問、
FEにおいて「我が名は!!」と来たら、それに続く名前は?
a:フェルディナント=フォン=エーギル
b:ローレンツ=ヘルマン=グロスタール
c:コンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル
d:イリヤスフィール=フォン=アインツベルン
e:ルドル=フォン=シュトロハイム
答えは後書きにて!!
「………ここじゃない。」
心を落ち着け、半眼で、まるで坐禅を組んでいるかのような静かな佇まいでゆっくりと走るリューク。
「魔力の流れを辿る………天狼島の魔力が集まる龍脈を………」
天狼島の魔力の流れを探りながら走っていたリューク。すると、10名程の悪魔の心臓の魔導士が現れ襲い掛かった。
「いたぞ、妖精の尻尾の魔導士だ!!」
「………。」
「何か知らねぇがボケっとしてやがる、やっちまえ!!」
一斉に迫る敵の魔導士。
「「「ギャアァァァ!!」」」
「こっちは忙しい、無駄な魔力と労力を使わせるな。」
だがリュークはそれを"絆剣リベラシオン"で纏めて斬り捨てた。
「はぁ………こっちか。」
倒した敵の魔導士に目もくれず、リュークは魔力の流れを読み、その源となる龍脈を辿っていた。
「………おっと。」
龍脈を探して、道なき道を歩いていたリューク。すると、とある場所に辿り着いた。
「………何だよ。最初からこうしていれば良かったのか。」
ついに天狼島の魔力が集まる龍脈の1つに辿り着いたリューク。それは彼ら天狼島に来た魔導士が本来目指していた目的地。
「初代マスター、メイビス・ヴァーミリオンの墓。」
二次試験の内容である、初代マスターの墓に辿り着く事。だが達成したところで合格を告げるマスターはいなく、淡く光るのみだった。
「………ちょうど良かった。」
ふぅ、と息をついたリューク。すると彼は"竜石"を懐から出し、それを手にしたまま"絆剣リベラシオン"を自分の目の前に突き立てた。
「ふー………。」
そして深く息を吐き、吸い込むと半眼を解き目を見開いた。
「我こそは妖精の尻尾所属の魔導士、リューク・ソラネル!!不躾ながら、この妖精の島を………あなたの島を一時に限り、我がものにさせていただく事を、お許しいただきたい!!」
そう言い放ち、リュークは"竜石"と"絆剣リベラシオン"に魔力を籠めた。
「我が守る国は無く、継ぐ城も無く、座る玉座も無し………されど我には守るべき、導くべき
すると地面に突き立つ"絆剣リベラシオン"の鋒を中心に1つの紋章が浮かび上がった。それはかつてソラネルの里に掲げられた紋章であり、紋章士リュールが生前掲げていた紋章でもある、エレオス大陸の中心に座する聖地リトスの紋章だった。
「故に我は、
リトスの紋章は眩く輝き、リュークを包みこんだ。するとその光から出て来たリュークは紋章士のような青い炎に似たオーラを放ち、青と緑に分かれていた髪と目は輝く青一色に変わっていた。
「我が名はッッッ!!」
リュークが名乗りを上げると、リトスの紋章が妖精の尻尾のギルドマークに切り替わった。
「我が名はリューク・ソラネル!!ソラネルの民の10代目にして………妖精住まう
名乗りと共に再び"絆剣リベラシオン"を地面に突き立てたリューク。すると地面に浮かび上がっていたギルドマークが拡散し、地を走った。
「"神竜王の威光"を、今ここに示さん!!」
地を走る光は光速で島中を駆け巡り、瞬きの内に天狼島の沖合まで到達しそこで消えた。
「……………。」
光が消えてから5秒、リュークは目を閉じてから再び目を開いた。
「この魔力………ナツが滅神魔導士を倒して、ロキがあの山羊頭を倒したね。だけど強い敵の反応がまだ5つ………それに悪魔の心臓の飛行艇に、ハデス以外の魔力反応あり。後は沖合の船にメストの魔力があるが、こちらは敵味方不明。味方は………キャンプに半分くらい集まっているけど負傷者が大半、無事なのは………レビィと、リサーナかな。ナツとマスターの近くにいるのは………ウェンディに、シャルルとリリーか?あとは浜辺の近くに小舟………これはギルダーツと、フリードにビックスローか。」
