インターネットに汚染された和マンチ共のTRPG 作:よくメガネを無くす海月のーれん
じー・えむサイド
「…はい!ということでキャンペーンこれにて終了です!お疲れ様でした~」
「お疲れ~…はぁー…このキャラもついにおわりか~」
「ういっす乙乙。まぁーじでGM許せん…!」
「お疲れ様でした…。あぁもメタられるのは不本意なのだが?」
「二人共やりすぎだからでしょ。時代はやっぱ脳筋脳筋」
肩の力を抜いて、うんと腕を伸ばして体をほぐす。私は今、TRPGというものをやっていて、今ちょうど一つのお話が終わったところなんです。私はGM、いわゆるゲームの語り手として参加しましたがなんとか完走出来て一安心……。
ほーんと!!くぅつかというヤツですよ…!
本当に色々ありました…!日程がちょっと合わなくて1ヶ月空いたりだとかリアルのアレコレもありましたが、それ以上にシナリオ、お話の中での騒動やらかしが多すぎる…!
パソコン上に映し出された4人のキャラクター…とプラス私のキャラ。私のは、誰かが来られなくなった時の人数合わせ用キャラなので割愛しますが、他の人達がもう…もう…!
ボスを一撃で倒したせいで雑魚戦扱いされたり……!
ダンジョンギミックをゴリ押ししようとして罠にハマったり…!
重要なキャラクターをあんな…!あんな……!
それも今日で終わりです…!
「はいはい、そこの2人は放置するとマジでシナリオ壊れるから致し方ない処置です~。社畜さんは結構押しちゃってすみません…脳筋はまぁ許す」
「いいのいいの、やっぱ人生は楽しいことに削らんとね」
「許された。つまり脳筋は神の名のもとに赦しであり大正義であることが証明されたな。運だけのカスとキメラは異端者なんだよ、ぺっ」
「はい不遜、タヒね」
「物理押ししかできないゴミがイキんな。全てはダイスの女神の思し召しなんだよ。俺もお前も運命の奴隷なんだッ」
「トマト…お前は運命に負けたんだ…!」
「ママトマトトマです。なんだァ?テメェ…」
「トマト…キレた!」
「ママトマトトマです。久々にキレちまったよ…」
「勝ったのは……ぼくです…!たっぷり!」
「アマツマ、てめーはオレを怒らせた…!」
「っ!トマト…やるんだな…!いまここで!」
「ママトマトトマです。覚悟は良いか?オレは出来てる」
「ハッ!君がッ!泣くまでレスバをやめないッ!」
「このビチグソがァーッ!」
「(トマトは)言わないでしょッそんなことッ言わないよねぇッ!…トマトはね、ビチグソなんて言わないし、言葉も喋らない。やること全部めちゃくちゃでなきゃいけないの」
「ちい○わとマ○マ構文やめろドルドルゥ!ちゃんと喋れますー!」
「あとママトマトトマですー!」
「言いにくい!たかが緑黄色野菜のクセに!」
「ライン踏み越えたなァ!ドミネ・クオ・ヴァディス!ドルドルは『磔刑』だーッ!」
「来い!トマト神父!」
「インターネット語録で殴り合うな!あとジ○ジョネタはせめて1部なのか3部なのか5部なのか6部なのか8部なのか絞る!」
「「「へへへへっ」」」
そこのインターネットミームに汚染された三人組は私の頭痛の種1,2,3…シナリオを斜め上方向に持ってく天災だ。
インターネットミームを最初に始めた一人目。
PL名クック。PC名ママトマトトマ。愛称トマト。
重度のギャンブラー気質であり、クリティカルビルド…ようは相手に会心の一撃を与える構成。運が良ければボスが爆散するし、運が悪ければ雑魚に1ダメも与えられない…。難易度調整で私を苦しめ、ボス戦を一撃で終わらせたり、置物になったりした問題児…!
