぁ〜あ………ごめん、待たせた。」
「本当よ。前よりも寝起きが酷くなってない?」
「そうかな………?そうかも………?」
「本当に大丈夫かしら………?」
ルーシィに起こされ、少し時間をかけてようやく支度してリューク。最後に家族から託されたサークレットと剣を身に着け、家を出た。
『(………お姉ちゃん、やっぱり………)』
『(そうですね。血は争えないみたいです………ですがリュークは、特に寝起きが悪そうですね………)』
『(リュークの場合は、ルーシィに甘えてるようにも見えるけど………)』
リュークとルーシィの後ろで、紋章士リュールと紋章士ヴェイルが姉妹で話している中、2人はギルドへと向かった。
「ん。」
「………はいはい。しかし飽きないねぇ。」
「何でだろうね。でも、こうして手を繋いで歩くのがとっても好きなの。」
「………言いたい事は分かるよ、凄く分かる。………分かるし満足してるからこそ、何だかなぁ………」
「何よ。」
「………これっぽっちで満足して喜んでる俺達って、こんな子供っぽかったっけ………って。」
「そうかもね………背伸びがしたい子供と、甘えたい子供で。」
「………痛い所を突いてくる。果たして俺はいつまで子供なんだろうね。」
「あたしがもう少し歳を取った頃には大人になって貰わないと困るかなー。」
「………努力はするよ。」
そのまま2人はギルドの手前まで手を繋いで歩いた。
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「あっ、来た!!おはよう、ルーちゃんにリューク!!」
「おはよー、レビィちゃん!!」
「おはよう。」
「………。」
「どうしたの、レビィちゃん?」
「ううん。ただ、互いの事が本当に好きなんだね、って思って。」
「………えへへ。」
「私もいつかそんな人を見つけられるかな?」
「レビィちゃんなら、きっと見つかると思う。」
「そうかな?………そうだといいな。」
ギルドに到着し、入口にいたレビィとの会話を終えたリューク達。
「それにしても、凄い人数ね………」
「殆どのギルドのメンバーが集まっているからね。」
ギルドを見ると、いつも以上に人でごった返していた。レビィ曰く妖精の尻尾に所属する殆どの魔導士が集まっていたのだ。
「何が始まるのかしら………」
「答えはあの天幕の裏、じきに分かるけど………予定よりも早くないか?」
「リュークの帰りが予定よりも早かったから、ってマスターが言ってたよ。」
「俺待ちだったのか………これは迷惑かけたな。」
「本当に何があるのかしら。周りを見るに、結構大事みたいだけど……」
周囲を見ると、ナツやグレイを始めとした大半の魔導士が何かを楽しみにしているようにソワソワしていた。すると、ギルドの奥にかけられた天幕が降ろされた。すると、ステージにマカロフと、その後ろにエルザ、ミラ、ギルダーツとS級魔導士が揃い踏みで待ち構えていた。
「マスター!!」
「待ってましたー!!」
「早く発表してくれー、今年は"誰"なんだー!?」
「マスターが出て来た瞬間に大歓声………一体、何があるんだろう………?」
ギルドの魔導士達の歓声は、マカロフの咳払いで止んだ。そして生まれた静寂の代わりに、マカロフの言葉がギルドに響いた。
「妖精の尻尾、古くからのしきたりにより………これより、S級魔導士昇格試験、その出場者を発表する!!」
妖精の尻尾の中でも最上位の魔導士である証、S級魔導士。それになる年に一度のチャンスがS級魔導士昇格試験である。年末の一大イベントに、再びギルドが大歓声に包まれた。
「S級魔導士昇格試験!?」
「燃えて来たぞォーーー!!」
「………ついにか。」
歓声に構わず、マカロフは試験内容を伝えた。
「今年の試験会場は天狼島………我がギルドの聖地じゃ。」
「「「おおーーーっ!!」」」
「試験って、何をするの………?」
