そして、何故か最初は思いっきりネタバレとなってます。話を進める都合上、こちらの方がやり易いという判断からですのでご勘弁を。
───な、なんだこれは!?
自分達の目的───それは、簡単には達成出来ないものだと実感している。
一生涯かけても果たせるかどうか、怪しいところ。それほどの高難易度を誇っている。
その目的とは………。
────ドラゴンの抹殺だ。
ソウ、ジュン、アールの三人はその指名を自らの親───つまり、ドラゴンから言い渡された。
何故そんなことを言ったのかは推測するしかなく、真実は本人達に聞くしかない。けれどドラゴンのもう姿はない。
ソウは災厄のアクノロギアと一度遭遇しているという過去を持っている。
あの時は周りに仲間がいた。また、ジュンとアールが居なかったので殺しにかかろうとはいかなかったが、それでもドラゴンの実力の一部を垣間見た気がした。
ソウの想像を遥かに上回っていた。
巨大な体から放たれる威圧感。そして、圧倒的な攻撃力。体を守る頑丈な鱗。
あいつを倒すことが将来の目的だと思うと冷や汗が出る。
これはできる限り機密事項で行きたい所だが、最低限に協力者は欲しいものだ。
目撃情報とかもある程度集めて置かなければいざという時に困るからだ。その点では師匠は大変世話になっている。
今のところ、目撃情報はないとされているのでそういうことはないのだが師匠はある重要な情報を持ってきたのだ。
それは大魔闘演武にドラゴンが現れるかもしれないということだ。
正確には少し違うが、後を辿っていくと大魔闘演武も関わっているので間違いではない。
大魔闘演武の主催国が、ある計画を企んでおりそのせいでドラゴンが来るかもしれないと言われている。
これはあくまで噂だ。師匠も確信はどこにもないと言っていた。そもそもどのドラゴンが何処から来るのかまったく、分からないのだ。
ナツの探しているイグニールやガジルのメタリカーナかもしれない。グランディーネやアスペルト、ジュン達の親のドラゴンかもしれない。
それは誰にも分からない以上、なんとも言えないが自分達はあくまで指名を果たすまで。
ドラゴンとの戦闘になれば、辺りは相当の被害が及ぶだろう。それは自然的にそうなるので仕方ないことだ。
が、一つ問題があった。
それは三人の少女達をどうするかということ。
サンディーとルーズはまだ、ソウ達の目的をある程度知っているから良いもののウェンディはまったく知らない。
自分の兄がドラゴンを殺すのが目標だと知った時はどうするだろうか。
けれど、話すわけにはいかなかった。
必然的にギルドの皆にも話さないといけないからだ。
まだソウだけなら皆はいつもの意図の掴めない行動として納得してくれるだろう。
ウェンディはそれをすることが出来ない。
素直で良い子だからだ。
知らぬ振りをしてもらうのもいいかもしれないが、いつかエルザ辺りに尻尾を容易く捕まれて尋ねられるだろう。
それにナツが知ったとなれば激怒するのは間違いがない。ドラゴンの抹殺と言えばイグニールもその対象に含まれているからだ。
ソウも流石にそれはしたくないので悩んでいる所だった。
その少女達がドラゴンとの戦闘に巻き込まれでもしたら危ない。ソウ達も断念せざるを得ない事態に陥る。
見捨てることだけは出来ないのだ。
だから、それまでにウェンディに実力を付けて欲しいと思っていたソウはいつか、言おうと思っていたがその必要はなくなった。
フェアリーテイルの皆、特に天狼組は7年のブランクがあるため、各々が特訓をすることにした。
そして、ソウ達は海合宿をすることにしたのだ。ソウはウェンディに無理矢理連れてこられたが。
「シャルル?何か、感じなかった?」
「何も感じないけど」
今から海へ向かおうとした矢先、ギルドを出ようとしていたナツ達。
ウェンディはなにか気配を感じたような気がして振り返るが気のせいだったようだ。
