転生超越者は胸の穴を埋めたい(書籍版:転生程度で胸の穴は埋まらない)   作:ニテーロン

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※※※注意※※※

※※※突然ですが、本日は二話同時更新で、こちらは二話目です。一話目を読んでいない方は、前の話から読んでください※※※

この話は長めです。
前の話と合わせて10000字くらいあります。


第22話 呪詛の刃

 そこは、小さな部屋だった。木で作った床と壁。

 一通りの家具が揃った部屋。

 

 大きな机と、六つの椅子。

 かつて災厄の茸が迷宮の中に作った小部屋こそが、その領域の全てだった。

 

「むー、むー!」

「…………」

 

 ──フラン、とコノエに名乗った彼女は、そんな部屋でマイコを見下ろしていた。

 もがくマイコ。本来ならば固有魔法を創造し、使いこなす彼女がこうして何もできず拘束されているのには、もちろん理由がある。

 

 マイコを縛る紐と猿轡。それは、フランの固有魔法の産物である。

 

 特定の存在から力を奪い、封印する権能。

 マイコはその権能によって拘束され、力を封印されていたからこそ、今までコノエの前に姿を現さなかった。

 

「むー! む──!!」

 

 暴れるマイコを静かに見下ろした後、フランはちらりと横を見る。

 すると、そこには鏡がある。

 

 作った服を着て確認するための、大きな鏡。

 そこに写るのは、マイコの義体──ではない。

 

 茸頭の、少女の姿。歳の頃は十代半ばくらい。

 人の少女と同じ顔立ちをした彼女は──。

 

「………………」

 

 ──しかし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「……フランが、マイコが最も恐れている敵?」

 

 コノエは驚き、目を大きく見開く。つまりフランは、風竜や魔王、スケルトンと同じだと?

 

 ……しかし、彼女は普通に会話していた。魔物ではなかった。魔物の気配もしなかったし──そういえば、自分は魔物ではないと神に誓っていたような。

 コノエが思わずそう呟くと、聖女様は装備した魔道具の調子を見ながら、口を開く。

 

「ええ、そうかもしれません。そう言ったのなら、フランさんは魔物ではないのでしょう。でも、魔物かどうかは、重要ではないのです」

 

 ……魔物かどうかが、重要ではない?

 

「……分かります。私とマイコちゃんはよく似ているから。私はマイコちゃんに会い、言葉を交わし、抱きしめた。だから、分かるんです」

「……」

「私たちが最も恐れるものが出てくるとすれば、魔物ではないのです。私たちが恐れているのは……」

 

 そこまで言って、聖女様は目を伏せる。

 そして、言った。

 

「……それは、きっと私たち自身です」

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「…………」

 

 フランは、鏡を見る。マネキンのような肌の、少女の姿。

 

 人と似た顔立ちの、けれど確かに違う少女。

 彼女は人ではなく、しかし、自らコノエに宣言したように魔物でもない。

 

 ──そうだ。人でも、魔物でもない。

 

 どちらからも外れて、どちらにもなれなかった、ただの怪物。

 マイコという少女の、恐怖の形。

 

 大切なものが欠けてしまった茸の『もしも』。

 失って、失って、最後にたどり着いた、成れの果て。

 

「………………固有魔法」

 

 フランは、小さく呟く。すると、彼女の右手の中に一本のナイフが現れる。

 黒いナイフ。それは、マイコを縛る紐や猿轡と同じもので作られていた。

 

「むーむー!! むーむーむーむー!!!!」

「…………」

 

 フランは、暴れるマイコを見下ろす。

 冷たい目で、じっと見つめて。

 

 ナイフを握った右手を、ゆっくりと持ち上げ──。

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「──ここからは想像の話になるので、仮に私がこの固有魔法に飲み込まれていたらどうなっていたかを話しましょう。私の前に立ちはだかるのは、どんな存在か」

 

 聖女様の声が、聖都の小さな店の中に響く。

 

「断言できます。それは今まで戦ってきた魔王や災厄ではなく──私です。私に近く、けれど一つだけ決定的にズレている存在」

「…………」

「私は、そういう人間なのです。私は、()()()()()()。ただ一つ願った渇望が、どうやっても叶わないものだった──叶えてはならないものだった。許されざる願いを、抱いてしまった。……きっと、マイコちゃんも」

 

 私やマイコちゃんの根底にあるのは、喪失なのです、と。

 聖女様は何かを思い出すような目でそう言った。

 

「故に、私は代わりを求めた。代わりの『ソレ』を何よりも大切にした。『ソレ』を失いたくないと何よりも願った。……だから、手に入れられなかったら、どうなっていたのだろうと怖くなる」

「……」

「私の敵──恐怖の象徴は、『ソレ』を持たない私です。手に入れられなかった私。最初から最後までダメだった私。私が思う──()()()()()()()()()()()()()()姿()

「────」

 

 ──一番最悪の、人生。

 それが聖女様の言うように、マイコも同じだとすれば。

 

 フランは、最悪の人生を歩んだマイコの姿?

