FAIRY TAIL 波地空の竜   作:ソウソウ

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ロキとソウの会話が思っていた以上に短いことに、読み返してみて気付いてしまった………
まあ、楽しめてもらえれば万事解決なので、問題ないはず!

───では、どうぞ~!!


第5話 ハコベ山での災難

「やぁ、相変わらずだね、ソウ」

 

 目の前の金髪の青年は微笑の笑みを浮かべて挨拶をする。

 元フェアリーテイルの魔導士であり、今は精霊だ。いや、元々精霊でつい最近に本業に戻っただけなのか。

 ロキが精霊だと知っていたのはソウの魔法で昔から気付いていたからだ。本人から口止めされていたので、話していなかったが精霊に戻った今はこうして普通に話すことが出来る。

 

「もう、大丈夫なのか」

 

「ああ。ルーシィのおかげさまでね」

 

「そうか。良かったな」

 

「僕は本当に運が良かったよ」

 

 そう言うとロキは精霊界へと戻ったのか、光の粒子となって宙に消えた。

 

「じゃあルーシィ、俺はこれで」

 

「ええ、ソウのことちょっと知れて良かったわ」

 

 ソウはその場を去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数日が過ぎるとフェアリーテイル内では花見大会で盛り上がっていた。

 この時期になるとフェアリーテイルは仕事にならないと依頼の量が極端に少なくなる。故により一層ギルドの奴等は騒ぎ出す悪循環になる。

 一方、ソウとレモンはと言うとナツ、グレイ、エルザ、ルーシィの最強チームにウェンディ、シャルルを加えたメンバーでハコベ山へと来ていた。

 ウェンディはまだ仕事に慣れていないらしくナツ達のチームに付いてきてきたのだがウェンディは暇そうにしていたソウを引っ張ってきたのだ。

 ソウが受ける依頼はS級魔導士にしか受けられない難易度の高いものばかりで一緒に行くことが出来ない。

 本人に付いていきたいと言えば簡単な依頼にしてくれるだろうが、それでも猛獣退治などの危険極まりないものばかりだ。

 そこでウェンディはチャンスとばかりに無理矢理テーブルで飲み物を飲んでいたソウを引っ張り出してきた。

 いつもソウの頭に乗っているレモンもだ。

 ソウもウェンディの昔のことがあるので容易に断り切れなかった。

 ナツ達も断るわけが当然なく、むしろ歓迎気味だ。レモンもノリノリで依頼をこなそうとしていた。

 その依頼がなんでもハコベ山に咲いている薬草の採取らしいが、ハコベ山はとにかく一年中雪が降っていることで有名なので寒い。

 

「開け!時計座の扉、ホロロギウム!」

 

 ルーシィの言葉と同時に柱時計のような形をした星霊が現れた。

 

「私またここへ来ちゃった、寒過ぎる~!───と申しております」

 

「寒いですねぇ」

 

「ウェンディもこっちへ来たら?風邪ひいちゃうよ?───と申しております」

 

「そうですか?じゃあお言葉に甘えて。お兄ちゃんとシャルルとレモンは?」

 

「まあ、波動のおかげでなんともないよ」

 

 ソウは赤い波動のオーラをまとわせながら歩いていた。

 どうやらそれが熱を発生させているようでソウはなんともなく、雪道を歩いていた。

 

「いいなー、シャルルは?」

 

「全然平気よ。寒さなんて心構え1つでどうとでもなるから」

 

「私も大丈夫だよ~!」

 

 猫というと寒さに弱いイメージがあるのだがシャルルとレモン、それにハッピーは大丈夫みたいだ。

 

「空模様も落ち着いてきたようだ」

 

 エルザは呑気に状況確認をしており、ナツは腹をならしていた。

 

「腹減ったな~」

 

「暖か~い………!」

 

「は、早く帰りたい…………!」

 

 ホロロギウムの中へと入ったウェンディはルーシィと一緒に温もりを感じて落ち着く。ルーシィはもう嘆いていた。

 グレイはというと雪道に苦戦していた。

 