「………なんで、初代が………」
ソウは気配の原因が分かっていたようで誰にも聞こえないように呟いた。
後々、大変なことになりそうな気がした。
───そして、ついに海に来た。
「あんた達、遊びに来たんじゃないのよ」
「そうだぞ~」
「海だ~」
「そんな格好のやつに言われてもなぁ」
シャルルとハッピーはゴーグルに浮き輪と完全に遊ぶ気が丸見えだった。
レモンは的外れなことを言っていた。
ドロイは呆れる風に言う。ドロイとその隣にいるジェットも海水パンツをはいている。
派手な水着のエルザが海水を太ももあたりまで浸けながら言った。
「勿論分かっている。こういうのはメリハリが大事だ。よく遊び!よく食べ!よく寝る!」
「肝心な修行が抜けてるぞ!」
「お前らな、合宿が終わるまでには」
「せめて俺らに勝てるぐらいになってほしいぜ」
偉そうに言う二人だが、既にソウやエルザには負けている。
戦わなくても分かることだ。
すると、二人の背後からナツとグレイが猛ダッシュしてきた。二人は吹き飛ばされる。
「海だぁーー!!」
「よっしゃーー!!」
「「泳ぎで勝負だ!」」
「「砂の城作りで勝負だ!」」
「「大食いで勝負だ!!」」
「「日焼けで勝負だ!!」」
海を完全に満喫している二人。すると疲れたのか、いきなり宿へと向かう。
「さあ、疲れたから宿に戻るか…………」
すると、二人が愚痴る。
「思いっきりエンジョイしやがって」
「まあ、1日ぐらい多目に見てやるか」
あくまで上から目線で物事を見る二人。
近くの南国の木に隠れるようにして、グレイの背中を見つめる影があった。
ジュビアだ。
「日に焼けたグレイ様も素敵………」
一人で勝手に盛り上がっているジュビアだった。
◇
ソウもしばらくは呑気に過ごそうと昼寝をすることにした。
すると、なんだか騒がしくなってきた。
「ソウ!大変だよ!」
レモンが慌てて起こしにきて、ソウは渋々起きて目を擦る。
目の前には巨大な氷塊が大量に落ちてきていた。一体、何がどういう風になったら、こんな意味不明な事態に陥るのか説明してほしい。まぁ、少し考えれば分かってしまうが。
あちこちに落下していき、その内の一個がビーチボールで遊んでいたルーシィ、レビィ、ウェンディの所に向かっていく。
ウェンディは怖くて頭を抱えてしゃがみこんだ。
ソウはどうにか立ち上がると衝撃を使い、一瞬でウェンディ達に落ちてくる氷塊の所まで移動する。
ソウは魔法を発動して氷塊を粉々に砕いてた。
「大丈夫か?」
「え、ありがとう、ソウ」
ルーシィは突然のことに困惑するが、どうにかそれだけを口にした。
何故浜辺に氷塊が落ちてくる事態になっているかと思うが、容易く想像できる。
グレイが海を凍らせてナツが思いっきり吹き飛ばしたと言ったところか。
まるで、氷塊は隕石のようになっているがソウは次の魔法の準備を始めた。
「『波動式四番』波動多連弾!」
ソウから大量の波動弾が飛ばされていき、それら全てが氷塊に命中。粉々にしていく。
残りはグレイやナツ、エルザが処理してくれたお陰で被害はないと見えた。
ウェンディも途中から参戦していた。
後処理を終えたエルザとグレイが近くに寄ってくる。
「いやぁ~、助かった」
「ソウも感謝する」
「遊びもほどほどにしておけよ」
ウェンディがソウの隣に駆け寄ってくる。
何も言わないことに疑問を感じたソウ。
すると、ウェンディはソウの背後にさっ!と隠れた。
理由はグレイが素っ裸だからだ。
「あんたには羞恥心ってものがないのかしら………」
シャルルの言うとおりだった。
もはや、脱ぎ癖はそこまで行ってしまったかとソウは思ってしまった。
取り敢えず準備運動は済んだみたいだ。
◇
時と場所は変わり、岩が目立つ岩礁にウェンディが座ってあるものを眺めていた。
ポーリョシカから貰った魔法書だ。
「え………と、なんて読むんだろ………」