負け煽りしたり、勝利宣言した二人目。
PL名プロティン。PC名アマツマ。愛称脳筋。
脳筋大正義を掲げ、物理一辺倒で勝負するゴリラ。こっちは難易度調整的には一番優しいかったが、ロールプレイでゴリ押ししようとするので道中苦労した…!罠を踏み抜いて通るな!ノーダメージなら問題ないんじゃないよ!
ち○かわ構文やマ○マ構文を使った三人目。
PL名マンチカキン。PC名ドルドル。愛称キメラ。
和マンチを自称するやべーやつ。綿密に構成を練ってシナジーで殺しにかかってくるので、こいつのせいで一部レギュレーションを変更しなければいけなくなったのだ…!TRPGで即死コンボはゲーム性崩壊するでしょ!?
とまぁこんな感じで、GMの私をことごとく悩ませた…!いやもう一人も別の意味で悩ませたんだけど…。
「男性トリオは元気だねぇ…私死にかけよ~。あ”~…珈琲うま」
今草臥れた声を出した女性。別の意味で私を困らせた四人目。
PL名社畜。PC名狼洞蝶華。愛称社畜さん
その名の通り、ブラック企業で日々命を削りながら参加する社会人。この人はキャラクターも普通だしまともではある。ロールプレイを除いて…。いや、普通なのだ。普通。ただ誤解される技能と発言なだけで…。こう…社会の闇が滲むというか…。
ともかく、それを除けばまともな方だ。そこのアホ三人とは違う。
「本当に……年齢差あるのに学生みたいなノリしてますよね…社畜さんは明日も?」
「うん、休日出勤かなぁ…はぁ…」
「お、お疲れ様です…リザルトは今まとめ終わったので、適用してくださいね」
ぱぱっとシナリオ報酬を計算し、TRPGをやっていた会場タブに貼り付ける。オンラインセッションはこういうところが楽でいい。会場もサイトがあるからそれ使えばいいし、なによりログが残る。オフラインでのセッションはログの取り方に手間がかかるのがなぁ…。ぱぱっとスクロールで遡れるのが素晴らしいよウン。
「あいよ~。んじゃ私落ちるねぇ」
「はーい、お疲れ様です~」
「おい、社畜さんが落ちるぞ。敬礼!」
「敬礼!」
「敬礼!」
「え、あ、け、敬礼!」
アホ三人組も社畜さんには敬意を持つ。私自身も社畜さんは尊敬できる人だから、ノッておく。こういうところはアホ三人組の良い点だ。即座にネタに反応できるところ。
「…うむ、大義である。では」
そういって社畜さんが落ちる……ん?
「………アレ?」
「…どうしたんですか社畜さん?」
「いや…会場タブが消せない…」
「うん?」
「あ、俺もだ」
「私もだ。なぜかタブが消せなくなっている」
「僕も同じ症状ですね。サーバーの問題ですかね?」
「えー…いやそんなはずは…」
唐突なPCの不調。何度会場タブのバツ印を押しても消えない。フリーズした…?そう思った次の瞬間
ビカッ!!!
「「「「「!?」」」」」
「なんの光ぃ!?」
「まぶしっ!」
「目がぁ〜!」
「網膜に焼き付く…!」
「なんなんですかぁ!?」
急にPC画面が光だし、目も開けられなくなって…視界は一面真っ白になった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ママトマトトマサイド
『トマト…トマト…聞こえますか…?』
「ママトマトトマです。…誰ぇ?」
なーぞの光に満たされて気付けば、なんか声が聞こえら。あと俺のキャラ名略称しないで?言いにくいかもしれんが。
『トマト…トマト…あなたに伝えなければいけないことがあります…』
「ママトマトトマです。ホワイ?」
『トマト…いまからあなたを含めた5人を異世界に送ります』
「ママトマトトマです。ドウシテ…」
頑なにトマトと呼ぶ謎ボイス。女性なのはわかるが。ていうか急すぎない?もっと前置きないの…?