「くそ、こんなにも積もってると歩きずれぇなぁ!」

 

「それ以前に服を着ろ!」

 

「うぉっ!!」

 

「ね~ぇナツ、そんな便利な薬草って本当にあるのかな?」

 

「さ~あなぁ、依頼書に書いてあったんだからあるんだろ?」

 

「だってさぁ、お茶に煎じて飲んだり、ケーキに練りこんで食べれば、魔導士の魔力を一時的にパワーアップするなんて、オイラは眉唾ものだ思うんだよ。ほら、うまい魚には毒があるって言うでしょう?」

 

「それをいうなら、うまい話には裏があるだ」

 

「うおぉ~!エルザに突っ込まれた!!」

 

 珍しくエルザに突っ込まれたハッピーは驚愕していた。ソウも密かに驚いていた。

 

「効果はともあれ、依頼はこの山の薬草の採取だ。ついでに多めに採れたら明日のビンゴの景品にしよう。皆喜ぶぞ」

 

「お~い、薬草!いたら返事しろ~!!」

 

「するかよバーカ」

 

「んだとコラァー!!」

 

「思った事何でも口にだしゃあいいってもんじゃねーだろ。しかも、テメェのは意味わかんねぇのばっかだし」

 

「ほぉ~う………やるのか!このカチコチパンツ王子!!」

 

「やるのかこのダダ漏れちょこび野郎!!」

 

 言い争う二人。やがて、それは殴りあいへと発展していくがそれがあだとなった。あの悪魔の前でそれをするとか自殺行為に等しいからだ。

 

「やめんか!」

 

「「あいー!!!」」

 

 エルザの怒号に二人はみるみる小さくなっていく。

 

「あ~、早く仕事終わらせて帰りたいな。明日のお花見の準備したいのに………」

 

「私もすごい楽しみです!」

 

 ソウはそんなやり取りを無視し、呟く。ウェンディは嬉しそうに相槌を打っていた。

 やがて、一行はハコベ山の山頂へとどんどん進んでいくが、ついにホロロギウムの時間が切れたのかウェンディとルーシィにとって悪魔の囁きとなる一言が放たれた。

 

「時間です。それでは御機嫌よ~う」

 

 言葉と同時にホロロギウムは消えた。

 ポン!と雪道に尻餅をついた二人は身を震い上がらせる。

 

「っ!寒!!」

 

「う、い~!!」

 

「おいおい………」

 

「お前達もちゃんと探さないか!」

 

 先程から薬草を探しているナツとエルザ。ナツは同情の目線を送り、エルザはそんな二人に突っ込む。

 

「だって~!」

 

「お兄ちゃん~、なんとかできない~?」

 

 ルーシィは嘆くように叫び、ウェンディは助けを求めて自分の兄へと目線を向ける。

 妹に助けてと言われたソウは頭を掻いた。

 

「しょうがないなぁ~」

 

「本当!!お兄ちゃん」

 

「え!!ソウ、なんとかできるの?」

 

「まあ、見ておけって」

 

 ソウは二人に赤い波動のオーラをまとわせてあげた。

 だんだんと温もりを感じてきた二人は嬉しそうに笑みを浮かべる。

 

「温かいね、これ」

 

「ちょっと!!これ、できるんだったら初めからやりなさいよ」

 

 ルーシィが涙目になりながらソウに訴えてかける。

 

「ルーシィが勝手に時計の中にはいってたんだろ」

「私にもやってよ、ソウ」

 

 自分も限界だったのかレモンがソウに頼む。

 

「分かったよ、ほら」

 

 ソウはレモンにもやってあげた。

 

「ありがとう、ソウ」

 

「………あんたまで…」

 

 嬉しそうにはしゃぐレモンをシャルルはあきれながら、見ていた。

 そんなシャルルを一目見たソウは何を思ったのかシャルルに薦める。

 

「シャルルもどうだ?」

 

