最高傑作vs十文字家次期当主
この数ヶ月間特に大きな事件は無く、平穏な学園生活をおくっていた。
そしてこの日、数日後に行われる九校戦について、生徒会で話し合っていた。
「司波、綾小路、お前らにもメンバーに入って欲しいと俺も七草も渡辺も思ってる」
『達也は兎も角・・何故オレも何です?、・・・理由を願います』
「司波に関しては言う事は特に無い・・純粋に優秀と言うのが理由だが、綾小路、お前の場合は少し違う、お前はいつでも手を抜いている様に見える、それに数日前手合わせをした時、俺相手に手を抜いただろう?」
「!?えっ!?十文字君相手に!?」
『・・・気のせいですよ十文字先輩』
「では今一度俺と手合わせを願おうか…」
『・・・・断る事は出来ない・・ですよね…』
「嗚呼…」
流れからなのか、十文字と綾小路の模擬戦が開始される事となった。
そして模擬戦の試合会場へ移動した。
「綾小路・・今度は手を抜くなよ…」
『何の話か分かりませんが・・頑張りますよ…』
二人は所定の位置に着き戦闘が開始された。
『……』《流石・・十文字家次期当主なだけはある・・・実戦向けのタイプだな・・》
「……」《これは・・やはりあの時手加減していたか…》
実践向けの模擬戦であり、両者とも引けを取らないバトルを繰り広げていた、十文字は自身の魔法である障壁を飛ばして攻撃を仕掛けるも、それを紙一重のところでまるでタイミングを合わせるかのように消滅を使い、障壁を確実に消滅させていた。
『流石十文字家ですね・・一瞬の隙も無い』
「綾小路の方こそ全く隙がない上に・・・」《学生の領分を逸脱したこの力・・・・手加減されていた、いや今も加減されていのが分かる・・》
『……』
激しい魔法の攻防戦が終わると今度は接近戦による魔法も取り入れた体術戦へと移行された。
「!?・・」《強い!?、魔法だけじゃなく体術もいける口か・・》
『……』《やはりと言ったとこか・・十文字と言う名は伊達では無い・・・か、さてどのタイミングで負けるふりをしたものか…》
接近戦に置いてもお互いに引けを取らない勝負を見せるが、達也視点では実は綾小路が有利に見えており、他の者が互角に見えているのが彼からしたら綾小路の掌の中で踊っているだけに過ぎないと言う風にとらえていた。
綾小路は十文字の拳を綺麗に透き通る様に簡単に回避したり防御したりして、時々に攻撃を仕掛けるといった戦法を取り、その時々と言うのは十文字の見せる一瞬の隙である、この事に気付いているのは当人である十文字と司波達也のみである。
「あの十文字君と互角に!?・・」《綾小路君・・・前から気になってたけど・・これ程とは・・・》
「いえ、七草先輩・・二人は拮抗している様に見えますが、その実、あの状況を掌握しているのは綾小路の方です」
「え?そうなの達也君?」
「はい、綾小路のペースに入っています、それに・・初戦の魔法の衝突も綾小路が状況を上手く操作していたと言うのもありえます…」
「じゃあ最初から綾小路君の掌の中だったって事!?」
「恐らく…」
達也の読みは当たっており、綾小路は最初から十文字との戦闘を操作、状況を自身の都合に合わせるかのように全てを把握した上で十文字と戦っていた。
綾小路のヒロインは誰が良い?
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千葉エリカ
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柴田みつき
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北山雫
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七草真由美