 …………彼女が?

 

『──ね、あなた。あれが聖国で新しく開発された魔法なんでしょう?』

『いいわね。私、好きよ。こういう魔法。だって、なんだか綺麗じゃない?』

 

 コノエは、祭りを共に歩き、笑っていたフランの姿を思い出して。

 

「だから、私の恐怖の象徴は、私を憎むでしょうね」

「………………え?」

「許せないでしょう。許していいはずがないでしょう。己の苦しみを、()()()()()()()()()()()()()()()()を、最悪であると定義し、嘲笑い、無理やり()()()()()()()存在など。殺しても殺したりない。幾度八つ裂きにしても、したりない」

 

 私なら間違いなくそうなります、と聖女様は言う。

 そして……。

 

「この固有魔法は、私やマイコちゃんにとって相性が極めて悪いと言えるでしょう。間違いなく、己と対になるような存在が現れる。……まともにやれば、勝てないでしょうね。だってそれは、己にとって最悪の存在なのですから」

「…………っ」

 

 コノエは、息を呑む。聖女様の言葉と、フランの姿が頭の中でぐるぐると回っていた。

 言葉が浮かんでこなくて、混乱していて……。

 

「……でも」

「……?」

 

 そこで、ふと。聖女様が小さく息を吐く。

 見ると、真剣な顔から一転して、少し遠いものを見る目をしていた。

 

 ……まるで、眩しいものを見るような。

 

「でも、きっと。ここから先が、私とマイコちゃんの違い――いいえ、あなただからこそ、なのでしょう」

「……え?」

「だって、フランさんは──」

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「むー、む────!!!!」

「…………」

 

 フランは、右手のナイフを見る。

 呪詛の権能。マイコを、茸という存在を殺すための固有魔法。

 

 憎悪を以て具現した、力を封印し殺し尽くす力。憎悪と共にこの世に誕生した彼女は、対象を否定する呪詛の権能を握り、もがくマイコを見る。

 そして、ナイフを握る手に力を入れ──。

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「コノエさん、私がこの夢の領域に来る前、マイコちゃんは生きていました。マイコちゃんが生きているのに、彼女は、フランさんは、あなたの前に現れたんです」

「……?」

「私の敵なら、そうはならない。まず最初に、何よりも先に私を殺そうとする。……なのに、フランさんは、マイコちゃんを殺す前にあなたの前に現れた」

 

 ──ならばきっと、そういうことなんでしょうね。

 聖女様は、静かに目を閉じ、そう言った。

 

「マイコちゃんと一緒にこの世界に来たのが、他でもないあなただったから」

「…………」

「コノエさん。憎悪に染まり、世界を呪い、己を殺すはずだった彼女は──それでもあなたの前に現れ、共に祭りを歩く道を選んだんです」

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「…………」

 

 ──そうして。フランと名乗った少女は。

 固有魔法によって作り出された、魔物でも人でもない彼女は。かつて迷宮内に作った、寂しい部屋を模した世界で。

 

 ──()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「…………ぁ」

「む──!!」

 

 固有魔法で作られた刃が、フランの心の臓とその奥の偽の魂に突き刺さる。

 貫いて、砕いて、否定する。

 

 ……ごぷり、と。口元に血が込み上げてきた。

 力が抜けて、ぐらりと体が揺れた。

 

 木張りの床に倒れ込む。

 横になった彼女の視界に、六つ並んだ椅子が見えた。空っぽの椅子が。

 

(──あーあ)

 

 フランは、心の中で呟く。

 

 死んでいく。命が消えていくのが分かった。

 もうどうすることもできない。だってこのナイフは、そういう固有魔法だ。茸という存在を殺し尽くすためのもの。そのために作られた。

 

 終わる。一人で終わっていく。

 近くにマイコ(アレ)がいるが、それは数には入らない。

 

 だって、フランはアレが嫌いだ。大嫌いだ。

 憎んでいる。よくも。許せない。

 

 フランの中にある、夢の記憶が泣いていた。

 アレが引きずり出した、恐怖の形。憎悪の在処。

 

