パラサイトの依り代を次々と殺害していくアンジェ、しかし彼女は彼等を殺すのは任務であり、自分の役目だと思い込みに等しい感情を抱いており、それと別に清隆への恋心と負けた敗北感から自暴自棄になってもいた、だがアンジェは殺害しては更にパラサイトを刺激し更に危険な存在にしてしまうと言う事は考えてもおらず、今は目の前のパラサイトの依り代を殺害していくのを専念していたが、ここで清隆に彼等の暗殺を止められてしまう。
「…清隆・・・ドウシテヨ・・どうして私の邪魔ばっかりするの!」
『そのつもりは無い・・だが・・・邪魔をしているのはアンジェ・・お前だ』
「はぁ!?どうしてよ!!、どうして私が邪魔してるって言うのよ!」
『考え無しに依り代を殺してるだろう・・それが齎す結果も知らずに、いや考えずに…』
「彼等を楽にして上げた方が良いじゃない!、苦しんで生きるくらいなら!死んだ方が!!、死んだ方が良いに決まってる!、それに私はこれしか出来ない、だってそうじゃないと私は私でいられなくなる!!、私が今まで殺して来た人達が浮かばれないじゃないの!!、仲間も沢山殺した、敵もそう!、私は沢山殺したの!!、私の選択肢はこれしかないのよ!清隆!!」
『お前の死生観には興味は無いし何も言わない・・だが今の現状を改めて考え直してみろ、依り代を殺しても真の解決にはならない、アンジェ、お前は自分がしてる事が更に事を荒立てているのを自覚しているのか…?』
「何よ・・そんなに私のやってる事が迷惑だって言いたいの・・・そう言いたいならハッキリそう言いなさいよ!!」
『嗚呼、今のお前は・・ハッキリ言ってこの状況を悪化させてる元凶であり迷惑な存在だな…』
「!?……」
彼女の中で何かが崩れる音が鳴る、そうまるで糸が途切れたかの様に、そして膝を着いてアンジェは自分が何なのか何の為に沢山の仲間を手に掛け殺して来たか、自分の行いを全否定された様で彼女の目からハイライトが消えこの世に絶望するかの様な眼をしていた。
そして更に追い討ちをかけるように清隆はアンジェに心が無い機械ロボットの様に冷たく言い放つ。
『アンジェ・・生きるのが辛いか?、ならオレが殺してやるよ・・・お前を…』
「えっ・・今何て・・・」
『オレがお前を殺してやると言ったんだ…』
清隆は顔色一つ、表情筋も一切動かさずにアンジェニ向けて背筋を凍らせるかの様な冷たい視線を送りながら彼女に殺すと言い放ったのだ。
「・・・清隆は・・・・私が人生諦めてるって思ってる訳ね…」
『違うのか・・?俺には人生に終止符を打ちたい、もう楽になりたいと言っている様にみえたがな…』
「…そうねぇ、そうかも、私もう・・死んでも良いかも…」
『そうか・・』
清隆は躊躇無く彼女の肩に魔法を撃ち込み肩ごと腕を全て消し飛ばした、まるで彼が本当に彼女が死にたいと望んでいるのか試すかの様に、そして次は足を狙って片足を吹き飛ばし彼女に痛みを与えていく。
「・・清隆・・・どういうつもりよ!殺すならさっさと・・」
『なら何故そんなに脅えている?、オレの眼には少なくともこれから死のうとする人間の行動とは思えないんだが』
「!!?……」
アンジェは清隆に対してこの時恐怖を抱いた、そして死にたいと思っていた事すら忘れ彼に対する恐怖が彼女を包んでいった。
『アンジェ・・死ぬって言うのは楽じゃない・・・死ねば確かにこの世のしがらみから解放される・・だが死んだ先に何がある?、あるのは無だ・・・あの世なんてものも地獄も存在しない、あるのは無だけだ・・お前は無になって迄死にたいのか?』
「…イヤ・・」
『ん?』
「イヤ・・嫌よ!!私死にたくない!、だけど私はこの先どうしたら良いの?、分からないのよもう・・何もかも!!」
『ならオレがお前の道標になろう・・この先アンジェがどう生きるかどうしたいかはアンジェが決める事だが、そこまでオレが導いてやる…』
「清隆・・でも私・・・」
『死にたくないんだろう?、ならオレが生きる理由になる・・それで良いか?』
「清隆・・」
アンジェは涙を浮かべそのまま糸が切れた様に眠りについた。
『……』《これで良い・・彼女は使える・・・殺すには惜しい存在だったしな・・オレの為に精々頑張ってくれ・・・アンジェ……》
清隆は敢えてアンジェを絶望の淵へ落とし自暴自棄にさせる事で彼女の精神を弱らせていた、そのせいで余計な事をしてしまった彼女ではあったが、それ以外は清隆の狙い通りだった、アンジェには自身と戦った時の敗北感をずっと味合わせ悩ませ彼女の精神をジョジョに蝕む様に仕向けていた。
全ては清隆の目的の為であり、アンジェに甘い言葉を掛けているがその裏では彼女を上手く利用し自身の目的に近付けるのが目的だった。
そしてその場に居たパラサイトを全て一瞬にして捕縛すると、アンジェを治療、彼女の欠損部分のみを復元させ最初からダメージすら受けてない状態に戻す、そしてそのまま彼女を抱え医務室へ運んだ。
清隆のヒロインを何人か増やすとしたら誰が良い?
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天沢一夏
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七草香澄
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七草泉美
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藤林響子
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茶柱佐枝