今の瞬間でリュークは、天狼島とその周辺の魔力反応を全て察知し、魔力の質から敵味方を判別した。これが400年間空位だった"神竜王"の名を復活させ、それを継ぐ覚悟を決めたリュークの新技、"神竜王の威光"。その1つ目の効果は自らが定めた
「それだけ分かれば十分。後は………フェルト!!」
この時点のリュークの見ている情報は探知機やレーダーのようなものであり、正確な輪郭は捉えられていない。だが優秀な王には、王の代わりに国を見渡す"目"となる者がいるように、リュークにはフェルトと言う"目"があった。魔力の反響定位とフェルトの目で天狼島の敵味方を完全に判別したリュークは、ここで"神竜王の威光"のもう1つの効果を発動した。
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「信号弾を見て戻って来たは良いが………」
「そこらじゅうで戦闘が起きてるな。さてどこから行けばいいか………」
一次試験を敗退したフリードとビックスロー、そして試験官としての役割を終えたギルダーツは先に小舟で戻ろうとしていたが信号弾を見て引き返して来た。だがどう加勢しようか迷っていたその時。
「………そうか、そこへ行けばいいのか。」
「あそこは、確か他の試験官や脱落組が集まるキャンプだったか………って待てビックスロー。」
「何だよフリード。急いで行かねぇと………」
「その"指示"を出したのは誰だ?」
「は?」
突如として頭に浮かんだ指示。
「俺は違う"指示"とやらが飛んで来たぜ。」
「ギルダーツもか?だが違う"指示"とは………」
「そっちにいる、孤立した味方の援護だそうだ。」
ギルダーツはフリード達とは別の方向を指差した。
「誰からの指示だ………まさか、俺達を分断する為の………!!」
「………いや、そうでは無いだろう。」
「どういう事だ?」
「ほんの僅かだが、魔力の加護が乗っている。指示出した奴と加護を与えている奴は同一人物だ。」
「つまり、味方が俺達の見えないところから指示出してるって事か?」
「ああ。そして、味方でそれができそうな奴となれば………あいつか。」
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「ふぅーーー………っ。」
深く息をついたリューク。
「いざやってみたら、上手く行くものだな………あとは、俺が皆に指図できる程信用されているかどうか、か。」
"神竜王の威光"のもう1つの効果。それは王の言葉を民に届けるかのように、反響定位で判別した
「………しかし、まだまだだな。歴代の神竜王なら、もっと強い加護や結界を張れたはず。それに………今の俺じゃ、竜の力を使えないな………」
しかしまだ竜族としては若く未熟と言えるリュークでは、歴代の神竜王と比べるとまだまだな上に、魔法を展開する為に竜の力を全て使っているので竜化や神竜格闘術、更には"竜石"による"エンゲージ"のクールタイムの踏み倒しと言った竜の力に頼った戦い方はできなくなっていた。
「まぁいいや、やりたい事はできた。後は………加勢が必要な所に、俺が向かうだけ。
紋章士セリスを顕現したリュークは"継承"で先程使った紋章士アクアの"救援の行路"で姿を消した。
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「ウーウェー!!」
「わーっ!!さっきから何なのよこいつ!?」
その頃、ルーシィは奇妙な人形を持った色白の力士体型の大男、煉獄の七眷属の1人である華院=ヒカルに追いかけられていた。何としても試験を続行したいカナに眠らされ孤立した所を見つかり追いかけられていた彼女は状況に戸惑いながらも逃げていた。