書かれていた内容は難しくて何が何やら分からなく、困り果てていた。
「お兄ちゃんなら、分かるかな?」
同じドラゴンスレイヤーの兄なら分かるかもしれないと思い立ったウェンディは早速行動に移るのだった。
◇
一方、その頃フェアリーテイル他のギルドメンバーも各地で修行を始めていた。
ハッピーは海に浮き輪を使って浮いている。視線の先には海面が広がっており何もない。
ハッピーはあるものを待っていた。
それはナツの咆哮。
ナツは今、海面から数メートル沈んだことろにいた。
口を大きく膨らまして、真上へと炎の咆哮を放つ。
それは海面を突き破り、巨大な火柱がハッピーの目の前に現れる。
「ナツは、やっぱり凄いや。海のなかだと水圧がかかって重たいのに火竜の咆哮を撃てるんだ」
改めてナツのすごさに感心していたハッピー。
ナツが海面へと息を吸うために上がってきた。
「凄いねー、ナツ」
「いやぁ、まだまだだ。あんなんじゃ足りねぇ。もっともっとパワーを上げていかないとなぁ!」
再びナツは海へと潜っていくと火竜の咆哮を放つ。
先程よりも威力が上がっているような気がした。
その光景を岩礁から眺めていたグレイが呟く。
「こりゃあ、負けてられねえな」
◇
同じくルーシィは離れた場所で精神統一をしていた。
あの時、ソウがしていたトレーニングと同じものだ。
ルーシィの場合、肝心な所で魔力が切れてしまうことが多いので底上げをすることにしたのだ。
精霊にも手伝ってもらいながらもいざ、始めてみるとシャルルの言い分通りに確かにきつい物だった。
これをソウは難なくこなしていたのかと思うと改めてソウのそこ強さを感じる。
「………きつい………」
◇
その頃、ソウはどこにいるかというと、崖の先に座っていた。
視線の先には水平線が見える。
ソウは立ち上がると、両手を前に構えた。
魔力を掌に集中さして波動を感じる。
やがて青色の形をした球型のエネルギーの塊が現れた。
───滅竜奥義『波動竜砲』
それを前へと押し出す。すると、それは巨大な柱となって辺りを揺るがし水平線の遥か彼方に真っ直ぐに飛んでいった。
「やっぱ………時間がかかるな……」
究極奥義“波動竜化”を使って作った方が圧倒的に時間短縮が出来る。
普通の状態でも、すぐに出来るようにするのが今後の課題と言ったところだろうか。
他にも新たに試してみたい技を幾つか思い付いたので早速試そうとしたが、誰かが来たみたいで断念した。
「お兄ちゃん、ちょっといい?」
「ウェンディか、どうしたんだ?」
「これ、読めないの」
ウェンディから渡されたのは天竜の滅竜奥義が記されている魔法書だった。
ソウは片手で受けとると目を軽く通す。
「ある程度………読めるけど、レビィに聞いた方が早いんじゃないか?確か“風詠みの眼鏡”も持っていたはずだし」
「分かった。ありがとう、お兄ちゃん」
ソウが魔法書を返すと、律儀に礼をして去っていくウェンディ。
風詠みの眼鏡とは魔法道具の一種であっという間に字が読めることが出来るのだ。
少し間が空いてしまったが、気を引き締めて再び始めるのだった。
◇
グレイは次々に氷を造形していく。
ウェンディはレビィから借りた風詠みの眼鏡で魔法書を読んでいく。
ジュビアは水面に浮かび、直方体に区切った水の塊を浮かび上がらせ崩れないように意識を高める。
エルザは岸壁で波で上がってくる水飛沫を浴びながら剣を奮う。
ナツは腰とタイヤを紐でくくりつけて、砂浜を猛ダッシュする。ハッピーは後を追いかける。
「もっと強くー!」
「あいさー!」
「もっともっと強くー!」
「──────あいあいさー!」
「俺達のギルドを舐めてるやつらを黙らせてやる!」
「──────────────────あいさー!」
徐々にハッピーとナツの差が開いていき、ハッピーの声がだんだんと遠くなっていく。
ナツがぐんぐんとスピードを上げていっているのだ。
「フェアリーテイルの力を見せてやるんだぁー!」