『トマト…あなた方を召喚したあとに本命の召喚があるので、いわゆるテストです』
「ママトマトトマです。えぇ…?テストで異世界に送られんの…?」
『はい…』
「えー…」
最悪な異世界召喚の理由じゃない?なんで?テストプレイなら返してよ…。
『あなた方もよくやるでしょう。古いパソコンでゲームが出来るか、一旦テストするやつ。アレです』
「アレですか…」
『はい、トマト……あなた方に使命はありません。あと生きていけるように肉体をあなた方が遊んでいたTRPGのキャラクターにコンバートしておきました』
「ママトマトトマです。有り難いんですけどフルネームの方をですね…」
『トマト…』
「おい」
ホンマコイツ…!アイデンティティやぞ!フルネームは!なしてどいつもこいつも俺の名前いじるんじゃい!
『ふふっ…トマト。あなた方が行く世界はあなた方が遊んでいたTRPGですよ。そこで人生を謳歌し、偉業を達成したら連絡をください』
「ママトマトトマですぅー!そんな雑な感じあるぅ!?あとなんで俺ぇ?」
『トマト…あなたが一番私を信仰していたからです。私は運命の女神。あなたに加護を与えるもの…あなたを使徒と認めます』
「ママトマトトマです。運命の女神とか邪神じゃんね」
唐突に邪神に使徒認定されたが?これなんかの罪で訴えられん?
『不敬ですよ…散々あなたを愛したというのに…やはり人の子ですね』
「いや〜…愛したというか、弄ばれましたケド…」
あれが愛ならクーリングオフもの。歪み過ぎて偏愛とか表されるモンだ。うへぇ…とばかりに顔を歪めれば
『愛ですよ。トマト』
「ボンド○ド!?やっぱアンタ邪神じゃねぇか!あとママトマトトマですー!」
インターネットミームに汚染されてる女神とか嫌だぁ!しかも愉悦部だぁ!嫌だぁ!地獄に落とされるぅ!
『トマト…よく聞きなさい』
「だからママトマトトマ…はい」
『あなた方が何をするのも自由です。これはキャンペーンとは名ばかりのオープンワールドシナリオです。私が直々にGMを務めます。もし裁定に困れば言いなさい。あなたを介して伝えます』
『あなた方の最終目的は偉業を成し遂げること。本命で召喚される人に関わっても良いのです。ちなみに本命召喚は勇者で魔王討伐シナリオが始まります』
『億万長者になるのも、伝説の生き物を倒すのもいいでしょう。頑張りなさい』
『あなた方の冒険、楽しみにしていますよ』
「ちょっ…まっ…!」
言いたいことだけいって、すーっと意識が遠のいていく。いやいやいやいや!?まだまだ聞きたいことあるんですけど!?ちょっと!?おい!おい!クソGM!GMー!!!!
意識はブラックアウトした。
『あとあなた方の冒険の記録は終わったら神様インターネットにアップしますので頑張って面白おかしく生きてくださいね』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
狼洞蝶華サイド
「ん〜…知らない天井だぁ…」
ゆっくり体を起こす。急にPC光りだすとか修理で直るかなぁ〜…はぁ。
ぼんやり霞む頭と目振って擦って覚醒させる。ていうか寝てた…?今何時…!?
バッと自室の時計があるだろう場所を見て…固まった。
「ここ…どこ?」
寝起きで言った知らない天井…本当に知らない天井だった…。コンクリートマンションにないだろう木製の壁と古い黴の臭いが鼻につく。私の部屋は…?
あたりを見回してさらに固まる。
やべぇのがいる。
一人目は普通の男。ただ魘されてずっと『雑…すごい雑…』と言ってる。
二人目はなんかもうデカい。巨人だ。それに単眼…サイクロプス?
