FAIRY TAIL 波地空の竜   作:ソウソウ

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久しぶりのこちらでの更新です!
そして、今回はあの二人のフェアリーテイルに行くまでに起きた出来事の話です!

───では、いこうか!!


第6話 アールとルーズ

 花見は最高潮の盛り上がりを見せていた。現在、ビンゴ大会の真っ最中である。

 ソウも同じようにビンゴに参加していたが、まったく当たらない。いやと言うほど当たらない。他の人は最低でも5,6箇所は開けているのに、ソウはまだ3箇所。真ん中の穴は誰もが最初に開けるので実質上まだ2回しか当たっていない。ウェンディも思わず心配していた。

 ソウが自身の運の悪さに悲観していると、「ビンゴ!!」と名乗りあげる者が現れた。

 エルザである。

 最速でのビンゴを成し遂げたエルザは意気揚々と景品を貰いにいったがその景品を見て、開いた口が塞がらなくなった。

 なんと、景品はあの薬草だったのだ。ソウ達が苦労してルーシィが命懸けで採ったあの薬草だ。

 それはいい。まだいい。だが、どうして薬草が茶色く変色しているのだろうか。

 

「急に暖かい所から持ってきたからのぅ」

 

 マスターの一言にエルザは落胆した。急激な温度変化は薬草には耐え難い試練だったようで、枯れてしまっていたのだ。

 折角一番にビンゴしたのに、こんな報いがあるのだろうか。これでは、運が良いのか悪いのかよく分からない。

 

「私の………ビンゴが………」

 

「あらあら」

 

 ミラを筆頭に誰もがエルザの境遇に心の中で同情していた。ソウもそんな悲観な彼女を見て、まだ運の尽きが終わっていないのかもしれないと期待が高ぶっていた。

 ビンゴは続く。

 景品はまだまだ幾らでもあるのだ。今か今かとそわそわしている。

 次々と番号が発表される中、ソウは焦りを感じていた。周りからは「ビンゴ!!」の声が上がる。それらが、さらにソウに重くプレッシャーを与えていた。

 まだ………チャンスはあるんだと心の中に言い聞かせて、自分のビンゴの紙と向き合う。

 

「「「ビンゴーー!!!」」」

 

 すると、珍しく3人が同時に同じ番号でビンゴとなった。対するソウは今、ようやく当たったというのにリーチには程遠い。危うくガッツポーズを取りそうになったが、もしそれをしていたら周りから哀れみの視線を貰っていたことだろう。

 名乗りを上げたのは、エルフマン、ジュビア、レビィの三人だ。まさかの異例にお互いに顔を見合わせた。

 

「3人同時か。じゃあ、一発芸で1番面白い奴に景品をやろうかの」

 

 すると、マスターがとんでもない提案をし出した。どこからそんな考えが浮かび上がるのかは不明である。

 

「「「一発芸!?」」」

 

「景品はなんと、アカネリゾート高級ホテルの2泊3日ペアチケット」

 

 そう言うミラの手にはヒラヒラと紙が揺れていた。あれがそのペアチケットなのだ。ウェンディがとても欲しそうに見つめていた。

 

「すごい………!」

 

「「ペアで旅行!!」」

 

 感心するかのように呟くレビィに対し、ペアという所に反応したのはジエットとドロイの二人だ。そして、どちらが選ばれるか二人の間で火花が散り始める。

 

「アカネリゾートか!姉ちゃんにプレゼントしてやる」

 

 エルフマンはとても姉思いのようであった。とてもよい心掛けだ。最早、彼に渡した方が良いと思う。

 

「グレイ様と2人きり………2泊3日………ジュビアまだ心の準備が………」

 

 一番の問題児がジュビアだった。妄想が爆発寸前である。そもそも、グレイが一緒に行くなど決まっていない。

 

「一発芸………それは一度きり、ギリギリの戦い…………つまり俺の出番ってことさ、相棒………」

 

「「またお前か!!」」

 

 ガジルが格好つけて会場に現れた。ギターを片手に何をしているんだと周りから突っ込みが入る。さらに一度や二度のことではないらしい。

 

「引っ込め!つか、リーチもしてねえだろお前は!!」

 

 結局、誰が手に入ったのかは永遠の謎に包まれるのであった。

 ───そして、ソウのビンゴの結果はと言うと………。

 

「………お兄ちゃん………」

 

「何故だ………ごめん………ウェンディ………何か良いもの貰えたら、あげようと思ってたのに………そもそも当たらないなんて……!」

 

「いいの………私はお兄ちゃんが側に居てくれるだけで良いんだから」

 

「ウェンディ………」

 

 結果はあれだったが、兄妹の絆は深く繋がっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 馬車の揺れが収まったと同時にルーズは目覚めた。眠気に襲われ、目蓋を擦りながら上半身を起こして辺りを見渡す。