「見せてやるぞー!」
各々のやる気は充分だった。
◇
その日の夜、一行は近くの宿に宿泊することとなった。
ここに3ヶ月間、お世話になる予定だ。
通路からは夜空が見え、星がまるで自己主張しているかのように輝きを放つ。
浴衣姿になった女子達は夜空を見上げる。
「見てみて、星が綺麗!」
「今ごろ、他の皆も修行を頑張っているのかな?」
「私たちと同じように星を見ているこもしれませんね」
ルーシィはきっと皆も見ているだろうと思った。
何故かそう思えたのだ。
確証はないが、きっと皆も同じように空を見上げて同じ景色を眺めていると自然に思えた。
「私も頑張らなくっちゃ!」
ルーシィはそう決心をした。
◇
男子達は少し遅れて晩御飯を食べるために広い部屋へと向かっていた。
「しっかし、ボロい民宿だなぁ」
「そういえば、前にアカネビーチに来た時ってすっげぇホテルに泊まったよなぁ」
「そうなのか?」
アカネビーチとは確か観光スポットとして有名な場所だったはずだ。
一度行ってみたいと思っていたソウ。
「忘れたのかぁ?あの時はロキがチケットをくれたから泊まれたんだろうがぁ」
「まあ、今のうちのギルドの予算じゃあ、ここでもいっぱい、いっぱいだよ」
「んなこと知ったことじゃねえ、それよりも腹減ったぁ~」
「俺、ちょっとトイレに行ってくるわ」
「おう。先に行っとくぞ」
ソウは一行から離れて近くのトイレのある方へと歩いていった。
ナツ達は広場へと向かい、障子を思いっきり開けた。
「な!………」
そこでナツ達は信じられない光景を目にするのだった。
◇
ソウは用をたすと、自分も腹が減ったので広場へと向かう。
目的地に近づくにつれて、騒音が聞こえてくるがまた、あいつらが騒いでいるのだろうと気にしない。
障子をゆっくり開けたソウは中に入ろうとしてその瞬間、足を止めた。
「な………何、このカオス!?」
中は想像していたのとまったく違っていた。
エルザはジェットとドロイを踏んづけており、ジュビアはグレイに抱きついて泣いている。体の半分が水になっていたが。
ルーシィはナツに変なことを要求してナツを困らせている。
レビィはテンション高めにナツを煽っている。
シャルルはハッピーの背中に乗って「あんたは馬よ!」と言いながらハッピーを飛ばしていた。
レモンは床に寝転んで寝ており、ウェンディは目を回していた。
「もしかして………酔ってるのか………?」
部屋の中央の床には空になっている瓶がゴロゴロ転がっており、それらが全て酒だとすれば納得がいく。
男子達が犠牲になっているのから、すると既に男子が到着した時には酔っぱらっていたのだろう。
酒を飲ましたのは一体誰だろうと思った。
エルザならまだしも、ウェンディが飲むとは思えないのだ。
ソウは天井を見上げた。
木材が入り組んでいる天井には初代メイビスが傍らに酒を置いて、肩を震わせていた。
犯人は確実にこの人だとソウは決めつけた。
というよりも肝心の飯が無くなっている。となると、ここにいると色んな意味で危ないのでさっさと退散することに決めたソウ。
「ソウ!助けてくれー!」
「ナツ~、ゴロゴロ~ってして~!」
余計な邪魔が入った。
ルーシィに意味不明な要求をされているナツがソウに助けを求めた。
余計なことを言うなと思ったがそれが、もう既に遅かった。
ソウという言葉に反応したのが、ウェンディだった。
先程まで目を回していたはずのウェンディがひょこっと体を起こして、ソウを視線に捉えると立ち上がった。
そして、ソウに向かって勢いよく飛び付いた。
「───うおっ!」
急なことに対応するのが遅れてソウの体勢が崩れて仰向けになる。
その上にウェンディが乗っかり、ソウは逃げることが出来なくなった。
「お兄ちゃん」
「ど、どうした、ウェンディ?」
たったのその一言で、ソウはこれから起こることに嫌な予感がした。