「毎年違うらしいし、内容は非公開だけど………」
「ハードな事には変わりないよ。」
「何せ、合格者はS級魔導士になれるんだからね!!」
続けてマカロフは出場者を伝えた。
「各々の力、心、魂………ワシはこの1年見極めて来た。参加者は9名。まずは………リューク・ソラネル。」
名前が呼ばれたと共に、全員の視線がリュークに集まった。
「お主は"内定枠"じゃ。去年の昇格試験の直後、手違いとは言えS級魔導士の範疇を超えるクエストを完遂した事実を鑑みて、お主を特例として"内定者"とした。」
「……………。」
「余程の事が無い限り、お主は昇格試験の後S級魔導士とする。じゃが、不様な真似をすればこの話は立ち消えとなる。お主は消極的ではあったが………」
「心配には及びません、マスター。」
リュークは身に着けたサークレットを直し、腰に提げた剣、"絆剣リベラシオン"に手をかけて背筋を伸ばした。
「気持ちが変わりました。この冠と剣、そして指輪に誓って………神竜王の血を引く者として、恥じない姿をお見せしましょう。」
「………ほう。」
リュークの目に宿った決意。それを確認して、マカロフはニヤリと笑ってから頷いた。
「うむ、期待しておるぞ。では残り8名の参加者を発表する。」
ここからはテンポ良く参加者を発表した。
「ナツ・ドラグニル。」
「おっしゃあ!!」
「やったねナツ!!」
「グレイ・フルバスター。」
「やっとこの時が来た………!!」
「ジュビア・ロクサー。」
「え、ジュビアが?」
「エルフマン・ストラウス。」
「漢たるもの、S級になるべし!!」
「頑張って、エルフ兄ちゃん!!」
「カナ・アルベローナ。」
「……………」
「フリード・ジャスティーン。」
「ラクサスの後を継ぐのは………」
「レビィ・マクガーデン。」
「私、とうとう………」
「「レビィがキター!!」」
「最後、メスト・グライダー。」
「メストだ!!」
「去年は惜しかったよなー。」
「以上9名が、今年の出場者じゃ。今回はこの中から内定枠のリューク、そしてもう1名を合格者とする。試験は10日後、それまでに各自、体調を整えておけ。」
この発表にギルド中から一喜一憂の声が響き渡った。その興奮の冷め止まぬ内にマカロフ達は昇格試験のルール説明に移った。
「初めての者が過半数だからのぅ、ルールを説明しておく。」
「選ばれた9人は、10日の試験当日までに"パートナー"を1人決めてください。」
「パートナーの条件は2つ。妖精の尻尾のメンバーである事、そしてS級魔導士以外である事。」
「S級魔導士が選択肢から外されたのは公平を期す為もあるが、今年もエルザ達が道を塞ぐからだ。」
「今回は私も邪魔する係やりまーす。」
「今年はミラもかー………」
「ブーブー言うな、S級魔導士になる奴ァ皆通って来た道だ。」
「ち、ちょっと待てよ………」
「まさか………」
「ギルダーツも参加するのか!?」
「嬉しがるなナツ!!」
試験の関門としてエルザ、そしてミラまで参加する事は想定内だった。だがギルダーツまで参加する事に(喜んでいるナツ以外は)驚き狼狽えていた。それをよそにマカロフは締めの言葉を告げた。
「選出された9名とそのマスターは10日後、ハルジオン港に集合じゃ………以上!!」
妖精の尻尾、年末の一大イベント。その幕開けは盛況のまま終わった。
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「意外ね、あんた達皆初挑戦なんて。」
その後皆で食事を取っていた一同。ルーシィは参加者の大半が初挑戦である事に驚いていた。
「実力だけじゃなくて経験や素行とかもあるからね。カナやフリード以外は、ようやくそこに達したって所かな。」
「あとメストもか。」
「ジュビアに関しては幽鬼の支配者での実績を買ってだろうね。ガジルが選考外なのは………恐らく素行面。」