三人目は…三"人"目?なんか…山羊頭に触手が生えていて、触手の先がドラゴンだったりしてる八脚の化け物。
四人目はちっちゃい…植物?なんか植物と人のあいの子みたいな子だ。かわいい。
「なんなのよぉ〜これ…」
わけわかんなくて頭を掻く。なにもわかんない。状況が一切掴めない。会社は?出勤時間過ぎてる…ていうか誰?頭の中が色々グルグルしての行動だった。
ふにょん
「えっ」
ふにょん、へにょ
「えっ…」
頭を掻こうとして、頭にナニカの感触。いや、耳。耳だ。耳を触った感触…。でも私の耳はこんなに大きくないし、頭の上に着いてないわけで…
「え"?」
後ろ、尻を見る。フリフリと左右に揺れる尻尾。ふさふさで濃灰色の尻尾…尻尾!?
え、まって、まって、まって、まって…!!??!!!??!
「なんでぇ〜〜〜っっ!!!????」
大学生以来の魂のシャウトが出るのだった。
〜〜〜〜〜
アマツマサイド
「うるさっ!」
唐突な叫び声にびっくりして目が覚める。というか寝てた…?やばっ1限遅れる…と思ってそれよりも視界に違和感。
「な、なんこれ?なんか…えっ?常時片目?」
一つの目で視界全てを見ている感覚。なんかすごい疲れるというか…慣れない!慣れないよこれ!
「あ、え?ま、まさか…?」
聞き覚えがある声が聞こえてそちらを向く。すると、頭にケモミミを生やした女性がびっくりした顔でこちらを見やる。
「あぁなぁんだ夢かぁ」
「ちょちょちょ!早い早い!起きて起きて!」
瞬時に夢と判断し再度目を瞑ろうとすれば肩を掴まれ止められる。いやなに…?
「落ち着いて…落ち着いて聞いてね」
「はぁ…」
なんか聞いたことある声…というか社畜さんの声だ。ただ社畜さんはケモミミなんて付いてないれっきとしたホモ・サピエンスのはず…。リアルで会ったことないけど…。
「あなた…アマツマ?」
「え、えぇ。アマツマです」
「…スーッ、パソコン光る前のやりとり覚えてる?」
「えぇ。僕が煽って、トマトがノッて、ドルドルが便乗して…」
「なるほどね…。そこに寝てる人を見て気づくことない?」
「気づくこと…?」
そういって指さされた場所を見てドン引きする。男は問題ない。なんか魘されてる。女性もなんか植物纏ってるなぁ〜と。
お前だよお前。山羊頭の胴体イカで下半身蜘蛛の化け物。なんだお前、そんな見た目ドルドルでしか…
ドルドル…?
えっ
欠けたピースが重なり合う。
社畜さんと同じ声の人。
ケモミミ…
ドルドルしかしないような見た目。
身体の異変…
「もしかして…」
暫定社畜さんに声を掛ける。
「うーんと言いたいことはなんとなくわかるけどどうぞ」
「僕たち…トラベラードでやってたキャラクターになってます?」
「Exactly」
「ピャー」
「人類が出しちゃいけない声」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ママトマトトマサイド
「肖像権ッ!」
「あ、起きた」
「うわ〜、本当にトラベラードのトマト…生で見るとなんか本当に紙装甲だなぁ…」
「ママトマトトマです。っと…起きてる人間いたか…見た目的に…狼洞蝶華と…アマツマ?」
「そうね」
「合ってます」
「よし…説明ガチャではSR引いたな。本当は狼洞さんとじーえむなんだが…まぁアマツマでもいいや。君たちにいまから現状を説明するからよろしく」
「他の人が起きてからにすれば?たぶんこっちがじーえむで、こっちの化け物がドルドルでしょ?」
「あー…そうだな、起こすか。狼洞蝶華はじーえむ起こしてもらっていい?アマツマはドルドルで。俺ちょっと紙にまとめる」
「あいよ」
「了解です。触りたくないなぁこの化け物…」
そうして、数分後…
「私ちっちゃ!えっ?本当にドリアードになってる!なんでぇ!」
