逃亡劇「俺は無罪だ!」~逃亡劇から始まる英雄譚?~   作:ISUZUベアー

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第03 袋のネズミ

「意味不明すぎるZE☆」

 

突然なにを言い出すかと思うかもしれないが本当に今はこの言葉に尽きる。

意味不明なのだ。そう何度でも言おう意味不明なのだ

なんでこんなにも俺が苦しい思いをしなきゃいけないのか考えてみるが 考えるもなにも情報が少なすぎるのでまずは何でもいいから情報が欲しい。そうと決まれば、

 

よし!では情報収集と洒落こみますか!

さてこの血に染まった黒い仮面黒い服誰もが俺を凶悪犯罪者と認知しているこの環境で!

 

いやッ!無理に決まってるだろ!

どうやってこんな状況で情報収集なんてできるんだよ。さっき持ち物確認してみたけど調べ物をするスマホもねえ何なら持ち物なしの裸一貫無一文で!

 

ちなみにさっき衣服はともかく仮面だけでも外そうと思い、仮面を外そうとしたが全ッッく外れない。

どんなに力を加えたり仮面を壊そうとしても外れないし壊れない。呼吸や視界などは仮面越しでも全く問題なく機能するのだが、いかんせいん目立つし一目でバレてしまう。どうしようか

 

そんなこんなで考えていると耳をつんざくような騒音が聞こえてくる。音が聞こえてくるのは大通り方面からだ。ちょうどいいさっき言った通り本当に今はなんでも良いから情報がほしい。バレない程度に近づいてみるか。

そうして大通り方面の道を歩いていくと、明るい光と共に大通りが見えてくる。こっそりと裏路地から大通りに顔を出してみると

 

「今現在この町に凶悪犯罪者である'罪音 水成'が潜んでおります。何かしらの有力な情報を提供して頂いた方には1000万の報奨金をさせていただきます」

 

などと一目につきそうな場所でメガホンを使い呼び掛ける警察の姿があった。イッセンマンッッ!?1000万あったらう◯い棒が何本買えるんだよ!これが騒ぎの理由か。それにしても普通に考えて情報提供だけで1000万なんて、いくらなんでも異常すぎる。俺は、いったいどんな罪を着せられているんだ!!

 

「「「「「ざわざわ」」」」」」

 

先程の警察の発言で、さきほどから群衆が騒いでいる。当然だろう。捕まえるなら、まだしも情報提供だけで1000万はあまりにも破格すぎる。

 

さらに辺りの警察の数が増えてきている気がする。

根拠として先程までは全く見かけなかったのに、今ではパトカーや警察官を見ない方が珍しい。ポリスフィーバーである

 

さてもうこの裏路地にいても見つかるのも時間の問題だ。あれ???もしかしてヤバいかも??

いやいや希望を失ったらだめだ。まだこの路地の奥に進めばなにか見つかるかもしれないし、まだ諦めるには早すぎる。

と希望的観測をしながら裏路地の奥に足を運ぶのであった。




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