「こっちも遊んでる場合じゃないのに………開け、金牛宮の扉、タウロス!!」
「MOーーー!!」
明らかに力自慢な風体の相手に対し、タウロスを召喚したルーシィ。
「どどすこーい!!」
「ぎゃふぁ………俺が、パワーで負けた………!?」
「そんな!?」
だが華院=ヒカルはタウロスを張り手で突き飛ばし一撃でKO。
「っ………だったら!!開け、人馬宮の扉、サジタリウス!!」
「もしもしーっ!!」
「そして………
そのまま迫る華院=ヒカルの足を止めようと、ルーシィはサジタリウスを召喚し更に自分は紋章士ベレトと"エンゲージ"し、エンゲージ武器の"フェイルノート"を出した。
『狙いは足!!"一斉射撃"よ!!』
「了解でありますからして!!」
パワーでダメなら小技で、と足狙いの
「ダダスターン!!」
『ウソ、蹴り返し………!?』
だが放たれた矢は全て蹴り飛ばされ、ルーシィ達に返ってきた。
「うわあああっ!?」
『きゃあああっ………あうっ!!』
跳ね返った矢でサジタリウスも消え、ルーシィは逆に足に矢が掠り転んでしまった。
「どどすこーい!!」
『っっっ………なら、開け、天蠍宮の扉、スコーピオン!!』
接近戦でも矢でもダメなら、と今度はスコーピオンを召喚したルーシィは更に"テュルソスの杖"を手にした。
『最近習ったばかりだけど、流石にこれなら………!!"シャイン"!!』
「"サンドバスター"!!」
ルーシィとスコーピオンによって放たれた光弾と砂嵐。だが、それすらも華院=ヒカルは張り手で弾いた。
「オレっちの砂が………!!」
『光魔法まで………何も、効かない!!』
攻撃が悉く無効化されている内に距離を詰めた華院=ヒカルはルーシィとスコーピオンを射程圏内に入れ、張り手で突き飛ばした。
「どどすこい!!」
「がはっ!!」
『うあ………っ、何なの、こいつ………!?』
すると華院=ヒカルは自らの秘密を明かした。
「
『まさか、自分を強化………!!』
華院=ヒカルの魔法"丑の刻参り"はノーロさんと名付けられた呪い人形に対象者の髪の毛を付ける事で対象者を意のままに操る魔法である。その応用で自分の髪の毛を付ける事で自分の身体能力や属性を変化させていたのだった。
「
『っ、"アイギスの盾"!!』
「アンタのちっぽけな光と同じにしないで欲しいっス………"シャイニングどどすこーい"!!」
『いやあああっ!!』
光を纏った張り手はルーシィが構えた"アイギスの盾"を貫通し、ルーシィは突き飛ばされ地面に転がった。
『うっ、く………!!』
「材質を"光源体"から"綿"へ………」
大ダメージを受け起き上がれない隙に華院=ヒカルはルーシィの頭上まで浮き上がった。
「これでトドメっス!!"綿"から"鉄"へ、潰れろーい!!」
『………!!』
「"神器錬成・聖戦の斧"………」
『!!』
だがルーシィが潰される寸前に、1人が割り込んだ。
「"スワンチカ"!!」
「ウーウェ!?」
『………リューク。』
「っ………汚ぇ手で、誰に手出してやがる………!!」
「誰だか知らないが、潰されるがいいっス………!!」
「やっ、て、み、や、が、れっ!!」
ルーシィを守るように割り込んだリュークは高い威力と防御力に優れた"スワンチカ"の斧で華院=ヒカルを受け止めた。
「そして………
「ゥ、ウェッ!?」
"スワンチカ"は威力と防御力に優れているが、その代わりに並の者では扱えない程の屈指の重量を誇る。だがそのデメリットは、紋章士ヘクトルのスキル"重撃"により火力を底上げするメリットとなる。
「っおおおッッッ!!」
「ウウェ………!!」
そして遂に華院=ヒカルを打ち返したリュークは"切り返し"で構え直し、"スワンチカ"をぶん回した。
「道を開けろ!!」
「どけェェェ!!」
「ゥウェーィッ!?」