「リュークは"内定枠"ってのは………」
「………そう。寝ぼけて違う山に入ってしまいとんでもない化物の群れに囲まれ………死に物狂いで泣きべそかきながら何とか倒して戻ったらそれが50年間未達成の討伐対象だったらしくて………」
「………因みにその化物はどんな………?」
「………生ける屍となった竜、人呼んでドラゴンゾンビの群れ。それが100体余り。どう倒したのか、半分くらい覚えてない。」
「あーーー………何と言うか、お疲れ様。」
リュークがゾンビの類が苦手なのを知っていたルーシィは項垂れるリュークに労いの言葉をかけた。
「だからまぁ、手違いの失態で手に入れた"内定枠"での試験はやる気が無かったんだけどね………」
「何だ?辞退して譲ってくれるならありがたいんだが。」
グレイの言葉にリュークはサークレットに手を当てた。
「色々あってね………S級魔導士くらい務まらないようじゃ示しがつかなくなった。それだけだ。」
「……………。」
すると、1人が辞退したいと言い出した。
「ジュビア、辞退したい。」
「ええっ、何で!?」
「だって………」
ジュビアの視線はグレイに向いていた。
「恋敵が1人減った、その上その恋敵が"ギルド内恋愛はOK"の流れに持って行った………こんなまたと無い大チャンスなのに………!!」
そう言いながらジュビアは机に突っ伏してさめざめと泣き始めた。
「何と言うか………」
「平常運転だね。ジュビアが組みたい人って言ったらねぇ………」
だがグレイは既に意外な人物をパートナーに選んでいた。
「悪いが俺のパートナーは決まってる。」
「久しぶりだね、皆。」
「ロキ!?」
「昨年からの約束でな。」
グレイがパートナーに選んでいたロキ。彼はルーシィに衝撃の事実を伝えた。
「ルーシィ、悪いけど試験期間は契約を破棄させて貰うよ。自分の魔力で門をくぐってるから、君が魔法を使えなくなる、なんてことは起こらないから心配はいらないよ。」
「な、なんて勝手な星霊なの………?」
わなわなと震えるルーシィ。彼女はふとリュークの方を見た。
「じゃあリュークのパートナーは、もちろん………」
「フェルトで行くつもりだよ。」
それを聞いたルーシィはジュビアの隣で机に突っ伏しグズり始めた。
「………フクロウに負けた!!しかも家で爆睡して今ここにいないフクロウに………!!」
「真剣に臨むと決めた以上、公私混同はしないよ。」
「………くすん。リュークのバカ、浮気症、人でなし。」
「………ツッコミ待ちか?」
はぁ、とため息をついてからリュークはフォローの言葉をかけた。
「戦力だけ考えるなら、ルーシィは試験の出場者に並ぶだけの実力はあると思うけど………試験内容が分からない以上、偵察に長けたフェルトの方が良いと思ったってだけだ。悪く思わないでくれ。」
「………むぅ。」
「………準備する前に、機嫌直すのが先か。」
その後、リサーナがジュビアに声をかけてパートナーになると提案。リサーナと組むつもりだったエルフマンは困り果てるが、フリードがビックスローと組んだが為に仲間外れとなったエバーグリーンがエルフマンに熱い視線を向けていた。また自信が無く弱気になっていたレビィのパートナーはジェットとドロイのどちらが組むかでケンカしている所を、何の意図があったかガジルがパートナーになると申し出た。こうして次々と参加者のパートナーが決まり始めた。尚、リュークはこの後ルーシィの機嫌取りに追われた。
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「いやぁ助かったよ………誰にも気づかれなかったら死んでたよ。」
機嫌取りは無事成功し、上機嫌で帰るルーシィ。だがその帰り道で、雪に埋もれて泥酔したまま寝ていたカナを発見。慌てて自分の部屋に連れ込んで救出したのだった。
「カナ最近ずっとおかしいわよ!?」