「………結構よ」

 

「そうか」

 

 やってほしそうにしていたとソウは感じたのだが、気のせいだったみたいだ。

 一部始終を見ていたグレイが感心するかのように呟く。

 

「なかなか便利な魔法だな、それ」

 

 その時、ナツが何かに気付いたのか鼻でくんくんと匂いを嗅ぐ。

 

「ふん、ふん………お、臭うぞ。これぜってぇ薬草の臭いだ!」

 

「相変わらず、凄い鼻だね」

 

「ふん、ふん………なんか草の臭いはするけど……」

 

「ソウの鼻も中々のものよ」

 

 ドラゴンスレイヤーは鼻が良いのである。

 

「てか、あんた、その薬草の臭い嗅いだ事あるわけ?」

 

「いーや、嗅いだことねぇけど間違いねぇ!」

 

「確かに………よく嗅げば、なんかそれっぽい臭いはするけど………」

 

 一理はあるような気がするが、今とそれはまったく関係ないような………。

 ルーシィは心の中で疑問を浮かべる。

 

「行くぜハッピー!!」

 

「あいさー!!」

 

 ナツは全速力で走って行った。ハッピーはその後を追う。

 

「ちょ、ちょっと!」

 

「たく、セッカチ野郎め」

 

「とにかく、ついて行く事にしよう。あいつの鼻は侮れないからな」

 

「気のせいかしら、凄くいや~な予感がする………」

 

「シャルルの勘はよくあたるよねぇ」

 

「そうだねぇ」

 

 置いていかれたソウ達を余所にナツ達は匂いのする場所へと走り続ける。

 それも叫びながら。

 

「ぬおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

「あったあー!!!!」

 

「あいーー!!」

 

 薬草があった場所は山頂と呼べる場所だった。

 

「早っ!」「早い事はいいことだ」

 

「流石だな」「そうだな」

 

「ナツさん凄い!」「やっぱり獣ね」

 

「そうね」

 

 各々の感想を呟くがナツは早速薬草を採ろうと行動に移る。

 

「よおーし、さっさと積んで帰るぞ!」

 

「あいさー!!」

 

 しかし、採ろうとした瞬間二人に影が現れる。

 

「あ?」「ん?」

 

「ギャオーン!」

 

 現れたのはブリザードバーン、通称白ワイバーン。

 ハコベ山などに生息するモンスターである。

 その見かけとは裏腹に草食である。ちなみに大好物は目の前の薬草だとか……。

 

「ギャオォォォ!」

 

 ワイバーンは翼を羽ばたかせ、旋風を巻き起こした。

 わぁ~!と言いながら吹き飛んでいくナツとハッピー。

 ワイバーンは薬草を採られないように薬草の近くへと着地した。

 

「何っ!!」

 

「独り占めする気みたいだな」

 

 すると、後ろにいたグレイが氷の魔法の準備をしながら笑みを浮かべてこう言った。

 

「こういうのを一石二鳥とかって棚ぼたって言うんだな。白いワイバーンの鱗は高く売れるんだってよ」

 

「よぉーし、薬草とるついでにアイツの鱗全部剥ぎ取ってやるぁ!」

 

 その瞬間、ルーシィの脳裏に嫌な予感が浮かんだ。

 

「あっ……」

 

 声を漏らすルーシィ。

 嫌な予感が的中しないように……そう願うしかなかった。

 ハッピーは戦闘するき満々でソウは渋々戦闘体制に入る。

 

「オイラも戦うよ!」

 

「仕方ないか……」

 

「うむ。換装!」

 

 エルザは水色の鎧を身に纏い、巨大な槍のような物を出した。

 換装とは、エルザの使う魔法で装備を別の空間にしまっておきいざとなったら即座に取り出せる魔法だ。

 

「私達はあれの注意を引き付ける。その隙を覗って、ルーシィ達は薬草を採取するんだ」

 

「は、はい!」

 

「仕方ないわね」

 

「そうだね」

 