 許せなかった。許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて、許せなくて。

 絶対に許しておけるはずがなくて、許していいはずがなくて。

 

 幾ら切り刻んでも足りない。思いつく限りの拷問をしてやりたい。

 憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて──。

 

(──ああ、でも)

 

 けれど、フランは思い出す。短い記憶。ほんの僅かな時間。

 

 ──彼が眠る姿を、思い出す。

 彼は、無防備に眠ってみせた。義体に入った、こんなに怪しい女の前で。

 

『──フラン』

 

 名前がないことに気付いて、数秒悩んで、なんとなく決めた名前。

 そんな名前を彼は、穏やかに呼んでくれた。

 

 ──だから、仕方ない。

 ただそれだけで、なんだか胸の奥に滾っていた憎悪が薄れてしまったのだから、仕方ない。

 

『……フラン?』

 

 彼の不思議そうな顔が浮かぶ。どうやら彼は、あまり察しのいい方ではないらしい。

 思う。多分彼には何も分からなかったんだろうなと。

 

 そしてきっと、この行動の意味も、分かってもらえない。

 まあ当然だ。こうなったのは、夢の中での彼女自身の長い長い人生があってのことだ。

 

『……いやだ』

『……やだ……やだよぉ』

 

 ──あぁ、と。少し、かつての記憶を思い出す。

 真っ赤に染まった、とても辛い記憶を。

 

 フランはそれを彼に説明していないのだから、分かるはずがない。

 その絶望も、後悔も、フランの中にしかない。

 

「……ああ」

 

 でも、いいのだ。分かってもらえなくてもいい。フランの願いは、そこじゃない。

 フランは、彼に帰って欲しいと思った。笑っていてほしいと思った。

 

 だから、こうした。彼が帰るために。

 フランは彼に嘘はついていないけれど、一つ大事なことを隠していた。

 

 フランは彼に、風竜と不死の魔王、スケルトン、天蓋竜を全部殺せば家に帰れると言った。

 それは正しくて、言葉が足りていない。本当は、もう一つ殺さないと駄目だった。

 

 ──この固有魔法から解放されるためには、コノエとマイコ(アレ)、両方の『恐怖の象徴』を殺さなければ駄目だった。

 

 だって、敵は魔王なのだから。

 自分の担当だけ殺せばいいなんて、そんな都合のいいルールを作るはずがない。

 

 魔王の固有魔法は、えげつない。そういうものだ。本当は無数に取り込まれた者達、全員の敵を殺し尽くさなければ出られないのだ。現世の肉体が死ぬまでに。

 

「………………」

「……む……む」

 

 視界が狭まっていく。意識が薄れていく。

 遠くからアレの声が微かに聞こえてくる。

 

(……わざわざ殺さずに縛っておいたんだから、彼の助けになると良いけれど)

 

 フランがこのタイミングで己を殺したのは、コノエと聖女が合流して、天蓋竜との戦いが迫っていると理解したからだ。

 業腹だけど、アレを解放して彼に合流させようと思った。まあ一応戦えるみたいだし、彼の助けになるだろうと。

 

 ……フランは、共に戦うことが出来なかった。彼に、人でも魔物でもない姿を見られたくなかった。

 

「………………」

 

 暗くなっていく。何も見えなくなって、聞こえなくなる。

 もう終わりだと理解して、最後に思った。

 

 さようなら。ありがとう。きっと、無事に帰ってね。

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 そうして、フランの意識が落ちる。

 小さな部屋が、少し静かになった。

 

 フランは終わっていく、また一つ夢の世界を作り出す象徴が消滅していき──。

 

「む、む──っ!!」

 

 ──でも、その直後だった。

 縛られていたマイコが叫ぶ。

 

 腕と足を縛っていた黒い紐を引きちぎり、猿轡を食い千切る。

 本体の意識が消えると同時に緩んだ固有魔法を破壊する。

 

 体を起こし、這うようにフランの元へと移動する。

 マイコは、もう一人の己を見ていた。その選択の結果が、どういう結末に至ったのかを。

 

 だから思った。──このまま終わるのは、嫌だ。このままでは、己が己を許せない。

 そう思ったから、マイコはフランに近づいて傷口を、胸の穴を見る。

 

 そして、すぐに理解した。

 これは、どうすることもできない。少なくともマイコでは駄目だ。応急処置ができるかどうか。呪詛の固有魔法が魂に食い込み、己自身を否定している。マイコへの呪詛である以上、マイコではどうすることもできない。