「すごいぞ…私の自由自在に動く…!私は人間をやめたぞーッ!ハーッハッハッハ!」
「うるさ…殴っていいですよね狼洞さん」
「許可する。二日酔いみたいに頭響くからやめれ」
「おーっと、私はそのバカデカ拳を食らったら死ぬ。なにせ防護点は0だ」
「ちょちょ、待ちましょう!…あー身体がなれない!」
「はーい、じーえむはこっちこっち。あー小さ…」
「ほう、狼洞×じーえむの百合か…」
「大したものですね…」
「ちょっと!?別にくっつかれるのは良いんですけど、あそこの自然に壁と同化しようとしてるアホ二人止めないと…!てかそれどうやってんの…?だからちょっま…カムバーック!」
「じーえむちっちゃいからスポっと入って収まりが良いのが悪い。…って本当に壁同化しようとしてるのなんなん?技能?」
「僕は碧水晶のアミュレットの効果で透明化ですね。ちゃんとゲーム時代の装飾品とか使えるっぽいです」
「私は氷結魔法の霧で視界を歪ませている。魔法の使い方も表外魔法なら念じるだけでいいらしい」
「しっかり世界に順応しようとしてる…!」
「適応力高いねぇ…」
「おーい!できたぞ〜!フリップ」
「仕事遅いですよトマト!」
「ママトマトトマですー!わかりやすく説明しないと視聴者が困惑するんだよ!」
「視聴者居ないぞトマト。イマジナリー視聴者かトマト。病院いったほうがいいんじゃないかトマト」
「ママトマトトマ、ママトマトトマ、ママトマトトマですー!」
「早口言葉になってんね。トマト(人)はトマト(野菜)を料理して、トマトスパゲッティ(料理)を作り、トマトジュース(飲み物)と一緒に食べたらトマトソース(調味料)がトマト(人)に付いた」
「ママトマトトマ(人)はママトマトトマ(人)を料理して、ママトマトトマ(人)スパゲッティ(料理)を作り、ママトマトトマ(人)ジュース(飲み物)と一緒に食べたらママトマトトマ(人)ソース(調味料)がママトマトトマ(人)に付いた!……ぜぇ…ぜぇ…」
「お〜、全部変換してるからセルフカニバってるねぇ」
「滑舌良っ」
「トマトは吟遊詩人得意だったものな」
「トマト疲れてますよ!?」
「はぁ…はぁ…スーッ」
「ママトマトトマですぅー!!!!!」
「タ○ちゃん!?」
「ハーイ!!!!」
「それはい○らちゃんだ」
「バァブーッ!!!」
「幼児退行しちゃったねぇ…」
「誰かーお客様の中にガラガラをお持ちの方ー!」
「もー!話全然進まない…というか始まってすらいないじゃないですかー!!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Re:ママトマトトマサイド
「はい!今から!この世界と経緯を説明する!いい!?」
「りょーかい」
「分かりました」
「さっさとやるんだなトマト」
「やめてくださいよドルドル…進まないですって」
「君も同罪だよじーえむ。普通に俺をトマト言ってたよね」
「トマトいじりは伝統芸能なので…」
「そんな伝統絶やせ絶やせ…いくよ?」
「傾聴!」
ドンッ!
「なんで某動画サイト風?」
「つべじゃないんだ」
「なんか長いなーと思ったらそれ作ってたんだ。完成度たかっ」
「そこにそんな時間かけるの?」
「はいうるさい。えー、おほん」
「トラベラードリプレイ実況(リプレイではない)!はーじまーるよー!」
「はい、ということで始まりました!」
「トラベラードリプレイ実況!皆様楽しみに待ってたんじゃないでしょうか?」
「急に語りだしたねぇ」
「壊れた?叩きすぎた?」
「トマト…だってよ…頭が…!」
「安いもんでしょ頭の一つや二つくらい」
「それはドルドルだけだから…」
「ハハッ、キメラジョーク!」
「腹立つ…!」
バンッ!