 ウェンディと猫達二匹は了解とばかりに返事する。

 

「え、えぇ………何か一番危険なポジションではないかと………」

 

「頼んだ!」

 

「はい!喜んで!!」

 

 エルザのやばい形相にルーシィは冷や汗流しながら了承した。もう、どうにでもなれって投げ槍気味だ。

 

「行くぞ!ナツ、グレイ、ソウ!!」

 

「「おうよ!」」「はいはい…」

 

 ソウ達が戦闘を開始する中、残ったウェンディ達はというと───

 

「うわぁぁぁっー!」

 

「ひゃあぁぁぁー!」

 

「急いで急いで!」

 

「もう、だらしないのよ、あんた達」

 

「我慢、我慢だよ」

 

 魔法の余波に怯えながらも四つん這いになって進んでいた。

 ワイバーンと対峙していたナツはこちらから勝負を仕掛ける。

 

「火竜の煌炎!!」

 

 ナツは巨大な火球を作り、投げつけた。しかし───

 ワイバーンは巨大な翼を大きく羽ばたかせた。

 

「えぇ!?」

 

「あーあ、ナツの炎が……」

 

「風圧で跳ね返された!」

 

 火球はワイバーンに届かず、どこに向かったのかというと、ウェンディ達のすぐ近くだった。

 

「「ひゃぁぁぁっ!!!」」

 

「アイスメイク 円盤(ソーサー)!」

 

 ウェンディ達は悲鳴を上げながらもどうにか難を逃れようと薬草の所まで急ぐ。

 ナツに続いて今度はグレイが攻撃する。

 だが、これもさっきと同じように風圧で弾き返されてしまった。

 それも運悪く氷の円盤はまた、ウェンディ達の近くに飛ばされる。

 

「きゃぁーーー!!」

 

 目の前を円盤が通り過ぎたのにびっくりしたルーシィ。

 

「これならどうだ!」

 

 今度はエルザの攻撃。槍みたいなのから電撃を放ってワイバーンに仕掛ける。

 だが、ワイバーンはあっさり避けて電撃はナツ達の元へ吸い込まれるように。

 

「おいおい……」

 

「待てコラァ……!」

 

「おっと…」

 

 ソウは普通に避けたがナツとグレイはそうはいかなかったみたいで電撃を直に浴びる。

 

「「ぎゃあああ……」」

 

「バカ者!ちゃんと避けぬか」

 

「つーかあれだ」

 

「先に謝れ!」

 

 二人の言い分は確かだと思ったソウ。これ以上やってもキリがないので自分が動くことにした。

 

「エルザ、ここは俺に任せてくれないか」

 

「分かった。頼んだぞ!」

 

 エルザの許可が降りたところでソウは二人に「下がってろ」と声をかけた。

 二人が下がったのを確認したのち、ソウはその場にしゃがむ。

 その瞬間、足元に魔法陣が出現したと思うとソウをおもいっきり上に打ち上げた。

 衝撃を発生させる魔法でありソウはその勢いを使ってジャンプしたのだ。

 

「早い……」

 

 エルザはそう呟く。

 ソウのスピードは目で追うのがやっとだった。

 あっという間にワイバーンの頭上へと移動したソウは技の構えを取った。

 

「『波動式五番 衝大波』!」

 ソウの拳から衝撃波が発生。ワイバーンに上から直撃。

 ワイバーンはそのまま下に叩きつけられ、辺りに雪が舞った。

 

「今の内に早くやれ」

 

 まだ空中にいるソウから声がかかる。

 エルザ達は即座に自分の魔法を発動してワイバーンに向かった。

 エルザは槍のようなものから雷撃を放ち、ナツは炎を拳に纏わせ、グレイは造形で巨大なハンマーを作った。

 

「火竜の鉄拳!」

 

「アイスメイク大鎚兵(ハンマー)

 

 そして、ついにワイバーンに直撃して完全に倒れてしまった。

 それは良いのだが、少しやりすぎではないかとソウは思う。

 すると、辺りに怪しい音が鳴り出した。

 それは何かが崩れ去る音に似ていた。

 