 

 つまり、マイコがフランに手を伸ばそうと思えば、まず呪詛の固有魔法を解除しなければならない。それが出来るのは──。

 

「──コノエ!」

 

 ──故に、マイコは魂の力を乗せて、コノエの名を叫び……。

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

『──コノエ!』

「……マイコ?」

 

 ──コノエの元に、一つの声が届く。

 マイコの声だった。今までどこにも見えなかった彼女の声。

 

 どこから聞こえたのかと、コノエは周囲を探り。

 

「あちらですね」

 

 気付いた瞬間に、何かが通り抜けた。

 するりとコノエの横を通る一撃。

 

 コノエがその正体が斬撃であると認識したのと同時に──

 

「……え?」

 

 ──()()()()()()

 

 閉ざされた固有魔法に一本の線が走る。

 その線を境に、領域がズレて道ができる。

 

 コノエは振り返る。聖女様が、その両手に剣を握っていた。聖剣。世界で一番有名な剣。

 

「コノエさん、行ってください。……あちらがどうなっているのかは分かりませんが、マイコちゃんがあなたを呼んだのですから。こちらは私に任せて」

「……!」

 

 聖女様が斬撃の先を見ながら呟く。コノエは、僅かに逡巡したあと、聖女様が先程話したことを、フランの話を思い出して。

 

「……ありがとうございます」

「いいえ、私個人としても思うところがありますので。……また、公人としても一度、夢を操るフランさんと話をしたいですからね」

 

 ……公人として? ……夢? どういうことだろうと思いつつ――しかし悠長にしている時間はなさそうだった。

 コノエは駆けだす。コノエは、完全に状況を理解できてはいない。何が正しいのかも分からない。けれど、今はただマイコの元へ走って──。

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 そして、聖女はコノエを見送る。

 走り去っていくその背中見て。

 

「……やはりそうなりますか」

 

 彼女は呟き、背後を振り返った。

 すると──。

 

『──■■』

 

 どこからか、声が聞こえた。同時に、バキバキと何かが砕ける音がする。

 領域の壁が裂け、その隙間から黒い爪が覗いている。

 

 ──隙間から見える、巨大な黒い眼球。天蓋竜だ。

 

「コノエさんを待っていたんですね」

 

 彼女は知っている。天蓋竜はコノエに執着しているという情報があった。

 待っていたのに遠ざかっていったので、出てきたのだろう。

 

 ……なんとなく直感的に、こうなる気がしていた。

 

『■■■■■■■■■■■■■!!!!!!』

 

 黒い咆哮が世界を裂く。

 聖都の領域が崩れて、その向こうから広大な海の領域が見えた。

 

 彼女は、空に浮かぶ巨大な影に剣を向ける。

 

「さて、あなたにはしばらく私と遊んでもらいましょうか」




次回から五章です。よろしくお願いします。

また、明日3/10に転生程度4巻が発売します!
4巻はフォニアのてこ入れしてます!
よろしくお願いします!応援してもらえると嬉しい!

あと、発売日当日にロング版のPVも発表されるので、是非見に来てもらえればと!
多分Xの電撃文庫アカウントとYoutubeで公開されます!

〇特典情報

①メロンブックスさんの特典情報が公開されています!
SSブックカバーです! 
メロンブックス
また、メロンブックスさんで4巻発売記念フェアをしてもらえることになりました!
メロンブックスさんで既刊1~3巻を購入いただくと、特典で1~3巻の復刻SSブックカバーが付いてきます!(内容は発売当時のメロンブックス特典と同じ)
詳しいことは上のリンク先にあるメロンブックさん4巻購入ページに書かれていますので、興味のある方はぜひ!

②BOOK☆WALKERで電子書籍を購入いただくと、短編が付いてきます!良かったら是非!
BOOK☆WALKER

③『転生程度で胸の穴は埋まらない4』発売記念フェアが開催されます!
下のリンク先の書店で4巻を購入すると、SSリーフレットが付きます!
また、1~4巻を購入すると「特製ヒロイン裏話しおり」が付いてきます!
(SSは4巻購入時だけ)(1~3巻の購入の場合は「しおりのみ」)
裏話はXで毎回更新してる感じのちょっとしたヤツですね……
対象店舗&詳細は↓のリンク先です!
発売記念フェア

他にも色んなサイトで予約が始まっているので、応援してくれると嬉しい!
下の公式サイトへのリンクから色んな購入サイトに飛べます!
四巻公式サイト
アマゾンさんも置いておきますね……
amazon
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