 ようやく目的地に到着したのだろうか。随分と長い間、移動していたようだがそれほど遠い所だったのだろう。疲れからなのか体が少し重いような気がする。

 ルーズは起きる気配のないアールを起こそうと、肩を揺らす。彼はなるがなるままに、体を揺らされるだけで起きる素振りは見せない。

 彼はまだ乗り物酔いが覚めていないようなので、ルーズは一足先に外へと出ておくことにした。彼は調子を戻すなり勝手に出てくるだろう。

 

「おい、作戦は順調か?」

 

「はい、滞りなく」

 

 馬車の幕に手をかけて、開けようとしたのだがふと外から男二人の会話が聞こえてきて動きを止める。

 内容までははっきりとは聞こえなかったようだが、ルーズはちょっとした違和感を感じた。

 首を傾げながらも、幕を開こうとすると外から慌てるかのような口調が聞こえる。まるで、今出てくるのが有り得ないかのように。

 

「おいっ!起きてるぞっ!」

 

「なっ!」

 

 ルーズが馬車から降りると、そこは街ではなく森林だった。ここは辺りは木々に囲まれている中で何もなく、日差しが射し込む唯一の場所だった。

 本来なら街に着く予定だった筈なのだが、どうしてこんな所にいるのだろうかと疑惑が膨らむ。それに男二人の姿も怪しい。

 一人は馬車の運転手を務めていた男だ。が、もう一人は黒の服装に身を包んだ筋肉質体型の男だった。運転手の男は彼を上司のような態度で接しているからして、どうやら彼の立場は運転手の男よりかは上らしい。

 別にそんなことはルーズの知ったことではないが、馬車の運転手という仕事で上下関係はあったのだろうか。

 上司っぽい男は「仕方ない………始めるぞ」と運転手の男に指示を出す。そして、二人して目を合わせて頷くなりルーズの方へと近付いてくる。

 幼い子供なら怯える雰囲気を込めた人を見下ろすような眼でルーズを見る。彼らの偽の笑顔はルーズからしてみれば、気持ち悪いこと極まりなかった。

 

「ここはどこかしら?」

 

 ルーズは何も気付いてないように装って男共に尋ねた。上司の男は少し眉を潜める。少しもルーズが威圧をものともしていないことに驚いてるようだった。

 ルーズの質問に答えたのは、馬車を運転していた人だった。

 

「ちょっと用事が出来てね。あと少しの辛抱だからね」

 

 子供に言い聞かせるように優しい口調で答える男にルーズは内心、嫌悪感を抱いていた。

 裏で何を隠しているかは分からないが、今の言葉に善意があるとは思えない。殆ど嘘で固めたでっち上げの台詞だろう。

 

「じゃあ、どうして貴方達は魔法を使おうとしてるのかしら?」

 

 思わぬ指摘に男共は肩をビクッと震わせた。彼女はどうだと言わんばかりに笑みを浮かべている。

 ───どうして分かった!?

 運転手の男が発動させようと準備していたのは“魔除け魔法”。所謂人を近づかさせない魔法の一種だ。これで、今の状況が周りに目撃されないようにしているのだ。

 一方、もう一人は“念波魔法”。仲間に通信を取っていたのだ。彼女には勘づかれてしまったようだが、既に話は通ってあるので男の目的は達成していると言ってもよい。

 

「あら、当てずっぽうで言ってみたんだけど、どうやら当たっていたようね」

 

「───っ!この餓鬼がぁ!!」

 

 悪戯に引っ掛かって、バカにしてくるような言い草に男の片割れが思わず怒鳴り返してしまう。もう片方が落ち着かせようとするが、興奮はそう簡単に収まりそうにもない。

 どうにか気持ちを静めて、再びルーズを睨み付けた男はこれからどうするか脳裏で考える。今ので、自分達がただの馬車使いではないことぐらいはこの勘の鋭い少女には気付かれている。また、嘘の笑顔で言い聞かせようとしても冷徹な態度で跳ね返されるのは目に見えている。

 故に───本性をさらけ出して、怯えさせるまでだ。彼の選んだ手段は脅迫に近いものだった。

 

「金目の物は全て置いていって貰おうか、お嬢ちゃん」

 

 ニヤリと男は本物の笑みを浮かべた。隣の運転手の男もそれで、何をするのかを悟ったのか表情が困惑から確信へと変わっていた。

 

「イヤよ」

 

 だが、彼女は一刀両断とばかりに断った。自分の状況が理解できないのか、それとも勝てる自信があるのかは知らないが余裕綽々な態度に男の堪忍袋の緒が切れた。

 

「テメェェ!!!!」

 