「どうせミラから聞いてるんだろ?S級試験ノイローゼみたいなモンだよ。………ところで、まだ同棲して無いんだな。」
「そ、それは………」
「聞いたら彼氏になる前に、裸は見られるわ、互いの親に会ってるわ、互いの家に泊まってるわ、酔った勢いで同じベッドで寝るわ、ってまでやってるのにキスとか、その先はまだって………」
「は、恥ずかしいからこれ以上は………って話を逸らさないで!!」
「んー………」
「この前言ってた、ギルドを辞めるって話と関係あるの?」
するとカナは観念して話し始めた。
「もう5回目なんだ。4回も落選してる期待外れの魔導士は私だけなのさ。だから、次で最後にする。今回の試験でダメなら、私は妖精の尻尾を辞める。」
「何でそこまでして辞めようとしてるの………?」
「私はS級魔導士にならないと行けないんだ!!」
「!!」
「………ならないと、"あの人"に並び立てない………!!」
「どういう、こと………?」
「………私は………」
そしてカナはルーシィに話した。何故自分がS級魔導士にこだわるのか、その理由に繋がる自分の秘密を。
「………と言う訳だ。だから、今回S級になれなかったら、私はギルドを抜ける………決めたんだ。」
それを聞き終えたルーシィ。するとルーシィは目に涙を浮かべながら言い放った。
「あたしがカナのパートナーになる!!」
「!?」
「絶対ギルドを辞めさせたりなんかしない!!あたしがカナをS級魔導士にさせる!!S級まで、導いてあげる!!」
「………ルーシィ………」
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その頃のリューク。
「………うん。戦闘用の改造だったから、壊れるのは想定内だったわよ。でも………」
アンナの秘密の店にて。アンナの目の前に広げられたのはガラクタの山。
「まさか、ここまで粉々になるなんて………」
「………直る訳、無いですよね………?」
「直すと言う次元じゃ無いわよ、これは。」
「だよねー………はぁ、だいぶお金かけてたんだけどなぁ………」
ガラクタの山の正体は、リュークの魔導二輪の残骸。移動手段として、そして戦闘時の騎馬として使い、改造やメンテナンスを惜しみ無く施した愛機だったが先の戦いで粉砕してしまったのだった。これには販売から改造、メンテナンスを全て担っていたアンナもお手上げだった。
「こちらとしても残念だけど、仕方無いと割り切るしか無いわね………それで、今後どうするの?」
「うーん………飛行機能は諦めるにしても、ある程度以上の機能性と耐久性は欲しいけど………」
そう言いながらリュークは自分の財布の中身とにらめっこをした。
「買えなくは無い………けどなぁ。」
実はリューク、ルーシィのように毎月の家賃すらギリギリ、と言う程では無いのだが大金持ちかと問われるとそれもノーなのである。
「試験に向けて武器や道具を修理ないし新調しないといけない………そうすると、魔導二輪までに手を出すのは………」
長命種故の、そもそもお金にあまり頓着していない点。加えて「自分達の命を守るものだから」と武器や魔道書、杖と言った消耗品や、それらの物や紋章士の指輪を手入れする道具、そして移動手段兼騎馬だった魔導二輪の改造には糸目をつけない点。
「俺が1人のままだったら出してただろうけどなぁ………」
加えてルーシィとの交際も踏み留まる為の大きなブレーキになっていた。
「………式や新居の際は、是非ウチにご相談を。」
「まだ先だとは思うけど、前向きに検討させていただきます。」
「さて、話を戻すわね………無料で新しいの、とはいかないけど、お得意様でかつあの魔導二輪のモニターを兼ねていたあなたへの感謝として、改良版の魔導二輪を格安で用意できるわ。」
と、アンナは諸費用を紙に書き連ね、見積書としてリュークに見せた。
「こんな安くて良いのか!?」