「やったぁー!見て見てぇ!私だってフェアリーテイルの最強チームの一人なのよー!」

 

 薬草を片手に高々と上げるルーシィ。

 自分も頑張ったら出来るんだと思ったルーシィだが、背後から謎の騒音が聞こえてきた。

 ルーシィは振り返ると、驚きの光景を目にした。

 

「ん………雪崩ーーー!!??」

 

 目の前には大量の雪が迫ってきていた。ルーシィは避ける間もなくあっという間に雪崩に呑み込まれていく。

 雪崩が収まり、ソウは(エーラ)を発動したレモンに担がれながらも空中から声をかけた。彼の場合は元々空に留まっていたので雪崩には巻き込まれなかった。

「おーい、無事か~?」

 

「お、重い………」

 

 返事をしたのは、ハッピーだったが、とても苦しそうな返事だった。

 それもその筈。ハッピーは鎧を着たままのエルザを持ち上げているためだ。今の状態を保つだけでも苦悶の表情を見せている。

 

「俺も平気だぁー!」

 

「おぉ………そりゃあ、あんだけ暴れればこうなるか………」

 

 ナツとグレイの場合はワイバーンを下敷きにして、難を逃れた様子だ。

 

「私達も大丈夫です!」

 

「何とかね」

 

 ウェンディはシャルルに持ってもらっているようで、大丈夫そうだ。

 辺りを見回したウェンディはあることに気付いた。

 

「あれ?ルーシィさんは?」

 

「あれ?そういえば………」

 

「ルーシィ~どこ~?」

 

 ハッピーが大声で呼び掛ける。ソウも魔法での探索を試みようとするが、その必要は無くなった。

 ぽっこりと雪に埋もれたルーシィが顔だけを出したからだ。

 

「さ………さ………寒い………」

 

「あれは流石に俺の魔法も効かないだろうな」

 

 ルーシィにかけた魔法はあくまで応急処置に近いものなので、あそこまで凍えると効果は薄い。

「ハックション!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、花見は毎年と同じように決行されており、一段と盛り上がりを見せていた。

 カナは樽一つを抱えて誰にも盗られないようにしている。そんな量は誰も飲まないのにだ。また、エルフマンが「花見は男だぁー」と訳の分からないことを叫んでおり周りから哀れみの視線を貰っていた。レビィの側にはジェットとドロイが幾度となく、レビィに食べ物や飲み物を薦めている。

 そんな中、ソウ達はと言うとある話題について話していた。それはルーシィが花見に来ていないことだ。

 

「あ?風邪ひいたって?」

 

「ひどいのか?」

 

「う~ん…………」

 

「鼻はぐゅしょぐょしょ、顔は真っ赤でそりゃあもう………」

 

「なぜ風邪をひくんだ?」

 

「気づいてないのね………」

 

 シャルルは呆れる。

 大半は戦闘したエルザ達に原因がある。ソウも一応、罪悪感は感じていた。

 

「ルーシィさん、あんなにも楽しみにしていたのに………」

 

「おっ、そうだ!ウェンディの魔法で治してもらえばいいんだ!」

 

「もう施してはあるんだけどな。治るのは精々明日だろう………」

 

「明日か………」

 

 ルーシィが元気になっている頃には花見は既に終了しており、ルーシィは参加できないことになる。あんなに楽しそうにしていたのに残念だ。

 ソウは心の中でルーシィに合掌した。

 

続く─────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 




予告しておきます。

次、投稿する話は七年後の話になっている可能性大なのでご理解お願いします。

ただ単に大魔闘演武でのソウ達の活躍を書きたいだけです。

オリジナルの敵キャラってあり?(無しの場合だと、原作に出てきた敵キャラのいずれかを主人公が奪い倒す形となる予定)

  • あり
  • なし
  • ありよりのなし
  • なしよりのあり
  • どっちでも

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