「おい!!やめろッ!」

 

 片腕を振り上げて、相方の抑えを振りほどいて男はルーズへと襲い掛かった。彼女は目を細めて、呆れるような表情になっていた。

 男が狙った場所はルーズのど真ん中。所謂、腹だ。男の渾身を込めた一撃が彼女の中心へと伸びていく。

 だが、彼女は避ける素振りを一切見せつけなかった。まるで、受け止めてやると言った感じで待ち構えているのだ。

 さらに驚くべきことに彼女は笑顔を浮かべていた。後ろから見ていた男は直感的に何か不吉な予感を感じとり、止めるように叫ぼうとするが、気付くのが遅すぎた。

 

「────なっ!?」

 

 吹き飛ぶどころか踏ん張る様子さえ見せなかったルーズに男は目を見開いた。そして、よく自身の拳の方へと見てみると受け止めていたのは彼女ではなかった。

 

「す……すな!?」

 

 彼女を守るかのように動いているのは“砂”。彼女の周りをぐるぐると浮かんでいる。その一部が彼女の腹の前で男の拳を受け止めるために集まっていた。

 男は直ぐ様先程とは逆の腕で、今度は彼女の顔面を横から狙った。が、砂がそれを防ぐ。

 何度も殴ろうと拳をぶつけるが、砂の楯の前に手も足も出ない。

 ────有り得ない!!嘘だ!!

 男は自身の攻撃が彼女に効かないことを素直に受け止める事が出来なかった。そもそも、彼女が魔導士ということは薄々感ずいてはいたものの自分なら勝てるという自信があった。

 だが、それはあっさりと覆されてしまう。その事実だけは男にとって認めたくない事実だった。故に攻撃を止めることはない。

 そこから男の必死の砂破りが始まる。

 パンチにキック、幾度となく繰り返す。だが砂の楯の前にどうしても攻撃が届かない。それでもなお決して、男は諦めたくなかった。こんな少女に負けるなんて恥さらしだけはしたくなかったのだ。

 

「はぁ………はぁ………はぁ………」

 

 体力だけを一気に消費してしまい息を切らしている男に対して、彼女はその場から一歩も動いていない。

 まるで、自分が手出しをするまでもないと言った感じで待ち構える彼女に男は一瞬、嫌な予感を感じ取った。

 

「もう良いかしら?私はもう飽きたんだけど」

 

「っ!!黙って言わせときゃあ!!」

 

 はぁ………と溜め息をつく彼女の挑発に男は負けじとやり返す。

 そして、再び殴りかかろうと接近するのだが今度は彼女の様子が違った。右腕を真っ直ぐ男の方へと伸ばしていた。

 

「………“砂竜の砂嵐”」

 

 ───刹那、男が見たのは一面に映った砂だった。

 彼女の掌を中心に放たれた異境な砂嵐は不規則な動きをしながら男に襲い掛かる。

 砂が目に入るのを防ぐために両腕を組んで顔を伏せるが、砂嵐の猛威に耐えきれずに後ろへと男は吹き飛ばされた。

 男は運転手の男の隣を一瞬で通過すると、さらに奥に聳えていた樹木の一つの幹にぶつかる。

 

「がはっ!」

 

 猛烈な背中の痛みに一気に肺に貯まっていた空気が押し出されてしまった。意識が朦朧として今にも気絶しそうだ。たったの一撃でこの様とは情けないものである。

 

「大丈夫か!?」

 

 心配なのか、男の元へと駆け寄る。不安そうに声をかけるが返事は帰ってこなかった。

 

「ねぇ」

 

「ひぃ!!」

 

 少女のたったの一言に肩を震えあがせてしまった。最早、運転手の男にとって彼女は最悪の客に成り下がっていた。

 対するルーズはちょっと声をかけてみただけなのに、怪だものを目撃したかのような反応をされてしまったことで少し不機嫌になっていた。

 

「貴方もやるの?」

 

 彼女はそう問いかけてきた。そこの男と同じ目に遭いたいのかと。

 運転手の男の魔法で戦闘するのはとても不向きだった。さらに彼女の実力は一目で見る限り相当のもの。勝てる自信は一向に沸いてこなかった。

 ───その時だった。

 男が「ぅ………」と呻き声を上げて顔を上げたのだ。

 

「………来たぞ」

 

 それだけをどうにか口にすると、男は完全なる笑みを浮かべる。まるで勝利が確信したかのように。

 

「頭でも打っておかしくなったのかしら?」

 

「好きなだけ言っておけ、いくらテメェでもこんなだけいれば無理だからなぁ」

 