「あなたのモニターを参考に改良して来たおかげでウチの魔導二輪は大幅に進化して市場のシェアも伸ばし始めてるの、この値段はそのお礼よ。」
「これなら出せる………ありがとう、助かる!!」
「ただし、発注から整備して納品できるまで早くても数週間はかかるわ。それは良いかしら?」
「それは構わない。よろしく頼む。」
「毎度あり、お代は納品の時にいただくわ。他に見ていくものは?」
「今回はそっちの方が本来の目的だからね。今日の品揃えを見せてくれないか。」
「ええ、どうぞごゆっくり。」
==========
10日後の朝、ハルジオン港。
「ふわぁ〜〜〜………っ。」
「ホ〜〜〜………ッ。」
特大のあくびをしながら岬で釣りをしていたリューク。前日入りしていた彼らは集合時間まで岬で釣りをして時間を潰そうとしていた。すると後ろから声がかけられた。
「無事起きられたのね………珍しく。」
「ルーシィか、おはよう。」
「ホーッ。」
「釣れた?」
「珍しく大漁。船の厨房を貸してくれたら皆の朝食の一品にはなるかな。」
「へぇ、それは楽しみにしてようかな。」
「しかしルーシィがカナのパートナーとはね、少し驚いたよ。」
「色々あってね………でもあたしは何が何でもカナをS級魔導士にするの、立ち塞がるのならあんたでも容赦しないわよ!!」
「………これは困った。こっちの手の内は全部見抜かれてるし、1回君に負けてるからね。」
「………その割には余裕そうな口ぶりね。なんかムカつく。」
「それは悪かったね。でも、不利なくらいでビビってたら神竜王の名がすたる。」
「そう………ってそうだった。」
「ん?」
「そろそろ集合時間よ。皆集まってるわよ?」
「そっか。じゃあ俺も………ってヤバ、デカいの引いた!!」
「ホホーッ!!」
「ええっ!?」
その後、何とか大物の魚を釣り上げてからリューク達は波止場へと向かい、マカロフと他の出場者とそのパートナーと共に試験会場である天狼島へ向かう船へと乗った。
妖精の尻尾の"聖地"である天狼島。そこで行われるS級魔導士昇格試験の内容とは、出場者を待ち受けるものとは………
続く
・序盤の茶番
何か唐突にエンゲージのお目覚め会話を見て書きたくなったので書いた。この先の展開的にしばらくイチャつけないのは確定してるので今の内に、とも思いました。後悔は無い。
・リュークとルーシィの付き合い方
なーんか子供っぽいイチャコラになるんだよなぁ………多分リュークが心の奥底で甘えたがりの千歳児で、相手も相手でピュアなルーシィだからかねぇ………一応指輪がキーアイテムだし手繋ぐのは理にかなうからまぁいいか。
尚多少恥ずかしがりながらも2人(特にリューク)が微塵も隠すつもりが無い。
・それによる影響
「ギルド内恋愛OK」の雰囲気を作り上げたおかげで、特に女性陣への影響が大きめ。意中の人がいる人はこの流れに続けとアタックを画策。いない人も「いつか私も………」となってる。
因みに一番喜んでいたのは前回、ノーノー達成したO野U大みたいな喜びを見せたジュビア。ルーシィと言うデカい恋敵がリュークとくっついた上に「ギルド内恋愛OK」の流れを作ったので頭の中でチャンステーマが最大音量でドンドコ鳴ってる状態。
そんな絶好のチャンスなのに肝心のグレイと組めないとなればそりゃ凹むのもしゃーないと言う流れに。
・リュークの懐事情
ルーシィみたいに金欠じゃないし、無駄遣いもあまりしない質だが、
・そもそも長命種にありがちなお金への頓着が無く、金欠気味の仲間に奢るのもちょくちょくあった
・お金の使い道は武器などの消耗品の買い出しと魔導二輪の改造が大半
・ルーシィと交際し始めてから「1人の金じゃ無くなるんだよな………」ようやく貯金に本腰を入れ始めた
と言う事から新しい魔導二輪の購入には尻込みしていた。なお交際していなければ「必要経費だからしゃーなし」と即決していた。