とある実験施設から一人の少女が逃げ出す事に成功した、しかしその少女の精神と魂はまともな状態では無かった。
そんな少女とは本当に偶然だった、雫が用意した旅客機の中に隠れ潜んでいた。
そのまま旅客機で雫の別荘へ戻るとそこには清隆と達也がいた。
遡ると雫達が別荘へ到着する三十分前、清隆と達也は既に合流しており、二人は少し真面目な顔で何かを話していた。
「清隆、お前がマテリアル・バーストを使ったな・・俺以外にアレを撃ててもおかしくない奴と言えばお前しかいない・・・清隆……」
『オレには何の話やら検討も付かんな・・オレがそんな危険な魔法を使えると思ったか…』
「いや、清隆・・お前は俺の術式を全て把握しマテリアル・バーストも解析し威力を調整して寄り効率良くマテリアル・バーストを使用出来る筈だ……」
『……達也には嘘は効かないか・・嗚呼確かに小惑星を消滅させた、お前に化けてな、お前が撃ったって事にすれば下手に悪目立ちはしないし、オレが疑われる事は基本は無いからな…』
「まぁ今はそれより九人の少女について・・お前も知ってるんだろう?、戦略級魔法を人工的に作ろうとしている組織があると…」
『そうみたいだな・・九人の少女を使い人工的な戦略級魔法を開発する、九人の少女は恐らく、と言うか絶対に超整体だろうな、そしてその内の一体が逃亡したらしいがな…』
「嗚呼、・・だが俺は個人的にこの研究を止めたい…」
『……現状不可能に等しい・・・・今は警備も更に厳しくなった上に、最強のSPが護衛になっている…』
「それが問題だな…」
『問題はそれだけでは無いだろう、研究を止めると言う事は海軍と事を構える必要があるぞ…』
清隆は達也の立場的にも敵対するのは難しいと述べる、それと同時に警備も厳しく最強のSPがいるので事を構えるにはそれ相応の覚悟が無ければ残り八人の少女も救えないと忠告する。
そして時間は流れ、雫達は清隆と達也のいる別荘へ着くと、二人が話していた明らかに逃げて来た様な女の子もそこにいた。
「深雪、その子は?」
「名前はココアちゃんらしいです」
「ココア・・そうか」
『それは個体名・・違うか…』
「清隆・・もうちょっと丸く言えないのか…」
『普通に言ったつもりなのだが・・』
「綾小路君ってデリカシーないところあるよね〜」
『デリカシー?必要なのか?、それは…』
「必要よ!」
清隆のデリカシーの無い言葉に呆れつつも、部屋の中へ入り、ココアと言う少女から事情を聞いてみる。
「ねぇココアちゃんは誰から逃げてたの?」
「私は・・私達を研究してる・・・人達・・から・・・」
『……』《研究、どうやら自分達が人工的の戦略級魔法の調整体である事は知らない様だな…》
「お兄様・・もしかして・・・」
「嗚呼、そのもしかしてだ・・彼女はいや彼女達は自身が調整体と言う事は知らないのだろう」
「「!?」」
その場にいる全員、清隆と達也を除き、驚きを隠せなかった、こんな小さな子を実験の被検体に使っていると知ったからだ。
『・・・・』《・・・しかし何故被検体が逃げたのだろうか・・感情的な話は分からないな…》
「酷い・・」
「こんな話聞いたら放っておけないわよね」
「嗚呼、俺も助けてやりてぇよなぁ…」
『簡単に助けると口にしても・・方法が無ければ助ける事は出来ない、海軍と事を構える自信があるのか…?』
「あるわよ・・出なきゃあ口にしないわ」
『何故助ける?・・こんな事を言うのは可哀想かもしれないが他人だぞ……』
「綾小路君!、冷たいよ!それ!」
『オレは事実を言っただけだ…』
「それでもよ!」
『じゃあ、ほのか・・お前は救えるのか?、ココアと残り八人の少女を救えると思うのか?』
ココアと言う少女と残りの八人の少女を本当に救えるのか、助けると言っても本当に助けられるのかと、清隆は絶対でも無いのに助けると軽々くしく言うものでは無いと言っていた。
その少女は清隆と達也に対しては、警戒しているのか、怯えており震えていた、その震えは尋常では無かった、まぁ単に清隆と達也の眼が怖かったってのもあるが、清隆の底知れぬ何かを少女を感じ取っており、それに体が震え怯えていた。
「綾小路君・・私は本気よ、私はこの子を救いたい・・・」
『……そうか・・・・なら分かった・・・オレも手をかそう…』
「お兄様私も放ってはおけません、助けたいと思っております…」
「分かった・・俺もやろう」
『手を貸すが、やるなら徹底的にやる、邪魔者は殺してでも救え、救うと言うのはこう言う事だ…』
救うなら邪魔をする者は殺さねばならないと、躊躇いは自分の命を落とす事になると忠告をする。
清隆のヒロインを何人か増やすとしたら誰が良い?
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天沢一夏
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七草香澄
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七草泉美
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藤林響子
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茶柱佐枝