 ルーズは男の言うことが理解出来なかった。脳が今の衝撃でおかしな方向に走ってしまったのではないかと本気で思うほどに。

 すると、周りの気配が一気に変わる。人の気配だ。それもたくさん。

 ゴソゴソと草むらが揺れるなり、一斉に男の仲間達と思われる人々が一挙に出現して集まる。そして、彼女の周りを一定の距離を保って囲んだ。

 

「あら、こんなにいたのね」

 

 ルーズは少し驚きはするものの、相変わらずの余裕な笑みを浮かべていた。

 リーダーだと思われる人物が一歩前へと出る。そして、彼女と視線が合う。

 

「君達は運が悪かったようだね」

 

「だから何がよ。もしかして貴方も彼と同じ目に遭いたいのかしら?」

 

「いや、遭うのは君の方だよ、お嬢さん」

 

 いかにも頭脳派といった感じの眼鏡をかけた男はそう言い終えると、片手を上げて合図のような仕草をした。

 すると突如、ルーズの体がピシリと固まり動かそうとしても動かせなくなった。彼女を囲んでいる男達の誰かが魔法で縛っているのだ。

 眼鏡の男はさらにルーズに近づく。

 

「こんなので私も捕縛したつもり?」

 

「見た目によらず、素直な性格ではないようだね」

 

 さらに眼鏡の男は彼女に近づこうと足を前へと進めるが、それを遮るかのように間にある物が妨げる。

 

「おっと!………危ないね」

 

 彼女から巻きほこる砂を避けると、感心するかのように彼女に微笑みかける。

 ルーズにとっては嫌悪感満載である。

 動きが拘束されているといえ、ある程度は砂の操作は可能である。それでも幾分砂の量やスピードは落ちてしまう。

 

「もっと欲しいかい?」

 

 眼鏡の男はそんなことを尋ねる。彼女の返答はなし。代わりに眼鏡の男を睨み付ける。

 それをどう判断したかは分からないが、また彼は先程の合図と同じような動きをした。

 ルーズはそれを見て覚悟した。

 

「────くっ!!」

 

 拘束魔法がより一層きつく縛られる。これでは砂を操れるどころか意識を保つだけでも精一杯ではないか。必死にほどこうと力を込めようと足掻くが、少女である彼女に解除出来るほどの力は持っていなかった。

 

「“連結魔法”のお味はいかが?」

 

「………不味い…わ」

 

 口を動かすだけでも既に限界のルーズ。形勢は一気に逆転されてしまったかのように見える。

 眼鏡の男はまたルーズの方へと歩み寄る。

 

「今度は砂もお休みのようだね」

 

 眼鏡の男はルーズの近くへ寄るなり、方膝をつくとその片腕をルーズの顔の方へと伸ばしてきた。

 まさか、自分に触れる気なのかと気付いたルーズは必死にもがく。眼鏡の男はそれすらも楽しんでいるかのように笑う。

 

「やめ………!!………て!!」

 

「良いねぇ、その表情ぉぉ!!」

 

 その汚い手で触れられるとか、考えたくもないルーズは涙目になりながらも訴えかける。

 偉そうな口調を叩いて、相手を挑発している彼女でも、まだ少女だ。こういう窮地になると怯えてしまうのは無理がない。

 眼鏡の男はそれを見透かしていたのように、徐々にゆっくりと腕を伸ばしていく。

 

「い…や……いやぁぁ!!!!」

 

「ははははは!!」

 

 狂乱の笑いを上げて、ついに眼鏡の男はルーズの顎もとへと手を伸ばした───

 

「っ!!誰だ!!」

 

 ───はずなのだが、誰かに腕を横から掴まれてしまい眼鏡の男は思わず声を上げた。

 眼鏡の男の視線の先にいたのは、少年だった。

 不機嫌そうな目付きに、今にも怒りそうな態度なのだが、彼がまるで子供のようなのでそんな気品が一切感じられない。あるのはプンプンと可愛げに怒っている少年。

 

「僕のルーズに何をしてるのかな?」

 

「………アール………」

 

「君は一体………」

 

 ルーズは彼の登場に嬉しそうに彼の名前を呟いた。

 眼鏡の男は驚嘆していた。何処から現れた。そもそもいつこんな近くに接近してきたのか、気が付かなかった。

 

「ここにいる全員………“敵”だね」

 

 ───その瞬間だった。

 彼の無邪気な笑顔の裏に誰もが目を見開いた。見てしまったのだ、彼の裏を。

 ───あれは………ヤバイ。殺られる。

 

 

 

続く──────────────────────────────

 

 

 




こ、怖ぁ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ

アール君怖い………

オリジナルの敵キャラってあり?(無しの場合だと、原作に出てきた敵キャラのいずれかを主人公が奪い倒す形となる予定)

  • あり
  • なし
  • ありよりのなし
  • なしよりのあり
  • どっちでも

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