ウェンディの顔は酔っているのか赤くなっている。
「むぎゅー」
いきなり、顔をソウの胸に擦りつけて抱きつくウェンディ。
ソウは何をすればいいのか、分からないので黙って何もしない。
「お兄ちゃん………いい匂いがする」
もはや、ウェンディは完全に頭が回っていないようである。
ドラゴンスレイヤーだから、鼻はそれなりにいい。
「あの~………ウェンディ?何をしてるんですか?」
恐る恐る声をかけてみる。
ウェンディはゆっくり頭を上げた。
「お兄ちゃん、私の水着姿見て何も言ってくれなかった」
「へ?」
何故かウェンディによる追求が始まった。
そういえば、ウェンディの水着姿をあまりはっきりとは見ていなかったとソウは思い出す。
あの時は別のことを考えていてすっかり抜けていた。
もしかして言って欲しかったのだろうか。
「に、似合ってたぞ!………」
「今言われても遅いもん!」
そりゃ、そうかとソウは思った。
未だに意識がはっきりとしないウェンディはさらに暴走を開始する。
「なでなでして!」
なでなで………というとウェンディの頭を撫でろと言うことなのだろうか。
ここで逆らうわけにもいかず、ソウはゆっくりと手を伸ばす。
ポン!と頭の上に手を置いて、優しくウェンディの髪を撫でる。
ウェンディは気持ち良さそうにしているのでこれで良いだろう。
しばらくして撫でるのを止めると名残惜しそうにウェンディは表情を変えた。
「これでいいか………?」
「駄目!」
どうやらまだ不満足らしく、はっきりと言い切ったウェンディ。
ソウは苦笑いを浮かべながらも頬をピくつかせた。
「私と………キスしてよ………」
「ちょっと!それは!」
後から「それしてくれたら許してあげる………」と付け足すウェンディだったが、ソウはそれを完全に聞き流していた。
───今、俺の妹は何と言った!?
ソウにはキスをしろと聞こえたが気のせいだろうか。
いや、違う。
現にウェンディは目を閉じて徐々にソウの顔に近づいているではないか。
ソウは内心、凄く焦っていた。
ここはどうすればいいのか。素直にウェンディの言うことに従うべきか。
だんだんと近づくにつれて、ソウはより困惑していく。
すると、次の瞬間ウェンディの体の力が抜けていく。ソウでも分かった。
そして、ソウの上に全身が乗っかる様になった。しばらくしてすぅ…すぅ…と寝息が聞こえる。
どうやら目を瞑っているとそのまま寝てしまったらしい。全身の緊張感が一気に抜けた。
ゆっくりと起こさないようにウェンディの体を持ち上げて床に置こうとしたのだが、それは出来なかった。
ウェンディの手がソウの服の裾を掴んでいたのだ。
仕方ないのでウェンディを膝枕してあげることにしたソウ。
それはそうと、シャルルのハッピーの呼び方が馬からロバに変わっていた。
男の試練は終わり、一夜が過ぎる。
───そして、合宿二日目の朝。
続く─────────────────────────────
学生ですので、更新はまちまちになってしまいます。特にテスト期間は出来ないのでご了承おねがいします。
オリジナルの敵キャラってあり?(無しの場合だと、原作に出てきた敵キャラのいずれかを主人公が奪い倒す形となる予定)
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あり
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なし
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ありよりのなし
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なしよりのあり
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どっちでも