トラベラードってなんですか
「マシュ○ロ…あれも作ってたんだ…」
「自作自演乙」
「凝ってるねぇ」
「実況に入る前に!この質問に答えていきましょう!新規客を獲得するには途中からでも参入しやすい環境作りが大事ですからね!」
「新規…新人…教育…頭が…」
「あー、狼洞さんがトラウマを…」
「どうどう…狼洞さん、新人はここにはいない…深呼吸…」
「若干1名トラウマを刺激された人がいますがカット!説明していきましょう」
「トラベラードとは!簡単に説明すれば、TRPG、テーブルロールプレイングゲームの一つのシステムであり世界観のこと!」
「剣と魔法…だけではない様々なものがあなたを待ち受ける特大ファンタジー!」
「特徴はなんといっても豊富なキャラクタークリエイト!」
「人にエルフにドワーフに、鬼にも天使にもドリアードにも異界の生物にもキメラにもなれる!ほぼなんでもなれるよ!」
「馬鹿みたいに種族あるよね」
「普通に一本のゲームとして出せるよねぇ」
「そしてそれは職業にもいえる…!剣士や弓士、魔法使いから整備士、調教師、果てはホムンクルスや戦車やサイボーグまで!職業?と疑問視するほどに多種多様だ!」
「その種族と職業で、君だけのキャラクターを作り、異世界を冒険しよう!」
「ネット広告でよくみるやつ。私みたいにもなれるぞ」
「キメラはさすがに…」
「は?じーえむキメラ差別か?はい不遜」
「システムはちょーっと複雑だから追々説明するね!」
「どうかな?トラベラードの特徴がつかめたかな?」
「まだどういうゲームか判断つかない…というそこの君!大丈夫!そのための実況さ!」
「というわけで〜この実況の説明だよ〜!」
「この実況は、トラベラード熟練者の5人が!色々なクエストやらを受けて最終的に偉業を成し遂げて伝説になる…!というのが目的の冒険実況!」
「この実況を見て、トラベラード始めたよ!って人を増やすためだよ!ようは布教さ!」
「あと運命の邪女神にやれって言われたからだよ!」
「ちょっと待て!」
「大吾いた?」
「じーえむが大吾に…?」
「誰がノブやる…?」
「ちがーう!運命の女神云々何!?なんも聞いてないんだけど!?」
「それは今から説明するよ!」
「俺達は運命の女神様が勇者を召喚…する前のテスト召喚でこの世界に連れてこられたよ!」
「俺達の目的は自由!ただ俺達の動向は神様達に見世物にされるから面白おかしく生きろって言われたよ!だから実況風というわけさ!」
「やっぱ女神邪神だわ…」
「仕事から解放されたって…コト…!?」
「GMは!?私のアイデンティティは!?」
「GMは女神様直々に務めるそうでーす!」
「あ"〜"私"の"ア"イ"デ"ン"テ"ィ"テ"ィ"〜"」
「じーえむのダミ声はいずれ癌にも効くようになる」
「ふむ、視聴者がいるのか?見ろ、サービスショットだ」
「放送事故不可避」
「あ"?はい不遜」
「というわけで!」
「みんなでタイトル叫んでOPいくよ〜!」
「え、なになになに?」
「やるんだな?今ここで…!」
「あるある。一旦区切るためだねぇ。気分いいから頑張ろ」
「あ、狼洞さんやる気なんですね…いややるならやりますケド…」
「ほら、やるよやるよ!異論はナッシング!フリップ全員で言うんだよぉ!」
「グッダグダ」
「何も知らされてないからねぇ」
「トラックに轢かれたと思ったら運転手がドッキリ大成功〜ってフリップもって言われたみたいだ…」
「本当に拒否権ない感じなんだな」
「うるさいうるさいうるさい。せーの!」
「「「「「馬鹿共がいくトラベラードリプレイ実況(リプレイではない)part0」」」」」
「はぁじまぁるよー!」
主人公は特に指定しない、喋らせたいキャラの視点をコロコロ変えていく感じ。TRPGにおいて主人公は参加している全員なのだ…。