リュークの大振り、そして乱入して来たナツの飛び蹴りが命中し華院=ヒカルは飛ばされた。その先にはナツが交戦していた煉獄の七眷属の長、ガルナ島や楽園の塔で暗躍していたウルティアもいた。
「ルーシィ!?何でこんな所にいるんだ!?」
「あっちからふっ飛んで来たんだよ、無様に。」
『カッコいいふっ飛びってあるのかしら?』
「んでリュークはリュークでどうしたんだ、ピカピカ真っ青に輝いて!?」
「人を具合が悪いみたいに言うな。むしろ絶好調だ、視界が晴れ渡っている。」
『でも本当に大丈夫なの?何か魔力ダダ漏れだけど………』
「確かに魔力は放出しっ放しだね………無駄にできる魔力は無いから、力を貸してくれルーシィ。」
『………うん!!』
「………もしかしてオイラ達、お邪魔だった?」
「んな事言ってられる状況じゃ無いでしょう。」
"スワンチカ"を解除したリュークは元に戻りいくらか軽くなった"銀の斧"を目の前のウルティアと華院=ヒカルに向けた。
「時魔導士に、人形使いか………厄介だな。」
「とりあえず、試験のライバル関係は置いといて………チーム再結成と行こうか!!」
『チーム再結成………そうね、懐かしいわねこの組み合わせ!!』
「オイラ達の出会いを思い出すね!!」
「ハルジオンでの戦いに、エバルー屋敷の潜入………あれから色々あったもんだ。」
「燃えて来たぞ………行くぜ、リューク、ルーシィ!!」
『行こう、リューク、ナツ!!』
「思いっきりやるぞ、ルーシィ、ナツ!!」
リューク、ナツ、ルーシィはハイタッチを交わし、目の前の敵と相対した。
続く
・答、
a:フェルディナント=フォン=エーギル
dの選択肢はイシュタル(聖戦)とミルラ(聖魔)の、eの選択肢はドズラ(聖魔)とイエリッツァ(風花雪月)の声優さんが演じる全くの無関係のキャラです。いやドズラとイエリッツァは正反対のキャラやんけ、何で演じ分けられるの?
今までFEでフルネームがあるキャラはあまりいなかった(パッと思いついたのはアルム、エリンシア、サナキあたり)のに、風花雪月ではいきなりほぼ全員がフルネーム………マイクランとかアケロンとか、果てにはマティアス(ゴーティエ辺境伯、シルヴァンの父)とかまでフルネームあるけど、覚えてる人何人いるだろ(笑)
「カタカナの長い名前は覚えられない」と言う日本人エムブレマーが多い中でも「毎回名乗るから彼は覚えた」と言う声が多数のフェルディナント君。他にもエーギルって名前から烈火のネルガル引っ張り出して良成長したら「いいエーギルだ。」と言われたり、生座談会にて「1エーギル=15秒」と言う、1アランみたいな単位が生まれたりと何かとネタになる彼。
前置きが長くなりましたが、どうせ名乗りのシーンを入れるなら彼みたいに、と言う気持ちがあったので茶番を挟みました。
・"神竜王の威光"
家族から受け継いだものから、自らを"神竜王"となる決意と覚悟を決めたリュークの新技。本来は歴代の神竜王に伝わる、外敵の侵入を防ぐ為の結界魔法の一種だが、
・リュークが竜族として若過ぎる
・リュークは国を持っていない
・リュークは王を「仲間を導く者」として強く己に定めている
の3点から効果が変質している。
システム的な効果は「全ての味方の全能力+1」程度のものですが、この魔法の真髄は自らの定めた一定範囲(本文には
まずは"プレイヤー視点"。FEをプレイしていると、ユニットにカーソルを合わせる事で能力値や所持品、所有スキルを確認する事ができますがそれが見えるようになります。
次にプレイヤー"操作"。現時点では簡単な指示に留まりますが味方に指示を出せます(ノリとしては無双シリーズで操作していない武将(ユニット)に特定の場所や敵武将の所へ向かわせる指示を出すアレ)。
この2つにフェルトの"視覚共有"を合わせ事でFEのゲーム画面の完全再現、と言う寸法です。
尚、魔法の維持に自分の体内と"竜石"の竜の力を使うので現時点では魔法の発動中、竜の力全般が使用不可となる。